上高地〜蝶ヶ岳〜大天井岳〜西岳〜新穂高（パノラマ銀座〜喜作新道）

2025年08月23日(土) 〜 2025年08月25日(月)

• GPS: 26:17
• 距離: 49.8km
• 登り: 3,857m
• 下り: 4,267m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:45
• 休憩: 0:38
• 合計: 5:23

距離 12.3km 登り 1,245m 下り 82m

7:30 上高地バスターミナル
7:37 7:38 カッパトイレ
7:45 7:46 小梨平
8:20 明神館
8:24 徳本口
9:02 9:05 徳沢公衆トイレ
9:07 9:36 徳澤園
10:36 チューダイ広場
12:11 12:14 長塀山
12:15 12:16 カモシカの池
12:34 妖精の池
12:49 蝶ヶ岳
12:53 蝶ヶ池

2日目

• 山行: 8:37
• 休憩: 2:20
• 合計: 10:57

距離 18.0km 登り 1,623m 下り 1,600m

5:30 蝶ヶ池
5:30 5:31 蝶ヶ岳ヒュッテ
5:35 瞑想の丘
5:54 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐
6:01 6:03 蝶ヶ岳三角点
6:06 蝶槍
6:46 6:48 2592ピーク
7:19 2512ピーク
8:38 8:39 常念岳
8:44 三股への分岐点
9:17 9:37 常念小屋
11:07 11:08 東天井岳
12:05 12:39 大天荘
13:04 13:06 大天井ヒュッテ
13:25 貧乏沢下降点
13:36 ビックリ平
14:27 14:28 赤岩岳
14:45 14:46 2747mケルン
14:59 16:11 ヒュッテ西岳
16:17 16:20 西岳
16:27 ヒュッテ西岳

3日目

• 山行: 8:05
• 休憩: 2:32
• 合計: 10:37

距離 19.5km 登り 989m 下り 2,586m

5:10 ヒュッテ西岳
5:40 5:42 赤沢山
6:13 6:49 ヒュッテ西岳
7:27 7:34 水俣乗越
8:52 9:07 ヒュッテ大槍
9:42 10:01 槍ヶ岳山荘
10:12 飛騨乗越
10:51 10:53 飛騨沢千丈乗越分岐
11:59 12:54 槍平小屋
13:28 藤木レリーフ
13:31 滝谷避難小屋
14:23 14:38 白出沢出合
15:10 穂高平小屋
15:32 小鍋谷ゲート
15:42 15:43 新穂高温泉駅
15:47 新穂高温泉バス停

天候

1日目　晴れ（夕方から霧）
2日目　晴れ一時雨（14時〜15時）
3日目　晴れ（10時頃から霧）

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

中尾高原口バス停駐車場に駐車
バスで平湯バスターミナルを経由して上高地入り

●中尾高原口(6:14)→平湯バスターミナル(6:43)
　　濃飛バス　　　 790円
●平湯バスターミナル(7:00)→上高地(7:25)
　　シャトルバス　1500円
　

コース状況／危険箇所等

・登山道は全般的によく整備されていて楽しく歩けます。
・ヒュッテ西岳から赤沢山までの区間は、藪あり急傾斜ありで難路です。東へ向かう紛らわしい踏み跡とロープがあるので間違えると危険な方へ行ってしまうので注意です。
・東鎌尾根は急峻な尾根だけど、良く整備されているので歩きやすいです。

写真

8/23 6:02

新穂高第5駐車場（登山者用駐車場）は前日21時の時点で満車だったので、中尾高原バス停駐車場に駐車しました。

8/23 7:16

バスを乗り継いで上高地へ
車窓から見る大正池と明神岳

8/23 7:37

河童橋は早朝から賑わっていました

8/23 8:14

明神岳

8/23 8:56

奥に見えるのは常念岳で、その手前が蝶ヶ岳（長塀山）かな？

8/23 9:35

ダラダラ歩いて徳澤に到着
ここで水の補給をして、いざ蝶ヶ岳へ

8/23 9:36

徳澤登山口から尾根へ

8/23 11:16

今回の荷物
テント泊装備で約15kgでした。
（水2.5リットル積んでます）

8/23 11:38

良い香りが漂う針葉樹林帯を登って行く

8/23 12:11

長塀山を通過

8/23 12:33

「妖精の池」だっけか？

8/23 12:40

視界が広がると蝶ヶ岳はもうすぐ

8/23 12:49

蝶ヶ岳に到着
少し下った所にある蝶ヶ岳ヒュッテとテン場

8/23 12:51

テン塲はこの時間で7割くらい埋まっていました。

8/23 13:23

本日の我が家
テント設営の後、大滝山までピストンするつもりだったけれど、熱中症なのか頭痛がひどいので、のんびり過ごすことにしました。

8/23 14:52

明日の目的地である西岳ヒュッテが見える
遠い・・・重装備でたどり着けるだろうか不安になる。

8/23 15:07

テン場はどんどん埋まっていきます。
ここのテン場は激戦区ですね〜

8/23 15:20

初登頂時は撮影待ちの列があったので、改めて山頂写真

8/23 18:50

日没後、安曇野市の街に明かりが灯りはじめました。

8/24 4:27

2日目の朝
槍ヶ岳が闇夜に浮かび上がる

8/24 4:29

東の空が明るくなってきた。
雲海が照らされていく

8/24 4:30

常念岳

8/24 4:51

この時間帯がたまらない♪
出発の準備なんてしていられない

8/24 5:01

槍ヶ岳〜穂高連峰の3000m稜線

8/24 5:02

今日歩く大天井岳へ続くパノラマ銀座
槍ヶ岳へ続く北鎌尾根・東鎌尾根も見えます

8/24 5:02

♪

8/24 5:03

常念岳と雲海

8/24 5:04

蝶ヶ岳山頂には大勢の人

8/24 5:19

日の出

8/24 5:31

さぁ行きますか。
蝶ヶ岳とヒュッテを振り返ると・・・

8/24 5:32

御嶽山、乗鞍岳と霞沢岳

8/24 5:32

焼岳も見えた

8/24 5:32

穂高連峰

8/24 5:34

パノラマ銀座
楽しい稜線歩きが待っているよ

8/24 5:40

パノラマ銀座
楽しい稜線歩きが待っているよ

8/24 5:48

槍ヶ岳
その懐には目的地のヒュッテ西岳が見える。
遠いゾ〜

8/24 5:48

安曇野方面は一面の雲海

8/24 5:59

ライチョウの親子が目の前に・・・

8/24 6:01

ライチョウの親子が目の前に・・・

8/24 6:01

大キレット

8/24 6:08

蝶槍は団体さんが撮影会をしていたのでスルーしました。
常念岳直下の尾根がきつそうだ。

8/24 6:20

樹林帯に入って行く

8/24 6:33

振り返って蝶槍
大きく下って登り返しています。

8/24 6:49

P2592

8/24 6:54

常念岳へ取り付くまでにアップダウンあります。
右肩には前常念岳

8/24 7:20

いよいよ常念岳へ
標高差約400mの登り

8/24 7:44

いよいよ常念岳へ
標高差約400mの登り

8/24 8:36

山頂！

8/24 8:37

常念岳登頂

8/24 8:38

大天井岳はまだまだ遠い
常念小屋はガスに包まれて見えない。

8/24 8:57

常念小屋が見えてきた

8/24 9:17

常念小屋に到着
しばらく休憩して水を補給します。

8/24 9:51

槍ヶ岳
だんだん雲が多くなってきた。

8/24 10:17

すばらしきトラバース！
歩いていて楽しい♫

8/24 10:28

すばらしきトラバース！
歩いていて楽しい♫

8/24 10:34

このルート通るのは2回目だけど大好き

8/24 10:40

ハイマツ帯
少し下って登り返し

8/24 11:00

トラバースしながら登って行く

8/24 11:03

振り返ると素晴らしき稜線

8/24 11:10

「廃道」とある。
一ノ俣谷への道かな？

8/24 11:11

背後には東天井岳

8/24 11:22

こちらにも「廃道」とある。
二ノ俣谷への道かな？

8/24 11:22

♫

8/24 11:26

何だろ？
石室跡？

8/24 11:27

サルの群れがいてびっくり
20〜30頭くらい

8/24 11:43

歩いてきた稜線を振り返る

8/24 11:47

大天荘まで1kmの標識

8/24 12:00

大天荘見えたよ

8/24 12:05

大天荘に到着

8/24 12:17

山菜うどん　1000円
コカコーラ　500円
美味しかった！コーラもよく冷えていて生き返る！

8/24 12:39

ここのテン場で1泊したかったけれど、翌日の行程を考えるとやはりヒュッテ西岳まで行った方が良いだろうと思い先へ進みます。

8/24 12:41

喜作新道へ
怪しげな雲がかかってきた・・・

8/24 12:49

なんと！崖下にコマクサが咲き残っていた。
近付けない場所だけれど、見れて良かった。

8/24 12:57

ちょっとスリリングなトラバース

8/24 13:03

大天井ヒュッテ見えてきた。
この山小屋もすごい場所に建っていて、キレット小屋みたいだ。

8/24 13:07

大天井ヒュッテ前を通過

8/24 13:07

西岳まで3kmとある。

8/24 13:11

道はよく維持されていて快適に歩けます

8/24 13:32

ビックリ平
ヒュッテ西岳まで2時間半とあるが、実際は1時間半で行けました。

8/24 13:34

硫黄岳とその奥に鷲羽岳

8/24 13:37

ここから登りが始まる
約200m標高を上げます。

8/24 13:59

常念岳方面は雨が降り出したようだ。
こっちにも来るだろうね。
先を急ごう・・・

8/24 14:20

あぁ〜
この後、土砂降りになりスマホが濡れて操作不能になりました。

8/24 14:59

雨の中、雷鳥親子に励まされてヒュッテ西岳に到着。
と、同時に雨は止みました。

8/24 16:11

西岳へ登ってみよう！

8/24 16:14

ハイマツは雨で濡れているので当然ベタベタになっちまった。

8/24 16:15

雲間に見る穂高連峰

8/24 16:18

西岳到着
背後の槍ヶ岳はガスを被っている。

8/24 16:19

眼下にはヒュッテ西岳

8/24 16:19

東鎌尾根を見たかったが雲がかかって姿を見せてくれない。
西岳は晴れていたら最高の展望台だと思います。

8/24 18:03

正面に常念岳
今日歩いてきた長い稜線を眺めてちょっぴり感動する

8/24 18:22

もうすぐ日没
東鎌尾根を見たかったが雲がかかって姿を見せてくれない。

8/24 18:23

少しの間だけ常念岳が見えました。

8/25 4:48

3日目の朝
常念岳のシルエット

8/25 4:46

槍ヶ岳
多くのヘッドランプの明かりが見えました。

8/25 5:14

赤沢山へ行ってみよう。
空身で行ってきます。

8/25 5:18

まずは激下り

8/25 5:20

踏み跡はあるけれどほぼ藪漕ぎです。

8/25 5:23

下って来た急坂を振り返る。
ハイマツは露で濡れているのでもうベタベタです。

8/25 5:26

もう少し登れば・・・

8/25 5:32

台地に乗っかりました。
ここからもハイマツ帯を歩きます。

8/25 5:37

もうちょっとで赤沢山山頂

8/25 5:40

赤沢山に到着。(^^)/
北アルプスの名峰に囲まれた絶景ポイントでした。

8/25 5:41

穂高連峰

8/25 5:41

さぁ〜て戻りますか・・・

8/25 5:50

槍ヶ岳へ続く東鎌尾根とその奥に北鎌尾根

8/25 5:57

ハイマツは積雪に押されて下向きに枝を伸ばしているので、下りは楽だけど、登りはたいへんです。

8/25 6:09

テン場まで戻ってきました。
ここでベタベタになった服を脱いで、水を絞りました。

8/25 6:49

準備を済ませて槍ヶ岳へ向かいます。
東鎌尾根が壁に見えて怖気付く。

8/25 6:54

北穂高小屋が見えます。
この小屋もすごい場所に建っているのが分かります。

8/25 6:59

水俣乗越へ向かって急傾斜を下ってゆく

8/25 7:02

東鎌尾根と対峙

8/25 7:28

水俣乗越
ここから登り返し

8/25 7:42

槍沢ロッジが見えました。

8/25 7:49

道は整備されていて、歩きやすい。

8/25 7:56

垂直の2連ハシゴを下ります。
両脇は崖

8/25 7:58

2連ハシゴを振り返る。
けっこうな高さがあり、中間のハシゴの乗り換えがちょっぴり怖い。

8/25 8:02

振り返ると西岳と赤沢山

8/25 8:13

登って来た尾根を振り返る

8/25 8:41

どこまで登るのだろう・・・

8/25 8:44

この看板を見たらヤル気アップしました。

8/25 8:45

北鎌尾根はかなり険しそうね

8/25 8:52

ヒュッテ大槍に到着
やったー！

8/25 9:07

少し休憩して槍ヶ岳山荘へ

8/25 9:09

傾斜は緩くなるけれど・・・

8/25 9:29

道は険しさを増します。

8/25 9:30

岩場をトラバース

8/25 9:34

槍ヶ岳山荘が見えてきた

8/25 9:42

山荘に到着

8/25 9:43

人はまばら
今回は早く下山したいので槍の穂先はパス

8/25 9:46

テラスから殺生ヒュッテと東鎌尾根を眺めます。

8/25 10:02

槍の穂先はガスで見え隠れしてました。
さらば！

8/25 10:11

飛騨乗越から槍平方面へ

8/25 10:35

飛騨沢はガスが掛かっていて涼しいけど、登山道はざれていてスリップしまくり。

8/25 10:51

飛騨沢千丈乗越分岐

8/25 11:59

槍平小屋に到着
ここで大休止して昼食を摂りました。

8/25 13:29

滝谷避難小屋
もうすぐ崩落しそう・・・

8/25 14:23

白出沢に到着

8/25 15:23

穂高平小屋から近道を通ってきたけれど、小刻みなアップダウンと悪路であまりお得感が無い。
林道を歩いたほうがラクかも・・・

8/25 15:47

新穂高温泉バス停まで戻ってきました。
このあとバスに乗って中尾高原口駐車場まで戻りました。

撮影機器：

SC-51B samsung

感想

まさき

今年の7月、8月は仕事やプライベート面で忙しかったり、コロナに感染したりでアルプスへ行く予定がことごとくつぶれてしまった。

ようやく3連休が取れたので、歩きたかった北アルプスの稜線を歩いてきました。
直前の山行決定だったので山小屋の予約は取れるはずもなく、予約不要のテント泊装備で。

山行中、主稜線からから外れていろいろな場所に寄り道したかったけれど、重装備と病み上がりの状態では体力的な不安がつきまとい、結局ほぼ最短ルートの山行となってしまいました。

でも、パノラマ銀座から喜作新道を通って槍ヶ岳へ続く長い稜線はウンザリするわけも無く、移り変わる景色に至福の時間を過ごすことができ、大きな達成感を得られた山旅でした。

今年はあと1〜2回はアルプス山行に行きたいな〜と思い、帰宅後も地図を眺めるのでした。