記録ID: 3467310
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
白馬・鹿島槍・五竜
針ノ木岳から爺ヶ岳への天国の稜線を越えて鹿島槍ヶ岳へ
2021年08月26日(木) 〜
2021年08月28日(土)
sola
体力度
10
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 52:41
- 距離
- 40.2km
- 登り
- 3,935m
- 下り
- 3,941m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 9:46
2日目
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 3:05
- 合計
- 9:59
3日目
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 7:42
11:47
| 天候 | 1日目：曇り時々晴れ 2日目：快晴 3日目：快晴→曇り→快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
当日は信濃大町から扇沢へバスを利用。 バスの時刻表。 https://www.alpico.co.jp/traffic/local/hakuba/ogizawa/ 鈍行＆安い宿を利用すると夜行バスを利用するよりもリーズナブルで快適なのでおススメです。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
針ノ木岳からズバリ岳の間はかなり急なガレ場があるので慎重に。 |
写真
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振り返ると雲が多いけど爺ヶ岳とそこへ続く稜線が見えていました。
ミヤマダイモンジソウ。ここに咲いていたのは特に色が良い感じ。
ここの水場は沢から直接。小屋で飲む分と翌日の分を汲んでおきました。
良い感じに晴れてきました。赤沢岳から爺ヶ岳まで見えています。
針ノ木小屋前から見る裏銀座。曇っていたけど水晶岳まで見えていました。
小屋到着直後よりも雲が上がり、水晶岳まで見えると更に良い景色になりました。
最初に見えるピークを越えた先に本当の山頂がある。これが遠くから見て平べったい印象の正体か。
槍ヶ岳、水晶岳まで見えるようになり、裏銀座を全て見渡せるようになりました。期待以上の天気。
奥には薬師岳、中には赤牛岳から水晶岳、手前には烏帽子岳から野口五郎岳。一望です。
ずっと晴れていた蓮華岳、針ノ木岳周辺も雲が押し寄せてきました。
爺ヶ岳へ続く稜線には滝雲。風が強く流れているのが良く見えてました。
日本海側から断続的に流れてくる雲が心配でしたが、無事に御来光を拝む事が出来ました。
稜線を流れる滝雲は良い景色を作っているけど、これがある間は進めないのでずっと眺めていました。
赤牛岳や薬師岳は朝日を浴びてより色が赤っぽくなっているように感じます。
鹿島槍ヶ岳と五竜岳は近く、白馬岳は遠い。低い所が雲海に沈むとよく分かる。
朝焼けの時間が終わり始めて槍ヶ岳方面も山の色が見えてきました。
爺ヶ岳へ続く稜線が姿を現し始めました。徐々に姿が出てくるのは凄い光景でした。
燕岳、大天井岳、槍ヶ岳と続く表銀座。そして穂高連峰や常念岳までよく見えていました。
完全に日が登って青空と山の緑が映えるようになりました。立山と劔岳が格好良い。
1年前に立山から薬師岳へ歩いた道がとてもよく見えていました。この縦走路を歩くのも楽しかった。
ようやく烏帽子岳の姿をはっきりと認識出来ました。この角度から裏銀座を見ると歩きたくなりました。
爺ヶ岳へ続く稜線を流れる滝雲は姿を消しました。雲は赤沢岳付近のみ。
餓鬼岳方面を見ると奥には富士山と南アルプスが綺麗に見えていました。
立山、劔岳、龍王岳。立山を正面にどーんと見えるのが良い眺めでした。
爺ヶ岳へ続く稜線が全て見えるようになりました。これからここを歩くのかと思うと楽しくなりました。
蓮華岳は針ノ木岳から見ると尖って見えるというのは新しい発見でした。（平べったく見える印象でした）
槍ヶ岳へ続く表銀座と裏銀座を良い感じに眺められるのが針ノ木岳でした。
実際に歩いた五色ヶ原から薬師岳へ続く稜線をよく眺められるのも針ノ木岳でした。
1時間半程度滞在した針ノ木岳の山頂を後にしてスバリ岳へ向かいます。
スバリ岳、迫力があります。右側に突き刺さりそうな岩があるのが気になりました。
スバリ岳の山頂に到着。山頂標識の背後に立山と劔岳が見えるのが良い感じです。
赤沢岳の山頂から次の鳴沢岳、岩小屋沢岳、爺ヶ岳へ続く稜線を眺める。
1年前に登った白馬岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳を一望出来るのが良かった。
水晶岳や野口五郎岳が遠くに見えるようになり、それと共に長い稜線を感じられます。
鳴沢岳の山頂から見る赤沢岳、ズバリ岳、針ノ木岳。沢の方から雲が湧き始めました。
次の岩小屋沢岳。そろそろ爺ヶ岳が湧いてくる雲で姿が隠れそうです。
新越山荘。今年の営業は終了していました。この辺は高山植物が多かったです。
岩小屋沢岳へ登ってる途中、そろそろ隠れてしまいそうな針ノ木岳と蓮華岳を撮影。
種池山荘に到着してカレーを注文。山で食べるカレーは本当に美味しい。
冷池山荘を予約した時にも注意を呼びかけられた熊の目撃情報。登山者が多い時間帯という事もあり熊の出没は無し。
チングルマ。山の斜面はほとんどチングルマという感じで凄かったです。
こんなにたくさん出てくるのは初めて見ました。ここに何かあるのか、集まってました。
落ち着いている親（たぶん）。足にテープ？が付いているので管理されているのかな。
登山道の真ん中でじゃれ合っている雷鳥を眺めているように見えました。
爺ヶ岳へ登っている途中に振り返ると種池山荘と劔岳が良い感じに見えます。沸いてくる雲で立山は隠れ始めていました。
爺ヶ岳の南鋒に到着。岩小屋沢岳で見た時は雲の中だったので晴れて良かった。
雲の中から姿を見せる槍ヶ岳と穂高連峰。向こう側から見るとこちら側が雲に隠れているのだろう。
爺ヶ岳の中鋒から見る南鋒と劔岳。立山で見えているのは別山か。
爺ヶ岳の中鋒から見る槍ヶ岳。ギリギリ見えていたという感じです。
爺ヶ岳の北鋒辺りから見下ろすとちょうど谷。その先に劔岳が見える。
冷池山荘と鹿島槍ヶ岳。湧いてくる雲が良い感じの景色を作ってくれていました。
布引山から見る爺ヶ岳と針ノ木岳へと続く稜線。針ノ木岳は隠れていて蓮華岳が見えていました。
立山と劔岳方面は夜明け前から雲に覆われていました。日本海側からの風も強くて嫌な予感しかありませんでした。
富士山、八ヶ岳、南アルプス方面は快晴。朝焼けの始まる空と共に良い景色でした。
針ノ木岳や槍ヶ岳方面も晴れ。針ノ木岳付近のみ雲に覆われていました。
鹿島槍ヶ岳と赤く染まる雲。こういう景色は狙って見れないので良いものでした。
結構厚い雲に感じるけどかなり赤く染めている。この時の鹿島槍ヶ岳の山頂はどういう状況だったのかを知りたい。
鹿島槍ヶ岳の山頂に到着。山頂に着く頃には真っ白な世界になってしまいました。
冷池山荘へ戻る途中、爺ヶ岳方面は青空が出てきました。（鹿島槍ヶ岳は雲の中）
爺ヶ岳の北鋒辺り。早朝は雲の中だった立山と剱岳が青空と主に見え始めていました。
爺ヶ岳の南鋒に到着。立山と剱岳が青空と共に見えるほど良い天気になりました。
爺ヶ岳の南鋒から見る針ノ木岳への稜線。前日に歩いてきたこの稜線を見たかった！
爺ヶ岳の南鋒から見る針ノ木岳と蓮華岳。背後には薬師岳と槍ヶ岳。
鹿島槍ヶ岳はようやく晴れてきていました。さすがにこの時間までは待てなかった。
爺ヶ岳の南鋒から見る槍ヶ岳、穂高連峰、大天井岳、燕岳、餓鬼岳。
この景色、一度歩いたかどうかで見え方が全然違います。歩いた後だと最高です。
標高を下げてきても素晴らしい眺め。岩小屋沢岳まではやはり長いなと感じます。
鹿島槍ヶ岳も綺麗に晴れました。この時間に山頂に居る人が羨ましいです。（おそらく晴れていたのはこの後数時間のみ）
ここは本当にチングルマだらけなので初夏の時期にも来てみたいと思いました。
種池山荘から扇山までの登山道で唯一慎重になるのはここ。前年の秋に歩いた時よりも崩落が進んでいたように感じました。
今回歩いたのはここなんだなーと分かると見え方が変わりました。
装備
| MYアイテム |
sola
重量：-kg
|
|---|---|
| 個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
枕カバー
インナーシーツ
除菌液
マスク
歯ブラシ
クマよけの鈴
耳栓
体温計
充電用USBケーブル
チェーンスパイク
|
感想
ずっと登ってみたいと思っていた針ノ木岳へ。
今年は針ノ木小屋が営業しているという事で蓮華岳へも登って針ノ木岳から爺ヶ岳へと続く稜線を歩こうと計画しました。
初日は天候が良くない予報でしたが小屋まで大荒れにならなければ良いという気持ちで入山。
小屋に到着した後、蓮華岳へ登ってみると不思議な事に蓮華岳付近は快晴。
蓮華岳からは翌日歩く予定の針ノ木岳から爺ヶ岳までの稜線や裏銀座方面も見渡す事が出来ました。
2日目は針ノ木岳から御来光を拝むために日の出前から出発。
快晴の天気でしたが日本海側から強風と雲が日の出の20分前くらいから流れてくるようになりました。
寒さに耐えながら何とか真っ白にならないでくれ〜と願いながら日の出を待ちました。
願いが通じたのか御来光の瞬間は雲に覆われる事無く拝む事が出来ました。
そして日の出後は爺ヶ岳へ続く稜線を流れる滝雲や雲海越しの絶景を楽しめました。
この時間に山頂にいた人だけが見れた景色です。
滝雲が消えると快晴の時間が続き、ありがたい事に縦走中は良い天気が続きました。
針ノ木岳から爺ヶ岳へ続く稜線はこれまで歩いた中でも最高と言えるくらい素晴らしい景色と歩き応えがありました。
高山植物が見頃の季節にも歩きたいと思う縦走路です。
種池山荘の先ではこれまでで一番多くの雷鳥に出会えました。
登山道の真ん中でじゃれ合っていたり登山道沿いの高山植物を食べている姿を見る事が出来ました。
3日目は布引山から御来光を見ようと夜明け前から登り始めました。
この日は暗い時から立山と剱岳方面には厚い雲があるのが見えて嫌な予感。
嫌な予感は的中して日本海側から冷たい風が流れてくると共に上空には雲が増え始めました。
それでも布引山からは御来光を拝む事が出来て朝焼けの雲と共に鹿島槍ヶ岳を見る事も出来ました。
しかしその代償は真っ白な鹿島槍ヶ岳の山頂。
少し粘ったけどすぐには晴れる感じも無かったので北峰には行かずに下山を開始。
下山中、爺ヶ岳の南鋒に到着した時点で天気が一時的に回復して快晴に。
おかげで前日に針ノ木岳から歩いてきた稜線を爺ヶ岳から眺める事が出来ました。
最後に山はご褒美をくれて良かったです。
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