槍ヶ岳・北穂高岳(上高地〜槍ヶ岳〜大キレット〜北穂〜涸沢)


- GPS
- 80:00
- 距離
- 38.5km
- 登り
- 2,155m
- 下り
- 2,135m
コースタイム
6:00上高地-6:50明神橋-7:40徳沢-8:30横尾(休憩)-10:00槍沢ロッジ
10:30槍沢ロッジ-11:50ババ平-12:20大曲-13:30天狗原分岐-16:00殺生ヒッテ
<2日目>
6:30殺生ヒッテ-7:10槍ヶ岳山荘-8:00槍ヶ岳山頂-8:20槍ヶ岳山荘-11:40南岳
<3日目>
6:10南岳-8:00長谷川ピーク-10:40北穂高山頂(休憩)-12:00北穂高山頂
-15:00涸沢
<4日目>
7:30涸沢-9:10横尾-10:10徳沢(休憩)-11:10明神橋-12:00上高地
天候 | <1日目> 快晴 <2日目> 快晴 <3日目> 快晴 <4日目> 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大キレット以外は危険箇所なし |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
先週の丹沢トレーニングで槍穂縦走は一旦断念しましたが、1週間何処に行くか毎日考え、裏銀座か蝶ヶ岳から常念岳にしようと思ったが、やはり槍穂縦走が諦められず悩みに悩み、とりあえず、南岳まで行ってから考えようと上高地まで行くことに。
<1日目>
当初、ババ平でテントを張る予定だったが、予定より早く着いたため、考えた末、殺生ヒッテまで上がろうと目指したが、やはりバテバテで、途中心が折れ始め雪解け水で顔を洗ってたところ、新潟からの単独行のMさんに出会い、声を掛けられ話したところ、同じコースということで同行しましたが、途中で自身の体力不足で、先に行っていただき殺生ヒッテのテン場で会うことを約束して、なんとかテン場にたどり着くことに。
テン場についたのは遅かったため、いい場所が見つからず、無理やり風上を出入口に何とか試行錯誤したがら設営終了。テントを離れるたびに、飛ばされていないかヒヤヒヤでした。
今年、狭いスペースでも張れる、1人用のテントに買い替え正解でした。
<2日目>
Mさんと南岳まで一緒に歩きながら、「一緒に大キレットを歩きましょう」といわれながら歩き続け、自身の体力とザックの重さでは無理と思いながら歩きましたが、いつの間にか洗脳され大キレットに行こうか?と思い何とか南岳まで到着。
早く着いたため、前日とは違い、笠ヶ岳が一望できる平坦な場所にテントを設営。
風が強いテン場と聞いていましたが、風も弱く快適に過ごせました。
明日は、南岳からキレットに挑戦しよう腹をくくりましたが、そこで、長野県警の山岳警備隊の方とベンチで一緒になり、昨日、大キレットで200m滑落して1名死亡したとの話を聞き、またしても、ビビリで断念して別ルートで降りようと思いましたが、Mさんに洗脳され腹をくくりキレットに挑戦しようときめました。
<3日目>
前日、南岳で知り合った、川崎からの単独行のwさんと合流して3名で大キレットに出発。
Wさんは南岳にテントを置き、大キレット往復予定と・・・凄い方でした。
北穂まで緊張と、ビビリの連続でした。
しかしながら、私が先頭で歩き、MさんとWさんと強力なバックアップがあり、なんとかキレットを終え、北穂まで到着し、皆で握手・・・感激です。
北穂に上がると、他の登山者が、「お疲れ様!」とキレット越えを祝福していただき、冠無量でした。
途中、私がペットボトルを下に落とし事故を起こしかねない状況で、Wさんにボトルをキャッチして頂き、他の登山者に事故を掛けなかったりと・・・本当に感謝しました。
その後、気持ちが高揚し自身は奥穂まで縦走しよう思いましたが、バックアップしていただいた、MさんとWさんが私のヘロヘロ歩きを見て、「涸沢に下りましょう」といわれ、涸沢でテン泊することに。
そのまま奥穂に行ってたら、落ちていましたよ・・・と夕方飲んだ時、云われました。
その通りだったかも・・・。
しかしながら、涸沢のテン場は2度目ですが、やはり最高のテン場でした。
Wさんもさすがのキレット渋滞で往復を諦め、そのまま涸沢から横尾へ下り1泊して、また南岳のテン場に戻るとのこと・・・鉄人です。
<4日目>
快晴のヒッテからの景色は絶景でした。
Mさんと朝からビールで乾杯し、上高地へ下山。
ヒッテから上高地まではMさんが、先導・・・とにかく早い!付いていくのが精一杯でした。
昨年は涸沢から上高地まで休憩込みで6.5時間掛かったのに、今回は4.5時間で到着・・・歩きこんでいる方は、違うなと実感。
上高地まで登山者をゴボウ抜きでした。
上高地でMさんと握手・・・この山歩きの終了です。
※下山後、知り合いの白馬村の宿で2泊。
<総括>
当初は、槍穂、裏銀座縦走を諦め、沢渡の駐車場でも何処に行こうか最後まで迷いましたが、途中でいろんな方に出会い、最終的に大キレットを歩けたことは出会った方のお陰でした。
そして、私より約10歳若いMさんより「歩いて一緒に達成感を味わいましょう!」といわれ、まだまだ、自身は修行不足と実感です。
また、Mさんにテント泊の軽量化を傍から見て勉強させていただきました。
今回は4日間一度も雨に降られず、快晴の毎日で、おそらく今後、こんなコンディションで4日間も歩けることはないでしょう・・・。
また、連日夜の山でしか見れない星空を眺めることができました。
途中、歩きながら、体力的にテント泊は今年で終わりかなと・・と思うぐらいにしんどかったですが、終わってみると、テント泊でしか味わえない達成感と人との出会いがあり、あと2、3年位は、頑張ってテントを担いで歩きたいと思いました。
Mさん曰くテント泊は拷問を受けているようだ・・・とのこと。なんとなく理解できます。
改めて、人の出会いと山に、感謝・感謝の楽しい山歩きでした。
<今回のデビュー品>
・ブラックダイヤモンドのヘルメット
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する