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Yamareco

記録ID: 4631046
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

花と静寂の北岳、間ノ岳(テントを背負って)

2022年08月26日(金) 〜 2022年08月28日(日)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
21:05
距離
20.0km
登り
2,530m
下り
2,519m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:28
休憩
1:12
合計
3:40
2日目
山行
8:36
休憩
3:52
合計
12:28
5:17
132
7:29
7:41
7
7:48
8:19
41
9:00
9:38
21
9:59
10:05
31
10:36
11:03
23
11:26
11:27
20
11:47
11:47
21
12:08
13:36
52
14:28
14:31
77
15:48
16:05
57
17:02
17:11
34
17:45
3日目
山行
4:56
休憩
1:26
合計
6:22
7:27
29
8:51
9:02
111
10:53
11:12
24
11:36
12:18
41
12:59
13:05
12
13:17
13:17
18
13:35
13:35
11
13:46
13:47
2
13:49
ゴール地点
天候 ・DAY1(8/26)曇り一時晴れ(夜半一時小雨)
・DAY2(8/27)曇り朝のうち晴れ(夜半小雨、風強く)
・DAY3(8/28)曇り一時小雨
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
・芦安まで自家用車(無料駐車場)
・芦安⇆広河原はバス(一般車は立ち入り不可)
コース状況/
危険箇所等
○「広河原(標高約1,500m)から白根御池小屋(約2,200m)」「御池小屋から稜線(約3,000m)」「天空の稜線」と変化に富んでいました。

(以下は個人の感想です)
・トレイルは「急登」「トラバース」「(天空の)稜線歩き」、の3種類に大別されます、
・広河原→御池(も)なかなかの急登です。御池から肩の小屋まで(草すべりコース)はもっと急登。足場としてはどちらも通過が難しい場所はありません。
・稜線上は高山病症状に悩まされながらもアルプスならでは。ガレ場たくさんですが、平坦なトレイルも。
・トラバースは小刻みなアップダウンが続きます。岩や木の根を迂回したり。意外と歩きにくかったです。
・吊り尾根の八本歯のコルまでは岩ばかりのガレ場。
・八本歯のコルから大樺沢二俣までの左俣コースは丸太の階段など急登から沢沿いをいきます。沢底は左岸を。途中道が分かりにくいところがあり注意です。
・八本歯のコルと左俣コースを歩くと、急登だったはずの広河原御池間がやさしいピクニックコースに思えます。
その他周辺情報 金山沢温泉(850円)は芦安駐車場から車で1-2分。ぬるい露天と暖かい屋内のコンビネーションが良かったです(日曜日にもかかわらず独り占めでした)。
1日目昼前のゆっくりスタートです(広河原)
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1日目昼前のゆっくりスタートです(広河原)
白根御池小屋までup700m。分岐からはずっと急登。ヤマハハコです。
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白根御池小屋までup700m。分岐からはずっと急登。ヤマハハコです。
アキノキリンソウ。
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アキノキリンソウ。
トリカブトです。途中昼食を取って。
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トリカブトです。途中昼食を取って。
コゴメグサもたくさん。励ましてくれます。
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コゴメグサもたくさん。励ましてくれます。
白根御池小屋に到着。池のほとりにテントを設営して夕食食べて直ぐに寝ました。お水無料提供はありがたいです。
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白根御池小屋に到着。池のほとりにテントを設営して夕食食べて直ぐに寝ました。お水無料提供はありがたいです。
白根御池小屋のテン場はなかなかの賑わいでした。明日に備えます
白根御池小屋のテン場はなかなかの賑わいでした。明日に備えます
2日目夜明け前。夜中小雨もぱらつきましたが止みました。星がきれいでした。
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2日目夜明け前。夜中小雨もぱらつきましたが止みました。星がきれいでした。
急登からのスタート。キオン、マルバダケブキの中、草すべりを登ります。
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急登からのスタート。キオン、マルバダケブキの中、草すべりを登ります。
草すべりはお花畑の中を行くので、花を見がてらたくさん休めちゃう。
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草すべりはお花畑の中を行くので、花を見がてらたくさん休めちゃう。
センジュガンビ。草すべり、悪くない。お花畑なのですね。
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センジュガンビ。草すべり、悪くない。お花畑なのですね。
次から次へと出迎えてくれる花たち。急登は昨日からずっとですが癒やしてもらえます。
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次から次へと出迎えてくれる花たち。急登は昨日からずっとですが癒やしてもらえます。
草すべりを振り返ると日の出です。鳳凰三山(左に地蔵岳、オベリスク)からのご来光。神々しいです。
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草すべりを振り返ると日の出です。鳳凰三山(左に地蔵岳、オベリスク)からのご来光。神々しいです。
ウメバチソウ。
この時期にたくさん花にあえるとは思わず。心なしか疲労の蓄積が止まっているような。
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この時期にたくさん花にあえるとは思わず。心なしか疲労の蓄積が止まっているような。
タカネシオガマ。
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タカネシオガマ。
北岳方面の視界がひらけました。天気、もたないかなぁ。
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北岳方面の視界がひらけました。天気、もたないかなぁ。
ソバナ。もう次から次へと。
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ソバナ。もう次から次へと。
タカネナデシコもあちこちに。
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タカネナデシコもあちこちに。
クサボタン。
色とりどり。幸せです。
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色とりどり。幸せです。
稜線に出ました。ここを30分くらい歩くと北岳肩の小屋です。振り返ると甲斐駒ヶ岳ズドン。かっこいい。
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稜線に出ました。ここを30分くらい歩くと北岳肩の小屋です。振り返ると甲斐駒ヶ岳ズドン。かっこいい。
北岳、いよいよです。ガスがみるみる迫ってくる^_^
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北岳、いよいよです。ガスがみるみる迫ってくる^_^
稜線も花がたくさん。シナノオトギリソウ。
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稜線も花がたくさん。シナノオトギリソウ。
女王様、仙丈ヶ岳。いつ見てもステキです。また登りたい。
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女王様、仙丈ヶ岳。いつ見てもステキです。また登りたい。
山鳥たちがちゅんちゅん。イワヒバリかな。
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山鳥たちがちゅんちゅん。イワヒバリかな。
雲海の上に富士山。
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雲海の上に富士山。
甲斐駒ヶ岳(左)の右奥に八ヶ岳たちがまるっと。
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甲斐駒ヶ岳(左)の右奥に八ヶ岳たちがまるっと。
肩の小屋に向かいます。目の前に北岳を見据えた天国トレイルです。このアングル、いいですね〜。
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肩の小屋に向かいます。目の前に北岳を見据えた天国トレイルです。このアングル、いいですね〜。
北岳肩の小屋に。北岳はすぐそこ。
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北岳肩の小屋に。北岳はすぐそこ。
肩の小屋から。富士山は何回見ても素晴らしいです。(今回の青空編は残念ながらここでおしまい)
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肩の小屋から。富士山は何回見ても素晴らしいです。(今回の青空編は残念ながらここでおしまい)
山頂へ向かいます。肩の小屋を振り返り。ガスってきたなあ。
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山頂へ向かいます。肩の小屋を振り返り。ガスってきたなあ。
朝のサービスタイムは終わり。ガスに包まれながら。
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朝のサービスタイムは終わり。ガスに包まれながら。
おっと。白のタカネビランジ!なんと、なんと。喜び。
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おっと。白のタカネビランジ!なんと、なんと。喜び。
山頂3193m。到着です。チクワでのエネルギーチャージを試します。真似です。美味いです。
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山頂3193m。到着です。チクワでのエネルギーチャージを試します。真似です。美味いです。
北岳山荘に向かいます。振り返るとガスに包まれかける北岳。ま
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北岳山荘に向かいます。振り返るとガスに包まれかける北岳。ま
北岳山荘の稜線の先には間ノ岳。あいにく雲の中。
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北岳山荘の稜線の先には間ノ岳。あいにく雲の中。
北岳山荘は建て替えのため休業中。テント場だけ営業してます。テントを設営しました。飲料水無料は、これまたありがたいです。
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北岳山荘は建て替えのため休業中。テント場だけ営業してます。テントを設営しました。飲料水無料は、これまたありがたいです。
間ノ岳へ行ってきます。この先から間ノ岳の南側まで、標高日本最高(3,000m超)のまさに天空の縦走路です。気持ちいい尾根。晴れてたらどんなにかいいことでしょう。
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間ノ岳へ行ってきます。この先から間ノ岳の南側まで、標高日本最高(3,000m超)のまさに天空の縦走路です。気持ちいい尾根。晴れてたらどんなにかいいことでしょう。
2時間かけて間ノ岳へ。トレイルは尾根上か、尾根の西側。枝尾根に少し注意してルートファインディング。
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2時間かけて間ノ岳へ。トレイルは尾根上か、尾根の西側。枝尾根に少し注意してルートファインディング。
標高第3位の間ノ岳()3190m)に。再びチクワチャージ。んまい。農鳥岳方面の緩やかな斜面と砂礫地帯が気になりました(視界が効かず残念)。
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標高第3位の間ノ岳()3190m)に。再びチクワチャージ。んまい。農鳥岳方面の緩やかな斜面と砂礫地帯が気になりました(視界が効かず残念)。
トウヤクリンドウ。結構ステキな色合い。
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トウヤクリンドウ。結構ステキな色合い。
北岳山荘に戻っています。静か。誰もいなくて贅沢な時間。
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北岳山荘に戻っています。静か。誰もいなくて贅沢な時間。
3日目。テント撤収し、07:30と遅い時間に北岳山荘を発ちます。北岳トラバース道から八本歯のコル、左俣コース、御池山荘経由で広河原におります。ガスガス。朝のうちは小雨も。
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3日目。テント撤収し、07:30と遅い時間に北岳山荘を発ちます。北岳トラバース道から八本歯のコル、左俣コース、御池山荘経由で広河原におります。ガスガス。朝のうちは小雨も。
鳥たちの独壇場です。ご家族・友人?が勢揃いしたような賑わいでした。トラバース道は鳥たちの楽園です。
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鳥たちの独壇場です。ご家族・友人?が勢揃いしたような賑わいでした。トラバース道は鳥たちの楽園です。
キンロウバイ。
330八本歯のコル周辺はこんな感じで、ガレガレです。
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330八本歯のコル周辺はこんな感じで、ガレガレです。
八本歯のコルから左俣ルートへ。途中には雪渓も。沢の西側(左岸)をいきます。マーク少なめ。沢底に迷い込まないようにしながら。
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八本歯のコルから左俣ルートへ。途中には雪渓も。沢の西側(左岸)をいきます。マーク少なめ。沢底に迷い込まないようにしながら。
広河原の吊り橋に着きました、
雨はほぼ降られませんでしたが2日目朝以外はずっとガス、でもとても楽しかったです。

お疲れ様でした。
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広河原の吊り橋に着きました、
雨はほぼ降られませんでしたが2日目朝以外はずっとガス、でもとても楽しかったです。

お疲れ様でした。

感想

急遽の予定変更で3日間お休みとなりテン泊2泊を計画。でも天気がよろしくない、ということではありますが、日本百名山でもある南アの北岳、間ノ岳に行きました。山頂はいずれもガスで『北岳に来ただけ』とも言われるようなお天気。でも、タカネビランジほかたくさんの花に癒されて、静寂のなか山鳥と戯れたり。足をのばして間ノ岳を訪ねられたのも良かったです。『北岳に行っただけ』でももうけもの。充実の山行になりました。

初日は翌日に備えてゆるりと白根御池山荘へ。池のほとりのステキなテント場でした。星もきれいでした。

2日目、北岳と間ノ岳へ。急登と聞く草すべりでは沢山の花に励まされました。稜線はこれぞ南アルプス。豪快で静寂な縦走路。富士山、仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳、鳳凰三山たちを見渡せました。

でも、北岳登頂のころにはすっかりガスの中。でもでも、ふと足元を見ると白のタカネビランジ! 北岳山荘にテントを張った後、先にある間ノ岳をピストン。3,000m超の日本一長い縦走路。晴れていればまさに「天上の散歩道」です。白峰三山の真ん中にある間ノ岳は、静岡県の最北端。地図でも上に尖がっていて、分かりやすいですね。

3日目は広河原へ下山。八本歯のコルまでの北岳トラバースルートではたくさんの鳥に迎えられました。八本歯のコル・西俣コースはガレ場あり、急な階段あり、急坂あり。御池山荘経由で広河原に下りました。

北岳山荘では北岳のバッジをゲットしました。ほぼ半世紀前、亡父が登山帽子に北岳バッジをつけていたのを見て、北岳とは何か?を調べ、子どもながらに大変なところに登ったんだなあ、と感じていたことを思い出しました。そんな思い出にふけりながら、下山後、超気持ちいい温泉で長湯しました。

【テン泊22】
[日本百名山47座目、48座目]

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技術レベル
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体力レベル
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技術レベル
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体力レベル
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