さすらいの長距離ハンターが行く 〜初冬の3000m峰5座 槍ヶ岳〜大喰岳＆涸沢岳〜奥穂高岳〜前穂高岳

2019年11月02日(土) 〜 2019年11月04日(月)

• GPS: 31:20
• 距離: 45.5km
• 登り: 3,892m
• 下り: 3,921m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:13
• 休憩: 1:52
• 合計: 11:05

5:19 上高地バスターミナル
5:22 5:23 無料トイレ
5:29 5:29 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
6:02 6:03 明神館
6:06 6:06 徳本口(徳本峠分岐)
6:41 6:42 徳沢公衆トイレ
6:55 6:57 新村橋(パノラマ分岐)
7:38 7:47 横尾 (横尾山荘)
8:19 8:19 槍見河原
8:28 8:29 一ノ俣
8:36 8:44 二ノ俣
9:08 9:09 槍沢ロッヂ
9:37 9:38 赤沢岩小屋（ババ平）
10:05 10:06 槍沢大曲り
10:46 10:48 槍沢・天狗原分岐
11:54 11:55 坊主岩屋下
12:02 12:03 播隆窟
13:15 13:49 槍ヶ岳山荘
15:27 16:15 槍ヶ岳
16:24 槍ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 7:38
• 休憩: 1:02
• 合計: 8:40

5:10 槍ヶ岳山荘
5:19 5:19 飛騨乗越
5:50 6:13 大喰岳
6:35 6:35 飛騨乗越
7:05 7:06 播隆窟
7:40 7:41 坊主岩屋下
8:22 8:23 槍沢・天狗原分岐
8:49 8:49 槍沢大曲り
9:14 9:14 赤沢岩小屋（ババ平）
9:36 9:37 槍沢ロッヂ
9:56 9:56 二ノ俣
10:03 10:03 一ノ俣
10:11 10:12 槍見河原
10:45 11:05 横尾 (横尾山荘)
11:22 11:23 横尾岩小屋跡
12:00 12:01 本谷橋
12:52 12:52 Sガレ
13:28 13:39 涸沢ヒュッテ
13:41 13:42 涸沢
13:50 涸沢小屋

3日目

• 山行: 9:35
• 休憩: 3:49
• 合計: 13:24

2:56 涸沢小屋
3:29 3:29 パノラマ分岐
3:55 4:03 ザイテングラート
5:00 5:33 穂高岳山荘
5:52 6:05 涸沢岳
6:25 7:29 穂高岳山荘
8:17 8:28 穂高岳
8:31 8:42 南稜の頭
10:07 10:35 紀美子平
11:01 11:19 前穂高岳
11:52 12:10 紀美子平
13:55 14:12 岳沢小屋
15:02 15:02 見晴台
15:17 15:19 7番標識
15:50 15:55 岳沢湿原・岳沢登山口
16:06 16:07 日本山岳会上高地山岳研究所
16:13 16:13 河童橋
16:20 上高地バスターミナル

天候

一日目快晴、二日目晴れのち曇り、三日目快晴

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

沢渡エリアの駐車場から上高地行きのバス利用。

写真

11/2 5:59

沢渡駐車場から乗合タクシーで早朝に上高地に到着して槍ヶ岳山荘を目指します。
明神館からの明神岳。

11/2 6:11

この日は快晴?スタートから快晴は本当に久しぶり😀
明神岳がモルゲンロートに染まりました🌅

11/2 6:33

梓川沿いをさらに進む

11/2 7:25

2時間ちょいで横尾到着！
雪化粧の前穂高岳を見上げる。横尾周辺はカラマツの紅葉が美しい🍁

11/2 7:35

11/2 7:51

横尾付近からの屏風岩と雪化粧の南岳と獅子鼻の頭。
なんかヨセミテ国立公園っぽい？

11/2 8:29

涼やかな槍沢を進みます🎵

11/2 9:13

槍沢ロッヂを進んだところから見えた鋭峰。

11/2 9:52

大曲り周辺は落葉したダケカンバがお出迎え🎵

11/2 10:04

南岳から中ノ岳付近の稜線。グリーンバンドから上は雪景色?

11/2 11:41

最終水場を越えてグリーンバンドを進むと、ついに槍様登場！

11/2 13:01

槍ヶ岳山荘までの斜面は日があたって雪も緩かったのでノーアイゼンで真っ直ぐ登りました💦

11/2 13:02

キックステップを多用したので最後は内転筋が攣りました💦
どうにかこうにか槍ヶ岳山荘到着！
チェックインして一休みしてから山頂に向かいます。

11/2 13:05

空気の乾いたこの時期は常念岳がとても近く感じます😀

11/2 13:13

穂先は雪が付きにくいようですね。
12爪アイゼンとピッケル装備でいざ穂先へ！

11/2 15:04

大喰岳と前穂北尾根。

11/2 15:12

登りルートは小槍が間近に。

11/2 15:14

標高が上がって穂高連峰が姿を現しました😀

11/2 15:17

時間帯によっては軽アイゼンでも行けなくはない。
鎖もアンカーも梯子も使えるのでピッケルはほとんどお荷物でした😁

11/2 15:24

目指す山頂まであと梯子ふたつ！

11/2 15:28

令和元年初の槍ヶ岳山頂です🎉
ようやく来られました😀

11/2 15:28

今年は挑戦できなかった北鎌尾根。
来年こそ好天でチャレンジしたい！

11/2 15:28

北には後立山連峰のオールスター。
白馬岳や鹿島槍ヶ岳、蓮華岳、針ノ木岳など。

11/2 15:28

立山の向こうにチラッと剱岳。

11/2 15:29

薬師岳、鷲羽岳、水晶岳。

11/2 15:31

笠ヶ岳。夏とは違うこの空気感、心地良いです🎵

11/2 15:31

黒部五郎岳、双六岳、三俣蓮華岳など。

11/2 15:32

乗鞍岳と御嶽山

11/2 15:33

唐沢岳、燕岳の向こうに頸城山塊。

11/2 15:33

男前の常念岳

11/2 15:33

前穂高岳北尾根。稜線の美しさはもはやアートの領域。
チャレンジしたいですね〜😀

11/2 15:34

奥穂高岳、手前に涸沢岳、右にロバの耳とジャンダルム

11/2 15:35

こちらも雪化粧の白根三山

11/2 15:35

富士山＆甲斐駒ヶ岳

11/2 15:35

八ヶ岳

11/2 15:36

南アルプス南部の山々。
塩見岳から聖岳

11/2 15:47

西日の穂高連峰。
畏怖を感じる凄みとゾクゾクするような美しさ。

11/2 16:18

山頂からはダイヤモンド笠ヶ岳が拝めたそうです。

11/2 16:27

11/2 16:48

宿泊した槍ヶ岳山荘の部屋から。ほんのわずかな時間紅く染まった🌇

11/2 16:49

11/3 5:47

翌朝は槍ヶ岳と穂高連峰のモルゲンロートを狙って大喰岳を目指しました。
東の空は雲が多めながら素晴らしいモルゲン期待できそうです😀

11/3 5:51

11/3 5:59

11/3 6:03

11/3 6:05

11/3 6:05

言葉にならない、素晴らしい朝🌅

11/3 6:05

11/3 6:06

11/3 6:07

槍ヶ岳山頂だと、足元がこうはならない。大喰岳で大正解！

11/3 6:08

11/3 6:08

このピンクはほんの一瞬

11/3 6:35

モルゲンロートを堪能し終え、この日は涸沢カールへ、あわよくば穂高岳山荘を目指すべく横尾へ一旦下ります。大キレット越えはとても無理😁

11/3 6:41

11/3 6:47

槍様、また来年！

11/3 7:05

何度も歩いてるルート、ばんりゅうくつ、ってここだったのね😁
この先で槍ヶ岳山荘で用意していただいたお弁当をパクついて腹ごしらえ🎵

11/3 9:49

再び槍沢の流れ。

11/3 10:36

紅葉を愛でながら歩いて

11/3 10:42

11/3 10:42

横尾に到着！
横尾山荘でカレーライスいただきました😀

11/3 11:09

さあっ、まずは涸沢カールを目指します！

11/3 11:13

11/3 11:59

屏風岩

11/3 12:13

11/3 12:42

稜線の鞍部が穂高岳山荘のある白出のコル。

11/3 13:06

紅葉で賑わったカールもすっかり落ち着きを取り戻した。

11/3 13:28

結局この日は無理をせずに涸沢カールで過ごすことに。
稜線に少しでも近いのと暖色系の灯りに誘われ涸沢小屋に宿泊しました。
食事もとても美味しく、なにか痒いところに手が届く、そんな素敵な山小屋でした🎵
夕食後は談話室でラグビーW杯決勝を。

11/4 5:44

涸沢岳でモルゲンロートをゲットすべく涸沢岳を3時にスタート。
穂高岳山荘到着時点で満天の星。
しかし涸沢岳へ登るわずかな時間で瞬く間にガスに覆われてしまいました。

11/4 5:51

涸沢岳山頂は踏んだだけ。
でもガスは薄いしじきに晴れるだろうとのことで穂高岳山荘で休憩します😀

11/4 6:16

ガスの中、摩訶不思議な世界に包まれました😀

11/4 6:26

穂高岳山荘もこの日小屋閉めでしたが暖がとれてとても助かりました😀

11/4 6:41

この日の雲海はぶ厚い！

11/4 6:42

時々外に出ては空を確認、もうちょっと。

11/4 7:12

ガス、晴れたッ！
奥穂行くよ〜😀

11/4 7:17

ここからは12爪アイゼンとピッケル装備で山頂目指します😀

11/4 7:33

前半は梯子と鎖があるのでピッケルの出番はない。
振り返っての涸沢岳と北穂高岳。

11/4 7:47

前半の急斜面を越えると、あとは比較的緩やかな登り。
ただしルートはまだ日が射してないので雪面は締まって歩きやすいもののミスれば白出沢側へ行っちゃいます。

11/4 7:51

槍ヶ岳もバッチリ！
弱い冬型のため北部の峰峰は雲の中。

11/4 7:55

左の三角のピークが山頂、もう少し。

11/4 7:57

南側に乗越すとジャンダルム登場！
積雪期はさらに凄味を増してます。

11/4 8:12

山頂着いたッ！意外と難度高くなかった。

11/4 8:04

この時期の奥穂に立てるなんて夢心地🎵

11/4 8:06

前穂高岳と明神岳。

11/4 8:06

ぶ厚い雲海の向こうに富士山＆南アルプス

11/4 8:07

11/4 8:08

夏歩いた黒部五郎岳や三俣蓮華岳。

11/4 8:09

鷲羽岳＆水晶岳

11/4 8:15

久しぶりの登場です😀

11/4 8:17

ひとしきり眺望を楽しんだら前穂高岳に向かいます。
踏み跡はあるものの

11/4 8:31

無雪期ならどうということもない吊り尾根も雪が付いて少しやっかい、想定内ではありますが。

11/4 8:47

眼下に涸沢カール、その向こうに常念岳。

11/4 9:06

前穂高岳から延びる北尾根。マジかっこいい！

11/4 9:08

こういうところは緊張感が高まります。
落ちればイチコロ😱

11/4 9:20

振り返っての奥穂高岳

11/4 10:00

紀美子平に到着！腹ごしらえしてから山頂へ。

11/4 10:41

ルートはまんま夏道、ミックス帯の箇所が多いので歩きにくい。
下りは右のルンゼを使いました。

11/4 10:54

今回の最終ピーク、前穂高岳山頂！
前穂高岳はとにかく眺望が素晴らしいです🎵

11/4 10:54

まずは明神岳からのルートを拝見、う〜んチャレンジしたいが行けるかなあ。

11/4 11:01

前穂高岳からの奥穂高岳は連峰の盟主にふさわしい堂々とした山容を誇る。

11/4 11:01

そして極めつけは西穂高岳から奥穂高岳、そして

11/4 11:03

涸沢岳から槍ヶ岳まで、槍穂高連峰が一直線に並ぶ。
アリーナ席最前列へようこそ！って感じです😀

11/4 12:10

下りは重太郎新道で。まずは岳沢小屋を目指します。

11/4 12:10

明神岳も惹かれるなあ〜😀

11/4 12:17

上高地は紅葉ピーク🍁

11/4 12:27

西穂高岳からのルートもまた歩きたいですね〜😀

11/4 13:09

だいぶ下りてきました。

11/4 14:57

岳沢小屋からは岳沢トレイルを下ります

11/4 15:50

岳沢登山口からの六百山、凄い山容！地図にルートないなあ。

11/4 16:08

河童橋付近からの穂高連峰、3日間好天をありがとう😀
また来年！

撮影機器：

PENTAX K-70 ボディ ペンタックス

感想

uchia

天気の安定していたこの3連休、雪を纏った北アルプスの高峰を歩いて来ました。
相方さんから最後のチャンスで槍穂を目指すと言われた時には、「涸沢から別行動で上高地で待ってま〜す」と話していましたが、計画を詰めていくうちに自分も山頂からの景色を見てみたくなり挑戦することに。
上高地の紅葉と槍沢からの眺めが気持ちよくて、久々の朝からの快晴に気持ちは逸るばかりでしたが、グリーンバンドから上の積雪と傾斜のキツさは本当にしんどかったです。でも苦しい分だけ喜びも大きくて、槍ヶ岳の最後の梯子を登って祠の前に立った時には大感動でした。
奥穂から前穂に向かう吊尾根は、岩と雪のミックスで緊張の連続。紀美子平に着くとホッとしました。私はザックをデポして空身で前穂へ。山頂からは槍〜北穂〜涸沢〜奥穂が一直線に聳えて錚々たる景色です(*^_^*) 見渡す360度の大パノラマ。ずっと見ていたい。
重太郎新道の下りでは靴擦れが始まり足が出ません(>_<)やっとの思いで岳沢小屋に着くと小屋じまいで解体の最中でした。カレーが食べたかったな〜
重たい足取りで河童橋まで帰って来ると周りはまさかの外国の方ばかり、私たちが異国の地に来ているかのようでした（＾＾；）

初めての雪の槍穂はキツくもありましたが、満天の星やモルゲンロート、そして一段と澄んだ大絶景etc 何もかもが素敵でまた思い出の一ページが増えました。有難うございました>^_^<

hastler1208

週末ごとの天候不良もあり槍穂高連峰に行けずに気がつけば今年も残り2カ月。
上高地へのバスの運行は今月いっぱい、さらに主だった山小屋も11/4に小屋閉めとのことで、三連休ラストチャンスに賭けてみました。
すでに2700mから上は雪化粧しており多少不安もありましたが3日間好天に恵まれ初冬ならではの素晴らしい風景を目に刻むことができました。
紅葉から雪景色までの移ろいを毎日体験できたのも、この時期ならでは。

これまで天候に恵まれないことが多かったモヤモヤを一気に帳消しにしてくれる最高の山旅を楽しむことができました😀
ありがとうございました😀

コメント

asobukomeya

有り難う御座います！
好天の中、行ってこられましたね！？　絶景に続く絶景で、画像を見ているだけで十分に楽しませて頂きました！　有り難う御座いました！　それにしても　“凄い！”　・・・（苦笑）