折立〜雲ノ平〜黒部川源流〜双六小屋〜新穂高


- GPS
- 80:00
- 距離
- 40.8km
- 登り
- 2,530m
- 下り
- 2,843m
コースタイム
8/12 6:05太郎平小屋-8:45薬師沢小屋9:15-(途中、昼食25分)-12:00アラスカ庭園-13:05祖母岳山頂-13:35雲ノ平山荘 (キャンプ場の水場まで水汲み&スイス庭園までお出かけ散策1時間15分)
8/13 6:15雲ノ平山荘-7:25祖父岳分岐-9:15黒部川源流-10:00三俣山荘(昼食)11:00-13:55双六小屋
8/14 7:15双六小屋-8:40弓折乗越-9:25鏡平山荘9:40-11:50秩父沢-13:10わさび平小屋14:00-15:30新穂高温泉・深山荘(ここに宿泊しました)
天候 | 1日目 晴れのち曇り時々小雨 2日目 快晴のち曇り時々晴れ 3日目 霧時々雨のち強風雨 4日目 雨時々曇り・晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 新穂高から松本までバス。松本から特急。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
木道が滑ります。 太郎平小屋で富山県警の方から注意を促されたにもかかわらず、2度こけました。 薬師沢小屋から雲ノ平の道も、岩や木の根が滑ります。 登山ポストは太郎平小屋にありました。 双六小屋には郵便ポストがありました。 薬師沢小屋の入口すぐの飲み物が冷やしてあるところの、上の水道は無料だそうです。 冷たく美味しい水でした。 雲ノ平山荘は雨水のみ。1リットル100円だそうです。 無料の水場はテント場にありますが、涸れることもあるそうなのでご注意ください。 14日は新穂高温泉「深山荘」に泊まりました。 |
写真
どんなレースかも知らず、お急ぎのところ写真に写っていただいてありがとうございました。
18番の選手でした。
この後も沢山の選手に遭遇。
凄く過酷なレースだと後で知りました。
※代表の飯島さんですね!ありがとうございましたm(_ _)m
感想
お花の多いコースで、たくさんの花を撮りましたが、名前のわからない花も多いです。
どなたかわかる方いらっしゃいましたら教えてください〜〜。
今回もザックは30リットル。
水はハイドレーションで1.5リットル、ペットボトルで500ml。
水を含めた全体の重さ、ちゃんと測ってませんが…8キロは超してないくらい。
8キロ超えると自分がきついので…
防寒具、食糧は結構持ってましたが着替えはとても少ないです…(笑)
8/11
富山駅5:35発のバスで折立へ。
到着時、ハプニングがあり…
バスがどなたかのザックを踏んでしまった模様。(バス会社のミスです)
中身がぐちゃぐちゃになってしまったようで、かわいそう…
トイレ、ストレッチなどすませ、8時に登山開始しました。
それほどきつくない登り。
しかしバテないように、ゆっくりを心がけて登りました。
それでも最初の日はずっと登りだからか、ちょっとバテてしまい、小屋に到着したあと夕食の時間まで寝てしまいましたが…
五光岩ベンチのちょっと手前くらいで雨に降られましたが、降ったりやんだり。
天気、大きくは崩れませんでしたが山の姿も見え隠れ…といったかんじでした。
夕食の時に、小屋の支配人のご挨拶と県警の方のお話がありました。
雨や朝露に濡れた木道は大変滑りやすく、事故が多発していること。
水分は体重×歩行時間×5、必要とのこと。
(例えば体重50キロの人が6時間歩いたとすると、1500ml必要、ということだそうです。)
この日は珍しく朝まで熟睡。
山で熟睡したのは初めてかも……
8/12
「曇りまたは霧、のち雨」の予報で完全に諦めてましたが…
なんと、奇跡的に快晴。
360度、雲ひとつありません。
最高の景色を堪能しつつ、花を撮りつつ、ゆっくり出発。
小屋を出発して5分くらいで、早速滑りました。
尻もちはつきませんでしたが…
とっかかりのない、下りの木道は要注意です。
太郎平小屋までの原っぱもそうですが、このあたりはチングルマの群生地なのでしょう。
この時期は既に果穂でしたが、かなりの数有り、圧巻でした。
今度は花の時期に歩いてみたいです。
緩い下り、途中何度か沢を渡りますが、ほとんど橋がかかっています。
揺れるしギイギイいうのでちょっと怖いですが…
木道も多いです。
また橋の手前の木道で、今度は派手に転びました(汗)
尻もちを付き、バランスを崩してザックの重みで木道の脇に転がり落ちそうに……
低い場所だったので地面に手をついて、自力で立ち上がれましたが、危ないです。
気をつけているのに滑るので…
皆さんもご注意ください。
しばらく下ると、あまり広くない場所で休憩している人たちが…
いいかんじの水場がありました。
「ここ、いいんだよ〜」
と、いつもここで休憩されているという方がコップに水を汲んでくださいました。
冷たくて美味しかったです。
しばらく進むと、カベッケヶ原。
河童はいませんでしたが…(笑)
薬師沢小屋でトイレ&おやつ休憩。
橋を渡ったところが今回の一番のアトラクションポイント?
垂直梯子を下り、岩に取り付けられた橋の様な木道?を渡ります。
ここからは結構しんどい道でした。
ゴロゴロ大きめの岩と木の根っこの急登。
距離はそんなに長くないはずなんですが…
重太郎新道より疲れました。(気持ち的に?)
登りでも滑りやすかったので、雨の日に下りたくありません…(笑)
ここを抜けると、多少のアップダウンはあるものの、比較的平らな道です。
山がぐるりと見渡せ、槍ヶ岳も徐々に姿を現しました。
雲が大分出てきていましたが天気はもちそうだったので、ザックをデポして祖母岳に登ってみました。
アルプス庭園。
登って良かった。
頂上に広いベンチがあるので、そこでコーヒーを…なんていうのも良さそうな雰囲気のところでした。
雲ノ平山荘は建て替えてまだ間もないのでとても綺麗でした。
とってもおしゃれでした。
お盆なのに、結構ガラガラ。
テント場は3倍だそうで…
ケーキセットをいただきました。
水は湧水がテント場まで行かないと無い、ということで、天気のいい今日のうちに汲みに行こう!ということになりました。
しかし、意外と遠いですね…
水を汲んだ後、水晶岳がよく見えそうなところまで行ってみようかな〜と思い歩いて行ってみたら、スイス庭園でした。
高天原山荘や池などが見下ろせて、水晶岳もばっちり見えて、とてもいい場所でした。
水晶岳、かっこいいですね。
雲ノ平山荘の夕食は石狩鍋。
かなり美味しかったです。
8/13
朝から外は真っ白…
出発時は霧雨でしたが、少し風も強く、天気の回復は見込めないということで、鷲羽岳は諦め黒部川源流へ下りるルートにしました。
霧で全く見えない中…
チングルマの群生地がありました。
雪渓が近くにあったので、このあたりは花の時期が遅いのでしょう。
かなりの数咲いていて、圧巻でした。
晴れたらさぞかし…
黒部川源流へ下る道、最後は急坂でしたが、特に危険な場所はありませんでした。
ただ、這い松の間の道は狭すぎて、背の高い人は腰が痛くなりそうですし、すれ違いが困難だな、と思うところもありました。
黒部川源流を過ぎてからは小川沿いに登るのですが、この小川が本当に素敵でした。
色々な表情を見せてくれて、飽きません。
三俣山荘でお昼にしました。
濡れたザックは外に。
休んでいる間、かなり風が強くなってきていました。
双六岳も風が強いときつそうだったので、巻き道を通ることに。
でも三俣蓮華だけは登っておく〜?ということで登ろうとしましたが、思ったより遠いような。
前から降りてきた人に、あとどれくらいで頂上か聞いたら、10〜15分くらいとのこと。
じゃあやめようか…と下ることに。
近くにいた人がこの人に何か話しかけていたので聞いてみると、山岳レース中だとか。
そういえばゼッケンをつけている!
タイムロス、2分くらいさせてしまったでしょうか…
18番の方、頑張ってください!
双六岳の巻き道は、びっくりするくらいお花畑がいくつもありました。
晴れていたら通らなかった道なので、これはこれでよかったかな、と。
巻き道と頂上からのルートのぶつかるあたりが広くなっており、一瞬方向を見失ったので方位磁石〜と思っていたら、たまたま通りかかった人が教えてくださいました。
この方にもゼッケンが!
21番の方、ありがとうございました。頑張ってください〜。
双六小屋、結構落ち着くかんじで良かったです。
ただ、乾燥室には衣類やタオルのみ。
雨具などは雨具掛けに…しかしまったく乾かず。
むしろ夜の嵐で雨漏りしたのか余計濡れているという惨事に…
この日の夜は風が強くなり、テント場から避難する人も多かったようです。
8/14
朝、一瞬向こうの山が見えた時間もありましたが、朝から雨が結構降っていたので、様子を見つつ、ゆっくり出発しました。
花見平はハクサンイチゲの群生でとても素晴らしかったです。
鏡平山荘のかき氷を楽しみにしていたのですが…
またリベンジします!
鏡平山荘からの下りは、川沿いでここも素敵な道。
登りでも使ってみたいです。
今回は雨が結構降っていたので登山道も川のようでしたが……
秩父沢を過ぎたあたりで晴れてきました。
わさび平小屋ではトマトをかぶりつき!!
わさび平小屋からの林道が足に堪えました…
とてもいい縦走コースでしたが、ピークは祖母岳しかふんでいないので、「縦走」って言えるのかな…というかんじです。
後半の雨はきつかったですが、ずっと花畑の中を歩いていたので苦にはなりませんでした。
また鷲羽、三俣蓮華、双六はリベンジしたいです。
折立に到着するとすぐ目に飛び込んでくる「クマ多発注意」の看板。
クマの気配を感じる登山者情報があるだけに、会いませんように〜と念じる。
今回はクマ鈴をつけることにした。
とある休憩場所で、若者グループの青年が鈴の音に着目し、
いい音ですね〜と何やらとても気に入ったらしい。いい音なんです。
高岡の伝統産業鋳物で風鈴なども作っているところの製品だから。
クマ鈴が嫌いな方にはごめんなさい。
8月12日〜13日は流星群が観測できるとのことで、12時30分頃外に出てみる。
星座名は知識不足でさっぱりわからないが天の川が見える。
10分程のあいだに流れ星は5個。
3時またまた外に出ると一転濃いガスに包まれ強い風。
やっぱり予報通りになる。
予定のピークはひとつも踏めなかったが、とりわけ雲の平〜黒部川源流〜
双六小屋からの巻き道ルート〜花見平にはたくさんの種類の高山植物が
途切れることなく咲き乱れ、感動でした。
雨でもまったく疲れ知らず。
濃いガスに包まれ吸い込まれそうな幻想的な風景の中を歩くのもなかなか
良いものでした。
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