夏のしっぽを追いかけて〜今年も白馬詣で！(栂池〜白馬三山〜鑓温泉〜猿倉)

2013年08月27日(火) 〜 2013年08月29日(木)

• GPS: 20:20
• 距離: 24.6km
• 登り: 2,136m
• 下り: 2,742m

コースタイム

8月27日
栂池自然園12:28−銀嶺水13:12−天狗原13:38/13:48−風吹大池分岐13:51−雪渓14:51−乗鞍岳15:19/15:25−白馬大池16:05

8月28日
白馬大池06:30−船越ノ頭07:14/07:37−小蓮華山08:28−三国境09:05−お花撮影09:16/09:35−白馬岳10:07/10:14−お花撮影10:27/10:36−白馬山荘10:38/10:51−大雪渓方面へランチ(往復2h)−頂上宿舎12:53/13:02−杓子岳巻道北分岐14:02−白馬鑓ヶ岳15:00−大出原分岐15:25−天狗山荘15:55

8月29日
天狗山荘06:10−大出原分岐06:43−鎖場08:15/08:30−鑓温泉(入浴)08:58/09:41−杓子沢10:50/10:55−サンジロ11:31−休憩10分−小日向のコル12:14−中山沢12:56−鑓温泉林道分岐13:51−猿倉14:04

天候

27日:晴れ〜曇り
28日:終日ガス＆強風(下界は晴れ？)
29日:快晴〜晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

白馬駅〜栂池公園
アルピコハイランドバス　栂池線　540円
http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/tsugaike/

栂池公園〜自然園
栂池パノラマウェイ(ゴンドラ＋ロープウェイ)　1720円
http://www.nsd-hakuba.jp/green/tsugaike/panoramaway.html

猿倉〜白馬駅
アルピコハイランドバス　猿倉線　980円
http://www.alpico.co.jp/access/hakuba/sarukura/
※但しタクシー相乗りで4人なら1人900円(タクシーが待っている場合)

コース状況／危険箇所等

＜登山ポスト＞
・栂池アルペンリフト「栂の湯」北西の角
・栂池ビジターセンター

＜道の状況＞
栂池〜天狗原:
特に問題なし。

天狗原〜乗鞍岳〜白馬大池:
天狗原から乗鞍岳雪渓の下までは大岩だらけの急な登りです。
が、下りよりはかなり歩きやすいです。
雪渓直下のペンキマーキングは1つのルートだけではなくあちこちについているので、少々わかりにくいかも。ガスの時は特に注意が必要です。
雪田のトラバースは割と急ですが、ステップがしっかりしていて距離も短いので軽アイゼンは不要です。
乗鞍岳の三角点はロープの向こう側で入れません。

白馬大池〜三国境〜白馬岳:
晴れていればなんということもありませんが、ガレた急斜面や狭い稜線(馬の背)などがあるので、ガスとあおられるような強風の時は注意。

白馬岳〜鑓温泉分岐〜天狗山荘:
特に注意するところはありません。杓子岳の山頂付近のエッジは道状に平らになっており歩きやすいですが、突風で煽られると谷底まっ逆さまなので、そこだけ注意が必要かと。またガスのときは杓子岳のピークハントはやめてトラバースルートにしておいた方が無難。（山頂は正規ルートではないため、踏み跡が薄く迷いやすそうだから）

鑓温泉分岐〜大出原〜鑓温泉:
大出原の雪渓歩きはありません。夏道です。
鑓温泉直上の雪渓も夏道が出ています。鎖場は靴でかなり岩が磨かれているので、滑らないよう注意が必要です。特に靴裏を水で濡らすとよく滑ります。
ストックをしまって注意すればそれほど難しくはありませんが、下りは結構怖かったです。

鑓温泉〜小日向のコル:
最初の雪渓を渡った後、左岸を高巻いていく夏道ルートになっています。
ザレザレの急斜面でくずれやすく、足場はかなり不安定。ストックでバランスを取りたくてもストックが触れるだけでさらさらと崩れるので使えません。
崩沢も同様です。
落石沢は去年とルートが変わっていました。雪渓の上に土砂が積もっているようで、あちこち陥没しています。小さな落石(ざらざらと崩れるような)はあちこちで起こっていて、大きなのも1回ありました。
杓子沢は川が出ていて、橋がかかっています。猿倉側にまだ雪渓上を歩くところがあり、旗が最新ルートです。岩のペンキマークは変なところにあるので(雪橋の下とか、雪渓が薄くなっているところとか)、旗優先で。
杓子沢を越えてすぐはやはり急斜面の崩れやすいトラバースですが、尾根をひとつ回りこんだあとは問題ありません。

小日向のコル〜猿倉:
特に問題なし。

＜下山後の温泉＞
今回は途中で鑓温泉に入りました。立ち寄り湯300円。石鹸類不可。
湯船に水流が出来るくらいのかけ流しで、超濃いです。
5分浸かっただけで、帰宅後2日経ってもまだ体から硫黄の匂いがします…。

写真

8/27 12:07

ロープウェイ終点。
観光客の人々に混じって出発！

8/27 12:09

ロープウェイ駅から栂池公園までは、オニシオガマがたくさん。

8/27 12:28

トイレと自然園入り口の間に、登山口があります。

8/27 12:31

ソバジイ(ツルニンジン)、ここにもあった〜。

8/27 12:42

ツルリンドウ。

8/27 13:12

銀嶺水。
冷たくて美味しい水です。

8/27 13:30

天狗原直下の台地。
早い時期にはチングルマでいっぱいなのですが…。

8/27 13:31

あっ、あった！

8/27 13:32

まだ咲いていてくれてありがとう。

8/27 13:42

天狗原。
デッキが広くなっているので、皆さん休憩中。

8/27 13:40

振り返るとお社が見守ってくれていました。

8/27 13:45

稚児車というより、破れ傘のようなチングルマの穂。

8/27 13:52

イワショウブ。
今回、コースを通して多かった花です。

8/27 13:52

きれいに揃いぶみ♪

8/27 13:47

イワショウブ、花の跡。
白からだんだん赤くなります。

8/27 13:55

キンコウカ。

8/27 13:59

ベニバナイチゴの実？

8/27 14:04

ミヤマダイコンソウ。
まだ咲いているなんて。

8/27 14:09

ショウジョウバカマはさすがに緑色。

8/27 14:11

ヒメクワガタがひょっこり。

8/27 14:14

天狗原から乗鞍岳までは、ずっとこんな岩岩。

8/27 14:26

振り返ると栂池自然園が。

8/27 14:45

雪渓近くまでくると、岩の隙間にイワヒゲ発見。
結構早くに咲く花なのに、たくさんありました。

8/27 14:46

ミヤマタネツケバナ。

8/27 14:50

ゴロ岩はだんだん大きくなります。
印を見逃さないように慎重に。

8/27 14:51

雪渓歩きはほんのちょっとになっていました。
ストックがあれば、ロープは使わなくて大丈夫。
アイゼンもいりません。

8/27 15:01

外国からの混成パーティとすれ違いました。
先頭のインド人女性、今回は白馬に登るためだけに来日したんだそう。

8/27 15:20

乗鞍岳の山頂標識は広ーい山頂部の大池寄りにあります。

8/27 15:26

あいにく曇っちゃったけど、それでも神秘的な大池。
何度見てもかっこいい。

8/27 16:02

チングルマに一瞬だけ光が。

8/27 16:54

白馬大池のお花畑、チングルマもハクサンコザクラも、大分遠くにだけどまだ少し残っていました。

8/27 16:55

イワイチョウも。

8/27 16:58

メインは秋の花に移っていましたけどね。

8/27 17:08

アヤメ、奥の金色はエゾシオガマの大群です。
あんな群生見たことない。

8/28 4:48

2日目の朝。
うむむ、雲多いな。

8/28 5:28

焼けた雲はきれい。

8/28 5:34

モルゲンロート・テン場。

8/28 6:38

夏が過ぎ、風あざみ。

8/28 6:41

お、夏っぽい？
って、花は秋の花だけどw

8/28 6:57

秋の気配。

8/28 6:58

少し登ったところからの白馬大池。
こうして見ると、結構大きいですね。

8/28 7:05

秋の気配その2。

8/28 7:14

まだらな陽に照らされた安曇野。

8/28 7:35

栂池自然園も見えた船越ノ頭。
でも展望はここまでだ！

8/28 7:42

文字通り「坂の上の雲」。
思いっきり突っ込んでます。

8/28 7:58

遠くにカライトソウ。

8/28 8:25

ミヤマコウゾリナの毛に霧の水滴が。

8/28 8:26

タカネヤハズハハコ。

8/28 8:31

馬の背。
一体どこへ続いているんだ…。

8/28 9:22

三国境を越えて10分くらいのところに稜線上のお花畑。
休憩がてら、撮影タイム♪

8/28 9:21

ダイモンジソウ。

8/28 9:38

トウヤクリンドウ。
この霧の中、がんばって開いています。

8/28 9:43

この岩場を過ぎれば、山頂まではもうすぐ。

8/28 9:47

こんなところになんで看板？と先を見ると、コマクサが数株。
はっきり踏み跡がついていました…。コマクサは登山道すぐ脇で見れることも多いのにね。

8/28 9:50

ツクモグサのもじゃもじゃに、まあるい水滴。

8/28 9:52

アズマギクとホソバツメクサ。

8/28 9:58

もはや定点観測になりつつある(笑)、シコタンソウの株とイブキジャコウソウ。
さすがにほぼ終わり。

8/28 10:07

で、山頂。
真っ白〜。

8/28 10:09

「ご縁」があってまたここに「帰って」これますように、かな。

8/28 10:22

今日は縁コースを歩いてみます。
真っ白ですけど。

8/28 10:28

霧の中でこそ、美しい写真もある。

8/28 10:30

花嫁さんのブーケのよう。

8/28 10:33

白馬山荘の裏手はミヤマアケボノソウ畑でした。

8/28 10:35

ミネウスユキソウ。

8/28 10:39

白馬山荘到着。
長ーい廊下の果てのトイレをお借りしました。

8/28 10:58

天狗山荘はまっすぐですが…
…左に寄り道です。

8/28 11:02

頂上宿舎の近くは花畑。
これはイワオウギ。多かった。

8/28 11:06

ミヤマクワガタも残ってました！

8/28 11:17

雪渓尻の水場は涸れていました(雪渓が小さくなったため)、が、周りの花はきれい！

8/28 11:18

ミヤマキンポウゲだってこんなに。

8/28 11:44

大雪渓方面に下りて来ました。
…8kgのザックごと。

8/28 12:01

お茶するためにね！

8/28 12:12

ミソガワソウもちょっと。

8/28 12:15

終わりかけのシロウマアサツキ。

8/28 12:18

王蟲岩とトリカブト。

8/28 12:19

子王蟲。

8/28 12:20

トリカブトは多かった！

8/28 12:21

タカネナデシコはちらほら。

8/28 12:21

大雪渓からの人が増えてきたので引き返します。

8/28 12:25

ここから頂上宿舎って、結構急登だよね。

8/28 12:28

お花畑見納め。
下は晴れてるみたいなんだけどなー。

8/28 12:32

オタカラコウの黄色がまぶしい！

8/28 12:42

8/28 12:43

クロトウヒレン。

8/28 12:43

結構下りたけど、花畑は現在、頂上宿舎のすぐ下あたりが一番見ごたえありました。

8/28 12:46

ここも。

8/28 12:48

ここも。

8/28 12:53

てなわけで、テント場の斜面を見に行きます。

8/28 13:00

去年(8月上旬)はハクサンイチゲとミヤマキンポウゲの花畑だった斜面は、ウサギギクとハクサンフウロの花畑になっていました。

8/28 13:02

稜線に近いほうはトリカブト畑。

8/28 13:04

稜線に戻りました。
トウヤクリンドウが草原にぽつぽつと灯り、まるで「銀河鉄道の夜」のワンシーンのよう。

8/28 13:23

花は鮮やかでも葉っぱはもう黄葉を始めていますね。

8/28 13:28

こんな霧の中でも、日の当たるところはあるんだ。

8/28 13:37

まるで吸い込まれそう。

8/28 14:02

杓子山頂への分岐。今日は巻きますよ。
この看板、文字がかわいくて和みます^^

8/28 14:05

こんな稜線に苔が。

8/28 14:22

チョウノスケソウの葉っぱ。
花が見たいなー。

8/28 14:28

鑓の山頂まであと少し、というところで青空が！
またすぐガスっちゃったけどね。

8/28 14:34

でも雷鳥さんに会えたので、よし。
左のは岩です。最初2羽と見間違えました(笑)。

8/28 14:44

オノエリンドウってこれかな？

8/28 15:01

白馬鑓ヶ岳、真上だけ晴れ！

8/28 15:06

青空が目に沁みる〜。

8/28 15:13

ちょっと下って振り返ったら、山頂はっきり！
周りは真っ白なんだけど。

8/28 15:18

ちょっとだけ大出原と安曇野も見えました。

8/28 15:25

って、またすぐ真っ白。
天狗山荘までは大出原のふちを廻っていきます。

8/28 15:44

天狗山荘の周りは去年よりたくさんの花がありました。
ウサギギクとヨツバシオガマ。
この2つが一番多かった。

8/28 15:45

イワギキョウ。

8/28 15:47

8/28 15:51

チングルマと咲きたてウルップソウ。

8/28 17:04

ヨツバシオガマ大群。

8/28 17:12

咲きたてウルップ。

8/28 17:32

今日は小屋食です。
メインプレートはまあ普通だけど。

8/28 17:32

何と鍋が付くのです！これで1人前。
山の上でこの野菜の量、うれしいね!
鶏肉と海老も入ってるよ〜。

8/28 19:07

ご飯お代わりしましたが、デザートは別腹(笑)。
天狗山荘名物？「釜プリン」です。
釜飯用の釜に入ってます。

8/28 19:08

同じテーブルの女子5人で分けっこ。
が、むちゃくちゃ美味しいので、1個まるごといけたなあ。
これで500円は超お得!!!

8/29 5:16

3日目の朝。

8/29 5:21

雲の隙間からのご来光。
向こうの雲が静かに燃えています。

8/29 5:22

雲海もちょっぴり染まりました。

8/29 5:33

モルゲンロート鑓。

8/29 6:13

雲海がきれい。
今日は山の上が晴れだね。

8/29 6:16

ウルップソウと雲海。

8/29 6:21

ウサギギクもうれしそう。

8/29 6:24

天狗山荘とテント場。
お世話になりました〜。

8/29 6:27

こんなにいい天気なのに、今日の稜線歩きは30分だけ。

8/29 6:31

あの大出原に下るのです。

8/29 6:36

劔・立山も、10分のお付き合い。

8/29 6:43

さよなら稜線…。

8/29 6:59

大出原の雪渓は大分小さくなって、雪渓歩きはありません。

8/29 7:02

まだ咲きたてコバイケイソウも少しありました。

8/29 7:07

8/29 7:09

雪渓近くにはアオノツガザクラ。

8/29 7:10

エゾシオガマも。

8/29 7:10

チングルマは一面の穂。

8/29 7:12

アキノキリンソウが迷子になってます。

8/29 7:13

うねるチングルマ。

8/29 7:20

それにしてもいい天気！
今日稜線を歩く人は幸せだね。

8/29 7:26

ウサギギクでまっ黄色。

8/29 7:54

ちょっとわかり辛いですが、奥からクルマユリ・ミヤマキンポウゲ・ハクサンコザクラが縞になっています。

8/29 7:55

天狗山荘の方の尾根もくっきり。

8/29 7:56

遠いけど、ハクサンコザクラもたくさん残っていました。

8/29 8:00

谷筋にうねるようなクルマユリのベルトが。

8/29 8:01

アップ。
この時期ならではの大出原のメインイベント、見られてよかった。

8/29 8:20

大出原から短い樹林帯を抜けて、本日の核心部。
鎖場が続きます。

8/29 8:30

鎖場全景。
核心部は去年の記録を見てください。
やっぱり下りの方が怖かった…。登りは平気だったのに。

8/29 8:44

ハナニガナ、黄色と白。

8/29 8:45

鑓温泉が見えてきました。

8/29 8:49

でもここも事故の多いところ。
確かに右手は滑ったらアウトです。

8/29 8:52

8/29 9:17

大急ぎで入浴タイム。
ま、靴ずれが怖いのでどのみち長湯は出来ないんだけど。足がふやける前に出ます。
やっぱりいいお湯！

8/29 9:45

鑓温泉の下はウメバチソウ祭り。
ミヤマキンポウゲは思ったより少なかった…。

8/29 9:49

雪渓が溶けたので、ルートが一部変更になっています。

8/29 9:50

8/29 9:54

シロウマタンポポ？と思ったけど、普通のミヤマタンポポっぽい…。

8/29 9:58

雪渓1個目トラバースしまーす。
問題なし。

8/29 10:06

でもこの雪渓の後が怖い。
こんなザレザレの急斜面に道が出来てます。
歩くそばからくずれるxxx

8/29 10:07

ここなんてもう道すらないし。普通に斜面だし(泣)。
写真画面中央の下から上に歩くのですが、見えないですよね？

8/29 10:10

デンジャラスゾーンを越えると雪渓歩きだったころのルートと合流します。

8/29 10:14

このあとしばらくはキンポウゲロードを楽しんだり。

8/29 10:15

ミヤマツボスミレを覗き込んだり。

8/29 10:16

キヌガサソウに挨拶したり、でまったり進みます。

8/29 10:19

雪渓2個目。
まず少し直降してから左にトラバースしていきます。
トラバース中にちょっと谷足が滑ってびびる。

8/29 10:28

8/29 10:33

ミヤマキンポウゲって、一番夏の山の花！って感じがします。

8/29 10:35

妖精のようなソバナが、スポットライトを浴びていました。

8/29 10:38

杓子沢が見えてきました。

8/29 10:41

ウツボグサ。これはまだ結構咲いていました。

8/29 10:42

う、またザレがひどい。
この斜度と道幅で外斜とか、勘弁して…。

8/29 10:44

クロバナヒキオコシ。
ベルベットのような濃い紫色。

8/29 10:45

落石沢。
人食い岩からルートが外れてる！

8/29 10:47

落石沢って、雪渓の上に土砂が積もっただけだったんだ…。
それがところどころ陥没して、かなり大荒れ。
通過中もあちこちから小さな落石が。1回はかなり大きくて怖かった。

8/29 10:50

杓子沢には橋がかかっていました。

8/29 10:52

何故かブリッジの下に→が。
や、この下を進めと？
(秋道用のが出ちゃっているようです)

8/29 10:54

橋を渡ったら左に少し登って雪渓の上にのります。
あとは旗に沿って直降する感じ。
旗の間隔が広いので、ガスの時は注意かも。

8/29 10:56

旗に沿ったルートは赤線でしたが、赤丸のところにペンキで○が描かれた岩が。
そっち行っちゃうと雪の薄い部分に乗っちゃうよ〜。

8/29 10:59

杓子沢を越えたらもう危険なところはありません。
クガイソウに癒されます。

8/29 10:59

こんなところにシロウマアサツキ！

8/29 10:59

白いホタルブクロ。
この辺は白ばっかり。

8/29 11:00

白飛びしちゃったけどキバナノカワラマツバ。
8月上旬の去年より元気だぞ？

8/29 11:07

チョウジギク。
初めて見たけど、本当に丁子みたい。

8/29 11:10

ムラサキシロウマリンドウ発見！
白いのは見つけられませんでした (´・ω・`)

8/29 11:13

落石沢(左)と杓子沢(右)。
落石沢がかなりぼこぼこになっているのがわかります。

8/29 11:17

あとは小日向のコルまでトラバース〜。

8/29 11:20

ミヤマアカバナ。
あんまり赤くないけど。シロバナ？

8/29 11:31

サンジロ。
この辺りから暑くて脳みそが沸騰しそうに。

8/29 12:07

小日向のコルの下から、鑓温泉を振り返る。
一番左の雪渓の左俣に写っています。

8/29 12:10

オオバギボウシ、上から見ると人形みたい。

8/29 12:12

この辺りはシモツケソウとオオバギボウシが多かった。

8/29 12:15

小日向のコル、ミズバショウのロンド。

8/29 12:23

白馬は今日も雲の中かな？
上は出てるかな？

8/29 12:23

キンコウカとイワショウブの湿原。
キンコウカはもうほぼ終わってたけど。

8/29 12:35

ワレモコウ。

8/29 13:51

鑓温泉分岐到着〜。
ちょっと砂利道の林道を歩いて、

8/29 13:56

ここからまた登山道で猿倉へ。

8/29 14:15

今日のごほうびはカルピスカキ氷！
あんなに暑かったのに、一気に寒いくらいに。
効くね！！

8/29 14:29

何故か人懐こいアサギマダラが。
猿倉荘をテリトリーにしているようです。

8/29 14:40

こんなに慣れてるよ！

8/29 14:48

手乗りアサギマダラ。

8/29 14:50

ぶーん。

8/29 14:50

ゴージャスなアクセざましょ？
まあ、彼は私の汗を舐めに来てるだけなんだけど(笑)

8/29 17:59

〆は前から気になっていた松本駅1階の「エキナカマルシェ食堂」にて鹿肉ハンバーグライス。
ちょっとハンバーグが小ぶりだけど、ソースと合っていて美味しかった！
付け合せのサラダがすごいボリューム(笑)。
950円＋ワイン700円。

撮影機器：

PENTAX K-r ペンタックス

装備

個人装備

ヘッドランプ

+予備電池

携帯電話

+充電器

1/25,000地形図

地図プリ

ヤマケイアルペンガイド

立山･剣･白馬

コンパス

笛

雨具

レインウェア上下、折畳傘

保険証

飲料

1.8L

水1.5L、ジュース0.35L

食料

8食

昼3、夕1、朝2、予備2

防寒着

フリース、ULダウン

薬・バンドエイド

痛み止め、消毒薬

着替え・タオル

筆記具

計画書

非常食

ストック

カメラ

ストーブ

ガスカートリッジ

コッヘル、スプーン

ザックカバー

アルミ寝袋

ライター

ナイフ

熊鈴

予備眼鏡

感想

poni

好天の中、1泊しか出来なかった前回の双六岳。
消化不良で稜線熱は高まるばかり。
なのに翌週は天気が続かず、結局2週間開きになってしまいました。

でもこの週も3日以上は天気が持たなさそう。
どこに行こうか、どこに行けるか、ヤマレコやガイドや地図をひっくり返し、ルートを描いては眺め…でもどこも何だかピンと来ない。

もう8月も最終週、高山植物に多くは望めないのはわかっている、だけど。

まだ夏山が足りない！高山植物成分が足りない！！
もっと花畑が見たい！！！

そうだ、白馬なら、あそこならきっと。
ピークよりは少ないだろうけど、今何が咲いているか季節をちょっと変えてみるのもいいかも。
大出原のクルマユリや鑓温泉のキンポウゲはもともと8月末が見頃だというし。

というわけで、3年連続の白馬詣でと相成りました。

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目的が「大出原の様子が見たい」なので、鑓温泉経由は必須です。で、前回登りで使ったから今回は下りで。
大雪渓が荒れていそうなので、登りは栂池からにすることにしました。

前日に豊科のネットカフェに行って初日のうちに山頂まで上がるか、当日の始発で行って白馬大池泊まりにするか迷いましたが、結局のんびり行こうと1泊目白馬大池、2泊目天狗山荘泊まりの2泊3日コースに。

一昨年は結構苦労して下りた天狗原から乗鞍岳へのゴロ岩斜面も、登りなら楽々。
乗鞍岳の雪渓付近には夏の花が残っていて、もう何もないかもなーと思っていた大池の周りも意外といろいろ咲いていて思わぬプレゼント。

翌日の稜線歩きは生憎1日中ずっとガスの中。
でも何故か私のテンションはMAX振り切れ。なんにも見えないのに、楽しくて仕方ない。
いやあ、本当に稜線歩きに飢えてたんだなあ(笑)。

前回・前々回がスカッ晴れだったので、今ここを歩いてるんだな、あの辺にはあれがこういう風に見えるはずなんだよな、と心の目で補填できたのがよかったのかも。
…ある意味妄想登山と言えましょう。

白馬山荘でお手洗いを借りた後、大雪渓方面に「王蟲岩」のあたりまで下りてみました。
大雪渓コースのお花畑も見たいという欲張りプランです。
が、あんまり目新しいものは見つけられず。残念。
結局、頂上宿舎の直下が種類も多くて一番きれいでした。
避難小屋あたりまで下りてみたら違ったかもだけど、大雪渓からたくさん人が登ってきたのであきらめました…。
でも稜線を少し下りるだけでガスを抜けたので、お花畑の眺めは満喫♪
それに寄り道していなければ、頂上宿舎下のお花も見れなかったしね！

その後もガスの中を進み、白馬鑓ヶ岳付近だけ奇跡の青空を望み(但し頭上だけw)、天狗山荘へ。
去年寄ったときはあまり花のない印象でしたが、今年はいろいろ咲いていました。それでもピークよりは少ないんだとか。
天狗山荘の花畑のピークっていつなんだろう？

翌日は日の出こそ雲の間からだったものの、出発するころにはスカッ晴れ！
濃い青空、これこそ夏！！
こんなドピーカンの中を下山するのは残念無念。でも翌日は確実に雨になりそうだから仕方ない。
30分の短い天空稜線歩きを楽しんで、円形劇場のような大出原へ。

正面からむき出しの太陽の光を浴びる大出原下山は、まるで反射式オーブンでじっくり焼かれているよう。日焼け止めをたっぷり塗っていても、ジブジブと音が聞こえてきそうなくらい。
肝心の花は、8月初めの頃とは色合いは似ていても種類は違っていて、黄色はウサギギクやアキノキリンソウ、白はセリ科、赤紫はハクサンフウロがメインでした。
まだ見れるかなとちょっと期待していたハクサンコザクラは登山道から遠く、アップの姿は見られずじまい。
でも今回の目的の1つ、名物のクルマユリベルトはちゃんと見られたので、まずは満足ですv

鑓温泉でひとっ風呂の後、ひたすら猿倉へ向かいます。
が、暑い！
鑓温泉〜杓子沢間ではルートがかなり荒れていて休憩できず、その後は小日向のコルまでほぼ日陰なし。
もう脳みそ沸騰するかと思った…。
ここは別に夏を残さなくてもいいのに(笑)。

頭の中を「ラムネ飲みたい」がリフレインするなか、無事下山。
猿倉荘には残念ながらラムネはなし。でもその代わり軒先にはためく「氷」の旗が。
もちろん注文しましたよ！注文しないでか！！

猿倉荘には何故かアサギマダラが住み着いていて、登山客が来るたびに周りをひらりひらり。
試しに手を出してみたら見事止まってくれました。しかも全然逃げない。
どうも登山客の汗狙いのようです。したたかだね。

同時期に猿倉に到着したご夫婦に白馬駅まで送っていただき、そのおかげで駅の足湯も楽しむことができました。

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欲を言えばもう少し「夏の花」が見たかったけど、それでもこの時期にこれだけの花が見られるのは白馬だけ！（か？）
ゴージャスで変化に富んだ景観に、いっぱいの花。
何回来ても本当に白馬はいいですね。大好きです。

2011年8月10-12日　猿倉〜大雪渓〜白馬岳〜栂池
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-128708.html

2012年8月07-10日　猿倉〜鑓温泉〜白馬三山〜雪倉岳〜朝日岳〜蓮華温泉
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-216572.html