高瀬ダム-新穂高(湯俣山荘、野口五郎小屋、三俣山荘)


- GPS
- 31:44
- 距離
- 57.4km
- 登り
- 3,900m
- 下り
- 3,800m
コースタイム
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 7:03
- 山行
- 9:28
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 10:24
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 9:16
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 11:29
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れのち曇りのち小雨(雷) 3日目 晴れのち曇りのち雨 4日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
平湯→中の湯 670円 中の湯→新島々乗り換え松本(予約制) 3010円 (平湯→松本の予約制バスあり。こっちの方が安い) 松本→信濃大町 (JR) 680円 信濃大町→七倉山荘 (裏銀座バス) 1500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
南真砂岳→竹村新道分岐(真砂岳)の間に砂のトラバース道あり |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
去年湯俣山荘泊まった時に聞いた竹村新道。人は少なく急登でわざわざ登るような道でもないと聞いてあえて登ってみたくなり、湯俣、野口五郎、ブナ立て下りの周回を予定する。
会社の5連休に出勤指示が来なかったため急遽三俣山荘予約もとり、新穂高へ下りる縦走コースに。車を事前に新穂高に置いておくため、1日目を移動日にして七倉山荘の予約もとる。
1日かけて新穂高から七倉山荘へ移動。深山荘の駐車場は金曜日の21:30時点で満車、鍋平へ。
土曜日に鍋平から30分ほど歩き国立公園口(ひがくのゆ)のバス停へ。そこからはバスと電車の乗り継ぎ。
七倉山荘の夕食は登山後じゃないとボリューミーできつい。うまいけどソーセージが重い。早朝、高瀬ダムへ早々に向かった方達を見送り本を読み時間を潰す。のんびり高瀬ダムまで歩き、さらに林道歩き。一部木道が崩落していたがほぼ平坦の道。
湯俣山荘でのんびりして噴湯丘を見に行く。去年より上流に行ったことで、湯が噴出しているところを見られた。
夕食は羊のお肉。地元の方が大切に育てた羊を地元で捌き、提供してもらっている。三俣山荘然り地元、山に対する熱意がつよい。
今回の山行の唯一の初見ゾーン、竹村新道。
前評判通り急登で、ステップが大きい。笹薮をかき分けて歩くことも多く、きつい。ここを下りたくは無いと思った。3連休最終日だからか下山者は多く、20人近くすれ違った。
途中前日から続くスマホのカメラの不調を解決するべくiosのアップデートをする。一時良くなったが止まることも多々あった。
湯俣岳でお弁当をいただくが、時々獣臭がして怖かった。竹村新道は熊の目撃情報もある山で熊鈴をじゃらじゃら流して歩く。
南真砂岳に着いた時点で16:00につけないと判断して野口五郎小屋に連絡を入れる。とても丁寧に対応してくださった。
南真砂岳から竹村新道の終わりまでは見えているが遠い。1箇所ざれたトラバースの道があり、ここが1番危なかった。右の崖に落ちたら死にます。
真砂岳、野口五郎岳を巻いて小屋に急ぐ。20分のオーバーでまあ許容範囲。小屋の方が心配して待ってくださっていた。
今年は雨が少なく、雨水は1人1リットルまで。ペットボトルの水は1本、ジュースは無制限。
野口五郎小屋の夕食はカレーでルーのおかわりはなし。他の山小屋と比べると朝食も含めて落ちると思ってしまうが、なぜか泊まりたくなる魅力がある。かなり好きな山小屋。出発の時に笑顔で送り出してくれるからいいイメージで終われるからかな。
前日巻いた野口五郎岳、真砂岳を登って水晶小屋へ。最後の赤土のところは2年前の縦走の時に滑るイメージがあったが、別になんともなかった。
水晶岳に野口五郎小屋の朝飯の紙パックお茶を持って行く(250mlでちょうどいい)
ちょうど水晶小屋への物資輸送があり、帰りに歩荷のお手伝いをする(従業員用通路を通してもらった)。その場にいる人に協力要請しても誰も文句言わんと思うんやけどな、わざわざこんな奥地まで来る人にはと思ってしまうが、まあ一応客ではあるのか…。
水晶小屋を出発してすぐに雷鳥の親子が、そのすぐ後に砂浴びをする4匹が。動画で撮ってたら30分くらい時間が過ぎていた。もうすぐ分岐というところでスーツを着ている人に遭遇した。あとで別の人に聞くと、スーツのSADAというオーダーメイドスーツの社長さんだったらしい。ちらっとyoutube を拝見したが雪山にもスーツで登っていた。
過去にもこのあたりで下駄で登っている人と遭遇したことがある。このあたりは特殊な装備で歩くのに適してるんだろうか。
鷲羽岳は相変わらずどこから見ても美しい。ここが好きと言えないが好きな山。双六から見る鷲羽は北アルプスで1番好き。
三俣山荘について急いで2階に上がる。前回チェックインを済ませていたら15:00を回り食べれなかったから先に行く。15:00到着だったため行けますか?と聞くとあなたでラストオーダーにすると滑り込みセーフ。夕食も加味してあっさり目の薬膳スープをいただく。
この頃から喉に違和感があり、水を飲んでもすぐに乾くようになる。前日の野口五郎小屋でも喉の渇きがあったが、歩いている時はなんともなかったため気にしなかったが明らかに体調が悪い。
夕食もそこそこにケーキタイムまで本で時間を潰す。薬師沢小屋のやまとけいこさん著の文庫本が新しく出ていることに気づく。また薬師沢行きたいなぁ。他にも黒部の山賊に出てきたことのあるような人物が出てくる本をよみ、ケーキとサイフォンコーヒー、チャイをいただき眠る。
三俣山荘は和式便所しかないのが足にくる。
朝食で明らかに食欲がなく、せっかくの朝食を食べなきゃという義務感で乗り切る。
三俣から双六への巻道はアップダウンが多く嫌いという意識があったため、もちろん山頂経由にする。いつも曇っている双六も朝だからか晴れており、笠ヶ岳も拝めた。
双六小屋でケーキセットをいただいているとヘリが来るから小屋に入ってくれと言われ待機。岐阜県警の救助ヘリで男性が搬送されていった。受け答えはできていたし元気そうだったが、肩を掴んで歩いていたため行動不能だったのかな。救助活動をまじかで見るのは2回目。1回目の薬師沢小屋で遭遇した時は救助員がロープで降りてきて吊り上げられていたが、今回は着地点があるのか乗り込む方式だった。
ゆっくりゆっくり弓折方までいき、弓折岳はキャンセル。鏡平小屋まで下りて昼食をとり、ひたすら小池新道を下りる。いつもは暗いうちに林道を抜けて、黙々と登る道。整備されていて上りやすく下りやすいが改めて長さを実感した。
わさび平でそうめんをいただき、林道をひたすら歩く。ビジターセンターに着く頃には疲労と体調不良で呼吸が死んでる。いつもは深山荘だが、今回は鍋平であり、16:00終了のロープウェイに気づいたのは16:05。登る元気はなく車道を歩いていく。ただの上り坂で呼吸が死ぬ。風邪か、高山病の中三俣から一気に新穂高まで歩いたつけか。
ひがくのゆで飯と久しぶりの風呂に入り、家まで途中途中で仮眠をとりながら帰る。家に着いたのは0:40。明日から仕事。
結局体調は悪化して咳がおさまったのは日曜日だった。
越冬なっちゃん、雨水、ハードな行程、高山病、体調不良。どれが原因だったんだろうか。
お盆の縦走ではなんともなければいいけど。
晴れた裏銀座は楽しい! 竹村新道は2度といかないけど裏銀座はまた行きたいな。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する