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Yamareco

記録ID: 1529905
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

快晴の白峰三山のんびり縦走

2018年07月14日(土) 〜 2018年07月17日(火)
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
71:28
距離
30.2km
登り
3,037m
下り
3,727m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:41
休憩
0:06
合計
2:47
2日目
山行
3:51
休憩
1:47
合計
5:38
6:02
88
7:30
7:45
10
7:55
8:27
33
9:00
9:00
12
9:12
9:25
22
9:47
10:27
19
10:46
10:53
21
11:14
11:14
26
11:40
3日目
山行
7:34
休憩
1:37
合計
9:11
4:23
39
5:02
5:05
67
6:12
6:31
67
7:38
7:38
59
8:37
9:08
36
9:44
10:16
38
10:54
11:06
148
4日目
山行
3:09
休憩
0:04
合計
3:13
6:12
137
8:29
8:32
30
9:02
9:03
20
9:23
9:23
2
9:25
ゴール地点
天候 四日とも晴れ!
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
奈良田の臨時駐車場に車を停め、バスで広河原へ。この日、5時30分の始発便は多数の積み残しを発生させ7時30分に臨時便が出ました。2時間待ちの皆様、お疲れ様です…。我々は9時便で楽々着席乗車でした。
コース状況/
危険箇所等
広河原〜北岳〜間ノ岳〜農鳥岳〜大門沢降下点はよく整備されているので取り立てて危険個所はありません。何か所か桟橋や岩場がありますが危険というほどのものではなありません。
大門沢降下点から下が急な下りとなっており注意が必要です。整備も必要最低限といった感じ。破損した梯子がそのままになっていたり、渡渉点に架かる橋が落ちていたりとなかなかワイルド。天候次第では難易度が格段に上がりそう。大門沢の下りが今回の縦走の核心部でした。
その他周辺情報 奈良田に下山後「奈良田の里温泉」を利用しました。550円/一人。潤み肌部門第三位の湯とかで、確かに入浴後お肌しっとり♪(笑
道の駅身延の桃ソフトが「ネクター!?」というくらい桃感強くてお勧めです。
広河原のゲート前にて。
広河原のゲート前にて。
深い谷の奥にそびえる北岳。
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深い谷の奥にそびえる北岳。
これからあそこに登るのか…。迫力ありすぎて、震えるっ!
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これからあそこに登るのか…。迫力ありすぎて、震えるっ!
吊橋を渡り…
広河原山荘前を通過。トイレ、入山届などはここで済ませましょう。まだ早い時間なのにテン場が賑わっていました。長期滞在?
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広河原山荘前を通過。トイレ、入山届などはここで済ませましょう。まだ早い時間なのにテン場が賑わっていました。長期滞在?
木の根と岩が混じった斜面を登って行きます。まだウォーミングアップの段階です。
木の根と岩が混じった斜面を登って行きます。まだウォーミングアップの段階です。
次第に傾斜が急になっていきますが、整備が行き届いているので危険は少ないかと。
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次第に傾斜が急になっていきますが、整備が行き届いているので危険は少ないかと。
「白根御池小屋まで20分」の看板が出てくると道は斜面を水平にトラバースするようになり楽になります。
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「白根御池小屋まで20分」の看板が出てくると道は斜面を水平にトラバースするようになり楽になります。
崩壊地などありますが手当されていて通過に支障はありませんん。
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崩壊地などありますが手当されていて通過に支障はありませんん。
このあたりまでくると向かいに鳳凰山が大きくそびえているのが目に入るようになります。
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このあたりまでくると向かいに鳳凰山が大きくそびえているのが目に入るようになります。
狭い桟橋通行注意!
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狭い桟橋通行注意!
白根御池小屋に到着しました。登山開始から3時間弱。肩の小屋まで一気に上がる人が多いですが、軟弱な我々はここで一泊。徹夜明けだしねぇ。
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白根御池小屋に到着しました。登山開始から3時間弱。肩の小屋まで一気に上がる人が多いですが、軟弱な我々はここで一泊。徹夜明けだしねぇ。
テン場は盛況。御池の周りもテントがびっしり!
背後には堂々たる北岳の姿も。
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テン場は盛況。御池の周りもテントがびっしり!
背後には堂々たる北岳の姿も。
最初は思ったより混んでないかなと思っていた御池小屋ですが、時間の経過とともに人が増え続け、最終的には通路の部分にもテントが張られるように…。さすが連休。
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最初は思ったより混んでないかなと思っていた御池小屋ですが、時間の経過とともに人が増え続け、最終的には通路の部分にもテントが張られるように…。さすが連休。
これこれ!これが楽しみなのよー!
ぐっと一杯やって、ぐっすり寝て、明日に備えます。
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これこれ!これが楽しみなのよー!
ぐっと一杯やって、ぐっすり寝て、明日に備えます。
おはようございます! 縦走二日目、張り切って行きたいと思います。今日は正面に見える北岳山頂を目指します。
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おはようございます! 縦走二日目、張り切って行きたいと思います。今日は正面に見える北岳山頂を目指します。
まずは草すべりの急勾配を登ります。早朝とはいえ、はやくも真夏の強い日差しがジリジリ降り注ぎます。
寝覚めの体にはキツイぜぇ…。
まずは草すべりの急勾配を登ります。早朝とはいえ、はやくも真夏の強い日差しがジリジリ降り注ぎます。
寝覚めの体にはキツイぜぇ…。
木陰があると途端に涼しくなります。太陽のパワーってすごいな。
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木陰があると途端に涼しくなります。太陽のパワーってすごいな。
草すべり上部まで来ると景色が変わってきます。
北岳がぐぐっと目前に迫ってきました。
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草すべり上部まで来ると景色が変わってきます。
北岳がぐぐっと目前に迫ってきました。
このあたりからお花畑が始まります。鹿除けのネットが張られているのが景観的にはちょっと残念。
このあたりからお花畑が始まります。鹿除けのネットが張られているのが景観的にはちょっと残念。
鳳凰山とも目線の高さが同じになってきました。谷間に微かに見える白根御池。二時間かけてかなりの高さを登ってきたことがわかります。
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鳳凰山とも目線の高さが同じになってきました。谷間に微かに見える白根御池。二時間かけてかなりの高さを登ってきたことがわかります。
オベリスクもこんなにくっきりはっきり♪
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オベリスクもこんなにくっきりはっきり♪
小太郎尾根分岐に到着。ここまで来ると周囲の山々を広く見渡すことができるようになります。
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小太郎尾根分岐に到着。ここまで来ると周囲の山々を広く見渡すことができるようになります。
まずは富士山。誰が見ても間違えるはずの無い日本のシンボル。
…のはずですが、なぜかツートンは富士山を見ると「岩手山だ!」と「毎回」「本気で」間違えるのです…。
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まずは富士山。誰が見ても間違えるはずの無い日本のシンボル。
…のはずですが、なぜかツートンは富士山を見ると「岩手山だ!」と「毎回」「本気で」間違えるのです…。
続いて中央アルプスの山々。木曽駒から宝剣、空木など名だたる山々がずらり。木曽駒付近の山の肩に御嶽が顔をのぞかせているのも確認できます。
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続いて中央アルプスの山々。木曽駒から宝剣、空木など名だたる山々がずらり。木曽駒付近の山の肩に御嶽が顔をのぞかせているのも確認できます。
視界に大きく横たわる仙丈ケ岳。以前登った時はガスガスでした。いずれリベンジしたい山。
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視界に大きく横たわる仙丈ケ岳。以前登った時はガスガスでした。いずれリベンジしたい山。
仙丈ケ岳と北沢峠を挟んで対を成す甲斐駒ケ岳。それと南アルプスでは珍しい岩峰の難所を要する鋸岳。
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仙丈ケ岳と北沢峠を挟んで対を成す甲斐駒ケ岳。それと南アルプスでは珍しい岩峰の難所を要する鋸岳。
遠く北アルプスは槍ヶ岳、穂高岳。これだけ遠くから見てもはっきり槍穂だとわかりますな。
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遠く北アルプスは槍ヶ岳、穂高岳。これだけ遠くから見てもはっきり槍穂だとわかりますな。
槍穂から視線を右に移動させていくと、立山・剱が存在感を放っています。鷲羽・水晶あたりがごちゃっと一塊になって判別しづらいのに比べ、この二峰の存在感は際立っています。
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槍穂から視線を右に移動させていくと、立山・剱が存在感を放っています。鷲羽・水晶あたりがごちゃっと一塊になって判別しづらいのに比べ、この二峰の存在感は際立っています。
さらに鹿島槍の双耳峰、端正な五竜、白馬三山と後立山の山並みが続きます。
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さらに鹿島槍の双耳峰、端正な五竜、白馬三山と後立山の山並みが続きます。
波を蹴立てて雲海を進むのは八ヶ岳。まるで戦艦のようなシルエットがカッコイイ!
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波を蹴立てて雲海を進むのは八ヶ岳。まるで戦艦のようなシルエットがカッコイイ!
山座同定に夢中になり、気が付いたら30分も経ってました(汗
先を急ぎます。
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山座同定に夢中になり、気が付いたら30分も経ってました(汗
先を急ぎます。
小太郎尾根分岐から北岳山頂までの区間は断続的に岩場の急傾斜。難易度はたいしたことはないですが、テン泊装備の重いザックが我々を苦しめます。
小太郎尾根分岐から北岳山頂までの区間は断続的に岩場の急傾斜。難易度はたいしたことはないですが、テン泊装備の重いザックが我々を苦しめます。
肩の小屋に到着!
「さっぽろ生ビール」の看板が誘惑してきますが、ここで止まるわけにはいきません(笑
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肩の小屋に到着!
「さっぽろ生ビール」の看板が誘惑してきますが、ここで止まるわけにはいきません(笑
がんばって北岳のピークを目指します!
がんばって北岳のピークを目指します!
えっちらおっちら…
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えっちらおっちら…
いよいよ山頂か?
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いよいよ山頂か?
まだだった! 
少しだけ危ない個所もあります。岩にザックをぶつけた反動でよろめきました。大荷物の時は狭いってだけで難所になるものですな。
少しだけ危ない個所もあります。岩にザックをぶつけた反動でよろめきました。大荷物の時は狭いってだけで難所になるものですな。
今度こそ山頂! いえー!
富士山に登ったことが無い我々にとって、人生で一番高い場所に立っていることになります。え?飛行機? 飛行機では座ってるでしょ?
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今度こそ山頂! いえー!
富士山に登ったことが無い我々にとって、人生で一番高い場所に立っていることになります。え?飛行機? 飛行機では座ってるでしょ?
なんとなく地球が丸いのを感じる…。
高みに昇るとはこういうことなのか…。
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なんとなく地球が丸いのを感じる…。
高みに昇るとはこういうことなのか…。
まだまだ先が長い白峰三山縦走路。
とりあえず、今日は下に見えている北岳山荘まで。
まだまだ先が長い白峰三山縦走路。
とりあえず、今日は下に見えている北岳山荘まで。
ぷーんという妙な音がしたので上空を見上げると…ドローンか。最近、有名山域の山頂ではよく飛んでるよなぁ。うるさいんだよね、アレ。
ぷーんという妙な音がしたので上空を見上げると…ドローンか。最近、有名山域の山頂ではよく飛んでるよなぁ。うるさいんだよね、アレ。
去り難い気持ちを抑え先へ進みます。
去り難い気持ちを抑え先へ進みます。
花と岩と青空と。美しい…。
さすが花の名山北岳。期待を裏切りません。
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花と岩と青空と。美しい…。
さすが花の名山北岳。期待を裏切りません。
岩の間から小鳥が姿を見せてくれました。ツガイかな? 巣でもあるんで巣かね?
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岩の間から小鳥が姿を見せてくれました。ツガイかな? 巣でもあるんで巣かね?
吊尾根分岐を過ぎ…
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吊尾根分岐を過ぎ…
吊尾根ってこれ? 地味に怖いじゃないの。
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吊尾根ってこれ? 地味に怖いじゃないの。
…と思ったらトラバースルートに通じる下り道がありました。びっくりした、あの細い尾根を渡って行くのかと思った。
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…と思ったらトラバースルートに通じる下り道がありました。びっくりした、あの細い尾根を渡って行くのかと思った。
北岳山頂からはすぐ近くに見えた北岳山荘ですが、なかなか着きません。あまりにも見晴らしが良く距離感が狂ってきました。
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北岳山頂からはすぐ近くに見えた北岳山荘ですが、なかなか着きません。あまりにも見晴らしが良く距離感が狂ってきました。
お、また鳥が。しきりに何かをついばんでます。美味しいのかい?それ。
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お、また鳥が。しきりに何かをついばんでます。美味しいのかい?それ。
ようやく北岳山荘に到着しました。いつの間にかガスが上がってきましたね。
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ようやく北岳山荘に到着しました。いつの間にかガスが上がってきましたね。
とりあえず荷物をおろし周辺の散策をします。
とりあえず荷物をおろし周辺の散策をします。

雷鳥!!!
外敵を警戒中。
おっと、我々に気づいたようです。
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おっと、我々に気づいたようです。
特に気にされなかった様子。
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特に気にされなかった様子。
近くには砂浴びした跡が…。
近くには砂浴びした跡が…。
草むらから雛が出てきました!
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草むらから雛が出てきました!
ジッとしている親鳥に比べて雛はとにかく走り回ります。なので撮影するのが難しい! 最大望遠で手持ちとか、なかなかに無理ゲーですな。
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ジッとしている親鳥に比べて雛はとにかく走り回ります。なので撮影するのが難しい! 最大望遠で手持ちとか、なかなかに無理ゲーですな。
実はこの雷鳥達、環境省の自然保護観察員の方々が保護しています。雛が生まれてから1か月ほどの間、外敵から守る見守り活動をしているのだとか。
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実はこの雷鳥達、環境省の自然保護観察員の方々が保護しています。雛が生まれてから1か月ほどの間、外敵から守る見守り活動をしているのだとか。
雷鳥ハウス。
お散歩コース。
そんなわけで人に対する警戒心が薄い…というよりほぼ無いので平気で近づいてきます。間違って踏まないように注意しましょう。触ったり捕まえたりするなどもってのほか。
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そんなわけで人に対する警戒心が薄い…というよりほぼ無いので平気で近づいてきます。間違って踏まないように注意しましょう。触ったり捕まえたりするなどもってのほか。
雷鳥より僕の方がかわいいよね?
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雷鳥より僕の方がかわいいよね?
本日のねぐら。
テン場も混んできましたが、まだ余裕あり。ピークは昨日だったか。
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テン場も混んできましたが、まだ余裕あり。ピークは昨日だったか。
夕日を見ようと待ち構えましたが、どんどん上がってくる雲に阻まれてしまいました。雲間から射す夕日も、それはそれで幻想的ではあります。
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夕日を見ようと待ち構えましたが、どんどん上がってくる雲に阻まれてしまいました。雲間から射す夕日も、それはそれで幻想的ではあります。
おはようございます! 三日目の朝です。本日は行程が長いので早起きして出発。
おはようございます! 三日目の朝です。本日は行程が長いので早起きして出発。
ご来光!
富士山と雲海とご来光のコラボレーション♪
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富士山と雲海とご来光のコラボレーション♪
赤富士にならんかなと期待したんですが、ほのかにピンク色に染まって終わってしまいました。まぁ、そんな簡単に見れないよね。
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赤富士にならんかなと期待したんですが、ほのかにピンク色に染まって終わってしまいました。まぁ、そんな簡単に見れないよね。
間ノ岳に向かって天空回廊を進みます。
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間ノ岳に向かって天空回廊を進みます。
細かなアップダウンを繰り返しながら道は続く。
細かなアップダウンを繰り返しながら道は続く。
すり鉢状の深い谷。じっと見ているとなんだか吸い込まれそう…。
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すり鉢状の深い谷。じっと見ているとなんだか吸い込まれそう…。
ちょっとした岩場もありますが難易度は低め。
ちょっとした岩場もありますが難易度は低め。
西側の斜面(日陰)を冷たい西風を受けながら歩いているので肌寒いくらい。暑さを覚悟していただけにちょっと意外な展開。
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西側の斜面(日陰)を冷たい西風を受けながら歩いているので肌寒いくらい。暑さを覚悟していただけにちょっと意外な展開。
行く手にちょっと小高い丘が見えてきました。山頂でしょうか?
行く手にちょっと小高い丘が見えてきました。山頂でしょうか?
山頂でした。北岳山荘から間ノ岳までは、比較的緩やかな地形のため、歩いていたらなんとなく着いたみたいな感じ(笑
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山頂でした。北岳山荘から間ノ岳までは、比較的緩やかな地形のため、歩いていたらなんとなく着いたみたいな感じ(笑
日本第三位タイの高峰、到着であります。
3000m峰の梯子ってすごいよね。
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日本第三位タイの高峰、到着であります。
3000m峰の梯子ってすごいよね。
間ノ岳の山頂からは、我々がまだ足を踏み入れたことの無い南アルプス南部の山々が一望できます。遠いわ奥深いわで、なかなか手を出しづらい山域。
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間ノ岳の山頂からは、我々がまだ足を踏み入れたことの無い南アルプス南部の山々が一望できます。遠いわ奥深いわで、なかなか手を出しづらい山域。
さて、名残惜しいですが先へ進みますか。今日は濃鳥岳を越えて大門沢小屋まで行かねばなりません。
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さて、名残惜しいですが先へ進みますか。今日は濃鳥岳を越えて大門沢小屋まで行かねばなりません。
出た! 呪われそうだと話題になったこともある「ノウトリ」の道標(笑
実物もインパクトあります。
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出た! 呪われそうだと話題になったこともある「ノウトリ」の道標(笑
実物もインパクトあります。
急な下り坂が始まります。どうせまた登るんだから下らなくてもいいのに〜とか思ってしまいます。
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急な下り坂が始まります。どうせまた登るんだから下らなくてもいいのに〜とか思ってしまいます。
鞍部に見える赤い屋根の建物が「噂の」濃鳥小屋。どんな噂かは…ここでは書きますまい(笑
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鞍部に見える赤い屋根の建物が「噂の」濃鳥小屋。どんな噂かは…ここでは書きますまい(笑
近づくにしたがって緊張感が高まってきます(笑
見られているかもしれないので下手な歩き方もできません。
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近づくにしたがって緊張感が高まってきます(笑
見られているかもしれないので下手な歩き方もできません。
ただ、登山道がものすごく綺麗に整備されているんですよね。迷いそうな場所には執拗なくらいペンキ入れてるし。
ただ、登山道がものすごく綺麗に整備されているんですよね。迷いそうな場所には執拗なくらいペンキ入れてるし。
富士山、噴火!
…だったら怖いな。
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富士山、噴火!
…だったら怖いな。
つ、ついに濃鳥小屋に着いてしまった…。ドキドキ。名物親父は居るかな? ドラム缶の上には…居ませんでした。ホッとしたような残念なような…。
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つ、ついに濃鳥小屋に着いてしまった…。ドキドキ。名物親父は居るかな? ドラム缶の上には…居ませんでした。ホッとしたような残念なような…。
小屋を通過し西濃鳥岳への登り返しへかかります。
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小屋を通過し西濃鳥岳への登り返しへかかります。
振り返ると…。

あの赤いヘルメット、あの人が濃鳥小屋の名物親父ですね、きっと。
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振り返ると…。

あの赤いヘルメット、あの人が濃鳥小屋の名物親父ですね、きっと。
西濃鳥への登り返しが辛い…。傾斜が急なうえ浮石も多く、油断ならない状況が続きます。
西濃鳥への登り返しが辛い…。傾斜が急なうえ浮石も多く、油断ならない状況が続きます。
登れば登るほどきつくなるという…。
登れば登るほどきつくなるという…。
鼻擦りの急登とはまさにこのこと。
ちょうど気温も上がってくる時間帯だったので全身から汗が吹き出します。
鼻擦りの急登とはまさにこのこと。
ちょうど気温も上がってくる時間帯だったので全身から汗が吹き出します。
振り返ると間ノ岳がどっしりと存在感を示していました。北岳側からだとイマイチパッとしない山容ですが、濃鳥側から見ると堂々たる山に見えます。やはり第三の高峰は伊達ではない?
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振り返ると間ノ岳がどっしりと存在感を示していました。北岳側からだとイマイチパッとしない山容ですが、濃鳥側から見ると堂々たる山に見えます。やはり第三の高峰は伊達ではない?
ようやく急登も終わり。
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ようやく急登も終わり。
西濃鳥手前には、特に分岐があるわけでもないのに道標が設置されてます。
西濃鳥手前には、特に分岐があるわけでもないのに道標が設置されてます。
たぶんこっちの尾根に入り込まないようにする措置かと。奥の山は塩見岳。南アルプスで次に行くとしたらあそこかな。
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たぶんこっちの尾根に入り込まないようにする措置かと。奥の山は塩見岳。南アルプスで次に行くとしたらあそこかな。
左に折れて西濃鳥岳ピーク。
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左に折れて西濃鳥岳ピーク。
西濃鳥岳山頂到着!
この大きな鞍部を通過するために実に2時間かかりました。スケールが大きい!
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西濃鳥岳山頂到着!
この大きな鞍部を通過するために実に2時間かかりました。スケールが大きい!
きっと南アルプス南部の山々もこんなふうにスケールが大きいんでしょうね。
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きっと南アルプス南部の山々もこんなふうにスケールが大きいんでしょうね。
遠目にはなだらかに見えていた濃鳥岳ですが、意外と鋭い斜面を持っています。
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遠目にはなだらかに見えていた濃鳥岳ですが、意外と鋭い斜面を持っています。
右に落ちても…
左に落ちても深い谷。
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左に落ちても深い谷。
実は安全なエリアは細長い登山道の範囲だけだという事実。
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実は安全なエリアは細長い登山道の範囲だけだという事実。
ようやく濃鳥岳山頂に着きました。
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ようやく濃鳥岳山頂に着きました。
濃鳥から先も、まだまだ天空回廊は続きます。
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濃鳥から先も、まだまだ天空回廊は続きます。
ただ、この広大な尾根のどこからか、大門沢に向けて下降しなければなりません。油断大敵。通り過ぎたらえらいことです。
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ただ、この広大な尾根のどこからか、大門沢に向けて下降しなければなりません。油断大敵。通り過ぎたらえらいことです。
迷いやすいとのことなので…。
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迷いやすいとのことなので…。
お、大門沢下降点、発見!
この黄色い道標もよく写真なんかでみますよね。道標に付いている鐘は鎮魂の鐘なのだとか。
お、大門沢下降点、発見!
この黄色い道標もよく写真なんかでみますよね。道標に付いている鐘は鎮魂の鐘なのだとか。
さて、いよいよ下りとなるわけですが…。
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さて、いよいよ下りとなるわけですが…。
こりゃまた、一気に下る感じですね。谷底に向けて1000m下らなければなりません。
こりゃまた、一気に下る感じですね。谷底に向けて1000m下らなければなりません。
いきなりこんな崩れ落ちた場所とかあるし。
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いきなりこんな崩れ落ちた場所とかあるし。
とにかく斜度が急で、背中からは重い荷物が押してくるので一気に太ももがパンパンに…。
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とにかく斜度が急で、背中からは重い荷物が押してくるので一気に太ももがパンパンに…。
さっきまで歩いていた天空回廊とはなんだったのか?と思うほど、あっさり樹林帯に突入。樹林帯の中も岩ゴロだらけ。人頭大の浮石がゴロゴロ。
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さっきまで歩いていた天空回廊とはなんだったのか?と思うほど、あっさり樹林帯に突入。樹林帯の中も岩ゴロだらけ。人頭大の浮石がゴロゴロ。
梯子がかけられている場所もあるんですが、この梯子がまた…。途中で段が抜けてたりするわけですよ。
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梯子がかけられている場所もあるんですが、この梯子がまた…。途中で段が抜けてたりするわけですよ。
岩場が終わったと思ったら乾ききった急なザレ場が現れます。それだけなら、それほど怖くないんですが…。
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岩場が終わったと思ったら乾ききった急なザレ場が現れます。それだけなら、それほど怖くないんですが…。
万が一、スリップして滑落したら、この沢へ真っ逆さまなわけですよ。人生没収ート待ったなし!
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万が一、スリップして滑落したら、この沢へ真っ逆さまなわけですよ。人生没収ート待ったなし!
沢に架かる橋も落ちてたり…
沢に架かる橋も落ちてたり…
落ちてなくても歯抜けになっていたり…
なるほど、他の人の記録で「整備が手つかず」「ワイルド」「危険」などと書かれていたわけがわかりました。
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落ちてなくても歯抜けになっていたり…
なるほど、他の人の記録で「整備が手つかず」「ワイルド」「危険」などと書かれていたわけがわかりました。
下降開始から3時間、ようやく大門沢小屋が見えてきました。3時間で1000m下降? 岩手山の下りくらいじゃん、楽勝♪とか思ってましたが、断然こっちのがキツイっす。
下降開始から3時間、ようやく大門沢小屋が見えてきました。3時間で1000m下降? 岩手山の下りくらいじゃん、楽勝♪とか思ってましたが、断然こっちのがキツイっす。
小屋の前の椅子にへたり込んでしまいました。つ、疲れた…。でも無事に到着できました。
この後、めちゃめちゃ飲酒した(笑
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小屋の前の椅子にへたり込んでしまいました。つ、疲れた…。でも無事に到着できました。
この後、めちゃめちゃ飲酒した(笑
こんな写真でなんですが、おはようございます。最終日、四日目の朝です。大門沢小屋を出発した直後ですが、いきなり道が崩壊していました。
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こんな写真でなんですが、おはようございます。最終日、四日目の朝です。大門沢小屋を出発した直後ですが、いきなり道が崩壊していました。
途中で屈折してるうえに細くなる橋。どうしてこうなった?
どうやら先行者がドボンした模様。対岸に大きな水跡があありました。
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途中で屈折してるうえに細くなる橋。どうしてこうなった?
どうやら先行者がドボンした模様。対岸に大きな水跡があありました。
やたらと隙間が多い桟橋。
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やたらと隙間が多い桟橋。
傾いている丸木橋。もうこれくらいじゃ動じないぞ(笑
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傾いている丸木橋。もうこれくらいじゃ動じないぞ(笑
道は時折穏やかな表情を見せたりするのですが…
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道は時折穏やかな表情を見せたりするのですが…
その分を一気に取り返そうと、谷底に向けてすごい勢いで下ったりするので、まったく油断できません。草木で見えないだけで、数百メートル切れ落ちてます。
その分を一気に取り返そうと、谷底に向けてすごい勢いで下ったりするので、まったく油断できません。草木で見えないだけで、数百メートル切れ落ちてます。
なにやら人工的な建造物が見えてきました。
なにやら人工的な建造物が見えてきました。
吊橋の向こうには…
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吊橋の向こうには…
水力発電所の取水口が。いよいよ下界に帰ってきたんだなぁと、寂しいようなホッとしたような気分にさせられます。
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水力発電所の取水口が。いよいよ下界に帰ってきたんだなぁと、寂しいようなホッとしたような気分にさせられます。
生還の喜びもつかの間、登山道が閉鎖されているではありませんか。
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生還の喜びもつかの間、登山道が閉鎖されているではありませんか。
迂回路って、また登れってか…。
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迂回路って、また登れってか…。
無駄に尾根を一つ越えさせられ、着いた先には異世界が広がっていました。
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無駄に尾根を一つ越えさせられ、着いた先には異世界が広がっていました。
砂防ダムの工事現場でした。なるほど、登山道はこの下に飲み込まれてしまったんですな。
砂防ダムの工事現場でした。なるほど、登山道はこの下に飲み込まれてしまったんですな。
一応、登山者に配慮していますよという感じで歩道が整備されています。
一応、登山者に配慮していますよという感じで歩道が整備されています。
下に道路があるんですが、歩行者は吊り橋へ。
下に道路があるんですが、歩行者は吊り橋へ。
結局最後には作業道に合流しちゃうんだから、変に迂回させなくてもいいんじゃないか?
結局最後には作業道に合流しちゃうんだから、変に迂回させなくてもいいんじゃないか?
登山者用休憩所、なんてものが設置されてました。
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登山者用休憩所、なんてものが設置されてました。
中には砂防工事の意義やら、いかに環境に配慮した工事をしているかなどの説明書きがずらり。色々気を使っているんですね…。
中には砂防工事の意義やら、いかに環境に配慮した工事をしているかなどの説明書きがずらり。色々気を使っているんですね…。
大門沢小屋から3時間、ついに下界へ戻ってきました。
大門沢小屋から3時間、ついに下界へ戻ってきました。
しかし、まだ奈良田の駐車場まで舗装路歩きが続きます。
ひっきりなしにダンプなどの工事車両が通過するので、人間は道の端を小さくなって歩かねばなりません。
しかし、まだ奈良田の駐車場まで舗装路歩きが続きます。
ひっきりなしにダンプなどの工事車両が通過するので、人間は道の端を小さくなって歩かねばなりません。
この橋を越えると奈良田の臨時駐車場。無事に戻ってきました。
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この橋を越えると奈良田の臨時駐車場。無事に戻ってきました。

感想

通常2泊3日で歩く人が多いコースですが、東北からのアプローチが大変だったこともあり3泊4日で歩きました。これが奏効したようで体力的にも無理がなく、混雑のピークからも外れた形になり、連休にしてはのんびりとした山行ができました。
肝は「バス便をうまく使えるか」「大門沢の下りをいかに安全に下るか」の2点だと思います。ほかはある程度の体力があればなんとかなるコースかなと。あとは天候ですかね。

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コメント

まってましたぁ〜(^^)
クーさんとすみやんで〜す!
読んでいる内に色々情景を思い出して懐かしい〜♪
偶然の出会いでしたがとっても楽しい山旅をさせて頂きました!有難う〜
テント泊で重い荷物も3泊4日でのんびり歩けたよね!
白峰三山最高!
東北遠征の時には情報聞かせてくださいね!
2018/7/25 8:33
Re: まってましたぁ〜(^^)
>クーさん&すみやんさん
こちらこそ楽しい四日間になりました。ありがとうございました。
4日とも天気に恵まれたこともあり、花あり景色良しで最高でしたね。
思い出すだけでわくわくしてきます。
東北遠征、ぜひおいでください。マル秘情報(そんなものがあればですが(笑))をこっそりお教えしますよ!
2018/7/25 21:06
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