南岳~大キレット~穂高連峰（上高地から周回 おまけジャン）

2018年08月25日(土) 〜 2018年08月27日(月)

• GPS: 55:52
• 距離: 31.6km
• 登り: 2,846m
• 下り: 2,835m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:06
• 休憩: 0:29
• 合計: 7:35

7:30 無料トイレ
7:30 7:30 河童橋
7:35 7:35 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
8:02 8:02 明神館
8:34 8:34 徳沢公衆トイレ
8:45 8:45 新村橋(パノラマ分岐)
9:16 9:22 横尾 (横尾山荘)
9:58 9:58 一ノ俣
10:03 10:03 二ノ俣
10:23 10:29 槍沢ロッヂ
10:53 11:00 赤沢岩小屋（ババ平）
11:16 11:16 槍沢大曲り
12:00 12:05 槍沢・天狗原分岐
12:45 12:45 天狗池
14:33 14:33 天狗原分岐
14:50 14:55 南岳
15:05 南岳小屋

2日目

• 山行: 5:10
• 休憩: 0:56
• 合計: 6:06

7:50 南岳小屋
9:23 9:30 長谷川ピーク
9:46 10:00 A沢のコル
11:05 11:35 北穂高小屋
11:37 11:37 北穂高岳(北峰)
13:34 13:39 涸沢岳
13:56 穂高岳山荘

3日目

• 山行: 7:04
• 休憩: 1:49
• 合計: 8:53

6:29 穂高岳山荘
7:04 7:18 穂高岳
7:28 7:28 馬の背
8:28 8:28 ロバの耳
8:39 8:47 ジャンダルム
9:00 9:00 ロバの耳
9:30 9:30 馬の背
9:41 10:00 穂高岳
10:04 10:04 南稜の頭
11:01 11:05 紀美子平
11:25 11:37 前穂高岳
11:59 12:10 紀美子平
13:31 14:12 岳沢小屋
14:48 14:48 7番標識
15:08 15:08 岳沢湿原・岳沢登山口
15:22 15:22 河童橋
15:22 ゴール地点

天候

1日目：雨
2日目：晴れまたは曇り
3日目：曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

天狗池~天狗原分岐（稜線）
　ゴーロ帯から急峻な岩場になり鎖、梯子あり
　難しくはない

大キレット　
　南岳から鎖、梯子のある急な下り坂
　長谷川ピークのナイフリッジは特に注意が必要
　A沢のコルから飛騨泣きは長い鎖と梯子の登り

北穂高岳~涸沢岳
　大キレット以上に急峻な岩場と長い鎖と梯子

奥穂高岳~ジャンダルム
　馬の背　ナイフリッジ、下りの場合は高度感もあり注意が必要
　ロバの耳　長い鎖のある登下降とトラバース

奥穂高岳~前穂高岳~岳沢小屋
　長い鎖の張られた下りと梯子がいくつかある
　重太郎新道は急なのでスリップに注意

その他周辺情報

小梨の湯（日帰り入浴600円）

写真

8/25 7:25

松本に前泊しバスで上高地についたら雨。

8/25 7:30

今回は周回するつもりなので、河童橋をスタートとゴール地点にした。

8/25 7:30

最近定番の何も見えない。とりあえず出発しよう。

8/25 9:17

横尾に到着、雨がすごい。
ここまでノンストップでとばしてきた。

8/25 9:22

槍ヶ岳方面へ進む。

8/25 10:00

沢沿いを進む。

8/25 10:23

槍沢ロッヂに到着。

8/25 10:23

8/25 10:54

ババ平のテン場を通過。

8/25 11:12

8/25 11:16

東鎌尾根への分岐。

8/25 11:29

何度か沢を渡る。

8/25 12:00

天狗原分岐に到着。
南岳に直接向かう天狗原方面に進んだのは自分しかいなかった。

8/25 12:34

しばらくゴーロ帯を登る。

8/25 12:40

天狗池。
晴れていたらきれいそう。

8/25 12:47

南岳はまだまだ先だ。

8/25 13:02

ナナカマドの下の岩の隙間からオコジョがでてきた。
撮影する前に逃げられてしまったが、先日の爺ヶ岳に続いてまた会えるとはツイテル。

8/25 13:11

8/25 14:12

途中から鎖や梯子も設置された急な岩場の登りになる。

8/25 14:25

オコジョの次はツガイの雷鳥に会った。
カメラのレンズが濡れすぎでうまく撮影できず残念。

8/25 14:33

ようやく稜線にでたら、飛騨側から猛烈な風が吹き付けて寒い。

8/25 14:51

南岳に到着！
今年一発目の3000m峰。

8/25 14:54

なにもみえなーい

8/25 15:04

南岳小屋に到着。

8/25 15:08

8/25 16:05

この日のテントは自分一人だけ。
強風と雨の中、震えながらようやく設営した。
夜はさらに雨風が強くなって雷も鳴っていた。

8/26 5:57

翌朝、相変わらずの強風だが雨は止んでくれた。

8/26 7:48

小屋で手書きの大キレットコース案内をみる。

8/26 7:49

大キレットにむけ出発。

8/26 7:49

8/26 8:09

ペンキマークがそこかしこにあるので迷うことはない。
鎖と梯子が設置された岩場を下っていく。

8/26 8:15

8/26 8:22

8/26 8:25

8/26 8:39

常念岳がきれいに見えてきた
向こうは快晴みたいだ

8/26 8:40

うっすら富士山もみえた

8/26 8:52

晴れてきて長谷川ピークがきれいにみえる。
前をいく男女ペアの方とは上高地までルートが同じでたびたびお話できて楽しかった。

8/26 9:00

最低鞍部はどの辺りだったのか。
いつのまにか通過してしまった。

8/26 9:11

長谷川ピークへの登り返し。

8/26 9:23

長谷川ピークに到着。
この裏側は断崖絶壁だ。

8/26 9:23

北穂がもう少しで見えそう。天気もどんどん良くなってきた。

8/26 9:24

最低鞍部方面を振り返る。

8/26 9:32

ナイフリッジを進む。
信州側に鎖が張られ足場がある。
そのあと飛騨側に下りていく。

8/26 9:39

下りてきたところを見上げてみた。

8/26 9:45

この鎖を下りるとA沢のコル。

8/26 9:46

第一の核心部を下りてきて、A沢のコルで休憩。

8/26 10:00

A沢のコルからの登り。

8/26 10:21

飛騨泣きはこの辺りなのかな。

8/26 10:24

こりゃすげぇわ。

8/26 10:28

8/26 10:30

8/26 10:33

こっち側からみると長谷川ピークの難所がよくわかる。

8/26 10:33

8/26 10:44

ようやく北穂高小屋がみえた。

8/26 10:49

8/26 11:02

最後の登り。
この辺りの事故も多いらしい。

8/26 11:07

北穂高小屋に到着！
なんとか大キレットを完走できた。
3大キレット制覇の目標達成（＾0＾）

8/26 11:08

大展望のテラスはガスって何も見えない。

8/26 11:13

下のほうは晴れている。
昨年テン泊した涸沢を見下ろす。

8/26 11:13

8/26 11:17

北穂高小屋Tシャツを買ってしまった。

8/26 11:37

北穂高岳（北峰）の山頂は小屋のすぐ上だ。

8/26 11:43

奥穂高岳と涸沢の分岐。
奥穂方面へ進む。

8/26 11:53

ガスが晴れて北穂の山頂がみえた。

8/26 12:01

北穂から涸沢岳までは大キレット以上の難路だという。

8/26 12:10

長い下り、大キレットと大差ない。

8/26 12:37

あそこが最低コルか。

8/26 12:41

最低コルに到着。

8/26 12:41

ここからまた登り返し。

8/26 12:48

8/26 12:51

8/26 12:55

8/26 12:57

8/26 13:00

大キレットよりこっちのほうがキツイんじゃないか。

8/26 13:16

昨日泊まった南岳をようやく拝むことができた。

8/26 13:17

涸沢岳の山頂がみえた。

8/26 13:19

槍は終始ガスが掛かって見えないが、代わりに鹿島槍っぽいのが遠くに見える。

8/26 13:19

鹿島槍（？）あっぷ

8/26 13:22

涸沢岳への最後の鎖場を登る。

8/26 13:28

登りきって飛騨側にでると奥穂とジャンダルムが。

8/26 13:32

涸沢岳の山頂へ向かう。

8/26 13:35

涸沢岳に到着。

8/26 13:37

大キレットと来た道を見下ろす。

8/26 13:37

相変わらず常念の方は快晴だ。

8/26 13:37

8/26 13:38

長谷川ピークと大キレットのアップ。
ナイフリッジに人が取り付いてる。
よくあんなところを通ってきたわ〜。

8/26 13:41

飛騨側、笠ヶ岳はガスが掛かってしまっている。

8/26 13:43

奥穂とジャンダルム。

8/26 13:53

テン場もまだ空いているようで良かった。
緑のテントの隣に設営することにした。
眺めもよく風もしのげるいい場所だった。

8/26 13:56

穂高岳山荘に到着。
昨年は金欠で買えなかったTシャツも購入してリベンジ達成！

8/26 13:56

8/26 13:56

8/26 13:57

8/26 14:42

8/26 15:12

8/26 15:17

設営を終えて、昨日濡れたモノを片っ端から干す。

8/26 15:18

8/26 15:52

八ヶ岳。
向こうも天気が良さそうだ。

8/26 15:54

ガスが掛かってイマイチみえなかった前穂も姿を現した。

8/27 1:59

夜は満月で奥穂と前穂のシルエットが撮れた。

8/27 2:02

東の空にオリオン座が上がってきていた。もう夏も終わりだな。

8/27 6:20

朝起きてみるとガスが掛かってしまっていた。

8/27 6:28

奥穂に向け出発。

8/27 6:54

8/27 7:07

1年ぶりの奥穂高岳登頂。
大キレットで会った男女ペアの方に撮って頂いた。

8/27 7:09

手前のお2人とは下山した河童橋でもお会いできた。

8/27 7:19

ザックを奥穂山頂の袂にデポしてジャンダルムへ向かう。
前日テントが隣だったkikijiji222さんからピストンを勧められ挑戦。

8/27 7:25

馬の背の取り付き。
前日に話は聞いていたが、大キレットのような鎖などの補助は一切なし。

8/27 7:45

ここを下ってくるのが一番怖かった。

8/27 7:45

8/27 8:00

ロバの耳、ここは鎖が設置してある。
途中でルートを間違えて死ぬかと思った。
よく見ていかないとシャレにならない。

8/27 8:26

なんとかルート修正したところでジャンダルムが間近に見えてきた。

8/27 8:26

天使が見えてる。
ここまできたら絶対あそこまで行きたい。

8/27 8:28

もっこり

8/27 8:33

これを登りきればジャンダルムの頂だ。

8/27 8:39

ジャンダルムに到着。
達成感半端ない。
誰もおらず貸切だった。

8/27 8:43

セルフで記念撮影、ちょうど空もきれいに晴れてくれた。

8/27 8:44

奥穂も出てきてくれた。

8/27 8:44

奥穂、馬の背、ロバの耳。

8/27 8:46

西穂方面。あっちも厳しそう。いつかこの先にも挑戦してみたい。

8/27 8:58

この3日間で一度も見えなかった槍が一瞬だけ見えた。
ジャンまできたご褒美か。

8/27 8:58

槍をアップで。
このあとすぐに隠れてしまった。

8/27 9:01

ジャンダルムを振り返る。

8/27 9:23

馬の背に人が取り付いている。
あれ超えなきゃ帰れないんだなぁ。

8/27 9:25

8/27 9:27

登りは下りより思っていたより楽だった。

8/27 9:41

奥穂まで戻ってきた。

8/27 9:59

前穂に向かう。

8/27 10:14

8/27 10:17

吊尾根からの眺め。
6月に縦走した常念から大天井までよく見える。

8/27 11:05

紀美子平に到着。
ザックをデポして前穂山頂へ登る。

8/27 11:26

今回最後のピーク、前穂高岳に到着。

8/27 11:37

明神岳がかっこいい。

8/27 12:15

岳沢に向かい、重太郎新道を下りる。

8/27 12:54

急な下りが続く。小屋が見えているのになかなか着かない。

8/27 13:30

岳沢小屋に到着。

8/27 13:46

遅い昼飯、最近定番の棒らーめんとCCレモンがうま〜。

8/27 14:15

あとは上高地へ下山するだけ。

8/27 14:47

8/27 15:08

岳沢登山口まで下りてきた。

8/27 15:22

8/27 15:22

河童橋にゴール。

8/27 15:25

ソフトクリームがうまい！

8/27 16:04

小梨の湯（600円）で汗を流す。3日ぶりの風呂は気持ちが良かった。

8/27 16:15

行きとは対照的なバスターミナル。

8/27 18:46

松本で電車待ちのあいだ下山祝い。
松本丼なるものを食した。
ヒレカツの卵とじに長芋を使っているらしい。

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR1100 カシオ

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 サングラス タオル ナイフ カメラ テント テントマット シェラフ ヘルメット

感想

まるた

今回は3大キレットの最後のひとつ、大キレットに挑戦してきた。

1日目、河童橋スタートからゴールの南岳小屋までずっと雨。
槍との分岐の天狗原分岐からは、完全に一人旅に。
天狗池から稜線にでるまでの間は、岩稜の登りはなかなか楽しく、
オコジョと雷鳥にも会えてそれなりに満喫できた。
しかし稜線に出た途端、飛騨側からの猛烈な風雨で一気に体が冷えて、
南岳山頂はほどほどに南岳小屋へ。
こんな日にテントを張っている人もおらず、夏の北アの土曜にまさかのボッチテント。
寒さに震えながら設営したころには雨と汗で全身びしょ濡れで冷え冷えに。
しかも雨具のパンツの前を開けっ放しだったみたいで、（上高地からか！？）
そこから浸水し靴の中までグショグショになっていて、心が折れそうになった。
夜は雷にビビりながらも疲れてたので意外と眠れた。

2日目、いよいよ大キレット。
天候の回復をまって予定より2時間遅らせて出発。
飛騨側からの風は相変わらず強くが、雨がないだけ全然まし。
鎖と梯子で一気に高度を下げ、最低鞍部は判らないうちに通過してしまった。
大キレットに下りていく途中でお会いした男女ペアの方とは
下山するまで同じルートでたびたびお話できて楽しかった。
キレット自体は八峰と不帰に比べると難易度は高いと思ったが、
そのあとの北穂~涸沢岳のほうが自分は厳しいかなと感じた。
さすがに長谷川ピークのナイフリッジは腰が引けていたが(^^;)
どちらにしても三点支持で慎重に行けば何とかなった。
（一点、二点支持もあったけど・・）
あとは体力・気力・天候次第か。でも疲れたし、いくらか怖かった~。

穂高岳山荘でテントが隣同士になったヤマレコユーザー（見る専門らしい）
のkikijiji222さんは、親不知から縦走8日目というすごい人だった。
翌日は西穂へ向かい焼岳から下りて中の湯でゴールを迎えるという。
経験豊富でいろんな山の話を聞くことができて、
テン場での時間を楽しく過ごさせて頂いた。

3日目、奥穂から前穂に行って岳沢から上高地に下山予定。
先に出発するkikijiji222さんとがっちり握手をして別れた。
出発してほどなく着いた奥穂高岳山頂は昨年の夏以来1年ぶりだ。
山頂では前日の男女ペアの方とまたお会いして写真を撮りあった。

そのあとザックをデポしてジャンダルムにピストンした。
kikijiji222さんから話を聞いて考えたすえ挑戦したが、
行った先は、大キレットがやさしく思えるほどのところだった。
（西穂までの1／3も進んでいないが。）
馬の背の下りが一番怖かったが、何とかジャンダルムに到達でき
まさか今回でここまで来られるとは考えてなかったので達成感が半端なかった。
そのあとは奥穂へ戻り、前穂に寄って岳沢から上高地へ下山した。
ゴールの河童橋では、奥穂山頂で会った男女ペアの方とまた会うことができた。
ジャンダルムに寄り道したのでこの出会いは想定外で嬉しかった。
お疲れ様の記念撮影をしてお別れした。
またどこかの山で会えたらいいな。

今回は大キレットを完走して目標の3大キレット制覇を達成できたし、
憧れのジャンダルムにも行って帰って来られて大満足だが、
それ以上に人との出会いが楽しい山行だった。
とりあえず自分にお疲れ様。

コメント

kukaminn

スゴE！！^_^;
しかしよくあんな悪天候の中行ったね。
普通に引き返すレベルじゃないか。
（自分は横岳行かずに引き上げたし…）

まるた

Re: スゴE！！^_^;
天狗原まで行っちゃうとエスケープしたくても
ほかにルートないから来た道を戻るか進んで稜線にでるかの２択だからね。
槍沢も帰るならピストンが一番早いし安全だろうな。