高嶺の花、キタダケソウを目指して

2021年06月30日(水) 〜 2021年07月01日(木)

• GPS: 10:53
• 距離: 14.5km
• 登り: 1,954m
• 下り: 1,965m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:33
• 休憩: 1:07
• 合計: 7:40

6:17 広河原インフォメーションセンター
6:21 6:21 広河原山荘
6:37 6:37 白根御池分岐
8:22 8:23 大樺沢二俣
10:12 10:14 八本歯のコル
10:37 10:47 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
11:12 11:13 トラバースルート分岐
11:31 11:40 北岳山荘
12:09 12:18 トラバースルート分岐
12:39 12:44 吊尾根分岐
13:05 13:29 北岳
13:44 13:50 両俣分岐
13:57 北岳肩ノ小屋

2日目

• 山行: 2:42
• 休憩: 0:28
• 合計: 3:10

5:51 北岳肩ノ小屋
6:08 6:12 小太郎尾根分岐
6:16 6:22 草すべり分岐
7:05 7:13 白根御池小屋
8:28 8:28 白根御池分岐
8:42 8:42 広河原山荘
8:45 8:46 広河原・吊り橋分岐
8:51 9:00 広河原インフォメーションセンター
9:01 ゴール地点

天候

6/30　曇り
7/1　雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・市営芦安駐車場を利用しました
（南アルプス市）マイカー規制や駐車場について　https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/docs/mycar_bus_taxi_tozan.html

・今回は往復ともに乗合タクシーでした（芦安⇔広河原）片道 \1,300
https://minami-alpskankou.jp/?p=10391

・バスだとこちら
http://yamanashikotsu.co.jp/route_bus/route_sp_info/hirogawara/

コース状況／危険箇所等

大樺沢の雪渓は、上部までほぼ夏道が出ています。持って行ったアイゼンは使いませんでしたが、雪渓を渡るところがゼロではないので、お守り代わりに持ったほうが安心だと思います

参考：北岳山荘　https://www.yamakei-online.com/mt_info/info_detail.php?info_id=1032

その他周辺情報

・宿泊した北岳肩の小屋。山頂にも近く良い小屋でした
http://katanokoya.com/

・下山後、第二駐車場の向かいにある白峰会館で温泉を利用しました。自分的にお気に入りの高アルカリのお湯。すべすべでした
http://yamanashikotsu.co.jp/alps_lodge/hakuhou/

写真

久々の芦安までやってきました。さすが北岳、2年ぶりの開山ということもあり、平日でも結構な人出です

6/30 5:58

乗合タクシーに揺られ1時間、広河原に到着。思えば3年ぶりの北岳なので、楽しみです

6/30 5:59

山頂ガスってますが、広河原から北岳。梅雨なので天気には一切期待をかけておらず、景色は心の目になるだろうと覚悟していたので、望外の青空

6/30 6:22

登山口に吊り橋がある山は、いよいよ始まる感が出るのでワクワクします

6/30 6:35

木漏れ日が爽やか。この天気がなるべく長くもってほしいところ

6/30 6:39

最初の分岐を二俣へ

6/30 7:11

エゾムシクイ？　足元から急に飛び出したので、向こうも驚いたのでしょうが、こっちもビックリしました

6/30 7:33

バイケイソウ咲いてました

6/30 7:33

ミヤマカラマツ。序盤から花が見られて幸先良し

6/30 7:50

雪渓が出てきました。そして予想通りというか、早くもガスに巻かれます

6/30 8:06

二俣付近で少しだけ青空が覗く。青空の下だときれいな夏山です。この日の午前中、1時間に数分程度は晴れ間が見えました。見られただけで良しという心持

6/30 8:11

大樺沢二俣に到着。トイレはありませんでした

6/30 8:22

上部はガスの中。左の雪渓をたどって登っていきます

6/30 9:23

基部だけ見えたバットレス

6/30 9:35

登るに従いどんどん急傾斜に

6/30 9:47

雪渓部分終了。だいぶ夏道が出ていたので、雪渓はほぼ歩かずに済みました。ここからハシゴゾーン

6/30 9:48

キバナシャクナゲに遭遇

6/30 9:50

イワカガミです

6/30 9:58

ツガザクラ。稜線に出るまでも花がたくさんで嬉しい

6/30 10:15

八本歯のコルに到着しました

6/30 10:15

八本歯の頭方面に少しだけ青空

6/30 10:18

崖の斜面にお花畑です

6/30 10:19

ハクサンイチゲの隣にイワベンケイ

6/30 10:26

ミヤマオダマキ

6/30 10:26

満開のイワベンケイ

6/30 10:26

クモマナズナ

6/30 10:46

トラバース道の分岐に到着。いよいよキタダケソウ生息地にやってきました！

6/30 10:50

トラバース道はこれまで以上にお花畑です。まずはハクサンイチゲが多かったです

6/30 10:59

すごいとこを通る

6/30 11:00

おそらくキタダケソウ！　見られました！

6/30 11:06

しばらく進むとシナノキンバイ

6/30 11:08

キバナノコマノツメ

6/30 11:08

お花畑も白と黄色のツートンに

6/30 11:20

タカネシオガマ。いろいろな花が見られて楽しかったです

6/30 11:42

トイレを借りたかったので北岳山荘まで来ました。3年前の北岳登山ではお世話になりました。トイレだけというのも何なのでバッジを購入

6/30 11:47

チングルマ。北岳山頂を目指します

6/30 12:19

ハハコヨモギ。山頂を目指す途中も高山植物はたくさんでした

6/30 12:22

小雨混じりになってきたうえ、稜線は風が強いから寒い……

6/30 12:56

30mくらいしか視界が効かないのでどこまで登ってきたのかいまいちわかりません。しかし確かこの鎖場の先が山頂だったはず

6/30 13:06

登頂です。ガスの中、黙々と登ってきたので、ぬるっと登頂しました。しかしいまいち達成感に欠ける……

6/30 13:36

肩の小屋に向かいます。稜線では本当に至る所に花が咲いていて、ガスの中でも飽きずに歩けました

6/30 14:01

肩の小屋到着

6/30 14:43

肩の小屋の水場に下りてみました。水場への道も見事なお花畑になっていました

6/30 17:00

夕食。美味しかった！

6/30 18:58

夕食後、ガスが晴れたとの声を聞き外へ。小屋の中にいた人たち、みんな一斉に外に出てました。すごい雲海です

6/30 19:03

富士山が見えた！

6/30 19:18

山頂方面を覆っていたガスもキレイに晴れました。ヘッデン持って登ってくればよかった

6/30 19:24

雲海の中で、ちょっとだけ見えた甲斐駒

6/30 19:24

仙丈も少しだけ見えました。あとはこの天気が明日まで続くことを祈りながら就寝

7/1 5:10

祈り通じず、翌日は雨でした。残念ながら無念の下山

7/1 11:42

芦安の市営第二駐車場向かいにある白峰会館で入浴。いいお湯でした

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100M3 SONY

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト カメラ アイゼン チェーンスパイク ピッケル シェラフ インナーシーツ

感想

JING3-kei

3年ぶりの北岳に行ってきました。

キタダケソウを見てみたいと思い立ったので、まだ咲いていて嬉しかったです。稜線ではお花畑が広がっていて、夏の南アルプスを堪能しました。

天候はほぼ恵まれませんでしたが、梅雨時期なので覚悟の内。空模様に一片の希望もかけていなかったので、一日目にわずかでも青空が見えたときは普段よりも奇麗に見えた気がしました。
そして日の入り直前、小屋周辺でガスが晴れたときは、一面の雲海に感動しました。見えると思っていなかった富士山や甲斐駒、仙丈が見えたときは嬉しかったです。

二日目は朝から雨で、長居をすることもなかったので早々に下山。しかし肩の小屋のFBによると、その後どうも私が広河原に着いたくらいの時分に、ガスが晴れて青空になっていたようです。めぐり合わせとはいえ、何とも悔しい……

少しでしたが景色が楽しめてよかったし、ガスの中でもお花畑には満足できました。とはいえ、すっきり晴れたほうがより楽しいのは事実なので、今度は綺麗に晴れる日に、改めて訪れたいと思いました。

コメント

kuyura

キタダケソウ🥀
お初のコメントです。
北岳、情報有難う御座います。
今年は予定しましたが残念ながら
都合つかず行けませんでした、
其方のヤマレコで楽しませて貰いました。今後宜しくお願いいたします。

JING3-kei

Re: キタダケソウ🥀
Kyura様、こんにちは。
コメントありがとうございます。
もう終盤で、咲いている花は多くなかったのですが、念願だったキタダケソウを見られて感無量でした。キタダケソウ以外も、可憐で美しい高山植物のお花畑は、いよいよ高山の夏を感じさせてくれました。
キタダケソウはまた来年も花を咲かすことと思います。Kyura様も、来年こそ是非北岳に登られてください。

kuyura

北岳、ヤマレコgood
今年は北岳の北岳草を見たかった、其方のヤマレコの投書で山登り🗻味わいました。来年はチャレンジします、参考にさして頂きます。
今後も宜しくお願い致します。