北岳・間ノ岳・農鳥岳 快晴の下で白峰三山の3000メートル級の稜線歩き

2025年07月29日(火) 〜 2025年07月31日(木)

• GPS: 18:36
• 距離: 25.8km
• 登り: 2,557m
• 下り: 3,243m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:57
• 休憩: 1:32
• 合計: 7:29

距離 7.1km 登り 1,733m 下り 348m

6:42 広河原山荘
6:47 6:54 旧広河原山荘
7:09 7:10 白根御池分岐
7:37 7:43 第一ベンチ(1880ｍ)
8:07 8:08 第二ベンチ(2059ｍ)
8:53 9:03 白根御池小屋
10:32 10:42 草すべり分岐
10:55 11:05 小太郎尾根分岐
11:51 12:16 北岳肩ノ小屋
12:36 12:41 両俣分岐
13:02 13:20 北岳
13:37 吊尾根分岐
13:52 13:53 トラバースルート分岐
14:13 北岳山荘

2日目

• 山行: 6:52
• 休憩: 0:57
• 合計: 7:49

距離 10.1km 登り 698m 下り 1,874m

5:49 北岳山荘
6:20 6:24 中白根山
7:20 7:40 間ノ岳
8:48 8:50 農鳥小屋
9:46 西農鳥岳
10:20 10:45 農鳥岳
11:13 11:19 大門沢下降点
13:37 大門沢小屋

3日目

• 山行: 3:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:00

距離 8.7km 登り 127m 下り 1,022m

5:28 大門沢小屋
6:39 大古森沢出合
7:09 早川水系発電所取水口
7:27 森山橋
7:51 7:52 大門沢ゲート
8:09 丸山林道入口
8:20 奈良田バス停
8:28 奈良田湖バス停
8:29 ゴール地点

天候

快晴。29日火曜日は、午後から遠くの山々に雲がかかるものの南アルプスの山々はよく見える。
30日水曜日はほとんど雲が無いほどの快晴。31日木曜日も快晴。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

奈良田駐車場。120台停められるうちの5～6割程度か。トイレ併設で車中泊可能。
駐車場から200メートルほど下った先の右側に駐車場バス停が有り、530始発のバスで広河原まで45分。時間前からバスは停まって待機しています。
バス代1300円＋協力金300円。Suica、PASMOが使える。協力金300円は必ず現金で。Suicaなどはバス中央の乗り口で機械にタッチして、降りる時に運転席で再びタッチする。
当日は2台同時発車で全員座れた。座席は25席程度。発車後1分の奈良田の集落で乗って来る人達もいます。

ここが満車の場合は、林道先の左側にある臨時駐車場350台が開放されて、バスも臨時に停まるそうです。

コース状況／危険箇所等

白根御池小屋までは急登の連続。小屋を越えて稜線まで急登で日光が当たり体力を削るほど。稜線に上がってからは風も吹くので真夏でもしのぎやすい。北岳～農鳥岳は岩稜帯だが危険箇所は無い。
大門沢下降点を過ぎて下ると急坂の連続。途中で日光も浴びる。長時間下っていると足が疲労してつまずき易くなるので注意。

水場
広河原、白根御池小屋は無料で補給可能。北岳肩ノ小屋は1ℓ200円。北岳山荘は無料。農鳥小屋そのものでは不明だが、自力で補給する場合は水場まで往復30分。大門沢小屋は無料。

その他周辺情報

奈良田温泉女帝の湯
700円。9時～1830受付最終。林道沿いに入口に奈良田の里温泉の看板がある大きな駐車場が有り、そこから徒歩5分。
露天風呂は無いが温度が異なる内風呂が二つ有り、ヌルヌルしたアルカリ性温泉で源泉かけ流し。初代温泉総選挙うるはだ部門で東日本第一位だそうです。
休憩所と食事処も有りますので、のんびりできます。

写真

7/31 8:30

奈良田第一駐車場の様子。120台可能だそうで、当日は5～6割くらいだったと思います。ここが満車になると、もっと上の臨時駐車場350台が開放されて、バスも臨時に停まります。

7/29 6:42

バス終点の広河原山荘。宿泊できます。食堂と売店有り。

7/29 6:42

野呂川広河原インフォメーションセンター。出発前にトイレに寄る方多数。男性用の個室が4つ有りますが、長い行列ができます。

7/29 6:43

登山口。この先の林道が崩壊しているため、以前は行けた北沢峠まで行くことができません。

7/29 6:45

北岳山頂を見ながら、吊り橋を渡って行きます。

7/29 6:44

北岳山頂を仰ぎます。岩登りの対象として有名なバットレスの岩場が格好良い。山頂からも広河原がよく見えます。

7/29 7:39

急登の様子。最初は樹々が日光を遮ってくれます。

7/29 8:37

紫色のお花。イブキノトラノオに似ている。

7/29 8:52

白根御池小屋。標高2236メートル。
簡易トイレと無料の水場が有ります。トイレは協力金100円が必要。昼食提供は1130開始ですのでご注意を。カップヌードルなどの軽食はもっと早くからやっているかも。

7/29 9:04

白根御池とサイト場。明るい雰囲気。この先は草すべりのお花畑を経て、小太郎尾根分岐まで500メートルの厳しくも楽しい急登。

7/29 9:08

黄色い可愛いシオノオトギリ

7/29 9:10

紫色のハクサンフウロ

7/29 9:11

白と紫色の蘭のようなコバノココゴメグサ

7/29 9:13

白い綺麗なお花

7/29 9:15

黄色い可愛いミヤマキンポウゲ

7/29 9:17

紫色のタカネナデシコ

7/29 9:18

青空に映える黄色いラッパ型のお花

7/29 9:18

ピンクのシモツケソウ

7/29 9:19

黄色く可愛いシナノキンバイ

7/29 9:24

マルバダケブキ

7/29 9:27

青い空に映えるクルマユリ

7/29 9:32

白いヤマハハコ

7/29 9:32

黄色い可憐なシオノオトギリ

7/29 10:55

登り途中から振り返れば鳳凰三山。右から薬師岳、観音岳、地蔵岳、高嶺。

7/29 10:56

地蔵岳のオベリスクアップ

7/29 10:56

鳳凰三山の最高峰、観音岳アップ

7/29 10:10

草すべりにはハシゴも出てきます。奥は北岳山頂。

7/29 10:55

尾根越しに富士山が見えてきました。

7/29 11:05

小太郎尾根分岐から稜線に上がり、北岳山頂を目指します。鞍部に肩ノ小屋が見えます。

7/29 11:00

稜線に出ると見える仙丈ヶ岳と左は中央アルプス

7/29 11:14

富士山の裾野まで見えてきました。

7/29 11:34

雷鳥の親が砂浴びしています。

7/29 11:36

タカネツメクサ

7/29 11:42

だんだん大きくなる北岳山頂。肩ノ小屋も見えています。

7/29 11:46

北岳肩ノ小屋越しの北岳山頂

7/29 11:47

富士山

7/29 11:47

北岳肩ノ小屋。標高3011メートル。北岳に来ただけの看板が目につきます。八ヶ岳行者小屋の山なめんなよの看板と双璧か？

7/29 12:13

北岳肩ノ小屋からの鳳凰三山

7/29 12:13

地蔵岳のオベリスクアップ。ちょこんと取って付けたような感じ。

7/29 12:16

北岳山頂への道

7/29 12:19

寄植えのような混じり合いの高山植物。紫色はヨツバシオガマ、黄色はシコタンソウ。

7/29 12:21

チシマギキョウ

7/29 12:26

甲斐駒ヶ岳。花崗岩の白さが目立ちます。

7/29 12:34

険しくなる登り

7/29 12:45

ニセピーク。この上に登れば北岳山頂が見えます。

7/29 12:52

北岳山頂に人が立っているのが見えます。

7/29 13:01

北岳山頂標識、3193メートル。以前訪れた時は3192メートルでした。3192.4メートルが隆起して3192.5メートルに上がると四捨五入で3193メートルになる仕組み。

7/29 13:02

山梨百名山標識。

7/29 13:01

北岳の三等三角点。2006年に直したそうです。それまで100年強使用した三角点が倒れたために、付け替えられたそうです。

7/29 13:10

北岳山頂のお地蔵さん。右後方に三角点。

7/29 13:08

北岳山頂の様子。三角点とは別に少し高い最高点があり、3193メートルしっかりあるそうです。人が立っている辺りでは。

7/29 13:05

北岳山頂から望む富士山

7/29 12:59

北岳山頂から望む甲斐駒ヶ岳

7/29 13:13

北岳山頂から望む仙丈ヶ岳

7/29 13:05

間ノ岳へ続く稜線

7/29 13:05

北岳山頂から望む間ノ岳

7/29 13:06

北岳山頂から望む鳳凰三山

7/29 13:13

北岳山頂から望む地蔵岳のオベリスク

7/29 13:13

北岳山頂から望む富士山と左は小金沢連嶺

7/29 13:14

北岳山頂から大樺沢を見下ろす。その下部には広河原の建物が見えています。奥は鳳凰三山。

7/29 13:21

色とりどりの高山植物。黄色はシコタンソウ、紫色はイワギキョウ、赤はヨツバシオガマ。

7/29 13:23

タカネツメクサ

7/29 13:29

ミヤマオダマキ

7/29 13:29

間ノ岳へ繋がる3000メートル級の稜線歩き。左は農鳥岳。

7/29 13:30

黄色く可愛いウサギギク

7/29 13:36

吊尾根分岐から振り返って見上げる北岳山頂方向

7/29 13:37

八本歯ノコルに下る吊尾根分岐。その先は左に下りてトラバースして大樺沢二俣分岐を経て、白根御池小屋に続いています。大樺沢二俣から右の大樺沢下りは通行禁止中。帰りに北岳を登り返さなくていいので、下りでよく使われています。雪渓が残る時期は避けた方が無難。

7/29 13:48

シコタンソウ

7/29 13:59

ミヤマキンポウゲ

7/29 13:55

北岳山荘付近から富士山を望む。

7/29 14:12

北岳山頂を振り返る。

7/29 14:13

北岳山荘。1978年に山梨県により建てられた比較的開設が新しい山小屋。小屋の玄関前に無料の水場。24時間水を汲み上げているそうで、水洗トイレです。食堂の窓から、富士山を見ながらキンキンに冷えたなみなみと注がれた生ビールが飲めます。

7/29 18:01

富士山のアーベントロート

7/29 18:04

赤く染まる富士山アップ

7/29 18:02

夕方の北岳山頂方向

7/29 18:02

夕方の間ノ岳山頂方向

7/30 4:31

夜明け前の富士山

7/30 4:31

赤く染まる富士山アップ

7/30 4:31

北岳のシルエットの右からご来光が上がってきます。

7/30 4:56

ご来光

7/30 4:56

ご来光を浴びる富士山

7/30 4:58

間ノ岳のモルゲンロート

7/30 4:58

富士山のモルゲンロート

7/30 4:59

モルゲンロートの富士山アップ

7/30 4:58

北岳のモルゲンロート

7/30 5:02

仙丈ヶ岳のモルゲンロート

7/30 5:02

中央アルプスのモルゲンロート

7/30 6:15

真ん中奥に間ノ岳山頂が見えてきました。

7/30 6:19

中白峰山山頂、3055メートル。

7/30 6:20

中白峰山山頂から望む右から北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳。

7/30 6:20

中白峰山山頂から望む左から仙丈ヶ岳、鋸岳、甲斐駒ヶ岳。右奥に八ヶ岳連峰。

7/30 6:20

中白峰山山頂から望む北岳と縦走路

7/30 6:21

中央アルプス。左が空木岳、右は木曽駒ヶ岳。

7/30 6:23

鳳凰三山越しの奥秩父。右の山塊に金峰山。

7/30 6:22

雲に浮かぶ富士山

7/30 6:22

中白峰山山頂から望む間ノ岳

7/30 6:22

間ノ岳アップ

7/30 6:31

キクのようなお花

7/30 6:32

一番右奥が間ノ岳

7/30 6:46

近づく間ノ岳山頂

7/30 7:16

間ノ岳山頂直前の登り

7/30 7:17

左を見ると岩山越しの富士山

7/30 7:22

間ノ岳山頂標識3190メートルと三等三角点。以前訪れた時は3189メートルでした。こちらの三角点も、2007年に付け替えられたそうです。

7/30 7:22

間ノ岳山頂から望む左から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳。その奥に八ヶ岳連峰。

7/30 7:22

間ノ岳山頂から望む北岳、左は甲斐駒ヶ岳。右奥は八ヶ岳赤岳。

7/30 7:22

鳳凰三山越しの奥秩父

7/30 7:23

間ノ岳山頂から望む中央アルプス

7/30 7:24

間ノ岳山頂から望む左から農鳥岳、南アルプス南部、塩見岳。

7/30 7:23

間ノ岳山頂から望む右は塩見岳、左は南アルプス南部の山々。

7/30 7:24

間ノ岳山頂から望む農鳥岳

7/30 7:24

間ノ岳山頂から望む丘越しの富士山

7/30 7:31

北方向のパノラマ写真。左から仙丈ヶ岳、鋸岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、奥は八ヶ岳、鳳凰三山、奥は奥秩父。

7/30 7:31

北東方向のパノラマ写真。左から甲斐駒ヶ岳、北岳、奥は八ヶ岳、鳳凰三山、奥は奥秩父、奥多摩の山々、小金沢連嶺。

7/30 7:30

南方向のパノラマ写真。左から富士山、真ん中手前に農鳥岳、南アルプス南部、塩見岳。

7/30 7:45

北岳と甲斐駒ヶ岳の鋭く尖った秀麗ニ峰。右奥に八ヶ岳赤岳。

7/30 7:32

間ノ岳山頂から望む尖った北岳アップ

7/30 7:32

間ノ岳山頂から望む白い甲斐駒ヶ岳アップ

7/30 7:33

間ノ岳山頂から望む仙丈ヶ岳アップ

7/30 7:43

間ノ岳山頂から望む鳳凰三山アップ。右奥に奥秩父。

7/30 7:56

間ノ岳山頂から望む墨絵のような富士山

7/30 7:47

農鳥岳に向かって下りていきます。

7/30 7:55

農鳥小屋越しの右は西農鳥岳と左は農鳥岳。

7/30 8:02

黄色い派手なお花

7/30 8:04

手前の山々が重なる富士山

7/30 8:08

チシマギキョウ

7/30 8:31

近づく農鳥岳

7/30 8:39

農鳥小屋。食事の提供はありませんが素泊まりで宿泊できます。サイト場も有ります。水場まで往復30分。涸れることは無いそうですが、残雪期はトラバースが危険で近づけないそうです。

7/30 8:51

農鳥岳と左は富士山

7/30 8:56

深田久弥が言ったように大きな山であることが分かる間ノ岳

7/30 9:21

間ノ岳を振り返る。

7/30 9:25

雷鳥の母親

7/30 9:26

雷鳥の子供達

7/30 9:32

左は西農鳥岳、右は農鳥岳とその奥は富士山。

7/30 9:39

西農鳥岳山頂標識、3051メートル。農鳥岳よりも高いです。

7/30 9:39

西農鳥岳山頂から望む間ノ岳と北岳

7/30 9:40

西農鳥岳山頂から望む左は南アルプス南部、右は塩見岳。

7/30 9:40

南アルプス南部アップ。左から悪沢岳、真ん中奥は赤石岳、荒川中岳、右端は大沢岳。手前左は、蝙蝠岳。

7/30 9:40

西農鳥岳山頂から望む塩見岳。手前に伸びる稜線は仙塩尾根で、仙丈ヶ岳に繋がっています。

7/30 9:40

富士山の方向の平らに見える農鳥岳山頂

7/30 9:40

富士山の方向に農鳥岳山頂アップ

7/30 9:50

農鳥岳へ続く登山道

7/30 9:55

稜線上で一番の注意箇所。よじ登る必要があります。

7/30 10:05

南アルプス南部。左から悪沢岳、真ん中奥は赤石岳、右は荒川中岳。一番右は大沢岳。手前左は蝙蝠岳。

7/30 10:06

農鳥岳山頂は、真ん中のギザギザのところ。

7/30 10:20

お団子型の農鳥岳山頂標識3026メートル。西農鳥岳の方が3051メートルと高いですが、三角点は農鳥岳に有ります。

7/30 10:21

山梨百名山の農鳥岳山頂標識と二等三角点で、奥は鳳凰三山。農鳥岳は二百名山。

7/30 10:23

農鳥岳から間ノ岳と北岳を望む。

7/30 10:23

農鳥岳山頂から望む鋭く天を突く北岳

7/30 10:23

農鳥岳山頂から望む大きな間ノ岳

7/30 10:22

農鳥岳山頂から望む塩見岳

7/30 10:23

農鳥岳から西農鳥岳山頂を望む。

7/30 10:38

農鳥岳山頂から望む富士山

7/30 10:38

富士山アップ

7/30 10:40

農鳥岳山頂から望む鳳凰三山

7/30 10:46

ハクサンイチゲ

7/30 10:51

富士山を眺めながらの稜線歩き

7/30 10:52

南アルプス南部や塩見岳を眺めながらの稜線歩き

7/30 10:59

ウサギギク

7/30 11:03

雷鳥の親子

7/30 11:10

大門沢下降点付近から望む塩見岳

7/30 11:10

大門沢下降点付近から望む左から悪沢岳、赤石岳、荒川中岳。手前は蝙蝠岳。

7/30 11:12

稜線から見る最後の富士山

7/30 11:13

大門沢下降点。昭和43年正月に遭難した方の慰霊で建てられたようです。

7/30 11:14

降りていく大門沢の様子と富士山

7/30 11:16

農鳥岳山頂方向を振り返る。

7/30 11:49

かなりの下り坂

7/30 11:52

険しい下りの登山道

7/30 12:48

大門沢の長い流れ

7/30 12:55

陽に当たるので、体力を消耗しがち。

7/30 13:18

大門沢小屋手前で渡渉します。水場になっている。

7/30 13:37

大門沢小屋。今年で98年目で4代目だそうです。歴史ある山小屋。

7/30 17:21

大門沢小屋から眺める夕方の富士山

7/31 4:50

大門沢小屋から眺めるご来光を浴びる富士山

7/31 5:25

大門沢小屋手前から下りる登山道を見上げる。結構険しい。小屋正面の先には登山道は有りませんので、小屋直前を左に下ります。写真を撮った場所からはさらに直角に右に曲がりますので、ご注意を。真っ直ぐ下りると沢に降り行き止まりです。

7/31 5:30

最初の丸太橋。横棒が乱れており歩きにくい。

7/31 5:40

このパイプ製のハシゴは歩きにくかった。

7/31 5:46

青いボックスが置いてある間違いやすいポイント。右の沢方向の橋に下りるのに気づかないと、左真っ直ぐのしっかりした道に入り通り過ぎて迷う。

7/31 5:47

この丸太橋は歩き易い。

7/31 5:54

ルートが川になっている箇所が長く続きます。

7/31 6:00

白いガクアジサイ

7/31 6:08

1500メートルから下は、奥多摩のような穏やかな登山道。

7/31 6:36

かなりの角度の下り坂。転ぶとかなり落ちそう。

7/31 7:06

大きく揺れる吊り橋を渡ります。

7/31 7:51

大門沢ゲート。手前に2台停まっていました。わずかに停められるのかも。

7/31 7:53

左から下りてきました。マイカー規制中で、広河原へはバスか乗合タクシーでしか行けません。大昔は広河原までマイカーで行けたそうです。

7/31 7:54

大門沢の砂防ダムから稜線を見上げる。

7/31 9:36

奈良田温泉女帝の湯＝町営奈良田の里温泉の案内看板。大きな駐車場から5分ほど歩きます。9時～1830最終受付です。ぬるぬるの美肌の湯。

撮影機器：

iPhone 13 Pro Max Apple

感想

hirocroc

天気予報を見ながら29日火曜日から快晴が2～3日続くことが見込まれたので、北岳山荘の残り1枠と大門沢小屋に予約を入れて北岳～間ノ岳～農鳥岳の白峰三山の縦走に出かけました。
山行中はずっと快晴で、縦走路はもとより遠くの山々まで展望できる登山日和に恵まれました。標高3000メートル級の長い稜線歩きの縦走路はほぼここだけですので、得難い経験となりました。

40ウン年前には、塩見岳～間ノ岳～北岳の北行の縦走をして、北岳からの長い下山道を軽快に駆け下りたのですが、今回は南行したため北岳への長い登りに呻吟苦行しました。急登の連続の中で、特に草すべりから上は日光を浴びながらの急坂ですので稜線にいつまでも到達できず遠かった～　でも、北岳周辺は高山植物がたくさん咲いており、写真を撮りながら歩いたので飽きずに楽しみながら登ることができました。

人気の山だけあって、駐車場、バス、登山道ともに賑やかで、北アルプス並みに華やいだ気分になります。北岳は大変賑やかですが、間ノ岳までピストンで行く人は百名山を意識した健脚の方々のように見えました。さらに農鳥岳まで足を伸ばす人は非常に少なくなり、反対側から登って来る人は大変きついのでごくわずかでした。白峰三山といっても、それぞれで全然人出が違います。
北岳だけでしたら北岳肩ノ小屋の泊まりかテントで、間ノ岳も登るのでしたら北岳山荘の泊まりかテントで、1泊2日が基本となると思います。これに白根御池小屋を絡めて2泊3日にしている方々もいるようでした。

北岳周辺は高山植物の宝庫として有名です。固有種のキタダケソウは時期的に遅くて見つけられませんでしたが、白根御池から先のお花畑は色とりどりのお花で彩られています。この山行の目的の一つでもあり、高山植物を目当てに登山されている方もたくさん居られると思います。

北岳3193メートル、間ノ岳3190メートルは、半世紀近く前に登った時はそれぞれ3192メートルと3189メートルで、今でもスラスラと数字が出てきます。フィリピン海プレートが大陸プレートに沈み込む影響で南アルプスは年4ミリ程度隆起しているそうで、北岳と間ノ岳の標高も隆起しており、メートル以下を四捨五入して1メートル見直されたようです。
100年間で40センチ程度に相当する隆起でヒマラヤなどと同じで世界最速とか。これにアオリを受けたのが奥穂高岳で、それまで単独3位だった地位が間ノ岳と同じ標高の第3位タイになってしまいました。甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳から写真を撮ると、富士山と並んで北岳、間ノ岳で標高1位～3位の揃い踏みだと言われますが、つい最近のことです。

奥穂高岳は小屋主の今田重太郎さんが北岳を意識して負けまいと3190メートルの最高点の上に3メートルのケルンを積んだと言われている独特な山頂部になっていますが、北岳が3192メートルではなく3193メートルまで伸びたことに重太郎さんは天国でびっくりしていることと思います。