記録ID: 4607798
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
日程 | 2022年08月18日(木) ~ 2022年08月20日(土) |
---|---|
メンバー | |
天候 | 1日目:雨 2日目:晴天 3日目:曇り |
アクセス |
利用交通機関
往路:バスで新宿西口→扇沢駅
電車、
バス
復路:バスで白馬駅→長野駅、新幹線で長野駅→東京駅
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|




地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
- 1日目
- 山行
- 4時間44分
- 休憩
- 1時間23分
- 合計
- 6時間7分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
その他周辺情報 | 八方温泉 みみずくの湯 650円 https://hakuba-happo-onsen.jp/mimizukunoyu/ |
---|---|
過去天気図(気象庁) |
2022年08月の天気図 [pdf] |
写真
感想/記録
by ka_oriii
去年初めて実行した4日間の縦走で味をしめ、今年も計画。
ほぼ未踏コース、大好きな剱岳がよく見えそう、行ってみたかった白馬大池を通って蓮華温泉にゴールにしたい、ということで扇沢IN蓮華温泉OUTの後立山連峰北上コースに決定しました。
予報だと1日目と3日目が雨。1日目は樹林帯の上りなのでまぁなんとかなるとして、3日目の不帰キレットで雨はやだなと思いつつ、だめだったら八方尾根へエスケープすればいいかととりあえず出発することに。すべてのテント場で電波が入ることを確認し、天気予報の好転を祈りつつ4日間分の荷物をパッキングしました。
<1日目>
扇沢駅でバスから降りた時点で土砂降り。去年もこんなだったな。初日は雨の運命なのか?
やる気が削がれて朝ごはん食べたり防水対策チェックをしてダラダラしてみたものの、雨脚が弱まる気配はなく、諦めて出発。大きな雷も鳴り始めたけど黙々と進む。
ふと明るくなった気がして見上げると少し青空が見えていて、横を見ると虹が少し生えてるじゃないですか。慌てて写真を撮っていると、そのまま扇沢の上を通るように虹がかかりました。うわぁー!と感動したのも束の間、すぐに雨が再開して幻のように消えていきました。一瞬の出来事でしたが、その後はなんだか気分良く登ることができました。
樹林帯が終わると強い雨と風にさらされ、Tシャツにレインウエアのみの装備ではあっという間に体温が奪われていくのを体感。こうやって低体温症になるんだなと考えながら小屋に逃げ込みました。小屋がなかったら防寒着を着込む瞬間に濡れてダメだったなと反省しながらウールの長袖を着込んで再出発。
その後はすこし雨風がマシになり、爺ヶ岳手前で一瞬ガスが晴れてシャッターチャンスが訪れ、冷池テント場に一番乗りして雨の中テントを設営し、中でぬくぬくゴロゴロと過ごしました。
この日は夜中まで風が強く、テントが揺れる音で時々起きつつ、吹き飛ばないかちょっとドキドキしながら眠りました。
<2日目>
2時過ぎに起床して4時出発。星も見えてて今日は期待できそう。
ヘッデンつけて歩いていると雲海から太陽が顔を出して、朝焼けで景色が真っ赤に染まって、剱岳がそれはそれはかっこよく浮かび上がってきました。一番好きな山が剱岳なので感無量。
そして鹿島槍ヶ岳からは正面の後立山、後ろの北アルプスの山々はもちろん南アルプス、富士山、八ヶ岳までバッチリみえる大展望。幸せを噛み締めながら八峰キレットに突入しました。
しかし、進むにつれて2日目の工程もめちゃめちゃ岩場が多いことに気がつきます…笑 3日目の不帰キレットに気を取られて2日目のコースをあまり確認していなかったね。大キレットみたいな岩場まだならいいのですが、浮き石が足元にごろごろしていて前後に人がいたら嫌な感じの、集中力が必要な箇所が多かったです。金曜日で良かった。
また過去最大重量(15〜6kgくらい)での岩場は体が結構振られてしまう&単純に体を持ち上げるにも支えるにもパワーが必要で、そこそこの距離移動の中、繰り返し現れる岩場にじわじわとHPが削られてしんどかったです。
長めの縦走は景色をゆっくり眺めながら歩くほうが楽しめるなと今回気がついたのと、アスレチック的な岩場もそれはそれで好きなので、そちらは日帰りや2日程度で今度から組むようにしようと思いました。
さて、無事2日目を終えたものの問題は3日目。予報チェックすると午前中に雨が降り出し、風も強く荒れるという予報。4日目の晴れ予報もやや下方修正されていました。3日目ゴールの白馬岳のテント場まで、4時半に出発しても逃げ切れる確率は低いし止めたほうが良さそう…けどここまで来たしな…と踏ん切りがつかずにいると、小屋に常駐している長野県遭対協の方が相談に乗ってくれました。
そもそも遭対協(山岳遭難防止対策協会)という存在を初めて知ったのですが、長野県では登山者が多い期間は山小屋や登山口にメンバーが常駐し、山岳相談に乗ったり、救助要請があったときは県警と連携しつつ常駐メンバーが初動で現場に向かえるよう体制を組んでいるそうです。長野県は山が多すぎてこの時期県警だけだと初動が遅くなることへの対策も兼ねているらしい。漫画の岳の主人公みたいな感じですと教えてくれました。
好きで勝手に登ってきているのに、こうやって救助体制をほぼボランティア状態で強化してくれているなんてありがたいなぁと思いつつ、明日遭難したらこの人が出動しなきゃいけないのかと思うとスッキリ諦めが付きました。相談できてよかったです。
<3日目>
というわけで3日目は八方尾根を下るだけ!
5時の段階でまだ雨は降っていないものの強風。ここでテント撤収の手順を間違い、ガイラインを外した瞬間にペグダウンが吹き飛んでテントがグランドシートごと中に舞い、慌てて掴んで引き戻す羽目に。そして手に持っていたテント用のスタッフサックは身代わりに飛んで行ってしまいました…泣
強風のときはまずポールを抜く!もう絶対忘れない。テント用のスタッフサック買わなきゃです。
無積雪期の八方尾根は初めてだったのですが、お盆過ぎだというのにいろんな種類のお花が咲き乱れていてびっくりしました。積雪期も最高でしたが、無積雪期もお気楽に登れて、樹林帯がなくて初めてから景色もバッチリだし、いい尾根だなと思いました。
下山後は10時オープンの温泉に飛び込み、ゆっくり温まって出てきたら外は土砂降り。温泉の目の前に隈研吾のスノーピークがあったので駆け込んでバスの時間までのんびりお茶して過ごしました。
蓮華温泉までたどり着けなかったのは残念でしたが、相変わらずソロ縦走は発見や学びが多く、気持ちのリフレッシュ具合も素晴らしいので、これからも定期的に計画して楽しもうと思います。
覚書き
https://www.yamareco.com/modules/diary/119222-detail-277632
ほぼ未踏コース、大好きな剱岳がよく見えそう、行ってみたかった白馬大池を通って蓮華温泉にゴールにしたい、ということで扇沢IN蓮華温泉OUTの後立山連峰北上コースに決定しました。
予報だと1日目と3日目が雨。1日目は樹林帯の上りなのでまぁなんとかなるとして、3日目の不帰キレットで雨はやだなと思いつつ、だめだったら八方尾根へエスケープすればいいかととりあえず出発することに。すべてのテント場で電波が入ることを確認し、天気予報の好転を祈りつつ4日間分の荷物をパッキングしました。
<1日目>
扇沢駅でバスから降りた時点で土砂降り。去年もこんなだったな。初日は雨の運命なのか?
やる気が削がれて朝ごはん食べたり防水対策チェックをしてダラダラしてみたものの、雨脚が弱まる気配はなく、諦めて出発。大きな雷も鳴り始めたけど黙々と進む。
ふと明るくなった気がして見上げると少し青空が見えていて、横を見ると虹が少し生えてるじゃないですか。慌てて写真を撮っていると、そのまま扇沢の上を通るように虹がかかりました。うわぁー!と感動したのも束の間、すぐに雨が再開して幻のように消えていきました。一瞬の出来事でしたが、その後はなんだか気分良く登ることができました。
樹林帯が終わると強い雨と風にさらされ、Tシャツにレインウエアのみの装備ではあっという間に体温が奪われていくのを体感。こうやって低体温症になるんだなと考えながら小屋に逃げ込みました。小屋がなかったら防寒着を着込む瞬間に濡れてダメだったなと反省しながらウールの長袖を着込んで再出発。
その後はすこし雨風がマシになり、爺ヶ岳手前で一瞬ガスが晴れてシャッターチャンスが訪れ、冷池テント場に一番乗りして雨の中テントを設営し、中でぬくぬくゴロゴロと過ごしました。
この日は夜中まで風が強く、テントが揺れる音で時々起きつつ、吹き飛ばないかちょっとドキドキしながら眠りました。
<2日目>
2時過ぎに起床して4時出発。星も見えてて今日は期待できそう。
ヘッデンつけて歩いていると雲海から太陽が顔を出して、朝焼けで景色が真っ赤に染まって、剱岳がそれはそれはかっこよく浮かび上がってきました。一番好きな山が剱岳なので感無量。
そして鹿島槍ヶ岳からは正面の後立山、後ろの北アルプスの山々はもちろん南アルプス、富士山、八ヶ岳までバッチリみえる大展望。幸せを噛み締めながら八峰キレットに突入しました。
しかし、進むにつれて2日目の工程もめちゃめちゃ岩場が多いことに気がつきます…笑 3日目の不帰キレットに気を取られて2日目のコースをあまり確認していなかったね。大キレットみたいな岩場まだならいいのですが、浮き石が足元にごろごろしていて前後に人がいたら嫌な感じの、集中力が必要な箇所が多かったです。金曜日で良かった。
また過去最大重量(15〜6kgくらい)での岩場は体が結構振られてしまう&単純に体を持ち上げるにも支えるにもパワーが必要で、そこそこの距離移動の中、繰り返し現れる岩場にじわじわとHPが削られてしんどかったです。
長めの縦走は景色をゆっくり眺めながら歩くほうが楽しめるなと今回気がついたのと、アスレチック的な岩場もそれはそれで好きなので、そちらは日帰りや2日程度で今度から組むようにしようと思いました。
さて、無事2日目を終えたものの問題は3日目。予報チェックすると午前中に雨が降り出し、風も強く荒れるという予報。4日目の晴れ予報もやや下方修正されていました。3日目ゴールの白馬岳のテント場まで、4時半に出発しても逃げ切れる確率は低いし止めたほうが良さそう…けどここまで来たしな…と踏ん切りがつかずにいると、小屋に常駐している長野県遭対協の方が相談に乗ってくれました。
そもそも遭対協(山岳遭難防止対策協会)という存在を初めて知ったのですが、長野県では登山者が多い期間は山小屋や登山口にメンバーが常駐し、山岳相談に乗ったり、救助要請があったときは県警と連携しつつ常駐メンバーが初動で現場に向かえるよう体制を組んでいるそうです。長野県は山が多すぎてこの時期県警だけだと初動が遅くなることへの対策も兼ねているらしい。漫画の岳の主人公みたいな感じですと教えてくれました。
好きで勝手に登ってきているのに、こうやって救助体制をほぼボランティア状態で強化してくれているなんてありがたいなぁと思いつつ、明日遭難したらこの人が出動しなきゃいけないのかと思うとスッキリ諦めが付きました。相談できてよかったです。
<3日目>
というわけで3日目は八方尾根を下るだけ!
5時の段階でまだ雨は降っていないものの強風。ここでテント撤収の手順を間違い、ガイラインを外した瞬間にペグダウンが吹き飛んでテントがグランドシートごと中に舞い、慌てて掴んで引き戻す羽目に。そして手に持っていたテント用のスタッフサックは身代わりに飛んで行ってしまいました…泣
強風のときはまずポールを抜く!もう絶対忘れない。テント用のスタッフサック買わなきゃです。
無積雪期の八方尾根は初めてだったのですが、お盆過ぎだというのにいろんな種類のお花が咲き乱れていてびっくりしました。積雪期も最高でしたが、無積雪期もお気楽に登れて、樹林帯がなくて初めてから景色もバッチリだし、いい尾根だなと思いました。
下山後は10時オープンの温泉に飛び込み、ゆっくり温まって出てきたら外は土砂降り。温泉の目の前に隈研吾のスノーピークがあったので駆け込んでバスの時間までのんびりお茶して過ごしました。
蓮華温泉までたどり着けなかったのは残念でしたが、相変わらずソロ縦走は発見や学びが多く、気持ちのリフレッシュ具合も素晴らしいので、これからも定期的に計画して楽しもうと思います。
覚書き
https://www.yamareco.com/modules/diary/119222-detail-277632
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コメント
この記録に関連する本
この記録に関連する登山ルート
白馬・鹿島槍・五竜 [4日]
利用交通機関
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル体力レベル
白馬・鹿島槍・五竜 [4日]
利用交通機関
車・バイク
技術レベル体力レベル
この記録で登った山/行った場所
- 五竜岳 (2814m)
- 鹿島槍ヶ岳 (2889m)
- 爺ヶ岳中峰 (2670m)
- 唐松岳頂上山荘 (2620m)
- 八方池山荘 (1850m)
- 五竜山荘 (2490m)
- 八峰キレット小屋 (2470m)
- 冷池山荘 (2410m)
- 種池山荘 (2450m)
- 扇沢ロッジ
- 柏原新道登山口 (1339m)
- 扇沢駅 (1433m)
- 鹿島槍ヶ岳北峰 (2842m)
- 八方池 (2060m)
- 大黒岳 (2393m)
- 八峰キレット
- 丸山 (2420m)
- 布引山 (2683m)
- 冷乗越 (2444m)
- 駅見岬 (1856m)
- 水平岬 (2152m)
- 富士見坂 (2287m)
- 白岳 (2541m)
- 扇雪渓 (2312m)
- 第2ケルン (2005m)
- 爺ヶ岳南峰 (2660m)
- 爺ヶ岳北峰 (2631m)
- ケルン(柏原新道) (1770m)
- 冷池山荘テント場
- 遠見尾根分岐 (2510m)
- 石神井ケルン (1974m)
- 牛首 (2643m)
- 八方ケルン (2035m)
- 第三ケルン (2080m)
- 北尾根ノ頭 (2560m)
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