GW 北穂、奥穂、槍 3連登でヘロヘロ
- GPS
- 80:00
- 距離
- 60.1km
- 登り
- 4,384m
- 下り
- 4,378m
コースタイム
5/4 5:45涸沢ヒュッテ→7:30穂高岳山荘→8:14奥穂高岳山頂→8:25奥穂高岳山頂→9:20穂高岳山荘→10:30涸沢ヒュッテ→11:14涸沢ヒュッテ→12:55横尾→14:55槍沢ロッジ→15:40ババ平
5/5 5:32ババ平→8:39槍ヶ岳山荘→11:00槍沢ロッジ→11:45槍沢ロッジ→13:15横尾→14:00徳澤→16:20明神館
5/6 8:00明神館→8:15明神池→9:26河童橋→9:35上高地バスターミナル
天候 | 5/3 曇り 5/4 晴れ 5/5 霙、雨 5/6 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バス アルピコバス 沢渡バスターミナル、上高地バスターミナル往復 |
コース状況/ 危険箇所等 |
奥穂高山荘から奥穂高岳への登山ルートは梯子2つを登ったら直登せず岩にある白い矢印の方向へトラバースしてから登るのが正規ルート(山岳警備隊の方が説明してくれました) |
写真
感想
GWは何処へ行こうか悩みましたが、昨年横尾の橋で通行止めにあった涸沢へリベンジすることにしました。そして予定では涸沢、槍沢、徳本峠をテン泊で回るという無謀な計画を思い立ちました。金曜日の晩から出かけましたがGW4連休前夜の為か高速は夜でも八王子JC付近で渋滞にはまりました。松本ICで降り上高地に向かう車はやはり沢山いました。沢渡では以前、足湯のある駐車場を利用していましたが、最近はバスターミナルが出来たのでかすみ沢駐車場を利用しています。5時前にバス乗り上高地バスターミナルには5時20分頃には到着し朝食、トイレ休憩を取って6時前に上高地を出発。横尾には8時頃、本谷橋付近からアイゼンを付けて登り、涸沢には11時頃到着しました。テン泊の受付は12時からですが先に設営はOKです。テント設営後涸沢ヒュッテの売店で生ビールセット、昼食を食べ、まだ時間もあり日も長くなったので4時頃まで登って行けるとこまで行ってみようと北穂高岳を登りました。山の上部は靄っていて視界が悪かったですが何とか山頂にたどり着けました。5/4の天気は昨日は曇り空でしたが今日は絶好の素晴らしい日でした。ヒュッテに張り出された天気予報では5/5は雨、5/6は曇りのようです。ザイテングラードの下には富山県警の山岳警備の方がいらしてヘルメットの着用を注意喚起していました。一人で登っていると特に声をかけられるようです。以前GWに涸沢に来た時もやはり声をかけられました。ヘルメットを持参していなかったので小屋で借りる様に言われましたがとりあえず自己責任で登りました。穂高山荘の所でも山岳警備の方が居ましたがその方はヘルメットの事は言わず、目前の登頂ルートについて案内してくれました。案内通り梯子の上を岩側にトラバースして登りましたがその梯子上の数十メートルが傾斜がきつく登りは良いのですが、下りは大変怖いです。そして8時15分頃奥穂高山頂祠に到着しました。今回の山行きの中でこの山頂が一番の眺めで、槍ヶ岳、北穂、前穂、御嶽山、乗鞍岳、焼岳、白山、笠ヶ岳、等々最高の景色でした。しばらく景色を楽しんでから10時半頃に涸沢ヒュッテのテン場まで戻りテントを撤収しました。涸沢の生ビールとカレーを味わい、11時過ぎに槍沢小屋を目指して下山を開始しました。横尾には11時頃着きましたが、穂高二連チャン登山した後でテン泊荷物を背負っての山歩きはかなりヘロヘロでした。3時頃に槍沢小屋にたどり着きテン泊の申し込みをしました。ここの小屋で昨年都岳連の岩登り教室でお世話になったY先生と再会しました。一人なので気をつけてとエールを受けました。ありがとうございました。小屋で缶ビールを仕入れ30分ほど登るとババ平のテン場に到着です。設営し夕食の準備をしていると他のテントの中から「虹」の声が聞こえました。テントから顔を出して見上げると上空に虹が出ていました。やはり明日は雨かなと思いました。5/5は天気や山頂まで行って徳本峠を目指す事考え、早めにテントを撤収しババ平に荷物をデポして槍ヶ岳山頂を目指しました。6時過ぎには霰雪が降り出し予想通りの悪いコンディションでの登山となりました。下山者は沢山いますが、登っている人は途中までいませんでした(途中で一人出合って、下山時には数組出合いました)。高度が上がるにつけ、靄ってきて視界も悪くなり、下山者と赤旗付竹棒を頼りに登りました。辛い登りでしたが、途中で、またまた、昨年の都岳連雪山教室の仲間のY氏、M氏と嬉しい再会がありました。山荘直下の急坂付近では視界もさらに悪くなりホワイトアウトになりそうな感じで恐る恐る登りましたが、山荘が見えてやっと安心しました。山荘から槍の穂先が見えない様な悪天気でしたが、穂先の方から下りてきた人がいたので「山頂に登ったのですか?」と尋ねたら「北鎌を登ってきた」と言われビックリしました。こんな天候の中、ここまで登ってきた自分も凄いと思っていましたが上には上の人がやはり沢山いるのでした。こんな天気なので穂先へ登ることは割と簡単に諦めました。ババ平に荷物をデポしていたので下山しようと試みたのですが直ぐ下の木の棒が見えづ2回ほど山荘に引返し、3度目にやっと下の棒が見え下山を開始できました。しばらく下りると少しずつ視界も開けてきて気持ちも落ち着きました。ババ平付近では霰も雨になりデポしたバックとアタックザックを背負って槍沢小屋へ急ぎました。11時頃槍沢小屋へ到着し昼食休憩。天気も悪いので今晩のテン泊はやめて小屋泊まりにしようかと思いながら、徳本峠に向かいました。白沢出合から徳本峠へ登る登山道は赤旗があり、踏み跡もありますがすれ違う人は全くなく、残雪が出てきて坂も急になり疲れもピークになり心も折れて引返す事にしました。ヘロヘロな自分は徳本峠は諦めGW最終日早めに帰れる様、明神館で一泊する事に予定変更です。徳本峠小屋についてリサーチしておらず峠道の寂しさを見て小屋が開いていない不安も出てきて引返しましたが、後日ネットで調べると4月末から営業している様です。30人ほどの小屋なので要予約とありました。雰囲気のある小屋でまた何時かは泊りに行きたい小屋です。そんなこんなで4時20分頃明神館に到着。予約無、相部屋9.000円、個室14,000円でありますがGW最後の晩なのでチョット贅沢して個室へ泊りました。石鹸の使えるお風呂があってありがたかったです。温泉ではないので4時から8時までの入浴時間でしたが夕食前と就寝前の2回風呂に浸かり体の疲れもかなり癒されました。明神館の食事は山小屋ではなく旅館なので品数も多くボリュームもあり美味しかったです。夕食後明神館の主人が「明神は昔は本当の上高地であった事。明神岳は昔は穂高岳と呼ばれていた事。あづみの地名や穂高神社、明神池、徳本小屋の事等々。」色々なお話をしてくれて面白かったです。明神は上高地バスターミナルから近く登山者にとっては通過地点で決して泊る所ではないのですが、良い処なので皆様に一度は泊って見る事をお勧めします。5/6は朝食が7時なので山屋にとってはゆっくりの起床です。バスターミナルまでは明神館のご主人がお勧めの明神池を参拝しながら梓川の反対側の自然探勝路を通って帰りました。今回のGWは奥穂高岳で沢山の遭難があった様です。私は気持も臆病ですが、無理をせず安全登山を心がけたいです。
涸沢にも行けず、ヘロヘロになっている人間も居るのに、、、こんな超人がいるとは、、、びっくりしました><
以前、トレランやウルトラをしていたので技術は無いけど、少しだけ体力あります。是非、涸沢リベンジしてください。
すごい山行ですね!!
山仲間にも出会うものなんですね♪
また、どこかへご一緒しましょう?
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