槍ヶ岳(北鎌尾根)


- GPS
- 33:15
- 距離
- 45.6km
- 登り
- 4,375m
- 下り
- 4,848m
コースタイム
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 8:42
- 山行
- 12:59
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 13:10
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 9:32
- 山行
- 1:10
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 1:26
1日目(8/19) 上高地BC-槍ヶ岳山荘 7:20-16:02 8時間42分
2日目(8/20) 槍ヶ岳山荘-北鎌尾根-槍ヶ岳山荘 4:28-17:09 13時間10分
3日目(8/21) 槍ヶ岳山荘-わさび平 7:37-16:58 9時間21分
4日目(8/22) わさび平-新穂高温泉 7:03-8:02 59分
天候 | 晴、曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
|
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
トポ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ロープ
クライミングシューズ
ヘルメット
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
|
---|
感想
北アルプス縦走
(上高地〜槍ヶ岳山荘〜東鎌尾根〜北鎌尾根〜槍ヶ岳〜西鎌尾根〜双六小屋〜
わさび平〜新穂高温泉〜上高地)
【日 時】2017年8月18日〜8月24日
≪ プロローグ ≫
2015年夏に行きたいと思い計画し始めた北鎌尾根、台風や悪天候で計画断念し続け、三度目の正直でやっと行くことができた。
当初はソロで行く予定だったが、あそ望メンバーのかーくんと行くことになった。同行者がいると心強い。いろいろ考えたが、新大阪からアルピコ交通のさわやか信州号が走っていることを知り、新大阪まで新幹線で行き、そこからバスで行くことにした。バスは上高地に早朝6時前に着く、その日のうちに槍ヶ岳まで行くことができ都合が良かった。帰りは松本観光などもしたかったし楽に帰りたいということで、中部国際空港から熊本へ飛行機で帰ることにする。
基本テン泊装備で、北鎌尾根は1日の行程で行くことにした。殺生ヒュッテをベースキャンプとして、最小限の装備で北鎌尾根を回ってくるという計画だ。
上高地出発の装備重量は食料や水を入れて20kgほど、北鎌尾根の装備は6kgほどの身軽さで回ることにした。
≪ 感想 ≫
3年越しの北鎌尾根にやっと行くことができた。幸いにも一番の目的である北鎌尾根を行く行程では天気に恵まれ、景色を楽しみつつも快適に回ることができた。天井沢から右俣を詰めていくときにテープに惑わされてコースを間違え1時間ほどタイムをロスした。基本的に尾根近くに上り詰めるまでは本流を登っていけばいいんだと思った。北鎌のコルからは踏跡もしっかりしており、基本は尾根沿いに進んでいく。独標は右側に回り込んでいった。トラバースもそれほど恐怖心を抱くこともなく通過することができた。独標を過ぎて踏跡の通りに進んでいたら、だんだんと千丈沢の方へ降りて行った。尾根からも外れて行っていたので引き返した。ここでも10分ほどタイムロスした。そこからは、ほぼ尾根沿いに進み槍ヶ岳、子槍、孫槍、曽孫槍まで見えたときは感動した。この景色を見るのが目的の半分くらいでもあった。ほどなく北鎌平についたが、思いのほか広いと感じた。まもなく槍ヶ岳山頂ということで、尾根を左に巻いてチムニーを探した。ブログの写真で見たのと同じ岩場がそこに現れ、登っていく。ただ、どこを登れば祠に出るのかわからず、山頂付近の出っ張りを目指していったら、そこが祠だった。時間的には遅かったが数名の登山者がおり、歓声を上げてもらった。山頂についたとき、ガスが流れてきたが、おかげでブロッケン現象も見ることができた。3年分の月日をかけた報いが十分に得られたと感じた。
また、機会があれば北アルプスに遠征に行きたいものである。
≪ 装備 ≫
長袖シャツ, Tシャツ, 長袖インナー, ズボン, 靴下, グローブ, 防寒着, 雨具, 日よけ帽子, 着替え, 靴, 予備靴ひも, ザック, ザックカバー, サブザック, 昼ご飯, 行動食, 非常食, 調理用食材, 調味料, 飲料, 水筒(保温性), ガスカートリッジ, コンロ, コッヘル, 食器, 調理器具, ライター, 地図(地形図), コンパス, 笛, 計画書, ヘッドランプ, 予備電池, GPS, 筆記用具, ファーストエイドキット, 常備薬, 日焼け止め, ロールペーパー, 保険証, 携帯, 時計, タオル, ツェルト, ナイフ, カメラ, ポール, テント, テントマット, シェラフ, ロープ, クライミングシューズ, ヘルメット, ロックカラビナ, カラビナ, クイックドロー, スリング, ロープスリング
------------------
以下,同行者の報告
≪ 報 告 ≫
「今回の目的」北鎌尾根からの槍ヶ岳登頂
《1日目の移動:8/18 》
16:00 − 19:24 熊本〜新大阪(新幹線)
22:30 − 05:50 新大阪〜上高地BT(バス)
熊本駅でとくさんと待ち合わせ。
往路は陸路なのでガスは携行。飛行機のように現地購入の心配なし。
このメンバーなら酒は必須アイテム、新幹線で早速乾杯!
新大阪でまずは「やまもと」のねぎ焼きでまた乾杯。
バス待ちの間、ベンチにて551豚マンでまたまた乾杯。飲んでばっかり。(笑)
バスは🚽なしだったので頻尿の僕にはドキドキハラハラでしたが、
無事に到着。
《2日目の行程:8/19》
6時くらいに 上高地VC発 。
明神 − 徳澤 − 横尾 − 一ノ俣 − 槍沢ロッジ − 大曲 − 殺生ヒュッテ
− 槍ヶ岳山荘(テント泊)
《報 告》
北アル遠征はいつも一人、一人は気楽。でも今回は仲間がいる。心強い。
仲間がいることに安心して小雨の中、上高地VCをスタート。
小雨は歩みを進めるとすぐに上がってくれた。
徳澤・横尾・などで小休憩。
きつい上りを頑張り、今夜の宿営予定地「殺生ヒュッテ」に着きホッとする。しかし、まさかのビール売り切れ(泣)
天候不良のためヘリによる物輸ができなかったみたいだ。
今夜ビールを飲めないことは死活問題!
槍ヶ岳山荘までのあと少しが恨めしい、呑み助の根性が奮い立たせる。
とくさんはマラソンでも登山でもゴール近くなると俄然、元気が出るタイプなので僕は遅れての山荘到着となりました。
到着すれば、とりあえずの乾杯!こんな一日でした。
《3日目の行程:8/20》
03:00 起床 4時過ぎに槍ヶ岳山荘テン場を出発
ヒュッテ大槍 − 水俣乗越 − 北鎌沢出合 − 北鎌沢右俣 − 北鎌のコル
− 天狗の腰掛 − 独標 − 北鎌平 − 槍ヶ岳
《報 告》
前夜は早く床に就いたが北鎌尾根コースに対する不安で眠れていない。
理由は7月霧島えびのエクストリームを全身痙攣によるリタイア。
今回の北鎌尾根は一日予定で宿営地に戻ってくる行程。
途中で痙攣を起こしてしまってはゴールできない。
このことがプレッシャーになって心底楽しめていない自分がいた。
一日行程なので軽量装備。
ハーネスは携行せず、スリングでのチェストハーネスで対応した。
眠れていない割には体のだるさは感じない、緊張しているのか?
いざ、始まってみるとバリエーションルート初めての僕はわくわく感が強烈でいつになく楽しい。
この日は塩熱サプリを手放せず、頻繁に口に放り込んだ。
出発してまもなくヒュッテ大槍の近くでは沢山の宿泊者が景色を楽しんでいました。
遠くに富士山を見ることができた。
そこからは水俣乗越を経由して北鎌沢出合を目指した。
雪渓の下には大きな空洞、慎重に歩みを進める。
北鎌沢出合に着いた頃には不安は何処へ、楽しいばかりでした。
北鎌沢右俣での水補充時の歯磨きは最高に気持ちが良かった。
歯磨きの後は軽くルートミスをして北鎌のコルに着いたのは出発から6hr45min後だった。
ここからのルートは本当に楽しくスリリングで景色も最高でした。
最後はりりぃさんの夢(祠の裏から登頂)はとくさんと代わりに叶えてきまし
たよ。(笑)
槍ヶ岳3回目にして、僕の念願「晴れた槍ヶ岳に登る」も達成できました。
おまけでブロッケン現象付きでした。
Total Time:13hr
槍ヶ岳山荘につけばお決まりのビールで乾杯。
《4日目の行程:8/21》
槍ヶ岳山荘テン場 − (西鎌尾根) − 双六小屋 − 花見平 − 弓折乗越
− 鏡平山荘 − わさび平小屋
この日はゆっくりstart。
以降の天候が怪しいのと体の疲れもあるので本来の予定であるジャンダルム経由をしての西穂行きを止めた。
代替えコースは西鎌尾根で双六小屋を経由してのわさび平。
今回の最大目的「北鎌尾根ルート槍ヶ岳登頂」は達成していたので、ジャンダルム経由ルートに後ろ髪を引かれることはなかった。
槍ヶ岳テン場を出発してすぐに西鎌尾根のすばらしい景色が出迎えてくれた。
昨日の疲れが残る体を西鎌尾根ルートの景色が癒してくれた。
今回の山行は攣りのほかに少し心配していたことがあります。
以前に本で読んでいて北鎌沢や西鎌尾根での熊の目撃情報。
楽しんで歩みを進めていたところで、熊の糞を発見!
まだ新しい、やっぱいるんだぁーって少々ビビりました。
すぐさま熊鈴を装着してリスタート。
でも、熊も僕みたいなデカいの出くわすとビックリするだろうな。(笑)
双六小屋手前あたりから三俣蓮華方面の景色がすごくきれいだったことが
思い出される。
いつか立山方面からのルートを楽しみたいとあらためて思った。
双六小屋に着いてからのどが悲鳴を上げていたので心弱き僕はお決まりのビール。やっぱり山での一杯は最高に美味い!
双六小屋からはひたすら下山するのみ。
絶好の展望地「鏡平」では生憎の天候によって槍・穂高連峰の最高の眺めには出会うことができず、疲れが出始めた体はただわさび平でのビールを求め続けていた。
わさび平でビールに再会した時には体の力が一気に蘇ってきました。
もう飲むために歩いているように山行になっていました。(笑)
《5日目の行程:8/22》
わさび平 − 新穂高温泉 ―(バス) 平湯バスターミナル(バス乗り換え)
― 上高地VC(バス乗り換え) ― 新島々 ―(電車)−松本
当初は新穂高からロープウエイを使って西穂山荘経由上高地行きを考えていましたが、とくさんがバスでの上高地案を提案してくれたのであっさり受け入れる。
受け入れた時点で頭の中を松本駅前の立ち食い蕎麦が占領し始める。
この蕎麦屋は小木曽製粉所がやっている蕎麦屋で安価だが大変美味で僕のお気に入り。松本に来れば必ず食している。
それからは松本までの道中を楽しみ、蕎麦とともに夜の宴で頭が一杯。
こんな飲んだくれレポートですみません。(笑)
《6日目の行程:8/23》
松本 ― 名古屋BC(バス)
この日はバス出発までは各々で松本観光。
無料レンタサイクルがあるので松本市内を縦横無尽に楽しめる。
市内観光後は集合して昼食。もちろん一杯付き(笑)
いままで電車好きの僕は、松本から名古屋への移動は必ず鉄道だったがバスもなかなか良かった
名古屋に着いてからは明日の約束をして別々の宿へ向かった。
《7日目の行程:8/24》
名古屋 ― セントレア(電車)― 熊本(飛行機)
この日は47歳のスタート。
2年に一度は北アルプスの山行で1年の始まり(誕生日)を迎えている。
この日は暑い名古屋で昨日に続きレンタサイクル観光。
とくさんは汗だくの僕を横目に軽快に颯爽と電気自転車を飛ばしていました。(笑)
熱田神宮・ノリタケなどを観光した後は名残惜しい気持ちを抑えてセントレアへ移動。
ここでは当初の目的通り、カードラウンジでの無料ビールをがぶ飲み。
あとは帰るだけ。
とくさんのお陰で目的達成出来た2017年の北アルプスでした。
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