上高地から槍ヶ岳、穂高縦走
長野県
岐阜県
t_kono
- GPS
- 56:00
- 距離
- 31.2km
- 登り
- 2,521m
- 下り
- 2,519m
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6:00上高地バスターミナル6:30-8:30横尾-13:30槍ヶ岳山荘14:00-14:15槍ヶ岳-14:30槍ヶ岳山荘(小屋泊、素泊まり)
10日
槍ヶ岳山荘6:15-6:35大喰岳-7:00中岳-7:55南岳-(大キレット)-11:35北穂高岳-13:20涸沢岳-13:40穂高岳山荘(小屋泊、素泊まり)
11日
穂高岳山荘6:05-6:40奥穂高岳6:50-8:15紀美子平8:25-8:50前穂高岳-11:05岳沢ヒュッテ11:30-12:40上高地バスターミナル
| 天候 | 9日雨、10日雨のちくもり、11日晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2010年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
上高地から槍ヶ岳山荘までは特に危険個所はありません。 槍ヶ岳山頂への登頂は雨のため滑らないよう注意が必要でした。 槍ヶ岳山荘から奥穂高山荘までは難所多し。 大キレット、長谷川ピークだけでなく、ほとんどのルートで気を抜けません。 対向者と譲り合い、浮石には十分注意が必要でした。 奥穂高岳から紀美子平までの吊尾根は高低差がほとんどありませんが、不安定な足場が多いため慎重に。 前穂高岳までは短い距離ですが、落石に注意すること。 ★穂高連峰は登山道のほとんどが岩登り(下り)です。 ストックをついてのんびり山歩きというわけにはいきませんので、あらかじめ注意してください。 |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
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感想
土日は雨の予報でしたが、紅葉のピークでもあり、この3連休を逃すと
今年はもう行けないと思い決行したのです。ただしテント泊は中止し、
山小屋に素泊まり(自炊)に変更しました。
1日目の朝6時、上高地に新宿発の夜行バスで到着。
やはり外は雨。バスターミナルはすでに登山客でいっぱいです。
6:10
さっそく私も準備をしてすぐに出発。
しばらくは梓川沿いの登山道・・・ではなく、平坦な道をひたすら進みます。
明神、徳沢、横尾を過ぎようやく上り坂に。
雨の中、時々紅葉を楽しむことができます。
今日のゴール槍ヶ岳山頂すぐ横の、槍ヶ岳山荘に近づくにつれ、ゴツゴツした
岩場が登山の気分を盛り上げてくれます。
13:30
槍ヶ岳山荘に到着。所要時間、7時間20分。
疲れは全くなかったので、受付を済ませすぐに槍を目指します。
天気の良い日は何時間も渋滞するそうですが、この時は私を含め2人だけ。
岩に記された矢印を頼りに、慎重にハシゴや岩場をよじ登ること15分。
無事山頂に到着。
360度のパノラマ・・・のはずが、やはり視界はゼロ。
残念でしたが、これもいい思い出です。
その後は登山客との歓談。
晴れるまでここに泊まるというおじさん。
どうしても槍の頂上からの景色を見るのだといいます。
槍ヶ岳山荘には広くて床暖房のきいた談話室があり、テレビも見れます。
乾燥室より談話室の畳の上に置いておく方がよく乾くようでした。
(決して他の迷惑にはならないように)
2日目も雨のち曇り。
6:15
今日のゴール穂高岳山荘を目指して出発。
槍から北穂高岳を経由し穂高岳山荘へのルートは、大キレットや長谷川ピーク
と呼ばれる危険な個所が多く、体力と根性がいります。
大喰岳(おおばみだけ、3101m)
中岳(なかだけ、3084m)
南岳(みなみだけ、3032m)
北穂高岳(きたほたかだけ、3106m)
涸沢岳(からさわだけ、3110m)
3000mを超える山々を縦走する達成感と同じだけ、体力を消耗する2日目
でした。
13:40
穂高岳山荘に到着。所要時間、7時間25分。
ここからは有名な涸沢ヒュッテが眼下に見えます。
きれいな紅葉と間違えるほど色とりどりのテントが山の景色に溶け込んでいます。
大人気の穂高岳山荘はこの日も混雑しており、限られた自炊エリアを確保する
のに苦労しました。
3日目はようやく快晴。
6:05
ご来光を拝んでから標高第3位の奥穂高岳(3190m)に向け出発。
約30分で山頂に着きましたが、突風で吹き飛ばされそうです。
写真撮影もそこそこにして、前穂高岳(3090m)に向かいました。
9:30
途中コースを外れそうになりながら今回の最終目的、前穂高岳に到着。
ここからの眺めは今回の中で最高です。
富士山、南アルプス、中央アルプス、乗鞍・・・そして上高地への下山途中、
焼岳が申し訳なさそうに噴煙を上げ、活火山としての存在感をアピールして
いるようでした。
そして下山。
重太郎新道を経て、今年開業した岳沢ヒュッテ。
ここのトイレは靴を脱がないといけません。
それがちょっと苦痛。
水は無料でした。
上高地では一般観光客でごった返していました。
槍から奥穂の縦走は思った以上に厳しいものでしたが、それ以上に充実感が
ありよい経験になりました。
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