コマクサ群れ咲く縦走路(ブナ立尾根〜柏原新道)
- GPS
- 17:01
- 距離
- 37.7km
- 登り
- 4,553m
- 下り
- 4,252m
コースタイム
- 山行
- 11:27
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 12:04
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 4:58
2日目 4:58(標準10:30 47.3%)
天候 | ピーカン 風は日中は弱く、夜は東から5〜7m/s程度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
1時過ぎに到着で8割程度埋まっていた。 トイレあり ゲートがあり、この先は入れない。 帰りは扇沢からタクシーで車を回収(5,800円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
<七倉山荘〜烏帽子小屋> ・ゲートをくぐるとすぐ長いトンネル。その後もトンネルが連続。高瀬ダムまでは5キロ程度。 ・不動沢の吊橋を渡ると河原。その後、濁沢の橋を渡るとすぐにブナ立尾根。急登だがよく整備されている。 <烏帽子小屋〜針ノ木峠> ・烏帽子岳山頂直下は鎖場。足場が細いので注意が必要。 ・南沢岳から七倉岳までは急坂のアップダウンの連続。不動岳以降はほぼ樹林帯だけど、高瀬ダム側の崩落が激しくて、砂礫の足場が緩く、滑りやすかったり登山道が分かりづらかったりするところがあるので注意が必要。 ・船窪岳から先はロープやワイヤーが多い。 ・最近も登山道が崩れたのを修復したばかりのようなで、入山前に船窪小屋のフェイスブックなどを確認することを推奨。 ・船窪小屋テント場の水場は、テント場から5分程度下ったところ。 ・蓮華の大下りの下部は本格的な岩稜の急登。急な岩溝の長い鎖場があり、ヘルメット推奨。 <針ノ木峠〜柏原新道> ・鳴沢岳あたりまでガレ場が続く岩稜帯。その後は比較的緩やかな地形となる。 ・たまに扇沢側が崩落していて、トレイルが細いところがある。 |
その他周辺情報 | 針ノ木小屋のテント場 ・一人一泊700円 ・小屋周辺の幕営スペースは狭く、針ノ木岳に10分程度登ったところにも幕営スペースがある。景色はこちらの方が良い。 ・水 1L 200円 ・コーラ 500ml 550円 ・ドコモの電波はつながった。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
装備
MYアイテム |
すけ
重量:-kg
|
---|---|
個人装備 |
ザック:OMM クラシック32
チェストバッグ:OMM チェストポーチ
靴:ブルックス カスケディア11
ベースレイヤー:アイスブレーカー テックライトSS クルー
アンダーウェア:オンヨネ ブレステックPP
パンツ:パタゴニア ギIIIショーツ
タイツ:ノースフェイス ドライトラウザーズ
レインジャケット:ティートンブロス フェザーレインジャケット
レインパンツ:ノースフェイス ストライクトレイルパンツ
靴下:スマートウール PhDアウトドアライトクルー
バイザー アークテリクス カルバス
サングラス スミス バズー
ミドルレイヤー:パタゴニア キャプリーンミドルウェイト
アームカバー:ファイントラック アクティブスキン
グローブ:アクシーズクイン ライトシェルウォータープルーフグローブ&マッキンリー
ヘッドランプ:ブラックダイヤモンド スポット
テント:ファイントラック カミナドーム1
シュラフ:モンベル ULSSダウンハガー#5
マット:クライミット イナーシャオゾン
ストーブ:SOTO SOD-310
コッヘル:エバニュー Tiマグポット500
カップ:フォルドアカップ小
地図(地形図)
コンパス
笛
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
タオル
ナイフ
ポリ袋
ジップロック
ウェットティッシュ
プラティパス2l
時計:スント トラバースアルファ
|
備考 | ベースウェイト 6.3kg <当初携行水量> スポドリ500ml×3本 水 500ml(ソフトボトル) <消費水量> ・1日目 スポドリ2本、水500ml コーラ2本(船窪小屋で購入) コーラ2本(針ノ木小屋で購入) ・2日目 スポドリ1本 水600ml <主食> コンビニおにぎり×2、リゾッタカレー(イマイチだった)、アルファ米(チキンライス)、サラダスパゲッティ(食べず)、スティックコーヒー、ポテチ、コンポタ粉末 <行動食> フルグラ・柿ピーミックス、羊羹×3、ジェル×4、ブラックサンダーボルト×3、干し梅、アミノバイタルゴールド、マグマ |
感想
後立山にも裏銀座にも属さない烏帽子小屋から針ノ木峠までの稜線ですが、これまで歩いてきた白馬岳〜爺ヶ岳までの稜線を槍ヶ岳まで繋げたくて、ついに決行しました!
本当は、この3連休、奥秩父主脈縦走を考えていたのですが、あまりにも暑く、天気も快晴が予想されたので、奥秩父に行っている場合じゃないと、急遽行き先を変更しました。
柏原新道から入るか、七倉から入るか悩みましたが、下山後のタクシーの捕まえやすさを考え、七倉から歩くことにしました。
いきなりロード5kmですが、平坦だったのでちんたら走り、初のブナ立尾根へ。ほぼ寝ていなかったせいか、汗が吹き出し、妙な眠気が取れませんでした。三角点で10分ほど寝てみたけど回復せず。
朝日を浴びていると眠気は消えたものの、調子はあまり上がりませんでした。
烏帽子小屋から船窪小屋までの稜線はおそらくマイナールートなんだと思いますが、想像以上にアップダウンが激しく、傾斜も急で、激しく体力を消耗…。それに追い討ちをかけるような高温と無風で、樹林帯で先が見通せないこともあり、まさに修行でした(+o+)
ただ、コマクサが咲き乱れていて力をもらいました。こんなにも乱れ咲いているルートは初めてです。
景色が良ければ船窪小屋で幕営とも考えていましたが、さほど景色は良くなく、時間もまだ午前中だったので、体力的にはだいぶ消耗し切っていましたが、船窪小屋でコーラを一本がぶ飲みして、再スタート!
ここから先は森林限界より上なので、岩稜帯の辛さがあるものの、精神的にはそれまでより楽に進めました。
しかしやっと着いた蓮華岳は写真だけ撮ってさっさと通過…時間は既に2時過ぎで、テン場の空きがとても気になっていたので(^^;)
小屋近くには幕営できなかったものの、針ノ木岳へ少し登った幕営地は鹿島槍が目の前に見える絶好のロケーションでした。
体力回復のためアルコールは控え、念入りにマッサージをして床につきました。
夜は、風はあったものの気温はさほど下がりませんでしたが、いつの間にかマットに穴が開いてしまい、応急で塞いだものの、空気は漏れ続けて膨らまず、熟睡はできませんでした。
翌日は、登山道と、下山後の道路の混雑を考え、日の出前に出発。
体力は回復していて、ルートも前日と一転して歩きやすい路面だったので、すっ飛ばすことができました。6時間くらいを想定していましたが、さらに1時間縮めることができました。
烏帽子小屋〜蓮華岳は、想像以上に過酷な稜線でしたが、何とか完遂することができました。
北アルプスにあって、これほど静かな山行もできるんだなあと、今思えば良いルートなのではと思います。ただ、やはりこの区間は蓮華岳から南下するのが絶対に精神的にも楽なのではないかと思います。
次にやるべきは、烏帽子小屋から槍までつなげる裏銀座の縦走。今度来られるのはいつになることやら…。
そして、これにてやっと日本三大急登を完遂したので、北アルプス三大急登の完遂、すなわち早月尾根をタスクに連ねたいと思います。
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