裏銀座縦走2021(烏帽子岳・野口五郎岳・鷲羽岳...)

2021年09月10日(金) 〜 2021年09月12日(日)

• GPS: 26:54
• 距離: 50.7km
• 登り: 4,249m
• 下り: 4,448m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:10
• 休憩: 1:20
• 合計: 9:30

7:59 高瀬ダム テント場
8:11 8:17 ブナ立尾根取付
8:51 8:58 権太落し
10:35 10:35 三角点
11:51 12:42 烏帽子小屋
12:56 12:57 前烏帽子岳
13:07 13:07 烏帽子岳山頂分岐
13:27 13:39 烏帽子岳
13:50 13:50 烏帽子岳山頂分岐
14:00 14:01 前烏帽子岳
14:18 14:20 烏帽子小屋
14:25 14:25 烏帽子ひょうたん池
17:29 野口五郎小屋

2日目

• 山行: 5:33
• 休憩: 1:36
• 合計: 7:09

7:09 野口五郎小屋
7:23 7:23 野口五郎岳
7:55 7:56 真砂岳
8:00 8:00 真砂岳分岐
9:22 9:22 東沢乗越
10:15 11:26 水晶小屋
11:58 12:05 ワリモ北分岐
12:24 12:29 ワリモ岳
13:06 13:18 鷲羽岳
14:18 三俣山荘

3日目

• 山行: 7:22
• 休憩: 1:38
• 合計: 9:00

6:19 三俣山荘
6:57 7:00 三俣峠
7:08 7:15 三俣蓮華岳
7:42 7:42 丸山
8:05 8:05 中道分岐
8:22 8:33 双六岳
9:06 9:06 双六岳中道分岐
9:08 9:10 双六岳巻道分岐
9:20 9:49 双六小屋
9:52 9:52 双六池
10:21 10:23 くろゆりベンチ
10:40 10:40 花見平
10:54 10:57 弓折乗越
11:36 12:07 鏡平山荘
12:11 12:11 鏡池
12:40 12:40 シシウドヶ原
13:02 13:02 イタドリが原
13:13 13:14 チボ岩
13:27 13:28 秩父沢出合
14:00 14:01 小池新道入口
14:16 14:18 わさび平小屋
14:28 14:28 笠新道登山口
14:38 14:39 中崎橋
14:52 14:52 お助け風穴
15:05 15:09 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
15:14 15:14 新穂高温泉駅
15:19 新穂高温泉バス停

天候

1日目(9/10)：
　雲一つない快晴。烏帽子小屋〜野口五郎小屋の稜線上は少し風が強かったです。
2日目(9/11)：
　晴れ予報の筈がAMは雨(>_<)。正午過ぎから雨は上がりましたが、午前中の雨のせいで1日中ガスって山頂からの景色は望めず。
3日目(9/12)：
　富山県側は青空でしたが、岐阜県側は1日中曇り空。

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

登山口まで：
〜(中央道・長野道)〜安曇野IC〜南安タクシー本社→車預け入れ(回送サービス)
南安タクシー本社〜(タクシー)〜七倉山荘→七倉山荘〜(指定タクシー)〜高瀬ダム
下山：
新穂高温泉〜(徒歩)〜深山荘(キー受け取り)→深山荘駐車場〜(自家用車)〜帰路

マイカー回送サービス(南安タクシー)：
　裏銀座縦走コース(七倉山荘IN→新穂高温泉OUT)：￥34,000
　※新穂高温泉までの回送料金(安房峠トンネル料金込み)＋七倉山荘までの
　　タクシー代のセット
　※輸入車も追加料金なしで対応してくれます
七倉山荘〜高瀬ダム(指定タクシー)：
　￥2,240
　※七倉山荘前に数台停車しています。特に乗り合いとかではないです

コース状況／危険箇所等

ブナ立尾根(濁沢登山口〜烏帽子小屋)：
　日本三大急登と言われるだけあって急登ではありますが、登山道自体はよく整備されているので、危険個所は無し。ただし烏帽子小屋に着くまで眺望はありません。

烏帽子小屋〜烏帽子岳：
　燕岳のような花崗岩で、山頂直下は岩場を鎖で登りますが、高度感はないので危険ではないです。個人的には燕山荘〜燕岳程度を予想していましたが、意外と離れています。山頂直下の岩場・鎖場を考えると往復90minは考えていた方がいいかも。

烏帽子小屋〜三ツ岳〜野口五郎小屋：
　地図で見ると平坦な稜線歩きかと思いきや、三ッ岳へ登り以外にも名もなきピークがいくつもあるのでアップダウンの繰り返しで疲れます。登山道自体はよく整備されているので危険度はないです。

裏銀座縦走路(野口五郎小屋〜真砂岳〜水晶小屋)：
　2日前AMは強風と雨、ガスのせいで目先の登山道以外は見えない状況でしたが、雨で一部の岩が滑りやすい以外は危険個所はないです。東沢乗越の先、巨大な岩をトラバースする際に滑落しないよう少し注意が必要。このルートも真砂岳以外に名もなきピークが多く、アップダウンを繰り返します。このあたりで雷鳥に出会いました♪
ガスってて景色が期待できないので水晶岳登頂は今回は見送り>_<

水晶小屋〜ワリモ北分岐〜鷲羽岳〜三俣山荘：
　ガスっているので鷲羽岳山頂からの景色は期待できないので、ワリモ北分岐で黒部源流碑のある巻道ルートと迷いましたが、鷲羽岳は登頂したかったので山頂ルートを選択。危険度はないです。強いて言えば鷲羽岳からの下りが急坂なので足を滑らさないように注意。

三俣山荘〜三俣蓮華岳〜双六岳〜双六小屋：
　三俣蓮華岳山頂までは意外と？急坂ですが、背後の鷲羽岳・槍ヶ岳と右手の雲ノ平、左手に見えてくる笠ヶ岳と、絶景を眺めながらの登山を楽しめます。三俣蓮華岳〜双六岳は気持ちい稜線歩きですが、富山県側からの風が強い上に寒いので防寒装備が必要。登山道自体は全く危険箇所無し。

小池新道(双六小屋〜鏡平山荘〜小池新道登山口)：
　弓折乗越までは背後に鷲羽岳〜水晶岳、左手に槍ヶ岳〜穂高連峰を楽しめながら歩けますが、その先は樹林帯に入るので景色は期待できません。ひたすらダラダラ下りのみ。

左俣林道(小池新道登山口〜さわび平小屋〜新穂高温泉)：
　舗装路と砂利道が入れ替わりで緩やかな下り。北陸電力の管理車両も通るので注意。

その他周辺情報

今年はコロナのせいで山小屋は完全予約制です
1泊目：
　野口五郎小屋
　1泊2食￥10,000(夕食はカレー、朝食は前日夜におにぎり渡し)
2泊目：
　三俣山荘
　1泊2食￥13,000(休前日、ピーク時変動制)
　※7名以上の団体は1組限定の筈なんですが、個別予約ですり抜けた7名団体が夜中まで大声で話してて閉口しました>_<
登山後の温泉：
　槍見の湯　槍見館
　※せっかくなので下山後に温泉宿でまったり♨

写真

9/10 7:52

高瀬ダムから登山道に向かっての吊り橋。下を工事用車両が通るので音がすごいです

9/10 7:52

吊り橋から烏帽子岳を見上げて。これからあそこまで急登です⛰

9/10 8:08

ブナ立尾根登山口。No.が振ってあって、スタートはNo.12(ゴールの烏帽子小屋がNo.0)

9/10 8:17

ブナ立尾根はひたすら樹林帯の中を登ります。とはいえ道は整備されていて歩きやすいです

9/10 8:23

No.11の標識。合戦尾根と違ってNo.標識のある所にベンチetc.があるわけではないです

9/10 8:55

No.9 ごんた落とし。その昔登山グループのリーダー、ごんたさんががここで有り金全部落としたのが由来だとか

9/10 9:11

9月に入り気温も下がってきたので登山道の周りにはいろいろなキノコが🍄

9/10 9:30

ひたすら登ります。裏銀座は梯子・鎖・岩登りの類が一切ないのでひたすらジグザグ登りのみ・・・高度を一気に稼げないのでむしろ疲れますねf(^^;

9/10 10:40

木々の合間から鹿島槍ヶ岳の姿がチラリと⛰

9/10 12:59

烏帽子小屋に荷物をデポして烏帽子岳へ。後立山連峰をバックにした烏帽子岳は絵になります。

9/10 13:28

裏銀座1座目、烏帽子岳山頂登頂＼(^^)／

9/10 13:28

名前の通り烏帽子のような岩場のてっぺんが山頂なので周りの景色が良く見渡せます。これは北側、船窪岳方面。

9/10 14:41

烏帽子小屋から野口五郎小屋に向けて出発。ここからは基本的に稜線歩き。

9/10 15:15

途中からは左手に槍ヶ岳の姿も！やはり槍ヶ岳が見えるとテンションが上がります。

9/10 15:31

裏銀座2座目、三ッ岳山頂。
ここから疲労のため野口五郎小屋までの写真は無し。。。

9/11 7:24

裏銀座3座目、野口五郎岳登頂！
2日目AMは雨と風。。。野口五郎岳山頂は野口五郎小屋からすぐでしたが、ガスってて何も見えなかったため感慨もなく・・・

9/11 8:16

野口五郎岳を過ぎて真砂岳へ向けて。水晶小屋までの間に真砂岳以外にも名もなきピークがいくつもあり、登っては下りての繰り返し(>_<)

9/11 8:19

登山道で見つけたお花その1
リンドウかと思ったらイワギキョウでした

9/11 9:05

ぐずついた天気なのでもしかしたら？と期待していたら目の前に！？

9/11 9:06

雷鳥についに遭遇＼(^o^)／
9月なので下の方が冬に向けて白に変わっていました。
このあと飛び立っていきましたが、雷鳥が飛ぶ姿はかなり貴重

9/11 11:55

水晶小屋から鷲羽岳への途中、少しガスが晴れた合間から雲ノ平山荘が！去年訪れた峠の我が家です^^

9/11 11:55

雲ノ平、、、やはり何度見てもいいですよねぇ。。。

9/11 12:01

ワリモ北分岐。ガスは晴れませんが、鷲羽岳山頂へ！

9/11 12:35

鷲羽岳への登山道。。。ガスで山頂が見えない

9/11 13:07

裏銀座6座目、鷲羽岳登頂！
(4座目と5座目の真砂岳とワリモ岳は写真忘れた・・・)
案の定ガスってて何も見えず・・・

9/11 13:54

鷲羽岳から三俣山荘への下り、右手に見える小さい沢が黒部川の源流。。。あの大きい川もここではこんなに小さい・・・

9/11 15:51

三俣山荘到着！2日目はここまで。
エントランス前の雷鳥の門柱がかわいい🐤

9/11 15:51

三俣山荘に入ったらなんと晴れだすという・・・鷲羽岳もくっきり

9/11 16:54

三俣山荘の夕食は名物ジビエシチュー♪五一ワインを合わせました🍷

9/11 18:30

夕食後に食堂はバータイムになるのでサイフォンコーヒーを☕

9/11 18:36

9月の寒い北アルプス奥地で温かいコーヒーはありがたいです^^

9/12 6:15

3日目朝、快晴とはいきませんがガスってないので鷲羽岳もくっきり。。。昨日もこの天気だったら・・・

9/12 6:16

槍ヶ岳もくっきり。手前の雲が谷間を泳ぐ龍のよう

9/12 6:16

お世話になった三俣山荘。また来ます！

9/12 6:26

三俣蓮華岳への登り途中、振り返ると鷲羽岳・水晶岳が⛰
あー、水晶岳登りたかった・・・

9/12 6:49

手前に双六岳、奥には槍ヶ岳と北・奥・前の穂高が！！7月に吊尾根行ったばかりなので位置関係がよく分かります

9/12 7:06

三俣蓮華岳〜双六岳にかけてのカール。涸沢ほど有名ではありませんが、ココのカールも見ごたえあり

9/12 7:12

裏銀座7座目、三俣蓮華岳登頂
山頂からは360°パノラマでした。雲ノ平〜薬師岳〜赤牛岳〜水晶岳もバッチリ

9/12 8:28

当然鷲羽岳も♪

9/12 8:28

裏銀座8座目、双六岳登頂！
三俣蓮華岳〜双六岳の稜線が富山県側からの風で猛烈に寒くなり写真なし>_<

9/12 8:28

双六岳は4年ぶり。ここから眺める槍ヶ岳も結構好きだったり。

9/12 8:29

双六小屋へ向けての下山中に槍ヶ岳をもう一枚。このあと弓折乗越まで槍の穂先を眺めながらの道中になります

9/12 9:58

弓折乗越への登山道から振り返って鷲羽岳をバックに双六小屋を一枚。絶対また来ます！

9/12 10:11

帰りの登山道で。ナナカマド・・・ではないよね？

9/12 10:14

もう少し高山植物の名前を覚えたい・・・

9/12 10:28

チングルマの種ですね、コレ

9/12 10:28

ヤマハハコ？？

9/12 12:11

曇ってましたが、鏡平で逆さ槍も♪

9/12 14:39

左俣林道で。。。。北陸電力と飛騨森林管理署は仲が悪いんでしょうか？？

撮影機器：

OLYMPUS PEN E-PL8 ボディ オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ ポール

備考

・防水・防寒グローブ
　→9月の北アルプス稜線上は10℃を切るので防寒グローブの方がいいかも

感想

kotoyuki

南安タクシーの回送サービスの都合で高瀬ダム発が遅くなってしまい(8:00)、野口五郎小屋へ着いたのが17:30と遅くなり過ぎました。。。。とはいえ当初は無茶だと思っていた裏銀座縦走2泊3日も初日以外は無理なく行けたので、よかったかなと。

次回は行けなかった水晶岳リベンジを必ず。。。。