記録ID: 1602932
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
新穂高温泉から赤牛岳まで天空漫歩
2018年10月02日(火) 〜
2018年10月04日(木)
体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 29:15
- 距離
- 58.8km
- 登り
- 4,106m
- 下り
- 4,168m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 10:16
15:44
宿泊地
2日目
- 山行
- 10:33
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 11:24
3日目
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 7:26
11:55
天候 | 10月2日:曇りのち晴れ 10月3日:快晴 10月4日:高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
平日にもかかわらず7−8割埋まっていた 新穂高登山者指導センターで入山届、下山届を提出 |
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高温泉から小池新道取り付き: 林道歩き。新穂高登山指導センター(無料)とワサビ平小屋(100円チップ制)にトイレあり 小池新道取り付きから鏡平小屋: よく整備された石の道を進む。危険個所はない。登りがきついが、秩父沢とシシウドケ原が休憩ポイント 鏡平小屋から双六小屋: 弓折分岐まで山の斜面を登る。その後尾根を通って最後は緩やかに下り双六小屋へ進む。途中、崩落個所があり、ゴムキャップのないストックは使用禁止 双六小屋から双六岳経由、三俣蓮華山: 小屋の後ろの山を登る。途中、巻道との分岐、さらに上に中道との分岐がある。その後、やや急登を経て最後は平坦な道を進み山頂に至る。その後は尾根伝いに進み、丸山を越えて三俣蓮華に至る。危険個所はない 三俣蓮華から三俣山荘: ザレ気味の登山道を下り、巻道と合流する。さらに下ってテン場を通り山荘に至る。危険個所なし 三俣山荘から鷲羽岳: 急登。ザレ気味なので落石に注意 鷲羽岳から水晶岳: 下ってワリモ岳へ登り返すが山頂直下は左にトラバースする。岩ゴロの上を歩くところがあるが、岩は安定している。水晶への最後の登りは若干岩稜になる。落石、滑落に注意。山頂は狭い 水晶岳から赤牛岳: いくつかアップダウンを繰り返して進む。ペンキの印はあるが、ところどころ間隔が開く。ケルンを頼りに歩くと良い。危険個所はない (赤牛岳からワリモ北分岐までの復路は割愛) ワリモ北分岐から黒部源流: 分岐標識は壊れて倒れている。地図やGPSで下りる方角を確認すること。雨の後は登山道が沢になる。渡渉を数回繰り返すので、雨の後は注意 黒部源流から三俣山荘: 緩やかな登り返し。数回渡渉を繰り返す (以降は割愛) |
その他周辺情報 | コンビニ: 松本方面からは新島々のセブンまでに、高山方面からは丹生川のローソンまでに調達すること 日帰り温泉: 手っ取り早く今回も「ひがくの湯」を利用。飛騨牛をメニューにした食事もできる 9:00〜19:00、700円、0578-89-2855。源泉かけ流し https://www.okuhida.or.jp/archives/1704 |
写真
撮影機器:
感想
10月2日に晴れの天気予報だったので、御嶽山に出かけようと思っていた。北アの予報を見ると3日が快晴で4日の午後に崩れるとの予報。この2日半を見逃す手はない。ということで、急きょ休暇を取って、流れてしまった北アの計画の一つを変更して実行することに
私にとってはほぼ未開拓の山々。三俣山荘に2泊して、快晴の中日に赤牛までの尾根歩きを楽しむことにした。本当は赤牛から黒部湖へ下りてしまい、下の廊下へつなげるのがオリジナルの計画だったが、晴れが続かないのと下の廊下がまだ通れないようなのでピストンすることにした
尾根歩きなので、もっと悠々と景色を楽しみながら歩けると思っていたが、ちょこちょことアップダウンがあり、これがボディブローのように効いてきて赤牛から水晶への戻りで大失速。4時間ちょっとで往復するつもりが5時間半もかかってしまった
おかげで、祖父岳にも寄り道しようという目論見が5時の夕食に間に合わなくなるので、諦めることになった。まぁ、足は棒のようになっていたので、やめて正解だったかな
それにしてもこの稜線歩きは想像以上の素晴らしさだった。暑さに弱いので真夏だったらとても歩けなかったと思うが、この時期ゆえに快適に稜線を歩くことができ、左右前後に広がる名峰を楽しむことができた
流れてしまった計画の残り3つ、今期はもう無理かな。来シーズンに持ち越して捲土重来を期すとしようか
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1306人
ピンさんこんにちは!
今秋はなかなか難しいですね。平日に晴れ上がる空を恨めしく見上げて年に数回起こる「仕事辞めちゃうぞ!」キャンペーンが始まってしまいそうです。これだけ晴れ上がることがわかっていたら自分なら「オレぁ絶っ対に休むぞ!!あとは知らん!!」って仕事ほったらかしちゃいますね。新穂高すぐそこですもんね。
そんな中平日休が取れるなんて幸運でしたね。10日ほどでまた色が増えました。赤牛越えて、読売新道で黒部湖。対岸に渡して下の廊下。高山ベースならば交通機関も充実しているのでとてもいいルートですね。歩いてみたいです。
アルプス山域は小屋が早くに閉まってしまうので困っちゃうんですよねぇ。水場はあるし冬期小屋もあるのでシュラフさえあれば行けるのかもしれませんが、10月終わりくらいまでやっていてくれたらもっと楽しめるんですけどね!
水晶日帰り?ありえないですね、私には。
同じコースを歩いてみてカッパさんの偉大さがよく実感出来ました。
三俣山荘に着いた時点で疲労困憊。あそこから鷲羽に登り上げて、さらに水晶まで行き、そこから新穂高まで戻る。私なら水晶の岩場あたりで滑落してます。
休暇はいつでも取りたいときに取ります。もちろん仕事は優先しますが。よほど重要か緊急案件でなければ、晴れの登山を優先します。
引退後の再就職ですからね。首になっても動じません。その時は本当に引退です(笑)
でも高山のベースキャンプを失うのは惜しいなぁ
二泊三日、急遽休みとって行けるなんて羨ましいものです。
私は相棒の男の子が長期出張でしばらくいなくなったため融通が効かなくなりました。
現役世代だからしっかり働けって感じでしょうか。
河童師匠が歩いたルート、さらに赤牛岳ですか、北アルプス北部奥地まで食い込めていいですね。
往きで拝めなかった逆さ槍穂を復りで拝めるのも二泊三日でピストンという日程ゆえ。
山行データの数字以上に大変みたいですね。
素晴らしい山行堪能出来たようでなによりです。
子育ても仕事も終えた黄昏族のお気楽身分ですからね
単身赴任で嫌味やうるさく言うのもいないし・・・
まぁ、頑張って働いてください
でもトムさんの世代は70歳定年で(それ以上?)、自由に行ける頃には足腰の無理がきかなくなってしまって山どころじゃないっすよね
2泊3日で久々にロングを歩いてお尻や足が痛くて階段登るのに一苦労です(笑)
今度はゆとり山行で優雅に行きたいと思っています
悪天続きでなかなか行けなかった北アルプスに行けましたね(^^)/
そろそろテント泊するには寒い季節になってきました。
山頂ガスもあったようですが、基本的に景色のいい稜線歩き、羨ましいです。
今シーズンあと1回、テント泊で行けないか、寝袋とダウンを用意しながら台風の動向をうかがっております
やっと念願のこの山域に踏み込めました
若い頃に西鎌から槍へアプローチした際に双六の奥(多分、三俣蓮華)まで入り込んでいるはずなのですが、忘却の彼方で何も覚えていません(笑)
今回、双六を通っても三俣についても何の記憶も蘇らない。困ったものです
ハイライトの中日が完璧な晴れで、鷲羽から水晶、赤牛と360°の展望を楽しみながら稜線を歩くことができました。ほとんどスライドすることもない静かな尾根でした。こんなことは北アではそうそうないですね。やっぱり山は平日がいいです
テント泊、まだまだ行けますよ。私も物色中です
北アルプス最奥の地で360度の絶景ですね。
日本で一番贅沢な景色ではないでしょうか。
私が裏銀座に行った際には雲だらけだったので、うらやましい限りです。
このままいけば、百高山も行けるんじゃないでしょうか。
私はうっすら意識しているものの、遅々として進まない状況です。
記録よりも楽しく登山することができれば、それでよし、とすべきですかね。
eurekapapaさん、ありがとうございます
贅沢な眺めでしたね。どこまで進んでも360°素晴らしい山があるというのは、この稜線の特筆すべき優位点ではないでしょうか
似たような状況は南プスの塩見から蝙蝠に向かう稜線でしょうか
百高山、私もなかなか進みません。高山にいる間にしっかり稼ごうと思っていたのですが、計画はどんどん流れています
百名山が70台前半に対して百高山は約10ビハインドしています
仰る通り、楽しく登られればそれでよしですね
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する