北岳 〜北岳山荘泊 時計回り周回コース〜雷鳥遭遇



- GPS
- 13:00
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 2,003m
- 下り
- 2,013m
コースタイム
06:00 広河原 06:30
06:40 広河原山荘 06:50
07:07 白根御池小屋分岐
08:43 大樺沢二俣 09:06
11:30 八本歯のコル 11:45
12:13 北岳山荘へのトラバース路分岐 12:18
13:00 北岳山荘
2日目
06:49 北岳山荘
07:31 吊尾根分岐
07:53 北岳山頂 08:22
08:40 両俣小屋方面への分岐
08:55 北岳肩ノ小屋 08:58
09:23 小太郎尾根分岐 09:27
09:39 草スベリと右俣コースの分岐
10:37 白根御池小屋 11:12
12:27 白根御池小屋分岐 12:32
12:52 広河原山荘 12:57
13:02 広河原
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
前夜21時頃に到着した時点では、乗合タクシー発着所のある第二駐車場もまだ空きがありました。 午前4時過ぎに乗合タクシーのハイエースが数台やってきて順次搭乗できます。 料金はバスと同じ1100円。(協力金100円含む) 約50分で広河原到着。 速いし快適でした。 帰りはちょうど13:00発の乗合タクシーに空きがあり、飛び乗る事が出来ました。 マイカー規制やバス、タクシーの時刻表は下記サイトへ http://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/50915161945.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
左俣コースに2ヶ所だけ雪渓を渡るところがありますが、アイゼン無しでも大丈夫です。 左俣コースや草スベリなどの急登では特に落石に注意。 最大の敵は暑さです。 |
写真
感想
【1日目】
埼玉の自宅から車で出発直後、カーエアコンから熱風しか出ない。(トラブル其の一)
日本各地で40度以上の気温を記録した日にエアコンの故障とは。。。
窓全開で高速道路を走る羽目になった。
午後9時頃、芦安市営駐車場第2P到着。駐車場は2割程度の空きがあり、乗合タクシー乗場の真ん前に駐車出来た。
この場所なら朝、タクシー乗車状況を確認しながら第一便に乗れそうだ。
今夜は車中泊。外気温は暑くも無く寒くも無いのだが、車の中はエアコンが効かなかった事もあり、熱が籠っていて暑い。
仕方がないのでしばらく窓や扉を全開にして過ごす。
しばらくして気温が下がったので扉を閉めて寝たのだが、大量に蚊に刺された。(トラブル其の二)
朝4時起床。
4:30には乗合タクシーの搭乗手続きをして、5:10定刻通り出発。
途中、夜叉神峠でゲートオープン待ちをして、6:00広河原に到着。
前日コンビニで買ったおにぎりとパンを食べ、軽くストレッチをして出発。
気温は高めだが天気も良くて気持ち良い。
標準コースタイムと同じかやや早いくらいのペースで大樺沢二俣まで到着。
この頃にはかなり気温が上がっていて発汗の量がスゴイ。
水の消費も激しく、体力の消耗もいつもより激しい。
そして靴が蒸れてるせいか、両かかとが靴擦れして皮が剥けてしまった。(トラブル其の三)
万が一にと持って来ていた踵用の靴擦れパッドを張り付けて再出発。
八本歯のコルに向かう道はほとんど日影が無く、容赦なく夏の日差しが照り付ける。
バテた。
足が重く、なかなか前に進まない。
自然と休憩の回数も増えてしまった。
とはいえ、行程には余裕があるので慌てずゆっくり登って、なんとか八本歯のコルに到着。
辛かった。。。ここまで辛いのは久々。というか初めてかも。
ところがその疲れを吹き飛ばす、まさかの雷鳥出現!
この天気が良い日に雷鳥に会えるとは思わなかった。
しかも激近!
ここの雷鳥は人間を怖がらない様です。
しばらく休憩した後、再出発。
北岳山頂へは行かず、トラバースして北岳山荘へ。
このトラバース路は高山植物がたくさん咲いていて綺麗でした。
午後1時頃、北岳山荘に到着。
本日は1人布団1枚確保できそうでした。
山荘の方の話では、臨時バスの本数等の連絡を受けて宿泊者数の予測をしているらしく
、それによると今日は比較的混まないとの事。
最近では8月8日木曜日が一番混んだと言ってました。
北岳山荘の標高は2900メートル。
肩ノ小屋よりは低いけど、自分的には高山病が心配な高度なので大丈夫かなと思ってましたが、軽く頭痛がするものの何とか平気そう。
部屋は大部屋の「間ノ岳」で、窓際をゲット。
頭上に棚があるので近くに荷物が置けて便利です。
天気は晴れですが、雲がだいぶ湧いてきました。
余裕があれば間ノ岳往復も考えてたのですが、途中でバテたのと、雷雨の恐れがあるため夕食まで大人しく過ごす事にしました。
今回、同行のネコさんは元気で、水場まで行ってくるというので、私の分の水も汲んできて貰いました。
往復1時間半程かかったそうで、道もあまり歩かれてないのかハイマツが道に張り出してる所もあって歩き辛かったそうです。
途中、雷も鳴ってきて焦ったと言ってました。
ちなみに北岳山荘では宿泊者は無料で1リットル分けて貰えます。
それ以上は1リットル100円です。
17時に夕食。
食後、日の入りを見ようと外に出ましたが、残念ながら雲がかかって見ることは出来ませんでした。
その時、山荘入口の掲示板を見たら、本日は1枚の布団に2名様と書いてありました。
定員ちょいオーバーってところでしょうか。
消灯は20時。
ちょい早めの19時半には寝てしまいました。
【2日目】
4:15起床。
腕時計のアラームは4時に設定していたのに、耳栓で気付かずちょっと寝過ぎた。
同室の人達は既に出発してる人も多かったです。
外に出ると、富士山が良く見えました。
朝食は5時から。
日の出時刻と朝食の時刻が被ってるので、日の出は見ず朝食を食べに行きました。
高山病でうっすら痛かった頭も、朝食を食べたらすっかり治りました。
ここの山小屋は食事の時に天気等の情報を皆に教えてくれます。
それから昭和大学の診療所も開設されていて、何かあっても安心です。
今日は3人の医師が来ているとの事でした。
食後、コーヒーを淹れて一息ついた後、山頂に向けて出発。
バテた昨日とはうって変わり、足取りも軽い。
ぐいぐい登って山頂到着!
天気も良く、360度の大展望に感激!
しばらく山頂を堪能し、肩ノ小屋方面に下山開始。
肩ノ小屋はトイレが改修中でした。
臭いとの噂もあり、宿泊候補から外したのですが、テント場からの景色も良いので、トイレが新しくなったらテント泊したいですね。
しばらく稜線歩きを楽しんだ後、草スベリを使って白根御池小屋方面へ。
暑いし、急坂で落石多いし、下山するのも心身ともに疲れました。
すれ違う登りの人はもっと大変そうでしたが。
白根御池小屋に到着。
ここの小屋は築5年くらいとの事で、非常に綺麗でした。
しかも水が豊富です。
日程に余裕があれば、ここで一泊すると良いかも。
13時、広河原に到着。
ゲート前にかけてあった温度計を見ると、気温30度でした。
バス停に到着するやいなや、乗合タクシーの運転手が寄ってきて、直ぐに出発するから乗ってと声をかけられ、慌ただしくタクシーに乗り込みました。
約40分で芦安駐車場に到着。
無事下山となりました。
その後は目の前の日帰り温泉で汗を流し、エアコンの壊れた車で帰宅しました。
そして、帰宅直前にエアコンが何故か直るという嫌がらせ。。。
いろいろ細かいトラブルはありましたが、2日間天気も良く楽しい山行となりました。
南アルプスは初めてでしたが、北アルプス同様に若い人が多かったです。
女性2人組というのも結構目につきました。
しかもテント泊と思われる大きなザックを背負ってたり。
たまたまなのか、登山ツアーの大軍団も1組しか見かけませんでした。
そのおかげか、比較的山小屋が混雑していなかったのかもしれません。
アクセスしやすい南アルプス。
また行きたいです。
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