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Yamareco

記録ID: 522042
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳・横岳・硫黄岳(赤岳山荘から)

2014年09月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:24
距離
17.3km
登り
1,635m
下り
1,641m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:46
休憩
1:34
合計
9:20
4:09
5
4:14
4:14
116
6:10
6:10
78
7:28
7:31
2
7:33
8:03
4
8:07
8:16
15
8:31
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4
8:37
8:42
8
8:50
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12
9:02
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2
9:07
9:10
2
9:12
9:14
10
9:24
9:25
7
9:32
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9:59
15
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10:14
18
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12
10:45
11:11
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49
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64
13:21
13:23
4
13:27
13:29
0
13:29
ゴール地点
天候 完全な快晴。稜線上でもそよ風程度、朝は気温低かったですが日が出ると暖かく、昼間はTシャツ1枚でOKな良いコンディションでした。御嶽山の噴火翌日でしたが沢山の登山者がいました。
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央道を諏訪南I.C.で降り、八ヶ岳ズームライン(県道425号線)をずっと突き当たるまで進み、T字路を左折して八ヶ岳高原ライン・鉢巻道路(県道484号線)をそのまま突き当たりまで行けば美濃戸口、八ヶ岳山荘に到着します。美濃戸口から先の赤岳山荘、やまのこ村山荘へのダート道もいつも通り。気をつけて低速で運転すればFFミニバンでも大丈夫です。
コース状況/
危険箇所等
もうほぼ10月という初秋。朝方はうっすらと霜が降りる季節になっており、昼夜の気温差には注意です。
行動中の服装はウィンドブレーカーにTシャツという感じでいいかと思います。泊りでは、ダウンジャケットが欲しくなる季節です。

それではコース概況です。

■美濃戸山荘登山口〜行者小屋
行者小屋までは沢に伝いながらゆるやかで穏やかな山歩きが2時間ほど続きます。途中、沢を歩いたり、沢沿いの苔の美しい山道を歩いたりと本当に雰囲気のあるコースです。行者小屋までは急がなければぜんぜん疲れないんじゃないかと思います。

■行者小屋〜文三郎道尾根〜文三郎道分岐
行者小屋から文三郎道尾根を登り上がります。森林限界に出るまでは地味な急登。その先のハイマツ帯の鉄ノーブランド階段、岩場の切り返しを経て、有名なマムート階段を上り切ると文三郎道分岐に到達し稜線に出ます。雪や凍結が無い季節では危険個所といえるところはありません。何しろ地味な急登と階段を登ることに集中する区間です。

■文三郎道分岐〜赤岳山頂
赤岳の最後の急峻なクサリ&岩場を30分ほどで登り切ると八ヶ岳最高峰の赤岳頂上です。慣れている人はまぁ余裕、鎖が無くてもいけるので3点支持でスパイダーマンのようにスルスルと登り上がります。龍頭峰分岐直下の急登はやや注意を要しますがきっとそこだけです。

■赤岳山頂〜横岳山頂
赤岳頂上山荘を通り過ぎ、赤岳北面を下ります。こちらは岩場というよりガレ場なので、下りはスリップに気をつけます。赤岳天望荘を過ぎ、その先は岩場と鎖場、ハシゴが続きます。鎖場はどちらかというと岩場のトラバースカニ歩きの補助と言った印象です。色々なパターンがありハードではないので気軽に楽しめます。いろいろなパターンのプチ難所をくぐりぬけていくと、地蔵の頭、石尊峰と続き、いくつかのピークを越えて横岳に到達します。この横岳までの稜線は一番面白みがあると思います。

■横岳山頂〜硫黄岳山頂
横岳の先は様子がガラッと変わり、細かな火山質の砂利に覆われた緩やかな稜線のカーブを下っていく感じ。景観や見晴らしも雄大さが満喫できる印象です。体力もまったく消耗しません。下まで稜線を下がると硫黄岳山荘があり、その先は大小石が敷き詰められた石の坂を緩やかにカーブに沿って登り切ると広い硫黄岳の山頂です。
山頂の反対側を見ると壮大でなにしろスケール感も威圧感もすごい有名な爆裂火口が広がっています。爆裂火口に沿って歩くと、その先端から反対側から見る爆裂火口を望めます。

■硫黄岳山頂〜赤岳鉱泉
硫黄岳からの下りは、白い石が敷き詰められちょっと風変わりな場所の赤岩の頭分岐を通り、そのまま普通の山道を下山します。けっこう歩きやすい印象の登山道をずっと下って行くと、50分くらいで赤岳鉱泉にたどり着きます。

■赤岳鉱泉〜美濃戸山荘登山口
赤岳鉱泉から先は沢沿いに山道を下って行きます。沢に沿っているので涼しげで気持ちが良いですが距離は長い印象。途中には、赤岳特有の赤い沢があり、あっちこっちで合流しながら沢を赤くしていきます。また、ところどころにはたまりの池もあり、そこは緑の苔と赤いたまりのコントラストが素晴らしい美しさを醸しています。
沢伝いに下ると途中から林道になり、林道を1キロほど歩くと行きに分かれた美濃戸口から南沢と北沢の分岐にたどり着きます。
美濃戸山荘の向かいに八ヶ岳の登山口。南沢コースに進む。
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美濃戸山荘の向かいに八ヶ岳の登山口。南沢コースに進む。
沢に出るまでは地味な山道を緩やかに登る。
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沢に出るまでは地味な山道を緩やかに登る。
枯れた沢に出て少しの距離を歩きます。
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枯れた沢に出て少しの距離を歩きます。
途中で白樺と苔が織りなす雰囲気が良いコースに入る。
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途中で白樺と苔が織りなす雰囲気が良いコースに入る。
また沢に出てしばらく進む。途中ヘリポートがある。
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また沢に出てしばらく進む。途中ヘリポートがある。
行者小屋に到着。沢山の人が出発の準備中でした。
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行者小屋に到着。沢山の人が出発の準備中でした。
行者小屋の先に阿弥陀岳分岐。赤岳・文三郎尾根方面に。
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行者小屋の先に阿弥陀岳分岐。赤岳・文三郎尾根方面に。
地味な急登を抜け、森林限界に出るとノーブランド階段。
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地味な急登を抜け、森林限界に出るとノーブランド階段。
岩場の切り返し。階段があるので訳ない感じ。
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岩場の切り返し。階段があるので訳ない感じ。
文三郎道分岐の手前で有名なマムート階段。
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文三郎道分岐の手前で有名なマムート階段。
稜線まで登り上がると文三郎道分岐。
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稜線まで登り上がると文三郎道分岐。
少し稜線の地味な登りが続きキレット分岐。
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少し稜線の地味な登りが続きキレット分岐。
キレット分岐から先は最後の急峻なクサリ&岩場に。
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キレット分岐から先は最後の急峻なクサリ&岩場に。
龍頭峰分岐直下の急登はやや注意を要します。
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龍頭峰分岐直下の急登はやや注意を要します。
最後は岩をよじ登ります。
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最後は岩をよじ登ります。
山頂でお姉さんにカッコよく撮ってもらいました。
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山頂でお姉さんにカッコよく撮ってもらいました。
赤岳山頂(南峰)の赤嶽神社。裏から撮ってみる。
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赤岳山頂(南峰)の赤嶽神社。裏から撮ってみる。
一等三角点「赤岳」。
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一等三角点「赤岳」。
3本の避雷針と南アルプスの山々。
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3本の避雷針と南アルプスの山々。
中央アルプスと噴煙を上げ噴火する御嶽山。
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中央アルプスと噴煙を上げ噴火する御嶽山。
岳都北アルプスの山々。
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岳都北アルプスの山々。
赤岳の山頂票は本当に格好良い。
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赤岳の山頂票は本当に格好良い。
赤岳北峰の赤岳頂上山荘。
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赤岳北峰の赤岳頂上山荘。
これから歩く稜線を眺める。
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これから歩く稜線を眺める。
赤岳北面を下りきり、赤岳を振り返る。
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赤岳北面を下りきり、赤岳を振り返る。
赤岳天望荘に到着。
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赤岳天望荘に到着。
地蔵の頭には沢山の人が。お地蔵さん大人気。
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地蔵の頭には沢山の人が。お地蔵さん大人気。
その先は岩場と鎖場、ハシゴが続きます。
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その先は岩場と鎖場、ハシゴが続きます。
急峻に見えるがハードじゃないので気軽に楽しめる。
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急峻に見えるがハードじゃないので気軽に楽しめる。
八ヶ岳主峰 赤岳と富士山。本当に素晴らしく格好良い。
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八ヶ岳主峰 赤岳と富士山。本当に素晴らしく格好良い。
この大きな岩塊は左手裏に巻いて通りぬける。
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この大きな岩塊は左手裏に巻いて通りぬける。
裏はこんな感じ。
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裏はこんな感じ。
横岳・硫黄岳方面を望む。ノコギリ尾根。
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横岳・硫黄岳方面を望む。ノコギリ尾根。
横岳の山頂の一つである三叉峰。
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横岳の山頂の一つである三叉峰。
横岳の山頂票のある奥の院。
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横岳の山頂票のある奥の院。
山頂手前の最後の短いハシゴ。
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山頂手前の最後の短いハシゴ。
横岳の山頂標。ロッククライミングの人たち。
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横岳の山頂標。ロッククライミングの人たち。
横岳の北面の岩場を下る。
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横岳の北面の岩場を下る。
岩場のトラバースカニ歩きエリア。
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岩場のトラバースカニ歩きエリア。
横岳を振り返る。
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横岳を振り返る。
火山質の砂利に覆われた緩やかな稜線のカーブを下る。
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火山質の砂利に覆われた緩やかな稜線のカーブを下る。
鞍部には硫黄岳山荘が建つ。
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鞍部には硫黄岳山荘が建つ。
石が敷き詰められた坂を緩やかなカーブに沿って登る。
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石が敷き詰められた坂を緩やかなカーブに沿って登る。
山頂の反対側には壮大な爆裂火口。
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山頂の反対側には壮大な爆裂火口。
火口を先端まで行き、反対側から見る爆裂火口を望む。
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火口を先端まで行き、反対側から見る爆裂火口を望む。
硫黄岳の山頂標と北八ヶ岳の山々。
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硫黄岳の山頂標と北八ヶ岳の山々。
白い石が敷き詰めらた赤岩の頭分岐。
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白い石が敷き詰めらた赤岩の頭分岐。
歩きやすい印象の登山道を下る。
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歩きやすい印象の登山道を下る。
しばらくすると沢に出る。
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しばらくすると沢に出る。
50分くらいで赤岳鉱泉にたどり着きます。
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50分くらいで赤岳鉱泉にたどり着きます。
沢に沿っているので涼しげで気持ちが良い。
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沢に沿っているので涼しげで気持ちが良い。
たまりの池も緑の苔と赤い鉱泉水で素晴らしい美しさ。
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たまりの池も緑の苔と赤い鉱泉水で素晴らしい美しさ。
結構距離は長い印象。
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結構距離は長い印象。
最後の橋を渡ると途中から林道になる。
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最後の橋を渡ると途中から林道になる。
最後は30分ほど林道を進む。
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最後は30分ほど林道を進む。
見覚えのある美濃戸山荘登山口に到着。
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見覚えのある美濃戸山荘登山口に到着。
今日も事故なく山行が終わり山の神様に感謝。
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今日も事故なく山行が終わり山の神様に感謝。

装備

個人装備
1/25,000地形図
1
ガイド地図
コンパス
1
GPSユニット
1
筆記具
1
ヘッドランプ・電池
1
1
ミニナイフ
1
ライター
1
ザックカバー
1
エマージェンシーシート
1
手ぬぐい
1
ハンカチ・ティッシュ・巻紙
1
カッパ(上下)
1
アノラックジャケット
1
ダウンジャケット
1
ヘッドバンド
1
ウォーターキャリー
1
1リットルの水
ストック
1
ヘルメット
1
グローブ
1
サングラス
1
携帯電話
1
充電池予備携行
腕時計
1
食事
適宜
携行内容は上記記載
非常食
適宜
カロリーメイト等
行動食
適宜
チョコ等
保険証
1
健康・山岳保険
共同装備
ツェルト・ペグ・細引
1
救急セット
1
コンパクトカメラ
1
1
ホンダエリシオン(白)

感想

今日は手軽に高山の稜線歩きしたかったので、南八ヶ岳の赤岳(2,899m)、横岳(2,829m)、硫黄岳(2,760m)の稜線を日帰り縦走してきました。ヤマテン天気予報通りに完璧な快晴!人も多かったですが、すごく久しぶりの(2カ月ぶり!)登山と非日常を満喫した一日。稜線上からは冬に登頂した御嶽山が望め、何度も大きな噴煙を立ち上げていました。[距離17.3km/累積標高差4,507m/所要時間(山行活動時間)9時間25分]

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