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Yamareco

記録ID: 3475042
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

後立山連山(針ノ木〜唐松)

2021年08月25日(水) 〜 2021年08月28日(土)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
GPS
104:00
距離
37.3km
登り
4,035m
下り
4,683m

コースタイム

1日目
山行
3:56
休憩
0:04
合計
4:00
8:00
81
9:21
9:25
155
12:00
0
12:00
ゴール地点
2日目
山行
7:50
休憩
0:30
合計
8:20
6:00
48
針ノ木小屋
6:48
7:00
39
7:39
7:40
90
9:10
9:25
48
10:13
30
10:43
10:45
40
11:25
55
12:20
95
13:55
11
14:06
14
3日目
山行
7:27
休憩
0:23
合計
7:50
6:07
6:10
35
6:45
6:50
85
8:15
8:30
90
10:00
130
12:10
55
13:05
4日目
山行
6:08
休憩
0:22
合計
6:30
4:40
52
5:32
58
6:30
10
7:03
7:05
25
唐松岳
7:30
7:43
170
唐松岳頂上山荘
10:33
10:40
30
11:10
ゴール地点
天候 8/25雨、8/26曇り、8/27晴れ、8/28曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:信濃大町駅までJR→扇沢までバス
復路:白馬駅からJR
コース状況/
危険箇所等
8/25:連日の雨で増水し徒渉が困難、雪渓を歩く箇所はありません
8/26:針ノ木〜冷池、困難な箇所なし、但し針ノ木〜種池はアップダウン要覚悟
8/27:八峰キレット、ロングコースかつ緊張を強いられる岩場が数多くハード
8/28:五竜〜唐松、牛首周辺に数カ所鎖場あり
その他周辺情報 八方尾根を下山しゴンドラ乗り場近くの八方の湯で汗を流しました
何故、上松駅(あげまつ)?
今年の大雨の影響で中央西線は一部複数区間が不通となっており2度のバス乗り換えを経て塩尻駅まで
何故、上松駅(あげまつ)?
今年の大雨の影響で中央西線は一部複数区間が不通となっており2度のバス乗り換えを経て塩尻駅まで
朝5時台に出発し大町温泉郷に到着したのは17時
朝5時台に出発し大町温泉郷に到着したのは17時
前日に行程を一日後ずれさせたため今日はここで一泊、いつもバスで通過する大町温泉郷、一度泊まってみたかった
前日に行程を一日後ずれさせたため今日はここで一泊、いつもバスで通過する大町温泉郷、一度泊まってみたかった
翌朝(8/25)、扇沢ターミナルをスタト
翌朝(8/25)、扇沢ターミナルをスタト
登山口は扇沢ターミナルの左側にあります
登山口は扇沢ターミナルの左側にあります
舗装路を4回くらい横切ります
舗装路を4回くらい横切ります
案内がしっかりしているので迷うことはありません
案内がしっかりしているので迷うことはありません
扇沢から約1時間半で大沢小屋
扇沢から約1時間半で大沢小屋
岩場あり
連日の雨で増水しており、靴を濡らさず進むことをここで断念
連日の雨で増水しており、靴を濡らさず進むことをここで断念
2カ所ほど橋がありました
小屋番の方に“橋は流されてませんでした?”と聞かれました(ちゃんとありました、と回答)
2カ所ほど橋がありました
小屋番の方に“橋は流されてませんでした?”と聞かれました(ちゃんとありました、と回答)
歩いている石の下は雪
歩いている石の下は雪
もうこの雪渓は危険で歩けません、高巻きで進みます
もうこの雪渓は危険で歩けません、高巻きで進みます
こんな岩場を乗り越えて高巻く
こんな岩場を乗り越えて高巻く
雪渓は通行止め、これだけ斜度があると春〜初夏の雪渓登りは楽しそう
雪渓は通行止め、これだけ斜度があると春〜初夏の雪渓登りは楽しそう
時折、雨・風が弱まり爺ヶ岳が望める
時折、雨・風が弱まり爺ヶ岳が望める
テン場からここまで給水するのは辛い、ここで給水しておく方が良いでしょう、沢水です
テン場からここまで給水するのは辛い、ここで給水しておく方が良いでしょう、沢水です
最後の一登りは九十九折りで
最後の一登りは九十九折りで
見えてきた
2年前に烏帽子→船窪→針ノ木峠と辿りここで下山、昨年はコロナで種池までのコースは通行禁止で歩けなかったので今年は満を持してここからスタートします
2年前に烏帽子→船窪→針ノ木峠と辿りここで下山、昨年はコロナで種池までのコースは通行禁止で歩けなかったので今年は満を持してここからスタートします
風と雨が断続的、テント泊予定でしたが小屋泊にしました
風と雨が断続的、テント泊予定でしたが小屋泊にしました
エビス生ビール、撮影まで待ちきれず一口
1
エビス生ビール、撮影まで待ちきれず一口
8/26 小雨は残っても風は徐々に落ち着いてきた、今日のルートは雲の中だけと今日の天気は気にしていない
8/26 小雨は残っても風は徐々に落ち着いてきた、今日のルートは雲の中だけと今日の天気は気にしていない
針ノ木小屋、若いスタッフさんが頑張っておられました、お世話になりました、また来ます!!!
針ノ木小屋、若いスタッフさんが頑張っておられました、お世話になりました、また来ます!!!
針ノ木岳、小屋からここまではよく整備されたルート
1
針ノ木岳、小屋からここまではよく整備されたルート
ガスが晴れ黒部湖が見える、中央遠くは五色ヶ原
針ノ木谷→平乃小屋→五色ヶ原も密かに温めているコース
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ガスが晴れ黒部湖が見える、中央遠くは五色ヶ原
針ノ木谷→平乃小屋→五色ヶ原も密かに温めているコース
振り返って一枚、こんなガレ場を下ります
1
振り返って一枚、こんなガレ場を下ります
次はズバリ岳、奥の峰です
次はズバリ岳、奥の峰です
針ノ木岳からコースタイムでは1時間、ガレ場を登る
針ノ木岳からコースタイムでは1時間、ガレ場を登る
今日のルートが一望
1
今日のルートが一望
左手には剱岳
振り返ってズバリ岳
1
振り返ってズバリ岳
次に向かうのは赤沢岳
次に向かうのは赤沢岳
赤沢岳までは緩やかな登り
赤沢岳までは緩やかな登り
赤沢岳から鳴沢岳までは特筆なし
赤沢岳から鳴沢岳までは特筆なし
雷鳥が2羽、ここから新越小屋までは激下り、コースタイムの30分はキツいと思う
雷鳥が2羽、ここから新越小屋までは激下り、コースタイムの30分はキツいと思う
新越山荘
山荘付近は高山植物の宝庫
山荘付近は高山植物の宝庫
右側の先には大町の市街が望める
右側の先には大町の市街が望める
振り返って新越山荘
振り返って新越山荘
岩小屋沢岳までは緩やかな登り
岩小屋沢岳までは緩やかな登り
猿の群れによく出会う、昨日から、「猿>雷鳥>人間」 の世界で過ごしています
何を食べてどんなう●ちをするかもよく分かりました
猿の群れによく出会う、昨日から、「猿>雷鳥>人間」 の世界で過ごしています
何を食べてどんなう●ちをするかもよく分かりました
岩小屋沢岳
種池山荘を捉えた、しかしここからが結構長い
種池山荘を捉えた、しかしここからが結構長い
ここまではコースタイムで約8時間、ここでテント泊し明日はキレット小屋で一泊、の行程を最後まで悩んでいました(そうしておけば良かった)、コーラを購入し暫し休憩
ここまではコースタイムで約8時間、ここでテント泊し明日はキレット小屋で一泊、の行程を最後まで悩んでいました(そうしておけば良かった)、コーラを購入し暫し休憩
先に進み振り返る、種池山荘のオレンジ色の屋根が緑の中でよく映える、とてもすきな景色です
先に進み振り返る、種池山荘のオレンジ色の屋根が緑の中でよく映える、とてもすきな景色です
左奥のくぼみが針ノ木峠、その下に流れる雪渓、右から雲に先っちょがかかっている針ノ木岳、ズバリ岳、なだらかな赤沢岳・・・と今日の行程が一望できる
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左奥のくぼみが針ノ木峠、その下に流れる雪渓、右から雲に先っちょがかかっている針ノ木岳、ズバリ岳、なだらかな赤沢岳・・・と今日の行程が一望できる
爺ヶ岳までの登り
爺ヶ岳までの登り
午後過ぎから雨の予報、テント幕営までは雨は勘弁して欲しいので先を急ぐ
午後過ぎから雨の予報、テント幕営までは雨は勘弁して欲しいので先を急ぐ
冷乗越、赤岩尾根から別ルートで登れるコースがありそれも気になっている
冷乗越、赤岩尾根から別ルートで登れるコースがありそれも気になっている
冷池(つめたいけ)山荘に到着
冷池(つめたいけ)山荘に到着
雨が降る直前にギリギリ幕営完了
雨が降る直前にギリギリ幕営完了
モンベルスレラリッジ4兄弟、写真にはないけどお隣さんはフロアレステント、北アルプスでその選択肢には勇気が要ると思ってしまうのはもう歳なのでしょう
モンベルスレラリッジ4兄弟、写真にはないけどお隣さんはフロアレステント、北アルプスでその選択肢には勇気が要ると思ってしまうのはもう歳なのでしょう
翌朝、予報通り好天
八峰キレットを晴れの日に歩くことがこの山旅の必須条件だった
翌朝、予報通り好天
八峰キレットを晴れの日に歩くことがこの山旅の必須条件だった
チングルマ、いつも8月に来るから綿毛になってる、いつか7月に来れるように精進します
チングルマ、いつも8月に来るから綿毛になってる、いつか7月に来れるように精進します
左から布引山、鹿島槍ヶ岳の南峰、北峰
このあたりもお花畑が続く
2
左から布引山、鹿島槍ヶ岳の南峰、北峰
このあたりもお花畑が続く
左側には剱岳(右)と立山(左)
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左側には剱岳(右)と立山(左)
ここでお会いした方、是非剱岳に近付いてみて下さい、早月尾根からの登りなら、カニのたてばい、ヨコバイはありませんから!
ここでお会いした方、是非剱岳に近付いてみて下さい、早月尾根からの登りなら、カニのたてばい、ヨコバイはありませんから!
鹿島槍ヶ岳から八峰キレットを望む、ここでヘルメットを装着し気持ちを引き締める、耐暑訓練も重ねてきた、いざ出発!
・・・なのに暑さにやられる(それは後ほど)
鹿島槍ヶ岳から八峰キレットを望む、ここでヘルメットを装着し気持ちを引き締める、耐暑訓練も重ねてきた、いざ出発!
・・・なのに暑さにやられる(それは後ほど)
鹿島槍ヶ岳北峰
振り返って鹿島槍ヶ岳南峰、写真がないのはそれくらい大下りで余裕がなかったから
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振り返って鹿島槍ヶ岳南峰、写真がないのはそれくらい大下りで余裕がなかったから
北峰は敢えて残しておきます、全部踏破すると今度来るインセンティブに悩むから
北峰は敢えて残しておきます、全部踏破すると今度来るインセンティブに悩むから
奥には槍ヶ岳まで望める好天
奥には槍ヶ岳まで望める好天
とにかく激下りです
とにかく激下りです
鎖場も多数
よく見ますよね、キレット小屋間近
よく見ますよね、キレット小屋間近
左側は崖っぷち、その幅数十センチ
左側は崖っぷち、その幅数十センチ
ほんと崖っぷちです、濡れたコンディションでは絶対嫌です
ほんと崖っぷちです、濡れたコンディションでは絶対嫌です
上段と同じ
スマホ写真じゃ伝わらないけど高度感たっぷり
スマホ写真じゃ伝わらないけど高度感たっぷり
凄いところに建っている、でもこの小屋がなかったら気易くこのルートは歩けない
凄いところに建っている、でもこの小屋がなかったら気易くこのルートは歩けない
アクエリアスを購入、ここが本日の中間地点
アクエリアスを購入、ここが本日の中間地点
小屋前の標識
標高を取り戻します
標高を取り戻します
ガレ場登り、落石を起こさないように集中
ガレ場登り、落石を起こさないように集中
緊張を強いられる箇所が多数、どれだけ集中力を持続できるかが勝負
緊張を強いられる箇所が多数、どれだけ集中力を持続できるかが勝負
五竜岳はまだまだ遠い
五竜岳はまだまだ遠い
コルなのでここからは登りが増えてきます
コルなのでここからは登りが増えてきます
いい天気です、しかしこの辺りから体調の異変を自覚し始める
いい天気です、しかしこの辺りから体調の異変を自覚し始める
常に後頭部に陽が差して暑い、少し歩いて大きく呼吸する始末、ガレ場・鎖場がまだまだ続く
常に後頭部に陽が差して暑い、少し歩いて大きく呼吸する始末、ガレ場・鎖場がまだまだ続く
明らかに体調がおかしくペースも集中力も落ちてきた、落石を起こすと危険なので後続の若者2名を待ち先に進んでもらった
明らかに体調がおかしくペースも集中力も落ちてきた、落石を起こすと危険なので後続の若者2名を待ち先に進んでもらった
有名なG5、この周辺の鎖場はクライマックス感があった
有名なG5、この周辺の鎖場はクライマックス感があった
何を撮りたかったのか分からない写真、ヘルメット着用で帽子を被っていなかった、北に進んでいるので首筋に直射日光が当たり続けてこの様です
何を撮りたかったのか分からない写真、ヘルメット着用で帽子を被っていなかった、北に進んでいるので首筋に直射日光が当たり続けてこの様です
日陰はなし、水を飲みながら足が動いている間は休まず一気に山頂を目指すことにした
日陰はなし、水を飲みながら足が動いている間は休まず一気に山頂を目指すことにした
山頂付近の分岐、山頂は行ったことがあるのでこのまま山荘に向かいたかったが、そこは少し欲が出た
山頂付近の分岐、山頂は行ったことがあるのでこのまま山荘に向かいたかったが、そこは少し欲が出た
皆さん、このコメント通りです
皆さん、このコメント通りです
何とか登頂
いい景色です、だけど写真だけ撮って数秒で五竜山荘に直行
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いい景色です、だけど写真だけ撮って数秒で五竜山荘に直行
五竜山荘までは下りではあるもののその道は岩場で険しい
五竜山荘までは下りではあるもののその道は岩場で険しい
到着、ポカリスエットで水分補給しながら湿らしたタオルで体を拭き、風による気化熱でひたすら体を冷やしました
到着、ポカリスエットで水分補給しながら湿らしたタオルで体を拭き、風による気化熱でひたすら体を冷やしました
夕食までには体調も回復しモリモリ食べる
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夕食までには体調も回復しモリモリ食べる
8/28 夜明け前までは良い天気でしたが、この日は弱い気圧の谷の影響で稜線はガス&強風の予報
8/28 夜明け前までは良い天気でしたが、この日は弱い気圧の谷の影響で稜線はガス&強風の予報
唐松岳に向かいます
唐松岳に向かいます
東の空は綺麗な夜明け、この辺りもお花畑
東の空は綺麗な夜明け、この辺りもお花畑
振り返って五竜岳山頂部はガスの中、ちょっとだけモルゲンロート
振り返って五竜岳山頂部はガスの中、ちょっとだけモルゲンロート
大黒岳は山頂部に登れず山頂付近にこのロープ、ロープの向こう側には慰霊碑がありました
大黒岳は山頂部に登れず山頂付近にこのロープ、ロープの向こう側には慰霊碑がありました
湿った強い西風が吹き付けてます、予報通りの天気
湿った強い西風が吹き付けてます、予報通りの天気
岩場・鎖場の始まり
岩場・鎖場の始まり
唐松頂上山荘まで岩場が続きます
唐松頂上山荘まで岩場が続きます
この辺りが牛首ですね
この辺りが牛首ですね
牛首が終わりました、唐松頂上山荘から五竜に向かって直ぐ牛首が始まります
牛首が終わりました、唐松頂上山荘から五竜に向かって直ぐ牛首が始まります
雷鳥、やっぱり天気の悪いときに現れる
雷鳥、やっぱり天気の悪いときに現れる
唐松頂上山荘
唐松岳、視界なし
唐松岳、視界なし
こっちの方がレトロでいいね
こっちの方がレトロでいいね
天気も冴えなし今年はここでお仕舞い、今日は下見のみ
天気も冴えなし今年はここでお仕舞い、今日は下見のみ
9度くらい、風もあるので体感温度はもっと低い
9度くらい、風もあるので体感温度はもっと低い
コーヒーと昨日の夕食で残していたお菓子
コーヒーと昨日の夕食で残していたお菓子
そろそろ下山します
そろそろ下山します
「道」 東山魁夷風
「道」 東山魁夷風
次第に天気は好天に
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次第に天気は好天に
ケルン
冷池〜キレットまで同じ行程だった“あおぼう”さんにドリップコーヒーを頂く、ありがとうございました
ケルン
冷池〜キレットまで同じ行程だった“あおぼう”さんにドリップコーヒーを頂く、ありがとうございました
白馬三山
どのような行程なるかは未定だけどいつかいくことは間違いない
白馬三山
どのような行程なるかは未定だけどいつかいくことは間違いない
上空は相当風が強そう
上空は相当風が強そう
白馬の町並み
八方に到着
すでに気温は24f度、さっきまで寒かったのに
すでに気温は24f度、さっきまで寒かったのに
楽ちんします
一つ目のリフト
二つ目のリフト
三つ目はゴンドラ、ゴンドラを降りて八方の湯で汗を流し、急いで白馬駅に向かう
三つ目はゴンドラ、ゴンドラを降りて八方の湯で汗を流し、急いで白馬駅に向かう
南木曾(なぎそ)駅、代替バスに乗り換え名古屋を目指す
南木曾(なぎそ)駅、代替バスに乗り換え名古屋を目指す
江戸時代には天領として栄えた町のひとつだそうです、普段なら下車することの無い駅もいいものです
江戸時代には天領として栄えた町のひとつだそうです、普段なら下車することの無い駅もいいものです
19時台の名古屋発の新幹線に乗車、ノンアルはご時世ですね、お疲れ様でした
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19時台の名古屋発の新幹線に乗車、ノンアルはご時世ですね、お疲れ様でした

感想

2年前に針ノ木峠で終わっていた山旅の続きです。昨年はコロナで針ノ木〜種池間は通行禁止だったので間が空いていました。

今年は秋雨前線の影響で天候不順でしたが、八峰キレットは好天で歩くことを条件に行程を組みました。その点は上手くいったのですが、逆に暑さにやられてしまいました。このコースの難易度の一つはコースの長さです。緊張を強いられる時間が長く、それなりの体力も求められます。
写真のコメント欄で触れていますが、まとめると以下の通りですので、参考になれば幸いです。

【針ノ木雪渓】
雪渓登りがハイシーズンなルートです、8月には雪渓は歩かず高巻きするコースになります。レコが山ほどあるので詳細は割愛します。

【針ノ木〜種池】
岩場は難しくないけど、稜線を辿るコースなので強い風雨時は要注意。ほぼアップダウンばかりのロングコースなので新越山荘が営業していない場合にはエスケープもできない点は要注意。剱岳、立山、眼下に黒部湖を望む名コースですし、新越山荘付近は高山植物が咲き乱れていました。この小屋で一泊してボーッとするのもいいなと思っています。

【種池〜冷池〜鹿島槍ヶ岳】
全く問題なし、レコが山ほどあるので詳細は割愛します。

【鹿島槍が岳〜キレット小屋】
鹿島槍ヶ岳南峰から北峰に向かう下りが凄まじい、とにかくキレット小屋までは激下りです、岩場が苦手だったり経験が少ない方は、岩が濡れたコンディションでは行くべきではありません。

【キレット小屋〜五竜山荘】
キレット小屋を出て直ぐに岩場の登りになりますが、そのあとは比較的落ち着いたアップダウンの道を歩きます。五竜岳が近づくにつれて厳しい岩場・鎖場が続きG4・G5でクライマックスを迎えます。ここも濡れた岩だと難しさが一気に引き上がります。今回私が陥ったように、稜線歩きなので日陰がなく、好天の場合には暑さ対策を万全に。
足がかり、手がかりはありますので特別な技術は要りませんが、長時間緊張を強いられ落ちたら終わりの鎖場多数の難コースなので相応の体力と集中力が必要です。集中力が続かないと落石を起こし、下にいる人を傷つけることになるリスクがあります。
初めてで不安、岩場が得意でない、経験が少ない、それでもここを歩きたい、のであればキレット小屋がありますのでここで一泊する行程を計画する選択肢があります。私も次回装備が重い場合にはキレット小屋一泊となるでしょう。
五竜岳〜五竜山荘も岩場の下りが続きますので気を抜かないように。

【五竜山荘〜唐松岳】
大きく下って登り返します、距離でいえば1/4が岩場というイメージ。いわゆる牛首といわれる箇所はほぼ唐松頂上山荘側にあります。

【唐松岳〜八方】
全く問題なし、レコが山ほどあるので詳細は割愛します。

このコースは、それなりの難易度のある上級者コースだと思います。一方で、景色は抜群だし岩場は夢中になれる面白さがあります。事前準備の上、皆様も楽しまれていただければと思います。

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