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Yamareco

記録ID: 489346
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

北アルプス - 薬師岳から笠ケ岳へ

2014年07月17日(木) 〜 2014年07月21日(月)
 - 拍手
GPS
102:02
距離
60.4km
登り
5,137m
下り
5,387m

コースタイム

1日目
山行
8:40
休憩
0:30
合計
9:10
6:50
250
11:00
11:10
30
11:40
11:50
120
13:50
13:50
60
14:50
15:00
60
16:00
16:00
2日目
山行
10:50
休憩
0:00
合計
10:50
5:50
90
7:20
7:20
140
9:40
9:40
250
13:50
13:50
170
16:40
16:40
宿泊地
3日目
山行
10:30
休憩
0:50
合計
11:20
5:30
110
7:20
7:20
40
8:00
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60
9:00
9:10
70
10:20
10:30
50
11:20
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10
11:30
11:50
30
12:20
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60
13:20
13:30
100
15:10
15:10
100
16:50
4日目
山行
10:10
休憩
0:10
合計
10:20
5:40
50
6:30
6:30
150
9:00
9:10
100
10:50
10:50
0
10:50
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190
14:00
14:00
120
16:00
16:00
0
5日目
山行
7:00
休憩
0:00
合計
7:00
5:50
180
8:50
8:50
180
11:50
11:50
60
12:50
12:50
0
12:50
ゴール地点
天候 前半雨、後半晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
登山口:折立までバス。 下山口:新穂高からバス
コース状況/
危険箇所等
折立-薬師:太郎兵衛平まではゆるやか。薬師峠から薬師平は沢沿いでやや急。まだ雪渓は残るがアイゼンは不要。
薬師-黒部五郎-黒部五郎小屋:黒部五郎から黒部五郎小屋へのコースは2つ。ガスの為カールコースでなく稜線コースを取ったが、岩場の急なアップダウンが連続し、とても疲れた。
三俣蓮華-鷲羽岳ー水晶岳:鷲羽への稜線は強風(7/19)で要注意。
岩苔乗越-三俣山荘:ワリモ岳からの雪渓は長く、アイゼン着用がおすすめ。スンーブリッジに要注意。1度踏み抜きを経験。
三俣山荘-双六小屋:双六巻道は通行不能。中の巻道を利用。
双六-弓折岳-秩父平:ほぼゆるやかな尾根歩き。花も楽しめる。
秩父平-秩父岩:秩父平から秩父岩への急登はほぼ垂直な雪渓で今回の全コース中もっともハードだった。ロープがなければかなり怖かったかも。
秩父岩-折戸岳-笠ケ岳:アップダウンはあまりなし。
折戸岳-杓子平-笠新道-新穂高: 笠新道くだりは杓子平から前半はやや急。全体に長い道で登りには使いたくない。

その他周辺情報 平湯温泉「ひらゆの森」の露天風呂は開放感があり、登山の疲れを癒せます。
折立登山口
登り早々ギンリョウソウの出迎え。
登り早々ギンリョウソウの出迎え。
エゾシオガマ
クロベ(ネズコ)の森。黒部の名の由来の木です。
クロベ(ネズコ)の森。黒部の名の由来の木です。
三角点にはベンチがたくさん用意されています。
三角点にはベンチがたくさん用意されています。
五光ベンチからはまだ薬師岳が見えている。
五光ベンチからはまだ薬師岳が見えている。
薬師岳方面
太郎平小屋。そろそろガスが出てくる。
太郎平小屋。そろそろガスが出てくる。
キヌガサソウ
峠からは沢沿いに急登。
峠からは沢沿いに急登。
リュウキンカ
急登雪渓は階段状で楽に登れます。
急登雪渓は階段状で楽に登れます。
ミツバノバイカオウレン
ミツバノバイカオウレン
太郎平小屋方面を振り返る。
太郎平小屋方面を振り返る。
薬師平。
薬師岳山荘はきれいでした。
薬師岳山荘はきれいでした。
ヒョウと強風の中で薬師岳山頂到着。
ヒョウと強風の中で薬師岳山頂到着。
太郎平衛平小屋の水。しかし雨の中ではにごり水で使えず。
太郎平衛平小屋の水。しかし雨の中ではにごり水で使えず。
北ノ俣岳はガスの中。
北ノ俣岳はガスの中。
太郎 ⇔ クロベゴロー の文字がかろうじて判読できます。
太郎 ⇔ クロベゴロー の文字がかろうじて判読できます。
何も見えないガスの中の黒部五郎山頂。
何も見えないガスの中の黒部五郎山頂。
黒部五郎山頂からの山稜コースでは雪渓トップがしばしば顔を出します。パタゴニアの雰囲気?
黒部五郎山頂からの山稜コースでは雪渓トップがしばしば顔を出します。パタゴニアの雰囲気?
山稜コースで強風に耐えながら止まっているチョウはアカタテハか?
山稜コースで強風に耐えながら止まっているチョウはアカタテハか?
黒部五郎小屋が見えてきた。
黒部五郎小屋が見えてきた。
硫黄岳の荒々しい山肌は目を引きます。
硫黄岳の荒々しい山肌は目を引きます。
ガスの中の岩山
鷲羽岳もガスの中。強風で長居はできません。
鷲羽岳もガスの中。強風で長居はできません。
ミヤマクワガタは好きな花
ミヤマクワガタは好きな花
鷲羽岳からワリモ岳へ至る尾根道
鷲羽岳からワリモ岳へ至る尾根道
シコタンソウ
ワリモ岳下部の雪渓は黒部川の源流。
ワリモ岳下部の雪渓は黒部川の源流。
水晶小屋
水晶岳山頂に近づくとハシゴも出てくる急登
水晶岳山頂に近づくとハシゴも出てくる急登
水晶岳山頂は一瞬青空のバックで
水晶岳山頂は一瞬青空のバックで
雲ノ平方面
雪渓の下は川の流れで大きくえぐられています
雪渓の下は川の流れで大きくえぐられています
雪渓が終わりは三俣山荘への分岐
雪渓が終わりは三俣山荘への分岐
三俣山荘へ戻りました
三俣山荘へ戻りました
三俣蓮華岳
中道分岐とバックに樅沢岳
中道分岐とバックに樅沢岳
双六小屋は多くのハイカーで賑わっていました。
双六小屋は多くのハイカーで賑わっていました。
ハクサンチドリ、ミヤマキンポウゲ、ベニバナイチゴ
ハクサンチドリ、ミヤマキンポウゲ、ベニバナイチゴ
下の方に新穂高が見えます。
下の方に新穂高が見えます。
弓折岳分岐
秩父岩近くの雪渓はロープがないと怖い急登でした
ロープを伝っていけばアイゼンは不要。
秩父岩近くの雪渓はロープがないと怖い急登でした
ロープを伝っていけばアイゼンは不要。
ロープで登り切った雪渓を振り返る
ロープで登り切った雪渓を振り返る
どっしりした威容の秩父岩
どっしりした威容の秩父岩
笠ケ岳と尾根道
笠ケ岳山荘
日の出直前の槍穂高のシルエット
日の出直前の槍穂高のシルエット
槍穂高からのご来光
槍穂高からのご来光
笠ケ岳山頂
槍穂高と雲海
笠ケ岳から薬師岳方面
笠ケ岳から薬師岳方面
折戸岳の名の由来はこの折戸岩
折戸岳の名の由来はこの折戸岩
乗鞍岳、焼岳もくっきり
乗鞍岳、焼岳もくっきり
折戸岳を下るハイカーと槍ヶ岳
折戸岳を下るハイカーと槍ヶ岳
杓子平から笠ケ岳の全容が見わたせます。
杓子平から笠ケ岳の全容が見わたせます。
杓子平。ここから笠新道を下ります。
杓子平。ここから笠新道を下ります。
ムシトリスミレとミツバオウレン
ムシトリスミレとミツバオウレン
笠新道の様子
笠新道登山口に到着
笠新道登山口に到着
この水のうまいこと
この水のうまいこと
新穂高温泉へ到着
新穂高温泉へ到着

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ
備考 ハイドレーション(自作)は初使用だがかなり有効だった。

感想

7/17(水) 
 前泊の立山から始発の電車、バスを乗り継いで折立登山口へ。バス乗車中は激しい雨でどうなることかと思いきや、折立では雨は上がり三角点からの尾根は薬師岳を望めるほどに回復。
五光ベンチから太郎兵衛平は地図のコースタイムに相違し30分で小屋へ。
ここから天候が不安定に。薬師峠で昼食後沢沿いの急登を薬師平へ。沢沿いにはキヌガサソウ、サンカヨウ、リュウキンカ、ミズバショウ、ミツバノバイカオウレンなどが目を楽しませてくれます。いくつか雪渓がありましたがアイゼンは不要。
薬師岳山荘に着く10分くらい前から本格的に雨降り。一旦荷を小屋に預け空身で薬師岳山頂へ。強風とヒョウに見舞われる中山頂到着。当然展望はなし。
薬師岳山荘は改装されてきれい。この日の宿泊は14名。折立までのバスで一緒だった方は2名とも翌日は雲ノ平へ向かうとのこと。黒部五郎を目指すのはどうも私くらい。
7/18(木) 
 雨止まず。太郎兵衛平で給水の予定でしたが、にごり水で使えず。
ここからガスと雨の中をひたすら黒部五郎を目指します。結局一日中雨と風とガスで展望もなし。黒部五郎岳山頂からは稜線コースを取ったのですが岩稜の激しいアップダウンで大幅スピードダウン。黒部五郎小屋へは5時ころ到着しましたが太郎兵衛平から小屋まで誰にも会わずでした。そしてこの日の宿泊は私以外は1名のみ。
7/19(金) 
 小雨の中を出発。三俣蓮華を経て三俣山荘に9時着。 荷を軽くして鷲羽岳、水晶岳へ出発。宿のスタッフから「夕食の5時までに帰れるようにしてください。」と念を押されたので少々スピードアップを心がける。
鷲羽岳は強風の為山頂滞在は3分程度。ワリモ岳への途上でミヤマクワガタ、シコタンソウ、ダイモンジソウ、イワベンケイなどを観察。
ワリモ北分岐でそそくさと昼食を取り、次は水晶岳。雨とガスと山頂近くの急登をこなし水晶岳山頂へ着くと一瞬の青空。
三俣山荘への帰路はワリモ下の雪渓を経由。黒部川源流のこの雪渓にはまだ雪が多く、また距離が長いので軽アイゼンを装着。踏み抜きには注意していたものの1度片足を踏み抜いてしまった。 三俣山荘へは4:50着。夕食前に着けた。 さてここの夕食はシカ肉のシチュー。北アルプスにも進出してきたシカを減らす為に食材として積極的に提供しているとのこと。シカ肉は何度も食べたことはあり結構おいしい。
7/20(土)
 山荘から時折槍ヶ岳が顔を覗かせる。今日は雨の心配はなさそう。
双六岳巻道(下)は通行不能で中道を通る。双六小屋は大勢のハイカーでにぎわっていた。ここで本日は笠ケ岳を目指すことに決定。弓折乗越までの緩やかな尾根道はクロユリも見られる。 秩父平までは似たようなややゆるやかな起伏が続く。 しかし秩父平から秩父岩肩までの間に急登の雪渓が立ちふさがる。前を行くハイカーは12本爪アイゼンを装着。ロープがあるのでそれを伝っていけばアイゼンは必ずしも要らなかった。 雲は次第に切れて行き、尾根からは笠ケ岳を望むことができた。今日のゴールが見えると元気が出てくる。 笠ケ岳山荘へ16:50着。ここはテント組も含め宿泊者がとても多い。2日前の黒部五郎小屋の2名からは考えられない賑わい。
7/21(日)
 山荘前から日の出前の槍穂高が見事なシルエットで浮かびあがる。約15分かけて笠ケ岳山頂へ。そして槍ヶ岳の左から上がるご来光を仰ぐ。今日は良い天気だ。下りながらも景色に見とれ頻繁に写真を撮る。東は槍穂高と雲海。北は薬師岳、黒部五郎岳や立山も。 南東は乗鞍、焼岳の絶景。なかなか前進できない。
笠新道は炎天下ではかなり苦痛。登山口を左俣林道へ下りたのは正午前。後は新穂高までゆっくりと林道を行く。
平湯温泉「ひらゆの森」でたっぷりと入浴時間を取り数日間の汗を流す。
若いころはともかく、60を過ぎて5日間の縦走が出来たのは大きな自信になりました。

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