中房温泉から徳沢園へ。色々と考えさせられました
野風
体力度について
- GPS
- 26:55
- 距離
- 41.0km
- 登り
- 3,168m
- 下り
- 3,142m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:27
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 7:12
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:00
- 山行
- 10:46
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 12:30
| 天候 | 3日間とも晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス タクシー 自家用車
平湯温泉BTから松本行きバス（平湯8:50発（始発）→松本10:15着）で移動 松本から電車で穂高駅へ移動（あずさ3号松本10:27発→穂高駅10:44着） 穂高駅から中房温泉行きバス（10:52発→11:44着） ところが、高山発松本行きバスが5分送れで平湯着。休憩時間を短縮して定刻通り出発するかと思いきや。しっかり10分休憩して出発。この5分が後に効いて、あずさ3号にギリギリ間に合わず、穂高駅からの中房温泉行のバスに乗り損なう。平日でこの有様なので、土日のこの乗り継ぎは使えないな 次の列車に乗るも中房温泉行きのバスは10分前に出た後で、やむなくタクシー利用（7500円） 上高地から平湯はアカンダナ行きのバス利用。毎時00分と30分発 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山ポスト：中房温泉登山口にあり 12本爪アイゼンは合戦小屋から最初に雪が途切れる箇所まで使用。外してすぐに雪が再び現れチェーンアイゼンを使用。それ以降の合戦尾根から下山まではチェーンアイゼンのみ使用 ピッケルは持って行ったが出番なし 中房温泉から合戦小屋： いきなり急登。富士見ベンチから上に雪があった 合戦小屋から燕山荘＆燕岳： 合戦小屋から雪の斜面の急登。合戦小屋で滑り止め装着。急登を終えると燕山荘と燕岳が見える。ここから雪の斜面のトラバースあり。雪は途中途切れるが、「この先アイゼンを外してください」の看板があるところまでは滑り止めをつけたままが良い 燕岳往復は2か所雪の上を進むが、滑り止めなしで行ける 燕山荘から大天井岳： 蛙岩（げえろいわ）は真ん中の穴を抜ける。でかいザックは引っかかって通過に手こずる。一旦下って大天井岳に登る。夏道を進み途中から尾根伝いに直登する。夏道のトラバース路は雪で覆われ危険。ザレ場で浮石が多いので、落石に要注意。所々残雪の上を歩くが、左は切れ落ちているので慎重に 大天井岳から常念小屋： 大天井山頂からの下りに雪があるがスリップしても尻もちをつく程度で危険なし。 その後は夏道が出ている。東大天井岳は巻くので山頂へは「東大天井岳の肩」から空身で登る。トレースはある。横通岳も登山道は巻いている。山頂を踏む場合は、前後の尾根通しで進むのが良い。途中の斜面を強引に登るとガレ、ザレで登りにくく、下の登山道に落石を起こしやすい。常念小屋手前で雪の斜面となり樹間の中を下る。滑りやすく、枝もうるさい 常念小屋から常念岳： 夏道が出ているが2か所ほど雪の上を通る。慎重に登る。常念の山頂は岩ゴロで狭い。景色に見とれてバランスを崩さないように 常念岳から蝶ケ岳： 常念からの最初の下りは急な岩場なので慎重に下る。鞍部まで下ると2512Pと2592Pに登り返す。2512Pから蝶槍の山頂少し下まで雪の斜面。下りもあるので滑り止めがあった方が無難。蝶槍から蝶ケ岳は槍穂を眺めながらのんびりと歩ける散歩道 蝶ケ岳から徳澤園： 少し下るとすぐに雪が現われ、1800m位まで雪の道を下る。そこから下は雪が途切れたり出たりで、スリップ注意。チェーンアイゼンを履きっぱなしで1700m位まで下りた。疲れていたせいか、徳澤までとにかく長く感じる下りだった |
| その他周辺情報 | コンビニ： 穂高駅にはない。ここに到着する前に調達が必要 日帰り温泉： ひらゆの森を利用した。５００円。１０−２１時（受付２０：３０） ０５７８−８９−３３３８ http://www.hirayunomori.co.jp/ 平湯バスターミナルの３Ｆにも日帰り温泉有り（こちらも源泉掛け流し） ６００円。８：３０−１７：３０（受付１７時） |
| 予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
拍手
感想
数年前の3月下旬の日光白根山で、急斜面の上部でお会いし、その後ともに撤退した戦友のようなmfaysalさん（勝手に戦友扱いしてすみません）。なかなか味のある山をやられる方で、羽黒三山縦走などを参考にさせていただいた。今回もmfaysalさんが昨年この時期にやられていたコースを踏襲させてもらい、テン泊縦走に挑んでみた
中房温泉から入って徳澤園に下りるコースだが、距離は約40キロで2泊3日の山旅。GWに飛越トンネルから薬師岳に出かけた時は、1泊2日で約40キロの道のりだったので、テン泊装備を担いでいるとはいえ、十分行けると高を括っていた。しかし、この考えがとんでもなく甘かったことを実感する羽目に・・。今回の失敗は以下のとおり
その� �足腰の弱った老体には、テン泊装備を担いで何度も繰り返す上り下りはコースタイムを大幅に超過し、体力も心のゆとりも無くなっていく。滑落などの危険が増して危ない。せいぜい冬期小屋泊がいいところ
その�◆Ц�共交通機関の利用、特にバスの場合は時間通りにいかず、乗り継ぎにしっかりと余裕を持たないと計画に支障をきたす
その��：装備の点検は念には念を入れる。チェックリストを作成して確認しているが、「テント一式」のようなリストになっているので、今回のようにポールを忘れることになる。リストは細かく記載してチェックが必要
その�ぁР篤擦�かなり出ているので、冬靴を止めた。でも雪もあるので足にフィットした夏靴ではなく、3シーズン用の靴を履いていった。この靴は以前から足に馴染まず、縦走に使うと必ずと言っていいほど足の爪がやられる。教訓が生きてない
その�ァ�朝4時に出発した2日目はお昼ごろに常念小屋に到着。ゆとりを持った山というのはこうあるべきかと納得したが、到着後にアルコールをひたすら飲んでしまうという負の側面も経験
まぁ、いろいろと考えさせられる山行となった。60の手習いで始めたテント泊だが、計画を作る頭と実際に行動する体が一致していない。85Lのザックまで新調したが、どうやら出番は少なくなりそうだ・・・
素晴らしい天気に恵まれたこと、無事に帰ってこられたことに感謝感謝！
後記：常念岳から蝶槍へ向かう2512m峰あたりでスライドしたカップルの方に前常念岳を尋ねられた。常念から前常念へ行き、三股方面から戻って周回するとのこと。
常念から常念小屋へ向かって下りるとすぐに前常念を通ると教えてしまった。正しくは、「常念から常念小屋へ向かて下りるとすぐに前常念への分岐を通るので右手方向の尾根に進めば前常念に行ける」でした。明瞭なので間違うことなく前常念へ行かれたと思いますが、申し訳ありませでした。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
常念岳の最新記録
大天井岳の最新記録
燕岳の最新記録
テン泊装備を担いでの表銀座縦走、お疲れ様でした。
私のレコへのコメントで「日本オートルートは小屋泊で」と記載されていたのは、こういう背景があったんですね。
確かに私もザックの重量次第で歩くペースも変わりますし、バテるまでの時間も変わってしまいます。
日本オートルートもちょっと無理な計画だったなと思っていた次第です。
それにしても、3日ともいい天気で絶景ですね。
槍穂の景色の移り変わりも面白いです。
表銀座は常念〜蝶しか歩いたことがないので、ぜひ歩いてみたいと思っています。
eurekapapaさん、コメありがとうございます
いやぁ、ほとほと疲れました。燕山荘にたどりついたときには涙がでそうでした（笑）
燕山荘前の雪の上にテント張りたかったです
でもテン泊初心者の私にはあの程度の風でもテント張るのに四苦八苦したと思います
テン泊に出掛けてポール忘れるとは、とんだ大失態でした
小屋で話をしていたら、同じ経験をした人が意外にいたので妙に救われました
eurekapapaさんがやられていた裏銀座を突き抜ける山行も、真似してテン泊を考えていましたが、今回で懲りて小屋泊に変えます！
表銀座縦走、お疲れ様でした。
乗り継ぎの問題、分かります。予備日がないのでどうしても縦走より周回かピストンを選んでしまいます。
重いテン泊装備も３日間の素晴らしい景色の連続で！
朝日や夕日自分も見たいなぁ。
ジムニーさん、コメありがとうございました
せめて２日目にテン泊できていたら、重いテント装備も少しは報われていたかなと思います
テン泊装備で、しかも雨の中撤収して歩いたジムニーさんの裏銀座は尊敬します
これで雨にでも降られたら、私にはとても耐えられません。当分山に行けなくなってしまうでしょう（笑）
テン泊には捨てがたい魅力があるので、元より自分でも分かっていたベースキャンプ型のテン泊山行に徹したいと思います！
無雪期でもこたえそうな山行ですね。
アイゼンやら三日分の食事担いでの残雪のトレイル、ましてピークいくつも越えた訳ですからさぞ疲れたかと思います。
BC定着の中日アタックならともかく、担いで歩ききる訳ですし…。
私も4月の大無間、二日目は15h行動でした。
未だに試行錯誤中です。
BC型、いい解答ですね。
それで行ける山だってたくさんあります。
今回のルートも何回か分割して歩くこと出来るでしょうし。
山歩き楽しめる自身のスタイル見つかっただけでも儲けもん、そのうえ絶景も目の当たりに出来たわけですから。
トムさん、コメありがとうございます
疲れ果てて足の爪もやられましたが、くじけてはいません
小屋泊装備なら当初の計画通りに歩けていたと強がっています
でもテン泊装備はダメですね（笑）
各小屋の冬期小屋を確認してきたので、トムさんがおっしゃるように閉山した後に分割して再訪するのもいいかなと密かに思っています
テン泊はBC型で行こうと思っています
できれば文明の利器で標高稼げるBCなんていいですね
でもその前にもう少しテン泊の経験を積まないといけませんね
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する