南アルプス光岳〜聖岳 初テント泊♪


- GPS
- 56:00
- 距離
- 33.9km
- 登り
- 3,545m
- 下り
- 3,532m
コースタイム
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:40
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:05
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:20
天候 | 3日間とも曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全体の登山道は注意する箇所がたまにありましたが大きな問題はなかったです。 今回一番怖かったのは、赤石林道で易老渡や便ヶ島へたどりつくまでの車での道のりでした。落石や斜面崩落・出水は普通にありましたし、山を縦走中に林道の崩落があって通行止めになっていたようです。う回路を作っていただき無事に家に帰ることができました。 |
その他周辺情報 | 温泉はR152沿いにかぐらの湯(道の駅遠山郷に隣接)があります。トイレ休憩などは「道の駅遠山郷」「梨本ていしゃば」が便利だと思います。 夜間、R151を豊橋方面から北上すると、食料や日用品などの買い出しをするのに東栄町のコンビニが最後のようです。飲料やトイレは道の駅「豊根グリーンポート宮嶋」「信州新野千石平」があります。 |
写真
感想
※ほぼ行程を追った備忘録的な日記になっています(^^;
シルバーウィークを使って、人生初のテント泊登山をしてきました。
行先は、南アルプス南部の光岳〜聖岳への縦走です。
実は昨年に「光岳」に登っているんですが、その時に「イザルガ岳」へ寄るのを忘れてしまったのでそのリベンジ登山をしつつ、南アルプスの百名山の2座目「聖岳」を目指す行程にしました(^^)
1日目 9月19日(土)
前日の夜7時過ぎにネットで長野県警に登山届を提出して自宅を出発。深夜0時頃に道の駅遠山郷に到着して仮眠をしました。夜の暗がりの中、赤石林道は怖すぎて走りたくないですもん(^^; そして明るくなってきた5時頃に便ヶ島を目指して赤石林道を走り始めました。
林道の荒れ具合は、シーズン前に通った昨年の方が悪かったです。今年はシーズン中ってこともあり、落石がちゃんとよけてあるように感じました。それでもやっぱりかなり気を使って慎重に車を走らせて、無事に便ヶ島に到着できました。これで一仕事終わった感じになりましたね(^^;
さあ、いよいよ2泊3日のテント泊縦走に出発です。今回はピストンではなく周回になるので、易老渡から登り始めて便ヶ島へ降りてくるルートにしました。まずは易老岳を目指してひたすら急登をもくもくと登っていきました。前回、易老岳に登るのにかなり体力を消耗してしまったので、2本のポールを使って足の負担を軽減しながら登りました。おかげで前回よりも多少余裕をもって易老岳まで登ることが出来ました(^^) それでもやっぱりかなり疲れましたが・・・。
易老岳から光岳を目指している途中から、神戸から来たソロの方と同じようなペースになったので、たまに会話とかしながらひたすら登り続けて無事に光小屋に到着できました。小屋が見えた時には本当に嬉しかったですね♪ そうそうにテント泊の受付をしてテント場で設営準備に入りました。シルバーウィークって事もありかなり混雑していて、小屋横のテント場は満員だったので下のテント場を利用です。そこも最後の空きスペースを使って神戸ソロの方と二張り何とか張って設営終了(^^)
テントの張り方は先日に部屋でも練習したので無事に張る事ができました(笑)
テント設営終了後まだ15時だったので、そのまま山頂を踏みに行ってきました。また今年も来ちゃったよ、光岳〜♪(笑) 光石は昨年行ったから今年はパスしましたが(^^;
山小屋に帰って来た時に缶ビールを買ってテントに戻ろうと思ったら、神戸ソロの方が景色を見ながら飲んでいたのでご一緒させて頂き、お互い無事の登頂をたたえて乾杯〜♪ あまりの美味さにあっと今に飲んじゃいました(笑) その後はテントへ移動して、他の隣人さんたち(3日間ほぼ一緒に付き合わせて頂いた東京からのお二人さん、三重からのソロ女性、岡崎からの単独さん)も合流して楽しい宴の時間を過ごしました。これで初テント泊の不安はどこかへ飛んじゃいました(^^) そして外が暗くなって来た頃には流れ解散となり各自のテントへ戻り、明日に備えて早々に眠りにつきました。神戸ソロの方、ビールご馳走さまでした♪
2日目 9月20日(日)
朝目覚めると・・・って言うか、テント泊の朝は早いって聞いていたものの、朝3時とかから動き始める方たちもいるんですね(^^; ま、寝るのも早いから起きられるんでしょうけど・・・。テント泊の興奮からか深い眠りにはつけなかったけどそれなりには眠れたようで、4時半頃にはゴソゴソと片づけを初めてテントも撤収し5時半頃に出発しました。天気は雲がかかっているけど雨の心配はなさそうです♪ まずは今回の目的のひとつイザルガ岳へ寄って目的達成〜(^^) イザルガ岳からは綺麗な富士山のシルエットが見えました。
光岳を後にして易老岳まで戻り、易老渡方面には降りずに茶臼岳方面へ縦走スタートです。アップダウンはあるものの緑の稜線は歩いていて本当に気持ち良いですね(^^) すると前方から来た二人組さんから「赤石林道が崩れて通行止めになっているかも」と言う未確認の情報を頂きました。え〜、マジっすか!? でも・・・どうしようもないか・・・。この先でも何か情報が得られるかなと思い、とりあえずこのまま行程通りに歩くことにしました。
希望峰に着くと夕べの隣人さんの東京二人組さんがいたので、そのうちのお一方と一緒にザックをデポして仁田岳まで行きました。せっかく来たからには山頂を踏んでおきたいですもんね♪ その後はまたソロになり茶臼岳、茶臼小屋への分岐を通過して、上河内岳へ向かう途中の開けた場所でお昼休憩にしました。気持ちいい風が吹いていました(^^)
お腹が満たされたので上河内岳に向けて再び歩き始めました。上河内岳の肩から頂上に向かう道は滑りやすくて怖かったです(^^; 登頂後の下山途中で光岳からほぼ同じ行程を歩いている単独さんと話をするタイミングがあって、赤石林道が通行止めになっている事が事実だとわかりました(><) どうしよ・・・。 家には「明日(21日)の夜には帰る」って言って出てきてるし、スマホの電波届かなくて連絡出来んし・・。夜までに連絡なかったら長野県警に問い合わせてくれ!って言っちゃったし(^^; それよりも車は仕方ないとしても自分が帰れるのかどうなのかを心配せんといかんかな。
でもここでいろいろ考えていても仕方ないので、何はともあれ聖平小屋を目指しましょう。
南岳を通過してさらに高度を下げていき、途中で道を間違ったんじゃないかと心配になるような森の中を歩いて、無事に聖平小屋に到着です♪ テント受付をしている時に赤石林道の事を確認したら、22日中に応急的に車が通れる状態にすると言うことでした。やはり21日中には帰れそうにない(><) スマホの電波は届かないから家に連絡する手段はない。まあ・・・仕方ない、22日に車ともども帰れるんなら後は何とかなるでしょ(^^; それよりも1日は下山後に車中泊になるから食料&飲料を確保して降りないといけないと思い、この日の夕食・21日の朝食・21日のお弁当の3食分を山小屋にお願いしました。これで下山後の車中泊の食べ物はザックの中の食料をキープする事が出来ました。
先に到着していた東京二人組さんの隣にテントを設営させてもらい、一安心してビールを飲んでいる頃に「工事が早まって明日21日には仮設道路が完成します」と言う放送がはいりました(^^) 良かった〜〜!! 予定通りに帰れるじゃん♪ 助かった〜(^^) 山小屋にご飯を頼んだ後だったので、予定通りのごはんの時間になり、初山小屋ごはんを美味しく堪能し、疲れもあってか早々にテントで眠りにつきました。
3日目 9月21日(月)
夜中に雨が降りました。テントでの初雨です(笑) 想像はしていたけど結構な雨音になるんですね! モンベルの入門用でフライシートが付いているタイプのテントだけど、それでも結構な音でした。
そして3日目の朝がきました。夜中の雨も上がり朝焼けが見えました。朝ごはんが山小屋に頼んであったので、ごはんの時間前にテントを撤収して、ごはん後にそのまま聖岳に向けて出発しました。薊畑にザックをデポしてアタックザックに必要なものだけ入れて、いよいよ今回の目的の2つ目、聖岳登山の始まりです♪
登り始めて1時間ほどで小聖岳につきました。そこで光岳でちょっと話をした豊橋から来た二人組さんに再会し、写真を撮っていただきました(^^) 年配の方はかなり山に精通しているようで、普段は本宮山に頻繁に登ってらっしゃるそうです。本宮山なら自分もたまに登るので行き会えたら良いですね♪
再び聖岳山頂を目指して登り始めました。その後は滑りやすい道を慎重に登り続け、ついに聖岳山頂に到着〜(^^)v が、タイミング悪く人がたくさんいたので、とりあえず奥聖岳まで足を延ばす事にしました。その時、上河内岳で話をした単独さんと再び一緒になったので奥聖岳まで誘ったんですが、時間的に早めに降りないとならないって事でここで別れました。いつかまたご一緒しましょう。
奥聖岳まで片道20分ってとこでしょうか。山頂についてザックを降ろし、聖岳&赤石岳を眺めながら山小屋で作ってもらったお稲荷さんを食べたんですが、これがまた美味しいのなんのって(^^♪ 聖岳山頂に着いた達成感とか赤石岳の展望がスパイスされているのか、こんなに美味いお稲荷さんは初めて食べました! なんだか・・・感無量で涙がこぼれそうでした・・・風が強かったからかな(笑)
再び聖岳に戻り混雑の去った山頂を十分満喫して、名残惜しかったけど下山することにしました。薊畑分岐でデポしたザックを再び背負い、後はひたすら長い下山道をもくもくと降りていきました。途中で数回の休憩を挟みながら降り続け、もう足が限界だ〜って感じてた頃にやっとゴンドラに到着です。ちょいと先を歩いていた東京2人組さんと合流して3人でゴンドラを引っ張って渡ったんですが、想像していたよりもかなり重たかったです(^^; 一人じゃかなりつらそうな重さでした。
ちなみに木の橋も流されずにかかっていたんですが、せっかくなのでゴンドラを選びました(笑)
後は、平坦で歩きやすい林道を便ヶ島に向けて歩き、やっと車へ到着です! 東京二人組さんは車が易老渡に止めてあるそうなので、そのまま車で送ってあげました(^^) ほぼ3日間のお付き合い、ありがとうございました。とても助かりました♪ お二人さんを降ろしてからその先の仮設道路を通って無事に赤石林道を抜け、帰路につきました。
今回の2泊3日の縦走登山、それなりにハードだったけど、それ以上に楽しかったです。想定外だった上河内岳への登りのキツさや薊畑から西沢渡りまでの下りのつらさとか本当に大変だったけど、緑の稜線歩きの気持ちよさ、聖岳から見た赤石岳の壮大な大きさなどなど、南アルプスのスケールのでかさにやられちゃいましたね(^^)
初テント泊もすんなりと受け入れられました♪ もっと寝れないのかなと思っていたんですが、疲れるからなのか普通に眠りにつけました。ただ、テントって音が結構漏れるんですね(^^; 寝返りの時にシュラフが擦れる音とかも聞こえたりいていました。 それと、結露が凄い!! 二日目とかに湿ったテントを背負うから重さが増えている気がしました(><) なんか対策とかあるのかな〜。
これで南アルプスの百名山登山、聖岳で2座目になりました。このまま北上していって、次は赤石岳方面の決まりです・・・かね♪
それと、今回初めてのテント泊ソロ縦走だったんですが、人とこんなにふれ合う登山になるとは思っていませんでした。光岳のテント場でのふれ合い、同行程を歩いている人たちとの仲間意識的なふれ合いなど、初対面なのに目的が同じからなのか、みんな話しやすくて楽しい登山になりました(^^) 今回行き会ったみなさん、いろいろとありがとうございました。またどこかで行き会えることを願っております♪
そして、赤石林道の崩落を素早く対応して処置してくれた工事関係者の方々、本当に助かりました。心から感謝もうしあげます。ありがとうございました。
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