南ア主脈縦走（広河原→横沢）

2023年09月09日(土) 〜 2023年09月11日(月)

• GPS: 41:55
• 距離: 134km
• 登り: 9,061m
• 下り: 10,240m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:55
• 休憩: 1:01
• 合計: 11:56

6:45 広河原インフォメーションセンター
6:50 6:50 旧広河原山荘
7:00 7:02 白根御池分岐
7:18 7:21 第一ベンチ(1880ｍ)
7:29 7:32 第二ベンチ(2059ｍ)
8:00 8:02 白根御池小屋
8:51 8:57 草すべり分岐
9:03 9:10 小太郎尾根分岐
9:29 9:29 北岳肩ノ小屋
9:40 9:40 両俣分岐
9:54 10:03 北岳
10:09 10:10 吊尾根分岐
10:19 10:20 トラバースルート分岐
10:31 10:32 北岳山荘
11:04 11:04 中白根山
11:49 11:50 間ノ岳
12:10 12:10 三峰岳
12:34 12:34 三国平
12:49 12:58 熊の平小屋
13:24 13:24 安倍荒倉岳
13:48 13:48 竜尾見晴
13:58 13:59 新蛇抜山
14:40 14:42 北荒川岳
14:48 14:48 北荒川岳キャンプ場跡地
15:20 15:20 雪投沢源頭水場下降点
15:46 15:47 北俣岳分岐
16:07 16:17 塩見岳
16:22 16:23 塩見岳西峰
16:55 16:56 塩見小屋
17:49 17:49 本谷山
18:25 18:25 三伏山
18:31 18:31 塩見・烏帽子分岐
18:41 三伏峠小屋

2日目

• 山行: 13:21
• 休憩: 1:54
• 合計: 15:15

0:56 三伏峠小屋
0:56 0:56 塩見岳
1:26 1:26 烏帽子岳
1:53 1:54 前小河内岳
2:17 2:17 小河内岳避難小屋
2:20 2:27 小河内岳
3:20 3:20 大日影山
3:25 3:25 瀬戸沢の頭
3:45 3:46 板屋岳の肩
3:50 3:50 板屋岳
4:22 4:22 高山裏避難小屋
4:45 4:46 高山裏縦走路水場
6:22 6:26 前岳
6:45 6:50 お花畑（荒川前岳南東斜面）
7:14 7:38 荒川小屋
8:03 8:03 大聖寺平
8:36 8:42 小赤石岳の肩
8:51 8:51 小赤石岳
8:58 8:59 赤石岳・小赤石岳間分岐
9:22 9:24 赤石岳
9:26 9:26 赤石岳避難小屋
10:28 10:28 百間平
10:54 11:14 百間洞山の家
11:58 12:02 中盛丸山・大沢岳間分岐
12:17 12:18 中盛丸山
12:43 12:48 小兎岳
13:19 13:25 兎岳
13:28 13:30 兎岳避難小屋
13:49 13:57 聖兎のコル
14:50 15:06 聖岳
15:32 15:32 小聖岳
15:57 15:57 薊畑分岐
16:09 16:09 聖平小屋分岐
16:11 聖平小屋

3日目

• 山行: 14:16
• 休憩: 0:55
• 合計: 15:11

0:53 聖平小屋
1:57 1:57 南岳
2:18 2:18 上河内岳の肩
3:20 3:27 茶臼小屋
4:31 4:41 横窪沢小屋
5:21 5:24 ウソッコ沢避難小屋
6:13 6:16 ヤレヤレ峠
6:33 6:33 畑薙大吊橋
7:01 7:02 畑薙ダムゲート前
7:16 7:16 畑薙第１ダム
7:33 7:51 臨時駐車場
8:12 8:13 白樺荘
8:30 8:30 明神橋
8:51 8:51 東河内温泉入口
9:50 9:50 田代登山口
9:56 9:56 てしゃまんくの里
13:47 13:59 富士見峠
16:04 横沢バス停

写真

9/9 6:44

甲府発始発バスで広河原入り。台風一過を期待していたけれど残念ながらまだ雨が残っていた。雨装備に切り替えて出発。

9/9 8:00

序盤はすごい人出。樹林帯のおかげで雨にはほとんど濡れずに済んだ。でも汗でびしょ濡れ。御池で十分給水して草スベリに臨む。

9/9 9:08

草スベリは1時間強、1日目は出発時刻が遅いので序盤から意識的にスピードを上げた。なぜかここはCTが盛ってあるので大きなタイム短縮に繋がる――見た目だけだけどそんな些細なことが心理的には嬉しい。

9/9 9:50

珍しく山頂に誰もいなさそう。

9/9 9:55

北岳山頂。3時間は切れなかったものの3:10はPBだと思う。この歳でテン泊装備で我ながらちょっとビックリ。

9/9 9:56

雲も抜けて富士山垣間見える。素晴らしい。

9/9 10:29

でもすぐに先へ進む。今回はゆっくりできない。

9/9 11:06

3,000m稜線、ニセ間ノ岳にもさすがに慣れたなあ。

9/9 11:46

間ノ岳山頂、正午前着はやはり最速だろうか。

9/9 11:47

月面的富士山の出も雲で見えず。しかしお陰で日差しが強くなくてありがたい。

9/9 11:54

三峰岳へ。

9/9 12:11

すごく速い若い男性を追いかけていたおかげで、ここまでけっこういいペースで来られた。

9/9 12:23

間ノ岳デカいなあ。

9/9 12:23

隣の農鳥岳。

9/9 12:31

ここは熊の平小屋が見えるので励みになる。

9/9 12:52

熊の平小屋水場で給水。

9/9 13:58

新蛇場山ピークはパス。数分が惜しい。

9/9 14:10

あー北荒川岳が聳えてるなあ…。

9/9 14:29

塩見が見えた。長いなあ。

9/9 14:41

北荒川岳山頂。

9/9 14:41

来し方かな。

9/9 14:42

行く末は見えず。

9/9 14:51

のどかな平原で農鳥岳を見ながら少し休憩、さすがに疲労感あり。手前で建造物解体作業していたけれどこのあたりは元テン場だったようだ。いまは幕営禁止の標柱あり。

9/9 15:26

北俣岳への登りのガレ場。写真だと大したことなく見えるけれど、現場ではかなりの斜度でどこ歩くのか直感的にわからず慄いてしまった。

9/9 15:28

踏ん張る。

9/9 15:41

このガレ場では速い若い女性にさらりと抜かされた。若いってそれだけで素晴らしいなと思うと同時に、自分は悪あがきしているなあとふと感じた。しかし頑張って追いかけたお陰でここでも結果的にタイムを大幅短縮できた。

9/9 15:46

北俣岳分岐。もう塩見岳山頂は目の前だ。

9/9 15:49

9/9 16:01

コウモリ

9/9 16:06

本日最後のピーク塩見岳東峰山頂に到達、計画から約1時間半アドバンテージ。我ながらよく頑張った。

9/9 16:09

西峰

9/9 16:14

比較的早く着いたので一息ついていたら、何とブロッケン現象に遭遇した。

9/9 16:14

外側にも光の輪が二重に見える。

9/9 16:16

9/9 16:16

9/9 16:16

9/9 16:17

9/9 16:18

9/9 16:16

9/9 16:43

明日の方面。

9/9 17:34

下って塩見岳を眺める。塩見山頂直下の下りも地味に厄介だ。

9/9 17:35

ギリギリだったなあ。

9/9 17:50

本谷山が妙に遠く感じた。何とか日が落ちる前に三伏へと頑張っていたのだがペースが落ちていて諦め気味。

9/9 18:26

目標の明るいうちは達成できなかったけれど、計画より約1時間早く三伏峠に到着できた。たぶんCT60%以下で、中部山岳での宿泊装備では自己ベストではないだろうか。

9/10 0:53

夜分お世話になりました。さて2日目開始。

9/10 2:27

夜中の小河内岳2800m稜線上はさすがに寒い。

9/10 4:41

暗闇を黙々と進み、高山裏避難小屋の先の水場で一息入れる。

9/10 5:28

9/10 5:28

9/10 5:36

荒川前岳への登りに差し掛かる。

9/10 6:01

9/10 6:12

9/10 6:18

山頂見えたけど、このエッジのハイマツ帯を歩くのが怖い。

9/10 6:22

荒川前岳、ようやく本日の3000m峰1座目。

9/10 6:22

南アはやっぱり富士山がデカい。

9/10 6:23

中岳、悪沢岳は割愛。

9/10 6:23

9/10 6:23

9/10 6:23

9/10 6:23

9/10 6:54

荒川小屋へ。

9/10 7:18

荒川小屋のキャンプ場裏手にある水場で大休憩して、赤石岳の登りに備えて腹ごしらえする。

9/10 7:37

アムロ、行きまーす。

9/10 8:19

腹ごしらえがてきめんに効いて登りがヘタレない。

9/10 8:40

9/10 8:40

9/10 8:49

小赤石を越えて…

9/10 9:15

赤石岳山頂到達。

9/10 9:17

9/10 9:45

9/10 9:45

これが今回の最難関、聖岳とだんご3兄弟。

9/10 10:20

百間平で晴れてるの初めてかも。睡魔酷くて少し横になりたかったのだけどまったく日陰なく断念。

9/10 10:27

赤石岳はすでに見えず。

9/10 10:27

聖岳もいつものパターンではたどり着く頃には雲の中だろう。

9/10 10:35

近づくと異様に聳えて見える中盛丸山。

9/10 11:14

百間洞山の家、小屋の日陰の地べたに寝転んで少し寝るが、やはり羽虫がまとわりつくのですぐに断念した。ここから聖平までCT 8H！を5Hで行かねばならない。

9/10 12:02

下降点への登りで道誤り10分ほどロス。道なりで枯れた沢に入り込んでしまった。下降点でもガスで方向を一瞬見失った。道標も倒れているし、油断ならないね。

9/10 12:15

中盛丸山。何も見えず。

9/10 12:47

2つめ子ウサギ。このあたりで対向の方に今から聖平は厳しいぞとたしなめられた。返す言葉もございません。そういえば同方向の人を抜くこともなかったなあ、ほとんどいないのかも。

9/10 13:01

3兄弟の最後、

9/10 13:19

兎岳山頂。

9/10 14:19

聖岳登りの終盤に差し掛かる。

9/10 14:29

越えてもその先がある。何事も一筋縄ではいかないよね。

9/10 14:50

ようやく本日のラスボス聖岳山頂に到達、何とかなってホッとしたというのが正直なところ。

9/10 15:13

ザレた下りは慎重に。こんなところで気を抜いて怪我するのやだし。

9/10 15:27

明日朝イチで登る上河内岳、うーん、また随分と登らねばならないのですねorz

9/10 15:59

聖岳を仰ぎ見る。そういえば聖で晴れたことないなあ。

9/10 16:30

何とか明るいうちに聖平小屋に到着できた。ここも水場あるし、トイレもキレイでビックリ。夕方に通り雨があって怯んだがすぐに止んでくれて事なきを得た。

9/11 1:58

3日目最初のピーク南岳、小さな水滴混じりだが寒くはない。

9/11 2:19

上河内岳の肩。本格的に雲の中に突入し、風が強くなって水滴で眼鏡がすぐ曇るのが厄介。

9/11 3:09

トラバースを抜けて茶臼近くなると道が不明瞭なところありちょっと困った。

9/11 3:11

こんなだだっ広いところで暗くてホワイトアウトじゃ何もわからんよね。

9/11 3:21

それでも何とか茶臼小屋に到達。稜線を外れて下ると途端に雲を抜け風も止みまるで別世界。富士山のシルエットまで見ることができた。

9/11 3:25

茶臼小屋下の水場。

9/11 4:34

9/11 4:34

横窪沢小屋の水場。

9/11 4:46

横窪峠、何か道が記憶と違ったが変わったのかな？　

9/11 5:01

ふと眼の前にこんな木が現れて一瞬違和感あり、スゴイね。幹を下方に伸ばしたものの、思い直して上方に方向転換している。幹も重力を感知しているのだろうなあ。

9/11 5:38

茶臼から畑薙に下りるこの道も実は意外といやらしい。例えばこのウソッコ沢近くでははしごが一段傾いていて踏み外したり、沢沿いは道がとくにわかりにくい。明るくなっていて助かった。

9/11 5:55

1号吊橋かな、令和3年11月竣工だからまだ2シーズン目か、まったく揺れない、スゴーイ。

9/11 6:12

みんな大好き？ヤレヤレ峠。腰掛けるときについついよっこいしょういちと言ってしまうヤレヤレ峠！

9/11 6:32

ついに来ました畑薙大吊橋！　いつも吊橋の上で写真撮ろうと思うのだけど、あそこでもの出すと僕なら絶対落としそうで怖くて写真撮れないのです。

9/11 7:17

ダムの上から、えーと、茶臼と上河内岳だろうか。

9/11 7:32

夏期臨時駐車場、平日だけどけっこう車ありますねえ。

9/11 7:34

水場もあって大変便利。ロード50kmに備えてここで腹ごしらえ。

9/11 9:02

南アルプス公園線、80kmポストからここまで10km近く走っているがずっと登っていて下りがまったく現れない。川沿いを下流に向かっているというのにこのロードはなぜか緩やかに登りが続くのだ。まったくの想定外で信じられない！　

9/11 10:06

一瞬下ると井川オートキャンプ場。初めて自販機に出会えたのでカルピスウォーター購入して一気飲み、冷たくて生き返る！　フリーな水場は見当たらなかった。

9/11 11:32

その後はまたずっと緩やかな登りが続き、また一瞬下って井川駅に差し掛かると、大井川鉄道のかわいい車両を見かけた。もうここで電車に乗りたい衝動に駆られる。

9/11 11:35

見かける自販機はダイドーばかり。ここまで距離割合で登り85%下り15%くらいの印象、あまりにも酷すぎる！　

9/11 13:17

井川ダムを渡るとロードは峠道になり完全に登り一辺倒になる。口坂本温泉との分岐で県道60号方面は時間帯通行止めの標識あり。ちょうど警備の方がいて今は休工中だから通れると教えてくれたが、事情がわからずちょっと心配。

9/11 13:47

ようやく富士見峠まで登り詰めた。こんなロード来るんじゃなかったorzと後悔しきり。

9/11 14:38

峠からは下り坂、当然だ！　しかし急な下り坂はまた走りにくい。ほしいのは緩やかな下り坂なのです。県道189号になったがキロポストは継続していて30km台まで来た、ようやく！　

9/11 15:00

川の上に大きな橋桁掛けて大規模工事していて何事かと思ったらリニアだった。ここだけでなく畑薙の奥でもやっていて、どうりで南アルプス公園線は工事関係車両がたくさん暴走しているのだ。

9/11 15:06

最終盤で大雨に降られてびしょ濡れになりながらようやくのことでcasso横沢に到達。でも残念ながら定休日でしたorz。

9/11 16:57

大雨の中、横沢バス停にゴール。併設の観光トイレが秀逸で大変ありがたかった。

装備

個人装備

靴：ローンピーク3.5（３代目）