北アルプス 扇沢〜鹿島槍ヶ岳〜五竜岳〜唐松岳〜八方
富山県
長野県
kmax
- GPS
- 51:15
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 3,051m
- 下り
- 2,621m
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自宅2:45-5:30八方第2駐車場5:35-5:50JR白馬駅6:12-（大糸線）-6:49信濃大町7:10-（バス）-7:40扇沢7:45-7:55柏原新道登山道入口8:00-9:00ケルン9:05-
11:30種池山荘12:00-12:54爺ヶ岳南峰12:57-14:06冷乗越14:06-14:18冷池山荘
第2日目
冷池山荘5:15-6:18布引岳6:22-7:13鹿島槍ヶ岳南峰7:25-8:04鹿島槍ヶ岳北峰8:10-
8:18分岐8:20-9:30キレット小屋10:15-11:30口ノ沢のコル11:30-
12:02北尾根ノ頭12:07-12:38G512:45-14:55五竜岳15:10-16:00五竜山荘
第3日目
五竜山荘5:25-7:45唐松岳頂上山荘7:50-8:05唐松岳8:10-8:22唐松岳頂上山荘8:45-
9:45扇雪渓9:47-10:15八方池10:27-10:36八方ケルン10:37-11:00八方池山荘11:05-
11:40八方11:42-12:00八方第2駐車場（ローソン）12:25-16:20自宅
| 天候 | 晴れ→曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険個所 鹿島槍ヶ岳南峰〜五竜岳 点在 � ⊆�島槍ヶ岳南峰北斜面 �◆▲�レット小屋手前 ��、G5前後 �ぁ�五竜岳南斜面 登山ポスト 柏原新道登山道入口に有り 八方第2駐車場 ・八方駅から駐車場まで迷う場所有り ・駐車場内に立ち寄り温泉、向かいにローソン有り ・駐車場からJR白馬駅まで歩いて15分程 |
写真
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南アルプスで言えば仙丈ヶ岳の様だ。
もう北に向かうな！とのお告げから？
下山する。
装備
| 個人装備 |
バックパック １ ZERO POINT特別仕様 ２５Ｌ
救急用品 １ 薬、虫さされ、痛み止め、歯ﾐｶﾞｷｾｯﾄ
緊急用品 １ ﾍｯﾃﾞﾝ、ｱﾙﾐﾌﾞﾗﾝｹｯﾄ,ﾄｲﾚｯﾄﾍﾟｰﾊﾟｰ
雨具 １ ﾓﾝﾍﾞﾙ
ｽﾄｰﾌﾞｾｯﾄ 最小 １ ｽﾄｰﾌﾞ小、ｺｯﾌｪﾙ小
食事ｾｯﾄ １ ｺｯﾌﾟ、ﾌｫｰｸ
食料 １ お茶漬け、バーム、コーンスープ他多数
水タンク １ １．５Ｌ
ＰＥＴタンク １ ０．５Ｌ
ストック １
手袋 １ 夏用
帽子 １
ｻﾝｸﾞﾗｽ､ｺﾝﾀｸﾄ １
地図 １
衣類 1 靴下1、フリーツ１、タオル、シャツ、パンツ、ハンカチ、ウインドブレーカー
消毒用焼酎 1 50ml
スマホ充電器 １
サブバック １
トータル重量 10kg
|
|---|
感想
今夏のソロでのメインイベントだ、計画通り北アルプスの鹿島槍ヶ岳と五竜岳、唐松岳に挑む。日本三大キレット（大キレット、不帰キレット、八峰キレット）の一つ八峰キレットを通る。天気が良ければ不帰キレットを通り白馬に向かう。
第1日目
スタートから計画が狂う。中央高速が昨夜の大雨で岡谷と塩尻北間で通行止めだ。咄嗟の判断で関越、上信越道で長野に抜ける事にした。長野から白馬に抜ける道が
咄嗟にしては道が整備されており驚いた。おかげで軌道修正ができた。予定通り八方第2駐車場に車を置いて白馬駅に歩いて向かう。モルゲンロートに輝く北アルプス白馬鑓ヶ岳。この景色が見たかった。JR大糸線で信濃大町に向かいバスで扇沢に向かう。ここから柏原新道で山に入る。汗が半端なく吹き出る。あまり多い汗はミネラル分を出し過ぎるため体力消耗しやすい。粉末VAAMとAQUARIUS ZEROを使用する。AQUUARIUS ZEROは意外に甘い。
いつもより体が重い。無理はしないでゆっくり向かう。用意した付け麺が喉を通らない。種池山荘に到着したが食欲が無いのでカップスープとエネルギーバーのみとした。爺ヶ岳に向かう頃は霧の中だ。視界は良くないが涼しくてバテは解消できる。予想より長い道のりだが予定より早く冷池山荘に到着だ。山荘は奥地にありながら
設備が整っており驚いた。乾燥室が有り、談話室が有り、サンルームが有り、トイレも数量が多い。ジュースの飲み過ぎと(250ml×3）また、乾燥パインで胃がもたれる。
炭酸は前回NGであるが飲みすぎもNGだ。
しかし明日の縦走を考えて夕食は何とか口に入れた。隣の方と会話すると何とか食べられる。五竜山荘から来た方だ。自分の反対周りであるが興味深い話しであった。
第2日目
ガスが晴れ山々が良く見える。良かった。
山荘の高台に登ると爺ヶ岳、その向こうの針ノ木岳、これから向かう鹿島槍ヶ岳の2つのピークも見える。朝日が雲から差し込む。朝の北アルプスは実に爽やかだ。涼しいうちにガンガン進もう。布引岳を通り鹿島槍ヶ岳南峰に到着する。槍ヶ岳、穂高連山、剱岳、立山、五竜岳、妙高山、火打山、遠く八ヶ岳の右に富士山も薄ら見える。感動の景色だ。
次に北峰に向かうが予想外に岩場が多く絶壁だ慎重に進む。
他の方々が分岐にバックパックを置いて登っている。かなり急傾斜だ。形が良い山は傾斜がきつい事が多い。
鹿島槍ヶ岳北峰からは五竜岳とそこに繋がる八峰キレットのゴツゴツを眼下に望む。意識したくはないが気を引き締めざるを得ない。キレット小屋迄急傾斜が続く。滑落しない様に鎖を持つ手に自然と力が入る。キレットの間に小さく人が見える。登山者であったが遠くから見ると奥地で悟りを開いて修行している修験僧の様だ、まるでキレットの間の宙に浮かんでいるように見える。
何とかキレット小屋に到着した。しかし良くこんな場所に小屋を建てたものだと思う。崖に囲まれている。小屋を出て4時間、昼食にする。サケ茶ずけが渇いた口にジャストマッチした。劔岳を見ながらの昼食とは贅沢な一時だ。ご夫婦が五竜岳方向に向かった、私も続く。
相変わらず激しい上り下りが続く。幸いな事に東斜面にガスが発生し日差しを遮る。眺めは悪くなるが体力的にはかなり助かる。休んでいる時に気が付いたが左手首に虫刺されで傷かゆい。アブであろうか？登山で初めて刺された。虫除けは必要だ。急峻なG5を過ぎ五竜岳南斜面に取り掛かる。ガレの急傾斜だ。先を行く4人組みパーティはテント泊なのかバックパックが大きいが女性が怖いと叫びなから登るのが図上から聞こえる。鎖を握っているが急傾斜とザレで足が滑るのだ。
苦しみながらも五竜岳に到着した。ガスでまったく視界が効かない。記念撮影して早々に山荘に向かう。武田菱のペイントの五竜山荘に到着し2日目が終わる。夕食はカレーで久しぶりにおかわりが出来た。おいしい。工程のピークを過ぎ安心してビールも飲んだ。格別な旨味だ。
第3日目は風が強く雲の流れが早い。朝は大概晴れが多いが今日は難しい。先日行った南アルプスとまったく同じ様な第3日目となった。
それでもガスの切れ間から五竜岳と唐松岳が時折り姿を現す。険しい崖を確実にクリアーする。牛首を過ぎ唐松岳頂上山荘に到着するがガスの中た。不帰キレットへのトライは諦めハ方に下山する事にした。何とも対向の八方からの登山者が多く驚くばかりだ。すれ違いの待ち時間に花畑に見入る。かつて見た事が無い花も見受けられる。また驚いたのは四阿山で御一緒だった子供連れだった方から声を掛けて頂いた。「ありがとうございました』今後も一期一会を大事にしたい。
山荘からゴンドラで八方に下山するが、一般観光者と一緒になって下りる。汗臭いので八方池山荘横のトイレの洗面で顔と頭髪を洗う。冷たくて気持ちがいい。臭いも収まる。それにしてもここは快晴だ。八方第2駐車場迄迷いながらも下る。快適な道に味をしめた長野経由で帰宅したが途中からエアコンが故障し天然クーラーから炎暑に戻り最悪な帰路であった。
今夏の縦走が終わった。天候が不順傾向であったがアルプスはやはり素晴らしい。
体重が増加傾向でやはりセーブしないと縦走では苦しい。来年はもう少し引き締める必要がある。
また、バックパックの軽量化は今後の課題である。高齢化で続けるのには必要最小限を入れ軽いに越した事は無い。
来年は穂高と大キレットを超えたいものだ。
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