記録ID: 212640
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
赤岳・横岳・硫黄岳(赤岳山荘から)
2012年08月04日(土) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 08:39
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,529m
- 下り
- 1,529m
コースタイム
(2:00 自宅を車で出発 - 5:15 やまのこ村山荘駐車場)
[入山準備] - 5:30 登山開始 - 8:30 八ヶ岳(赤岳)山頂 - 10:30 横岳山頂 - 11:30 硫黄岳山頂- 11:45 下山開始 - 14:00 下山 [帰宅準備]
(14:30 やまのこ村山荘駐車場を車で出発 - 18:00 自宅に到着)
[入山準備] - 5:30 登山開始 - 8:30 八ヶ岳(赤岳)山頂 - 10:30 横岳山頂 - 11:30 硫黄岳山頂- 11:45 下山開始 - 14:00 下山 [帰宅準備]
(14:30 やまのこ村山荘駐車場を車で出発 - 18:00 自宅に到着)
天候 | 完全な快晴。空気も澄んでいて見るもの全て綺麗でした。赤岳山頂からは360度どの方向にも景観がよく、遠くには北アルプス、南アルプス、富士山が雲海をまとって眺めることができました。そういう意味では、八ヶ岳最高な日だったのかもしれません。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ちなみに、カーナビで目的地にセットするのは難しいです。同じような地名、施設名があっちこっちにあり、住所も適当な地域なので苦労します。美濃戸口の先のダート道は道にも登録されていないので赤岳山荘までのナビは難しいと考えたほうが良いです。自分はAndroidスマホでGoogleのナビでどうにかたどり着きました。だめだったら試してみてください。 美濃戸口の先のダート道を車で走破し、赤岳山荘、やまのこ村山荘の駐車場に停めると1時間の時間短縮が可能です。登山口の標識があるのでダート道の入り口を登山道、美濃戸、硫黄岳・赤岳と書いてあるほう(なんか車で入っていけそうもないので躊躇しますが)に進みます。 ただ、皆さんが言っているようにハードなダート道です。車同士がところどころにある待避所でないとすれ違えないほどの道になっています。道の状態は確かにでこぼこで、ところどころに大きなくぼみや大きな石なども転がっています。印象としては、明るくて雪がなければセカンドギアでゆっくり注意して進めばFFのミニバンや乗用車でも大丈夫です。事実自分もホンダのエリシオンで行けましたし、マーチやフィット、アルファードなども沢山駐車されていました。ただ、車高を落としていたり、車高の低いFRのスポーツカーなどは厳しいかも。ところどころ徒歩で進む登山者がいますので、気をつけ、気をつかって走行してください。登山と一緒で気を緩めずに。 15分くらい進むと、やまのこ村と赤岳山荘が並んでいます。どちらも1日1,000円で駐車可能です。自分はやまのこ村に車を停め、登山出発できたのは5:30でした。 どちらの駐車場も混雑期はめいっぱい車を停めます。やまのこ村のほうは駐車場内の通路まで停めていく(通路駐車の場合はカギを預かる)ので、昼には先に停めた車が出られなくなっています。自分も14:00に戻ったんですが、車を出すのに30分かかりました(土曜日早朝から日帰りの人はおおいにあり得る)。その点、赤岳山荘の駐車場のほうは出られなくなるほどということがなさそうなので良いかもしれません。 14:30に帰路に。予想通り、中央道が談合坂S.A.で渋滞、車線の少なくなる上野原I.C.でも渋滞、そしていつものように事故が発生して渋滞。その先の小仏トンネルで渋滞と、八王子ジャンクションまででも渋滞三昧(さらに先も新宿まで渋滞だったみたいです)でした。いつもながらに思いますが、中央道の渋滞はあきらめるしかありません。 そんなこんなで自宅に着いたのは18:00でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ついにずっと行ってみたかった八ヶ岳に行きました。すごく人気があり、様々な人が何度も定期的に訪れるという八ヶ岳はまさに自分の予想以上に最高に良かったです。 今回は最もメジャーな美濃戸口から。目的はもちろん最高峰の赤岳(2,899m)、横岳(2,829m)の稜線、爆裂火口跡がある硫黄岳(2,760m)でしたので、日帰りなので無理をせず阿弥陀岳(2,805m)はやめときました。なので、コースとしても一番メジャーな形だったと思います。 前回の谷川岳の経験から、水(凍らせた水1.5リットル、ポカリスウェット2本、ボトルコーヒー1本)は多めに持っていき、行動食にも塩分や糖分などの暑さ対策を万全にして臨みました。また、水分以外の装備を「削る」のではなくて「無駄を省き」できるだけ軽量化し負担を最小限にするべく工夫をしてみました。 ただ、谷川岳よりも、標高が高いため、午前中はそれほど暑さはハードじゃなかった印象です。また、コースも高低差、距離ともに谷川岳よりも多かったにもかかわらず、体力への負担も軽かったと思います。あと、難所・危険な個所もそれほどなく、鎖場が続く個所もあり絶対数は多いと思いますが、難度は普通に2,000メートル級の山を登ると存在する程度。皆さん登山に慣れている子供であれば、小学生も連れてこれる程度のものでした。(危険じゃないてことではないです) 鎖場や岩登りがあるのは、主には、赤岳の最後の登り、赤岳から横岳の稜線に多数あります。 今回のコースを振り返ると、美濃戸口から南沢と北沢の分岐を南沢に進み、そこから行者小屋までは沢に伝いながらゆるやかで穏やかな山歩きが続きます。行者小屋までは急がなければぜんぜん疲れないんじゃないかと思います。そして行者小屋を過ぎ、赤岳と阿弥陀岳の分岐があり、そこから文三郎尾根に入ります。ここにある階段(あの有名なマムート階段も含まれます)、ハシゴがかなり大変です。そしてその先にある赤岳の最後の急登と岩登りは応えますね。でも、そこを登り切ると八ヶ岳最高峰の赤岳頂上、最高の景観が待っていました。大変ですがごっつきっついなぁ〜という泣き言はでない程度で、けっこう長い時間きつい思いするものでもありませんでした。 さて、赤岳山頂を後にして、横岳方面への稜線を進みます。横岳から赤岳への登りもかなり大変(阿弥陀岳方面とは異なりこちらは岩場というよりガレ場)なようで、沢山の人が鎖に取り付いて登っていました。そこを下ると赤岳天望荘があり、その先は岩場と鎖場、ハシゴが続きます。鎖場はどちらかというと岩場のトラバースカニ歩きの補助と言った印象です。色々なパターンがあり、きっつくもないので単純に楽しいです。いろいろなパターンのプチ難所をくぐりぬけていくと、地蔵の頭、石尊峰と続き、いくつかのピークを越えて横岳に到達します。この横岳までの稜線は一番面白みがあると思います。 横岳を後にすると様子がガラッと変わります。ここからは火山の様相が強くなり、細かな火山質の砂利に覆われた緩やかな稜線のカーブを下っていく感じ。景観や見晴らしも雄大さが満喫できる印象です。体力もまったく消耗しません。下まで稜線を下がると硫黄岳山荘があり、そこからは大小石が敷き詰められた石の坂を緩やかにカーブに沿って登って行きます。 登り終わると硫黄岳の山頂票がある広い山頂にたどり着き、反対側を見ると壮大でなにしろスケール感も威圧感もすごい爆裂火口が広がっています。反対側なので登ってから反対側を眺めないとお目見えできません。ここまで来て良かった!と思った瞬間。ちょっとガスってき始めた(風が吹くと爆裂火口の岩肌に沿って風が上昇を余儀なくされるので、こちら側がガスりやすいようです。)のでタイミングギリギリセーフでした。 硫黄岳からの下りは、白い石が敷き詰められちょっと風変わりな場所の赤岩の頭分岐を通り、そのまま普通の山道を下山します。けっこう歩きやすい印象の登山道をずっと下って行くと、赤岳鉱泉にたどり着きます。ここからは沢沿いに山道を下って行きます。沢に沿っているので涼しげで気持ちが良かったですが、距離は長い印象がありました。途中には、赤岳特有の赤い沢があり、あっちこっちで合流しながら沢を赤くしていきます。また、ところどころにはたまりの池もあり、そこは緑の苔と赤いたまりのコントラストが素晴らしい美しさを醸しています。 沢伝いに下ると途中から林道になり、林道を1キロほど歩くと行きに分かれた美濃戸口から南沢と北沢の分岐にたどり着きます。 この一連のコース、山行でGPSに記録されたログによるとトータル16.129キロ、所要時間は8時間39分でした。 今回も安全に事故もなく、素晴らしい景観に出会え、非日常を満喫できた山登りができてよかったです。 |
写真
感想
今日は子供・嫁さんが親戚の家に泊まりに行くため家に居ない。よって山登り。天気もPカン予想なので、満を持して八ヶ岳メイン峯3つを縦走するコースの計画書を印刷して早朝2:00に出発!八ヶ岳山塊の最高峰である赤岳(2,899m)はもちろんですが、横岳(2,829m)の稜線、爆裂火口跡がある硫黄岳(2,760m)も行きたくてずっと温めていました。いやいや八ヶ岳、それも赤岳のあたりは素晴らしいですね。出会う様々な景観、複雑で多彩なコース、それぞれの山容や稜線の雰囲気も全てが最高でした。全体的には谷川岳と比べると標高差や距離は長かったですが体力的に楽な気がしました。赤岳から横岳の間はそれなりにバリエーションのある登山を楽しめますし、硫黄岳までは稜線の雄大さが満喫できる感じでやっぱ良い山です。まだまだ色々楽しめそうなので、他のコースも今後試したいと思います。
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この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科 [2日]
美濃戸(南沢)〜行者小屋〜赤岳(文三郎尾根)〜横岳〜硫黄岳〜赤岩の頭〜行者小屋〜阿弥陀岳(ピストン)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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