奥多摩・奥秩父縦走(奥多摩駅〜瑞牆山荘)


- GPS
- 40:51
- 距離
- 66.8km
- 登り
- 5,995m
- 下り
- 4,620m
コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:00
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 8:35
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 10:12
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:44
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 5:26
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
梅雨入り前の好天続きを狙い、これまで足を向けてこなかった奥多摩・奥秩父を一気に歩いてみることにした。二日目のテント設営後に午後から夕方にかけてパラパラと雨が降った以外は好天続きでゴールまで無事にたどり着くことができた。
一日目:奥多摩駅〜七つ石小屋
いつもの丹沢界隈ならヤマビルにわんさかとたかられる標高なので少し心配していたが鹿の気配もなくうごめく奴らも見かけることは無かった。その代わりハエやブヨが凄まじくて途中からネックガードをすっぽり被っていたが頭や足元を数カ所食われてしまった。この時期肌を出さない工夫が必要。七つ石小屋でビールなど買えるが空缶は持ち帰りになるのでゴミがかさ張ることになる。(小屋はdocomoばっちり通じます)
二日目:七つ石小屋〜将監小屋
雲取山迄の稜線登山道は防火帯であろう、だだっ広くて高速道路のよう。そこを過ぎると突然普通の登山道になる。雲取の避難小屋にはコロナで使用を控えるよう張り紙があった。初日より若干標高があがったからなのかハエなどあまり気にならない。
将監小屋のテン泊場には暗くなるまでに誰も来ず就寝したが夜中に到着した方が居て独り、物音や光で目を覚ます。その後もせっせとペグ打ちをドカドカとしていてしばらく騒々しい思いをした。ここに到着後、夕方に掛けてパラパラと降っていたが暗くなる前には雨はあがった。翌朝は風もなく冷え込んで露と雨滴でテントがぐっしょり。重い荷物が更にプラスされる。(小屋はdocomo通じませんでした。峠迄上がっても同じ状況。気配あったので雲なければオーケーかも)
三日目:将監小屋〜笹平避難小屋
この日は2000m付近の高度になるが三日目なので慣れただろうと思ったが疲れが溜まって体も荷物も足取りも重い。笠取山近くになると急に人が幾人も現れて人気の山が伺える。山頂からの下りは雲取山と同じようにだだっ広い防火帯を下る。雁峠には戻るような道標になっていて少しだけ遠回りになる。ミニ分水嶺から踏み跡を辿ったほうが少しだが早い。燕山迄上がると気持ちの良い稜線歩きになる。雁坂峠手前までくるとでっかい雁坂嶺が現れ今日のゴールがまだまだ先であることを悟る。笹平避難小屋はトイレは無く建屋裏側がキジ撃ち場と化しているが塩気を求める鹿に掘り返されていて広く土が露出している。大きいほうは東西どちらに行っても小屋にトイレがあるのでそちらで済ませたい。南面の水場は急峻な沢の源頭部にあるのでこのようなところを歩き慣れていない方には雁坂小屋で給水したほうが良いだろう。この日はあとから来られた方1名と小屋に泊まる。(小屋はdocomoばっちり通じます)
四日目:笹平避難小屋〜大弛小屋
この日の計画は大日小屋まで進むつもりで出発したがペースが上がらず国師ヶ岳の山頂で大弛小屋に変更を決める。オプションで翌日に立ち寄るつもりだった瑞牆山はお預けとなった。翌朝、元気な状態で大日小屋まで3時間半近く掛かったので進まなくて正解だった。甲武信小屋は鞍部に建っているが水場が無いようで玄関前でセルフで販売しているのは雨水であろう。甲武信ケ岳を過ぎると広い稜線の眺望のない林が延々と国師ヶ岳山頂の手前まで続く。道を塞ぐ倒木も多くてなかなか面倒。遠景からは平らに見えていたがアップダウンも連続していてかなり滅入る。国師ヶ岳からは木道の下り階段が続いてあっという間に大弛小屋に到着する。大弛小屋は営業していてテント泊も予約が必要とのことだが工程を変更した旨伝えて受付を済ませる。小屋の脇に棟続きの水場があって汲めるようになっている。テント場は自分を含め3張りだけだった。テント場下は峠の駐車場になっていて明るいうちは日帰り登山やドライブの車、バイクが行き交っていて騒々しい。テント泊者は少々歩くが駐車場端っこにあるトイレを使用する。水道もあるので体を拭くことができる。ここの標高は2400m近くあり夜は満点の星空だった。(小屋はdocomoなんとか通じます)
五日目:大弛小屋〜瑞牆山荘
帰路の途中で増富の湯に寄りたかったので10:20の始発バスに間に合うよう少し早めに出発する。金峰山の手前までは歩きやすい道が続くが、その先は岩稜になり北アルプスのようで様子がガラリと変わる。金峰山の山頂は周囲から突き出していて360°の眺望が楽しめる。下り道も気の抜けない岩稜が続くので注意してあるきたい。大日小屋のあたりからは平坦になりあるきやすくなる。富士見小屋をすぎればあっという間にゴールの瑞牆山荘にたどり着く。バスの運転手に温泉へ立ち寄ることを伝えると途中で1回下車可能の周遊券2050円を発券してくれる。増富温泉はぬるい源泉かけ流しの湯で次のバスまでの約1時間をゆっくりと浸かっていられた。
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