北アルプス 烏帽子 水晶 雲ノ平 鷲羽 新穂高
富山県
長野県
岐阜県
penko1110
- GPS
- 47:10
- 距離
- 44.9km
- 登り
- 3,506m
- 下り
- 3,674m
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8/13 6:00烏帽子小屋-ニセ烏帽子岳(烏帽子岳を眺める)-6:30烏帽子小屋-三つ岳(爆音の戦闘機が頭上を3機通過)-11:00野口五郎小屋(昼食・休憩1時間)-野口五郎岳(記念撮影)12:30-真砂岳トラバース-16:00東沢乗越-17:00水晶小屋
8/14 7:00水晶小屋-水晶岳ピストン-水晶小屋(休憩)9:30-岩苔乗越-祖父岳-12:00雲ノ平山荘
8/15 5:30 雲ノ平山荘-アルプス庭園(祖母岳)散歩-雲ノ平山荘-キャンプ場水場(美味しい湧き水)-スイス庭園-9:30祖父岳直下-黒部源流-12:00三俣山荘(幕営)-鷲羽岳ピストン
8/16 6:00 三俣テント場-三俣蓮華岳ピストン-巻き道を経て双六山荘(9:30〜10:30)-12:45鏡平山荘13:15-15:40わさび平山荘-16:40新穂高バス停
| 天候 | 8/12 台風 8/13 くもり(視界良好) 8/14 雨 8/15 霧(夕方晴) 8/16 霧 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2010年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
帰り 新穂高温泉からバスで高山(泊) 特急ひだと新幹線で関西へ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
信濃大町駅前にタクシー会社があり、バスを降りた人たちを適当に割り振って相乗りさせてくれました。 七倉ダムに登山ポストと専用用紙があって、書いてる間タクシーの人が待っててくれました。 乗り換え無しでゲートをくぐり、高瀬ダムまではすぐです。 下山道途中に入浴施設がありました。 新穂高温泉のバスターミナルに下山届けを出す場所があります。 ブナ立尾根は日本三大急登とあって急でしたが、荷物が軽くて晴れていたらそこまで辛いことはないと思いました。(まったく逆なので辛かったです) 裏銀座だけに、凄く道がきれいで歩き易かったです。 東沢乗越-水晶小屋間だけが、痩せた尾根で右は崖と硫黄の地獄、左はハイマツ急斜面の天国といった様子で怖かったです。 後は、何処も危ないところはなくて道もきれいに整備されており、山小屋のかたがたの努力を感じました。 |
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感想
1年間計画を温め、雲ノ平を目指しましたが、5日間ずっと天気が悪く三俣以外小屋を利用したので、テントが無駄にずしりと重い苦行でした。
1日目 夜行バスで信濃大町に着いたときは、まだ朝焼けがキレイでした。
駅前にあるタクシー会社の人が手際よく相乗りを分けてくれて、登山口の高瀬ダムまで連れてってくれました。
同乗したご夫婦は、途中、七倉ダムで下車
船窪小屋にとまり、烏帽子までロングコースを歩かれるそうでした(!)
私はタクシーでゲートをくぐり、高瀬ダムに行きました。
巨岩を沢山積み上げた、とてつもなく巨大なダムでした。
ついた頃には雨が降り出したので、トンネルの中で登山支度
徐々に強くなっていく雨の中、重い荷物を担いでのブナ立尾根は、苦行そのもの
途中、タヌキ岩の下で着替えてラーメンを食べました。
15時にようやく烏帽子小屋へ到着
小屋が見えたときは本当にほっとしました。
烏帽子小屋は昔ながら・マサに裏という雰囲気で、個人的にはとても気に入りました。
2日目
曇りながら、ガスはなく視界鮮明
体力温存のため、烏帽子岳は見学だけにしました。
槍のようにとがってつるんとした、格好よい山でした。
野口までの道は、ほとんど人がいなくて静かなものでした。
右手に赤牛岳、左手にはこの間いった表銀座が見えました。
途中、爆音がして頭上を戦闘機が3台掠めていきました。
ミサイルが降ってきたのかと思い、ひっくり返りました・・
野口五郎小屋もひなびた良い小屋でした。
野口五郎岳はまるーい山でしたが、ここからは黒部五郎以外の北アルプスの主要な山がすべて見え、感動その�，任靴拭�
遠く白馬まで見えました。
ここから水晶小屋までは3時間の道のりですが、岩に告ぐ岩、細い尾根、
右に落ちれば赤茶けた地獄、左に落ちればハイマツ天国という、少し危ない場所でした。
水晶小屋周辺は北アで一番風の強い場所だそうでしたが、
不思議とこの日は無風でなんとか無事小屋にたどり付けました。
水晶小屋はピカピカ
ご主人の奥様(若くてかわいい方)と1歳半のボクが迎えてくださりました
晩御飯のカレーにデザートまでついて豪華でした。
烏帽子でご一緒した3人組の方々や、1日で双六→雲ノ平→高天原→水晶というスーパーおにいちゃんと、地図を広げて歓談しました。
3日目
朝から雨風 頑張って水晶岳のピークを踏みました。
稜線に出ると、左右から横殴りの雨
奥様いわく、本当に風が強いときは前に進めないらしいです
双耳峰の北側をソフトクリームのように1まわりして頂上でした
360度人工物がみえないという話でしたが、ガスしか見えませんでした。
機能の3人組さんは読売新道を経て奥黒部ヒュッテまで行くといってましたが、凄い雨風だったので、心配でした。
ガスと雨の中、祖父岳を経て雲ノ平へ。
木道の下は川になっていて、ガスのなか幻想的な湿原でした。
雲ノ平山荘は完成後5日目のぴっかぴか
上等なスピーカーからクラシックが流れ、ケーキセットを頂き、ここまで3日もかかったのがうそのような、天国のような場所でした。
晩御飯は豪華なクリームシチュー石狩鍋を頂き、和歌山のご夫婦に奈良の山について沢山教えていただきました。
4日目
相変わらずガスですが、雨はましでした。
祖母岳・スイス庭園、アルプス庭園などを巡りました。
テント場に湧き水があり(分岐から10分くらい歩く)
これがたいそう美味しかったです。
黒部の源流まで下降し、渡渉、三俣まで上り返しました。
降りる道は結構急でしたが上りはらくでした。
三俣山荘ではご主人の伊藤正一さんにお目にかかる事ができ、雲ノ平で偶然買えた雲ノ平地図にサインをいただけました。
黒部の山賊もかって帰りましたが、この本は本当に面白かったです
天気もましになったので、三俣では念願のテントを張りました。
その後、せっかくなので鷲羽岳へ。
頂上はガスでしたが、下山時に黒部源流が良く見え、川が夕日にきらめき、とても美しく感動�△任靴�
縦走してきた方にきくと、ワリモと鷲羽のあいだはけっこうあぶないようでした。
また、夕方にさっとガスが晴れて、鷲羽岳の翼を広げたような勇姿を拝むことが出来ました。(感動��)
5日目
ガスにまみれたなか、三俣蓮華をピストンして双六小屋まで巻き道を行きました。
双六小屋の方はとても親切で、濡れたリュックを置かせてくれました。
マッ黄色な合羽に身を包んだ手ぶらのおじいさんが、朝雲ノ平を出てここまできた(まだ9時半だが)というのには驚きました。
山の中にはいろんな人がいるものです。
その後は新穂高を目指して延々くだりです。
何も見えないし、もう早く都会に戻ってお風呂に入り焼肉が食べたいとばかり思いました。
鏡平を越えた頃にはだいぶ視界が開けて、新穂高の川がきらめいていました。
小池新道は岩は多いけれど、割と平たくて走るように下山できました(ダブルポールが威力を発揮)
途中の秩父沢は冷たい雪解け水で辺りが凄く涼しかった
格好の休憩スポットでした。
見上げれば、笠へ続く尾根にあるものすごい滝とか雄大なものが広がっていました。
わさび平山荘は、冷たいトマトや果物がぷかぷか浮いててとてもおいしそうだし、林に囲まれてとてもすごし易そうな場所でした。
ゆっくりしたかったけど、終バス16時50分がぎりぎりだったので、走るように新穂高へ
雲ノ平からちらほらとお会いしていた若いご夫婦に見送られて、高山へ帰りました。
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