八ヶ岳日帰り縦走（富士見駅→阿弥陀南稜→赤岳→天狗岳）

2018年09月23日(日) [日帰り]

• GPS: 13:13
• 距離: 32.8km
• 登り: 2,902m
• 下り: 2,267m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:46
• 休憩: 2:27
• 合計: 13:13

3:33 富士見駅
4:46 4:46 立場川キャンプ場
5:26 5:27 舟山十字路 水場
5:31 5:31 舟山十字路
5:51 5:51 南稜広河原取付
7:10 7:11 立場岳
7:27 7:27 青ナギ
7:45 7:45 無名峰
8:37 8:58 阿弥陀岳
9:02 9:02 中岳のコル
9:06 9:06 中岳
9:56 9:58 文三郎尾根分岐
10:08 10:08 赤岳
10:11 10:11 竜頭峰
10:17 10:42 赤岳
10:47 10:47 赤岳頂上山荘
11:05 11:11 赤岳天望荘
11:14 11:14 地蔵の頭
11:18 11:19 二十三夜峰
11:25 11:27 日ノ岳
11:29 11:32 鉾岳
11:35 11:35 石尊峰
11:40 11:42 三叉峰（横岳）
11:47 11:48 横岳
11:52 12:05 奥ノ院（横岳）
12:15 12:15 台座ノ頭
12:25 12:25 硫黄岳山荘
12:40 12:47 硫黄岳
12:59 13:17 硫黄岳
13:36 13:37 ヒュッテ夏沢
13:58 13:58 箕冠山
14:06 14:12 根石岳
14:16 14:16 白砂新道入口
14:28 14:33 東天狗岳
14:42 15:02 天狗岳
15:20 15:21 第二展望台
15:34 15:35 第一展望台
15:50 15:51 唐沢鉱泉分岐
16:16 16:20 唐沢鉱泉
16:22 16:27 天狗岳登山口駐車場
16:46 ゴール地点

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

【往路】
ムーンライト信州　新宿駅23:54発　富士見03:19着

写真

9/23 3:32

おはようございます。ムーンライト信州で昨年同様に富士見駅にやってきました。今日もここからスタート。本当は剱岳に行きたかったのですが、連休中の天気が悪くて断念。日曜だけ晴れなので、毎年恒例のZ氏と一緒に、八ヶ岳を夜行日帰りで縦走します。

9/23 5:00

2時間ほどロードを進みます。立場川キャンプ場までは車道ですが、その先はご覧の通り草。Googleマップで「徒歩」で検索したわけですが、登山装備じゃなきゃ絶対嫌やわこんなところ。

立場川を渡ります。この先は砂利道に戻りました。

9/23 5:26

阿弥陀聖水。とても美味しかったです。

9/23 5:32

舟山十字路はご覧の通り満車です。でも我々と同じ阿弥陀南稜に行く人は少なそう。

9/23 5:33

今日はここから山に登ろう！

9/23 5:55

南稜方面に分岐したらのっけから急登

9/23 6:09

でも案内がしっかり。さすがバリエーションルートの中でも初級と言われているコース。

9/23 6:10

ってゆうか、これは果たしてバリエーションルートと呼べるのだろうかというほど案内がガッツリ。

9/23 6:28

気持ちの良い静かな尾根道です

9/23 6:37

お隣の西岳が見えてきた。まだ登ったことありません。甲斐大泉駅→天女山→三ツ頭→権現岳→編笠山→西岳→信濃境駅というルートで日帰り出来そうだ。

9/23 6:45

ぐいぐい上がりますが、今日は調子良いわ。

9/23 7:03

途中のピーク、立場岳に到着であります。ここで小休止

9/23 7:16

南アルプスがガッツリ見えた！

9/23 7:24

全然青くない「青ナギ」に着いた。権現岳のほうから見たのがとても印象的で是非来てみたかったので、来れて嬉しい。そして阿弥陀岳が正面にドーン！

私が行くまで逃げずに待っておれよ。って山は逃げないか。

9/23 7:28

権現岳とギボシ。さらに奥には編笠山が。去年小淵沢駅から日帰りで赤岳行った際に寄りました。

9/23 7:50

Z氏は先日北岳に行ったそうで。懐かしんでいるのかな。

9/23 7:53

これが阿弥陀南稜の全貌かぁ。素晴らしい迫力。難しいのは核心部のP3だけとのこと。

P3手前まで灌木帯が続きます

9/23 8:04

これがP3ですね。左からグルっと回り込みます。
回り込むところに先行者が見えます。同じ時間帯に3組4名がいましたが、ソロの2人は核心部で逆に離されて結局山頂まで追いつかず。

9/23 8:06

P3以外は色々ボコボコ小ピークがあって、どれがどれか分かりませんでした

9/23 8:07

絵になる風景

P3に着いたらストックしまって、ヘルメット着用します

9/23 8:13

P3の60mルンゼ

9/23 8:13

先行者がロープをセットしていました。我々はロープ無しで登ります。

9/23 8:15

これを！

まずは私から。うおりゃ〜〜〜！！！

9/23 8:15

って、うわ、まじか。何がヤバイってこのちょろちょろ水。グローブがビチョビチョになり、めちゃくちゃ手が冷たい…かじかんで握力が奪われます。

9/23 8:25

手を離したらご覧の通り真っ逆さま〜！

ややルーファイも必要です。草付きのほうが傾斜がラクそうなところもありますが、安定しないのでなるべくホールドがしっかりしてそうなところや、水がちょろちょろしていないところを進みます。

9/23 8:28

無事にP3終了。ここでZ氏とリードを入れ替えました。岩場は手足の長い彼のほうが速いです。

9/23 8:34

P4はP3と比べると結構ラクでした。ちょろちょろ水が無いのもGOODです。

続いて私もチャレンジ。ルンゼはいまいち写真の高度感は出ないですが、登っているほうはなかなかです。

こちらはハイマツも掴めます

落石の心配はあまり無さそう

9/23 8:37

赤岳がすぐわきに

9/23 8:37

南アルプスが権現岳より高い位置に。う〜ん、気持ちいい〜

9/23 8:37

すぐ向こうに阿弥陀岳東側を行く一般登山者がたくさんいます。あと一息です。

ここまで来ればもう楽勝

無事に阿弥陀南稜クリアです！毎年恒例の岩稜ルート、来年は剱岳リベンジか槍ヶ岳北鎌尾根にチャレンジしたいですねぇ。

2016−西穂奥穂縦走、戸隠西岳周回
2017−南アルプス鋸岳＆甲斐駒周回
2018ー阿弥陀南稜←New!

私のゴーグルを装着するZ氏。VRでも見てるのかな。

9/23 8:56

右から硫黄岳、天狗岳、蓼科山。

9/23 9:08

パノラマ写真。こんなド快晴な八ヶ岳初めてで興奮しています。

9/23 8:57

北アルプス方面もやや曇っていますがバッチリです

9/23 9:25

さて、赤岳に向かいましょう。最初は結構な岩場の急登ですが、南稜に比べたら楽ちんちん。

9/23 9:44

中岳通過

9/23 9:48

上り返し。ごぼう抜きしちゃいます

9/23 9:57

振り返って阿弥陀岳

9/23 10:10

やや渋滞が発生しているので、ルートを外れて抜かしました

赤岳山頂到着です！1年ぶり3回目の到達ですが、午前中に来るのは初めて。風が激しく人が多いので自撮りにめっちゃ苦戦しました。髪がスゲーわいるどになっておる。ちなみにここで甲斐駒ヶ岳と新宿駅の赤線が繋がりました！

9/23 10:35

赤岳より阿弥陀岳を見下ろす

9/23 10:35

権現岳の向こうに南アルプス

9/23 10:47

次は横岳。ここからは3年前に縦走したのと同じルートです。

9/23 10:55

3年前は結構ビビったけれど、今では全くビビらない。カモシカのように下ることが出来る。進歩したなぁ〜。ここはガレガレなのでルート逸れて抜かすことはせず、大人しく渋滞待ち。

9/23 11:01

たくさんピークがある横岳

9/23 11:14

赤岳は地蔵尾根と文三郎尾根の間に直登のバリエーションルートがあるようで、そこも登りたい。あと、天狗尾根も登りたい。毎年1個ずつ落として行こっと。

9/23 11:26

赤岳と阿弥陀岳のダブルセット

9/23 11:36

一番奥が山頂かな

9/23 11:42

三叉峰の山頂。一応標識っぽい標識を撮ろうとしたけれど、標識の周りに人がたむろっててどいてくれなそうなので、そのままパシャリ。女性の股下に尖った矢印があるという大変卑猥な図になりました。私は悪くない。

横岳山頂到着。逆光を避けようとアングルを工夫をしましたが、横になり過ぎて標識がギリギリ。横岳だけに横向いただけ（笑）

9/23 11:52

大同心を眺めるZ氏。あそこ行きたい？さすがに下りだと厳しそうだよ。

9/23 11:53

富士山と三叉峰かな？

9/23 11:58

私が自撮りしている時間、暇なZ氏は睡眠か瞑想です

9/23 12:08

二手に分かれるところはもちろん北側の高度感あふれる梯子のあるほうへ。

9/23 12:16

阿弥陀岳と大同心

9/23 12:22

さて、次は硫黄岳。ここからガラッと山容が変わりますね

というわけで硫黄岳到着。周りでは「やったー！着いたー！」と感動している方々がいた。私はまだまだ余裕過ぎるわけですが、同じ山なのに人によって違う楽しみ方が出来て、運動苦手な人でも序列にメンタル削られずに済むのが山の素晴らしいところだと思うんだ。

9/23 12:44

12時過ぎたのでお昼ご飯。八つ橋のパンと聞くとゲテモノっぽく思うかもしれないですが、何気に美味しいですよ。

9/23 12:50

本日のコース料理4点セット。豪華すぎるじゅる

9/23 12:50

爆裂火口の脇を歩けるの知らなかった！

9/23 12:51

行き止まりまで行ってみたよ

9/23 13:20

さて、何に見えますか？私は角煮。というわけで君の名は「角煮岳」です。是非そう呼んであげてください。

9/23 13:22

ラスト、天狗岳を落としに行きましょう。時間はたっぷりあります。

9/23 13:36

夏沢峠は樹林帯の中。ここからちょっとくだったところにある、日本一標高の高い温泉・本沢温泉は一度行ってみたいところ。

9/23 13:58

箕冠山（みかぶりやま）通過

9/23 14:07

根石岳通過。特急列車は通過が多いんですよ。

9/23 14:10

根石岳からの爆裂火口跡が雄大。近くから見るのも良いですが、やや離れたこちらかわのほうが全容が見えますね。

9/23 14:10

ラストスパート！

9/23 14:28

東天狗に到着〜！が、本山は西天狗なので、ここでは休まず西天狗に移動です。

9/23 14:30

今回の縦走はここでおしまいですが、八ヶ岳はまだまだ長い。ふと八ヶ岳日帰り全山縦走とか面白そうだなと思い、検索したらやはりチャレンジしている方おられました。標準CTで26時間なので、最初のほうがナイトハイクになっちゃうのねぇ。

西天狗到着です。途中コルのあたりで抜かした、後ろに写っている年長さん3人の女児を連れたパパママ組とお喋り。5〜6歳でここに来るとは超絶やべぇな。しかも結構早くて、途中の大人抜かしている。将来有望過ぎるでしょ。

9/23 14:47

振り返って東天狗。前回来た時東天狗のみなのに二百名山にカウントしちゃっていたのが後ろめたかったのですが、今日で正式にカウント出来てほっと一息。

9/23 14:58

でも展望は東天狗のほうが抜群に良いです。西天狗はハイマツが高くて、東側だけこんな感じ。

9/23 15:34

西天狗をくだり始めるとガスが広がり始めました。今日一日ここまで保ってくれてとてもラッキーです。

9/23 15:45

最初はガツガツくだったものの

9/23 15:53

途中からちゅるちゅる滑る湿った岩になったのでゆっくり歩くことに

9/23 16:14

無事に唐沢鉱泉に到着〜〜〜！そして本当は日帰りの予定でしたが、天気予報がガラッと変わり、明日も晴れ間があるとのことなので、急遽長野に残って明日もう一山行くことに決定（笑）

9/23 16:21

さて、ここからロードを18km走って茅野駅を目指そう（笑）と思って25分ほど走ったところで、後ろから来たお兄さん＆お姉さんが「乗ってく！？」とのこと。明日も行くのが決定したので、ご厚意に預からせて頂きました。

9/23 17:19

テン泊だったというとっても陽気なお二人に、茅野駅近くのOGINOまで送ってもらいました。ここで明日の買い出しをしよう！

9/23 17:22

と思ったらまさかの食品売り場改装中でやっていない…まじかー

9/23 17:45

仕方なく10分ほど歩いて駅の反対側にある西友へ。ここで夕食と明日の食事を買い、向かいのマツモトキヨシでエナジードリンクとコンタクトレンズ保存液を買いました。

9/23 21:30

電車に乗って豊科駅にやって来ました。ここから30分ほど歩いてネットカフェで朝まで滞在。近くの「あずみ野の里」から出発する中房温泉行きの始発に乗り込み、有明山に行く予定です。それではおやすみなさい。

撮影機器：

COOLPIX S6900 ニコン

iPhone 6 Plus Apple

コメント

borav64m

有明山！
これだけ歩いた後、ネットカフェで仮眠の後に急登の有明山ですか。
凄い！
天狗尾根は静かでいいです。
今のＫＴＢさんなら赤岳沢を登って地獄谷を降りるのも選択肢だと思います。
赤岳沢の大棚の上はお花畑で高山植物を傷めないように歩くのに一苦労します。