八ヶ岳縦走


- GPS
- 32:46
- 距離
- 40.9km
- 登り
- 3,160m
- 下り
- 3,938m
コースタイム
- 山行
- 1:01
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 1:12
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 8:39
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 3:53
- 合計
- 9:26
- 山行
- 8:38
- 休憩
- 4:41
- 合計
- 13:19
7041kcal (from GARMIN)
2025/08/12現在、https://www.yamareco.com/modules/diary/598562-detail-339047 この方法では後から表示させることはできなかった。
天候 | 午前晴れ、~15時曇り、その後晴れ。8/1は~10時晴れ、~12時曇り、その後は時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
今回は前泊だったので時間に余裕があったので問題なかったけど。 富士見高原スキー場→JR駅まではタクシーになるが、いざその場になると空きがなかった。これも事前に考えたい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
まぁそれなりに。 天狗岳-根石岳間→本沢温泉への道(白砂新道)は、最初の白砂のところ迷いやすい。道がない。道しるべがない。入ってすぐ右に行く。 赤岳→キレットの岩稜で以前の梯子が打ち捨てられていた。梯子を目指すと一発滑落。必ず鎖を頼りに乗り越えること。 |
その他周辺情報 | |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
調理器具
ライター
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
携帯
タオル
カメラ
|
---|---|
備考 | ライターがsotoの電子式ガスライターで麦草峠ではすでに使えない状態だった。 予備ライターも持っていくのを忘れていた。次回からは必ずbicを1本は持っていくこと。 |
感想
本沢温泉に宿泊してみたかった&噂の日本一標高の高い野天風呂(硫黄泉)に入ってみたかったので、山行のテーマを「ゆったり温泉旅」と決め、とにかく本沢温泉宿泊を基準に前後の日程を立てた。
1日の歩行距離(時間)から、その前の宿泊は白駒山荘。ここにも一度行ってみたかった。噂の「豪華夕食&朝食」を味わいたかった。決定。
本沢温泉後は、これも距離からして赤岳頂上山荘。ここにも一度行ってみたかった。なんというか肩の小屋とか鞍部の小屋とかではなく、山域で一番高い山の頂上という魅力ある響きにひかれた。決定。
赤岳の後は必然的にキレット〜権現岳〜編笠山。車止める場所によっては西岳経由で下山かな?
白駒山荘に泊まると決めたのだけど、その前は蓼科山から入ると一日の工程としては長すぎる(& 蓼科山登山口に公共交通機関のみで早朝にたどり着けなさそう)ということで蓼科山はあきらめて麦草峠入り。
そんな感じで、本沢温泉を中心に全体工程が決まった。
0日目(移動日)
富士見高原スキー場登山者駐車場に車を置き、タクシーにtelするも4件かけても捕まらず。しょうがないので一番待ちが短いアルピコタクシーに配車を頼むも、時間的に麦草線の10時台に間に合わなくなる。結果、13:45の麦草線に乗る。
白駒山荘にチェックインしたのは15:00。いきなり出遅れだけど、これはまぁ予想の範疇。
大部屋を頼んだのだが3人しかいないという。大部屋に3人は贅沢すぎ。みんな個室なんだねぇ。
夕食までにちょっと麦草ヒュッテに行く。けど営業していなかった。HPには普通に営業しているかのように書いてあるので、定休日か?残念。
山荘でタバコを吸おうとしたのだけど、ライターに火がつかない!
電子式ライターは弱いと聞いていたのだけど、SOTOの登山用ライターでもだめですか。そうですか。いつもなら予備ライター持ってきていたはずだけど、ちょうどbicライターが切れてたんだよな。。。残念。タバコはともかくバーナーに火をつけられないなぁ。どうしよう…
白駒山荘の夕食は噂通りの豪華さでした。肉。そうして山荘では聞いたことない「自家栽培の野菜です」とか。そも、新鮮な野菜を山荘で食べれるとか。噂通りでかなり嬉しい。
風呂にも入れるのもgood。ゆったり温泉旅にマッチしているね。
1日目
噂通りの朝から豪華な朝食を食べ、早々にチェックアウト。白駒池の朝もやを見ながら出発する。
途中、北八ヶ岳らしい苔むす森を抜け高見石小屋に。ここで嫁からの超大事なリクエストである手ぬぐいを手に入れる。これがあるので他の丸山とかニュウ経由できなかった。そうしてついでに高見石小屋スタッフ(定休日で下山するところだった)からライターを恵んでもらえた。ありがとうございました。大変助かりました。これを機にフリント式の呼びライターを必ず持参しようと思います。
気持ちのいい中山峠を経て黒百合ヒュッテへ。ここで新たに嫁土産の手ぬぐいをゲット&早めの昼食で名物ビーフシチューをゲット。おいしかったです。
その後東天狗岳に登る。ここでは埼玉県上尾高校の山岳部が頂上に居た。高校の時には山には興味なかったし山岳部もなかった。こういう高校に入っていたらもっと若いころに山に登っていたのかもしれないなぁ。年取ってから山登ると体力のおいしい年代ではないので行く山が限られるんだよなぁ。若いころに登山を始めていたら…
西天狗岳にもいけばいいのになぜだかここではスキップしてしまった。なぜなんだろう?
東天狗岳を降りて本目的の本沢温泉に行くべく分岐を折れていく…のだが道がわからない。
白砂が一面に広がり、道らしきものも道標テープも道標マークもない。
そうしてどう考えてもこの白砂に足を踏み出した途端、開けた地肌を滑落するのは目に見えている。ヤバい。
5~10分ほど迷って、ようやく端の遠くの方に道標テープを発見。カメラで拡大しながら探してしまった。
そっからも大変。なんというか道が悪い。藪漕ぎ標無し木の根ヤバい。CT45分だけど、降りるまで80分もかかってしまった。翌日ここを登り返す予定だったのだけどなんだか心がくじけたなぁ。根石岳スキップしようかなぁ。
とりあえず、本沢温泉にホゥホゥの体でついてチェックイン。そうしてとりあえず野天風呂。
替えの下着をもってサンダルに履き替え野天風呂に向かう。あー。夏沢峠まで60分。野天風呂まで10分。そうしてこの登山道。こりゃサンダルじゃきついかも…戻って履き替える。
登山靴に履き替ええっちら登る。あー。携帯忘れた。戻って携帯もってくる。。。
三度目のトライでようやく野天風呂に着く。この解放感。先に一人風呂に居るみたいだがもう出るところだ。つまり。。。独り占め!!!!これは良い。
これ、女性は水着とかなのだろうか?自分も水着持ってきた方が良かったのだろうか?まぁ誰もいないのだからと早速全部脱いで風呂につかる。これは良い。硫黄のにおいがたまらん。
野天風呂を上がり、宿に戻り、夕食をいただく。
その後屋内風呂につかる。熱いがこれは良い。硫黄泉の後のアルカリ泉は癒される。そうしてここでも独り占め。
部屋に戻り就寝。これぞ「ゆったり温泉旅」です。良か良か。
2日目
結局、昨日の白砂新道を登り返すのは心が折れた。夏沢峠に向かう。CT通り60分ほどで着く。道はとても良い。みんなこの道を通っていたんだね。そうして、天狗岳からなら近いし良い稜線道なのだけど、夏沢峠からは森中を抜ける長い道で、夏沢峠からの根石岳は登る気力が無かった。諦め。昨日、頑張って根石岳を超えた後、夏沢峠から本沢温泉に入るべきだったと反省。
硫黄岳にえっちらおっちら登り、硫黄岳山荘に行く。
この山荘良い。雰囲気良いし、ビールも飲める。コーヒーも飲める。思わず1時間も休憩してしまった。これぞ醍醐味。
その後、致し方なく、後ろ髪をひかれながら硫黄岳山荘を後にする。
横岳に入るとコマクサの群生地があった。ちょっと時期は過ぎてるのだが頑張って咲く姿はほっこりする。
そうしてほどなくして岩稜帯に入る。とはいえ、そこまで大変な岩稜ではなく、まぁそれなりにいい感じで奥の院に着く。
ここからの赤岳方向の眺めは良い。楽しくなる。
その後横岳を通過して赤岳展望荘に着く。ここでのアイスはうまかった。
赤岳そのものは特に苦にするところはなかった。もちろん途中の岩場は滑ればヤバいところだったのでゆっくり確実に登ったのだが、逆に言えばそういった慎重さがあればそこまで苦労するものでもなかった。
そうして赤岳頂上山荘に到着。よい。良いよー。
チェックイン前に思わず頂上に行ってしまった。やっぱり頂上からの眺めはぴか一ですな。
山荘にチェックイン。大部屋なのでまぁそういったところを整え、もう一度外に。じゃなくて嫁土産の手ぬぐい購入して外に。夕食を食べに戻ってまた外に。消灯時間なのでいったん戻ってまた外に。よい眺めです。夕焼けもいいし、雲海もいい。星空もいいし、そういえば諏訪湖の花火も見れたし。
まぁ寒かったので9時ごろには戻って就寝しましたが。。。
真夏に(東京で言えば)真冬(8℃)を感じるとは思いませんでした。いや、下調べで気温はわかっていたけど、星空観望にはダウンが必要だった。
3日目
日の出時刻は4:45ということで4:30には外に出て日の出を拝む。その後朝食を食べてチェックアウト。
赤岳頂上を通過しキレットへの岩壁にとりかかる。ここは楽しい。ズルッと一発で滑落大怪我最悪死亡なのは確実なので慎重に進むも、超楽しい。眺望は控えめに言っても最高。
打ち捨てられたっぽい梯子があったり、打ち捨てられたっぽい道へのマークが残っていたりして多少のトラップがあったものの、まぁよくある話なので初心者でなければ大丈夫じゃないかな?
キレット小屋が開いてないのは残念。
割りとしっかり目の岩場を登って朝日岳にたどり着いたときはここが権現岳かと思った。でも権現小屋なかったなぁ、もうちょっと先に行くとそこには雄々しくそびえる権現さんが…
ボスを倒したら「残念そいつは中ボスだ」と言われた気分だった。
岩場を登り、長い梯子を登り、さらに岩場を登ってようやく権現さんに着いた。
着いたらすぐににわか雨。早々に権現小屋に待避するも営業してない…マジか〜。ここで水を補給するつもりだったのに…
そのまま青年小屋まで向かう。ギボシって何気に楽しい。
青年小屋でまずは水補給して弁当を食べる。食べている時にどしゃ降りの雨でちょっとテンション下がる。
編笠行って西岳行ってひたすら降りる。降りる。降りる。
下りは筋肉が疲れる。あと残り10分というところで土砂降り会う。レインウェアに着替えザックにレインカバーをかけて10分降る。車に着いたところで雨が止む。orz
全般的に非常に良い山行でした。
そうして最後のくだりが想像以上に大変で、もし次縦走するとしたら編笠山から入って北上しようと心に決めました。
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