再訪・黒部源流の山々

2014年07月30日(水) 〜 2014年08月05日(火)

• GPS: 152:00
• 距離: 67.6km
• 登り: 5,054m
• 下り: 6,205m

コースタイム

【1日目(7/30)】
室堂(2450m) 8:50
浄土山(2831m) 10:15-20
富大施設(2850m) 10:35-45
龍王岳下コル(2660m) 11:15-30
獅子岳(2714m) 12:30-45
ザラ峠(2348m) 13:35-45
五色ヶ原山荘(2490m) 14:35
　累計標高差　上り690m 下り650m

【2日目(7/31)】
五色ヶ原山荘(2490m) 4:20
鳶山(2616m) 5:00
越中沢乗越(2356m) 5:45-50
越中沢岳(2592m) 6:50-55
獅子岳(2714m) 12:30-45
スゴ頭(2390m) 8:15-25
スゴ乗越(2145m) 9:00-10
スゴ小屋(2270m) 10:00-30
間山(2585m) 12:05
北薬師岳(2900m) 14:15-20
薬師岳(2926m) 15:35-45
薬師岳山荘(2695m) 16:20　
　累計標高差　上り1390m 下り1190m

【3日目(8/1)】
薬師岳山荘(2695m) 4:00
薬師平(2475m) 4:40
薬師峠(2294m) 5:10
太郎平小屋(2325m) 5:40-6:20
北ノ俣岳(2661m) 8:10-25
赤木岳(2622m) 9:10-20
中俣乗越(2450m) 10:00-10
2510コル(2510m) 10:55-11:10
黒部五郎肩(2770m) 12:05-12:50
　この間に黒部五郎岳往復
黒部五郎小舎(2345m) 14:30
　累計標高差　上り980m 下り1330m

【4日目(8/2)】
黒部五郎小舎(2345m) 5:15
巻き道分岐(2670m) 6:35-45
三俣蓮華岳(2841m) 7:15-35
三俣山荘(2545m) 8:20-45
黒部源流(2400m) 9:25-30
雲ノ平入口(2600m) 10:10
祖父岳分岐(2680m) 11:15-30
雲ノ平山荘(2555m) 12:20
　累計標高差　上り800m 下り590m

【5日目(8/3)】
雲ノ平山荘(2555m) 4:55
祖父岳分岐(2680m) 5:45-50
祖父岳(2825m) 6:10
岩苔乗越(2720m) 6:55
稜線分岐(2800m) 7:05
水晶小屋(2900m) 7:45-8:15
水晶岳(2986m) 8:45-50
温泉沢ノ頭(2870m) 9:45-10:00
水晶岳(2986m) 11:05
水晶小屋(2900m) 11:40
　累計標高差　上り760m 下り410m

【6日目(8/4)】
水晶小屋(2900m) 5:40
東沢乗越(2734m) 6:15
竹村新道分岐(2800m) 7:30
南真砂岳(2713m) 8:30
湯俣岳(2379m) 9:50-10:00
湯俣温泉(1420m) 11:45
　累計標高差　上り350m 下り1830m

【7日目(8/5)】
湯俣温泉(1420m) 7:05
名無避難小屋(1440m) 8:05
林道(1390m) 8:35
高瀬ダム(1300m) 9:35
　累計標高差　上り20m 下り140m

総累計標高差　上り4990m 下り6140m

天候

1日目(7/30)：晴れ
2日目(7/31)：朝方ガス→晴れ
3日目(8/1)：晴れ→夕方雷雨
4日目(8/2)：晴れ→午後曇／小雨
5日目(8/3)：朝方晴れ→雨
6日目(8/4)：午前雨→午後曇り
7日目(8/5)：小雨／曇り
　稜線気温：朝10〜12℃、晴天日中18〜22℃（雨天15℃以下）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

入山(7/30)　立山黒部アルペンルートで立山室堂へ
下山(8/5)　高瀬ダムよりJR信濃大町までタクシー

コース状況／危険箇所等

1日目(7/30)：立山〜五色ヶ原　
　　　　　　　鬼岳を巻く雪渓トラバースは歩路が除雪されています
2日目(7/31)：五色ヶ原〜薬師岳
　　　　　　　特に危険はないですが長丁場、夏場は十分な水分要
　　　　　　　薬師稜線のゴロゴロ岩場は疲れます　
3日目(8/1)：薬師岳〜黒部五郎岳　特に問題なし
4日目(8/2)：黒部五郎岳〜雲ノ平　特に問題なし
5日目(8/3)：雲ノ平〜水晶岳　水晶岳前後の岩稜は慎重に
6日目(8/4)：水晶岳〜湯俣温泉（竹村新道）　
　　　　　　　南真砂岳までの痩せ尾根やザレ場は慎重に
　　　　　　　湯俣岳以降の急坂は結構滑りやすい
　　　　　　　展望台(1640m)前後以降の痩せ尾根も気を抜かずに
7日目(8/5)：湯俣温泉〜高瀬ダム　トンネル内での車両通行注意

写真

7/30 9:38

1日目です
立山室堂・浄土山が今回の山行のスタートです

7/30 9:56

シナノキンバイがまぶしく光っている

7/30 10:19

浄土山頂から、雄山が間近にせまる

7/30 10:44

浄土山頂から、五色ヶ原、薬師岳、黒部源流の山々が

7/30 11:13

ギザギザの龍王岳を見上げる

7/30 11:45

鬼岳東面の雪渓トラバース
歩行路がえぐってあるので心配ありません

7/30 12:21

ハクサンフウロが道のそばに

7/30 12:33

獅子岳の山頂

7/30 12:34

雄山・浄土山方面をふりかえる

7/30 13:40

イワギキョウが至るところに

7/30 13:40

サラサラ越えのザラ峠です

7/30 14:11

五色ヶ原の一郭にたどり着きました

7/30 14:34

五色ヶ原山荘はもうすぐ

7/31 4:18

2日目です
不穏な雰囲気の空模様

7/31 4:58

鳶山の山頂も曇っていました

7/31 5:49

東面から次第に日が差してくる

7/31 6:47

越中沢岳の山頂

7/31 7:38

スゴノ頭が何となく威圧的
この日はこんな山越えが次々と続きます

7/31 8:15

スゴノ頭の山頂

7/31 8:21

スゴノ頭から、越中沢岳

7/31 8:41

スゴノ頭から、薬師岳
まだまだ遙か彼方です

7/31 8:57

スゴ乗越
炙られるように暑くなってきた、無風の峠

スゴ乗越から、スゴノ頭や越中沢岳

7/31 10:11

スゴ乗越小屋
小屋番の兄さんに励まされ、水を頂いて再出発

7/31 10:40

薬師岳への道

7/31 10:48

7/31 12:00

ツガザクラ？

7/31 12:03

チングルマの最盛期でした

7/31 12:05

間山にて

7/31 12:06

間山からそろそろ薬師岳に足を踏み入れます

7/31 12:52

黒部川をはさんで赤牛岳方面

7/31 12:54

北薬師岳にむけて淡々と登り続ける（本当はバテバテ）

7/31 13:30

登るにつれてゴロゴロ岩場になり、バテた身にこたえます

7/31 13:58

雷鳥のひな鳥がいました

7/31 13:58

親鳥が警戒音を発しています

7/31 13:59

親子がそろってひと安心？

7/31 14:13

ようやく北薬師岳

7/31 14:31

北薬師岳から薬師岳本峰
まだかなり遠い

7/31 15:35

薬師岳山頂
ゴロゴロ岩場を上り下り、ヘトヘトたどりつきました

7/31 15:37

薬師岳山頂からの下り

7/31 15:58

薬師岳山荘が見えてきた

7/31 16:19

薬師岳山荘に到着！

8/1 4:32

3日目です
澄んだ夜明けで始まりました

8/1 4:36

薬師平の朝

8/1 5:18

8/1 5:17

8/1 5:28

太郎平に続く

8/1 5:27

チングルマが朝露に濡れていました

8/1 5:33

8/1 5:38

太郎平小屋

8/1 6:26

太郎山の斜面から、太郎平小屋

8/1 6:30

今年はコバイケイソウが少ないそうです

北ノ俣岳のたおやかな姿

8/1 6:48

池塘がやさしい

8/1 7:21

鍬崎山(2090m)
とやまの名山です、眺望が素晴らしいですよ

8/1 8:12

北ノ俣岳の山頂から（槍ヶ岳など）

8/1 8:13

北ノ俣岳の山頂から（剱岳など）

8/1 8:18

北ノ俣岳の山頂から（白山も）

槍・黒部五郎・乗鞍・御岳…

8/6 16:02

天空回廊
北ノ俣岳から薬師岳にかけて

8/1 10:38

薬師岳、夏全開

8/1 10:40

おーい、空

8/1 11:13

いよいよ黒部五郎岳の登り

8/1 12:30

黒部五郎岳の山頂

8/1 12:42

黒部五郎岳の肩

8/1 12:58

圏谷ルート、黒部五郎小舎はるか

8/1 13:03

黒部五郎岳の圏谷

8/1 13:15

黒部五郎岳の圏谷

8/1 14:28

黒部五郎小舎に到着！

8/2 5:14

4日目です
三俣蓮華岳への登りから始まります

8/2 5:43

黒部五郎岳の端正な佇まい

8/2 5:49

笠ヶ岳もすぐそこ

8/2 6:17

黒部五郎岳の大きな圏谷

8/2 6:56

ハクサンイチゲが至るところ満開

8/2 7:13

三俣蓮華岳の山頂
眼前に槍・穂高が突然あらわれる

雲ノ平と黒部源流の山々

8/2 7:20

はるか遠くには立山・剱岳も見えるのです

8/2 7:41

双六から槍連峰の波打つような雄姿

8/2 7:46

三俣峠から三俣蓮華山頂をふりかえる

8/2 8:03

三俣山荘が見えてきた

8/2 8:13

鷲羽岳と三俣山荘

8/2 8:40

三俣山荘は賑わっていました

8/2 8:43

三俣山荘から三俣蓮華岳

8/2 8:49

黒部源流へ下ります

8/2 8:54

黒部源流への道

8/2 8:50

源流の流れ

8/2 9:00

対岸には雲ノ平

8/2 9:19

黒部源流の標石

8/2 9:27

このあたりが本当の黒部源流
ワリモ岳あたりから流れてきている

8/2 9:46

雲ノ平の斜面を登るにつれて、三俣コルから槍が…

8/2 9:55

槍が…

8/2 10:05

槍が…

8/6 16:48

ハイ、これが全容
鷲羽岳、槍ヶ岳、三俣蓮華岳

8/2 10:25

雲ノ平を行く

8/2 10:57

雲ノ平から、黒部五郎岳

8/2 11:06

雲ノ平から、薬師岳

8/2 11:54

雲ノ平から、赤牛岳

8/2 11:54

雲ノ平から、水晶岳

8/2 11:56

雲ノ平から、祖父岳

8/2 11:55

雲ノ平山荘への道

8/2 12:17

雲ノ平山荘

8/3 4:52

5日目です
朝焼けの水晶岳、悪天の兆しか…

8/3 4:53

赤く染まった空を見ながら、きょうは出発

8/3 5:14

笠雲の黒部五郎岳、これも悪天の兆しか…

8/3 6:07

祖父岳の登り

8/3 6:11

祖父岳の山頂

8/3 6:18

槍ヶ岳も雲のなかに沈んで行く

8/3 6:26

岩苔乗越への稜線

8/3 6:51

岩苔乗越

8/3 7:10

岩苔乗越から薬師岳
もう見納めか…

8/3 7:42

鷲羽岳や槍ヶ岳
これも見納めか…

8/3 8:14

水晶小屋と裏銀座の山々

8/3 8:46

水晶岳の山頂

8/3 8:46

水晶岳から赤牛岳方面
どんどんお天気が崩れて来る様子

8/3 8:49

水晶岳山頂から赤牛岳へ

8/3 9:04

水晶岳直下の岩稜を下る

8/3 9:24

赤牛岳への道

8/3 9:43

温泉沢ノ頭でお天気が崩れてきた

8/3 9:45

赤牛岳も雲に隠れはじめた
往復を断念して水晶小屋へ引き返しました

8/4 12:53

6日目は、ずっと雨降り
水晶岳から下山の写真はありません
湯俣温泉・晴嵐荘について、やっとひとごこちでした

8/4 13:16

晴嵐荘の紹介
とても居心地のよい山峡の宿です

8/4 13:53

お昼ごはんの蕎麦

8/4 13:59

お昼ごはんの黒ラーメン

8/4 13:28

晩ご飯のメニュー
美味しかったのでたらふくお酒を頂きました

8/5 7:05

7日目です
湯俣温泉入り口の道標

8/5 7:06

荒々しい湯俣川と晴嵐荘

8/5 7:09

いまは休業中の湯俣山荘

8/5 7:18

アジサイ？

8/5 7:41

高瀬川沿いの道

8/5 7:55

ホトトギス？

8/5 7:59

高瀬川沿いの道

8/5 8:07

名無避難小屋
使うひとがいるのだろうか？

8/5 8:17

高瀬川沿いの道
静かでしっとりとした道です

8/5 8:39

高瀬ダム湖、遠く不動岳など

8/5 9:32

高瀬ダムへのトンネル道
長さ約1キロ、内部は15℃（外気20℃）涼しい

8/5 9:37

高瀬ダムで今回の山行は終了でした

撮影機器：

DSC-RX100 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ポール シェラフ

感想

mt-harimao

　黒部源流の山々でひと夏3か月を過ごしたのは、四十年以上も昔のこと。もう一度訪ねたいと考えながら、瞬く間に月日が過ぎた。今回ようやく機会を得て、念願の山々を歩くことが出来た。
　15キロのザックの重みに喘ぎあえぎ、バテながらの山行だったが、それでも山々は変わらず素晴らしかった。はじめて出会ったひとたちも、みな個性的・魅力的で語り合って実に感動的だった。山小屋はほとんどリニューアルされてかつての面影はなかったけれど、洗練されていてとても居心地がよかった（真夏の混雑時にかかわらず）
　今回の山行では、同窓会で旧友に再会したような気持ちを味わうことができた。旧交復活の例にならい、またぞろこの山域を訪ねてみようかと思い始めている。
　
　※今回の山行の素晴らしい出来事の数々、時間の関係ですべて省きますが、お許し願いたい。山にもひとにもただただ深く感謝しています。