裏銀座縦走(新穂高に下山)



- GPS
- 25:59
- 距離
- 39.7km
- 登り
- 3,132m
- 下り
- 3,310m
コースタイム
- 山行
- 4:16
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 5:34
- 山行
- 7:19
- 休憩
- 2:28
- 合計
- 9:47
- 山行
- 6:19
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 6:55
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 5:50
天候 | 秋雨前線が本州全体にかかり雨がちな天気 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
・特急あずさで松本までアクセス ・松本から信濃大町までは在来線 ・信濃大町から七倉までは裏銀座バス ・七倉から高瀬ダムまでは乗合タクシー 帰り ・新穂高温泉から平湯までバス ・平湯から松本までバス ・松本からは特急あずさ 予定では上高地下山だったので、二子玉川行きのバスを予約していた。(バスの予約を取消忘れて24000円金ドブ😭) |
コース状況/ 危険箇所等 |
野口五郎岳方面から水晶小屋に着く直前は狭く、切れ落ちていた |
写真
装備
個人装備 |
ザック
ヘルメット
ポール
寝袋
マット
レインウェア上下
着替え
食糧
|
---|---|
共同装備 |
テント
調理器具
|
感想
高瀬ダムから入山し、烏帽子小屋、水晶小屋、双六小屋、槍ヶ岳山荘を経て上高地に下山する4泊5日の予定でスタートした。天気次第では1日の停滞も考え、余裕を持って休みを取っていた。
結果としては、双六小屋の朝に天気予報を確認し、14日は風が強く雷雨の予想が出ていたため、双六から新穂高温泉に下山することにした。
⸻
1日目
松本のホテルを後にして始発の大糸線に乗り、7時15分発の裏銀座バスで七倉には8時ごろ到着した。雲は多いものの晴れ間もあり、歩きやすい天気だった。ブナ立尾根の取り付きまでは濁沢の橋を渡りながら進む。8月の台風で丸太橋が流出していたようだが、翌日には電力会社が復旧してくださっていた。
ブナ立尾根の登りは約4時間半かかり、途中で3~4回休憩を挟んだ。テント場に着いてすぐに雨が降り出したため、山頂へは行かずにゆっくり過ごした。夜は雨が降ったり止んだりで、時々雨音で目が覚めながら眠った。
⸻
2日目
4時半ごろに起床。朝食と身支度を済ませ、雨が止むのを待った。6時半ごろに雨が上がったのでテントを畳んで出発した。野口五郎小屋までは雨が降ったり止んだりの天気で、ガスの中を進む。小屋付近の稜線では風が強かった。
小屋の中を使わせてもらい、30分ほど休憩を取った。そこから水晶小屋までは雨が強まり、岩場が多く時間がかかった。途中で雷鳥に2回出会った。
この日は本来、雲ノ平か三俣山荘でテント泊の予定だったが、特急あずさの中で天気を見ながら話し合い、水晶小屋で小屋泊に変更していた。
雨の中、水晶小屋に到着。乾燥室をありがたく使わせていただいた。昼食をとっていると、一気に雨雲が抜けたため、水晶岳のピークを踏みに行った。歩いてきた稜線、槍ヶ岳、雲ノ平を一望でき、これまでのガスの中の行程が報われた気分だった。頑張って歩いてきてよかったと思った。
夕食は名物のカレーだったが、自炊組なので指をくわえて他の方が食べているのを眺めながら、パスタを作って食べた。
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3日目
朝4時に起床し、6時前に出発。相変わらず準備が遅い。朝イチはガスもなく、最高の景色の中を歩くことができた。いつか雲ノ平にも行ってみたいと思った。
三俣山荘までは雨に降られずに歩くことができ、鷲羽岳の雄大さに感動しながら山荘に到着。20分ほど休憩した。
三俣蓮華岳の山頂付近から雨が降り始め、遠くで雷が鳴っていた。憧れの「天空の滑走路」もこの日はガスで視界が悪く、ただの砂利道のようだった。雷鳴が近づいてきたため、足早に稜線を抜けた。
小屋に着いてテント場の受付を済ませたあと、小屋のご飯をいただいた。ビールも飲み、最高の時間を過ごした。(2人分で会計は4000円)
夕方から朝まで雨は止まず、シトシトと降り続けていた。
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4日目
当初の計画では、この日に槍ヶ岳山荘へ向かい、槍ヶ岳山荘または殺生ヒュッテのテン場で一泊し、翌日に上高地へ下山する予定だった。
朝、山小屋のWi-Fiに課金してヤマテンの予報を確認すると、翌日がかなり荒れる予報となっていた。当日は雨が降るものの風は弱く、槍のピークも踏めそうな状況だった。しかし夜から風が強まり、風速18m/sの予報。縦走日数が長く疲労も溜まっていたため、風雨の中の下山はリスクが高いと判断し、2人で話し合って槍ヶ岳は諦めることにした。
この日は双六小屋から新穂高温泉へ下山するルートを選んだ。
ガスは多かったが風は弱く、時折雨が降る程度で歩きやすかった。順調に進み、わさび平小屋では久しぶりに生野菜(トマトときゅうり)を食べて下山した。
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今年から始めたテント泊で今回が今までで一番長い工程だった。有給を3ヶ月前から取り、少しずつ体力と道具の準備をしてきた。天候には恵まれなかったものの、2人で話し合って進むのか撤退するのかな話し合いができ、意思決定できたのは楽しかった。雨の中でも弱音を吐かずに歩いてくれた同行者には成長を感じた。今回の学び経験を糧にして2人でいろんな山に行ってみたいと感じれる山行になった。
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