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2022年12月31日 21:50読書関係全体に公開

本との出会い (2022)

はい♪読書の記録です、今年もご多分に漏れずYouTubeの視聴が多くて...と言うのはいい訳で何となくの指標である52冊に大幅に届かなくて35冊の読了でおしまいです。
基本ジャンルのこだわりはありませんので雑多な感じです。今年は柚月裕子・萩原浩・吉村昭・三浦しをん・伊坂幸太郎が2冊なので著者の方は30名ですね。登山関係の本は「山が見ていた」短編集 新田次郎 の1冊のみでしたが山感はほとんど無い感じでした.汗)
さてと、この35冊の中で僕的に特に良かった5冊を上げておきますので、興味持たれたら手にとってみられてはいかがでしょうか♬感想というかネタバレもありますm(_)m

「和菓子のアン (光文社文庫)」坂木 司
上生菓子は、ほんとに美しいですよね。 和菓子のアンはやはり杏子ちゃんのキャラが良くて、上生菓子個々の物語があり、ほんわかぷにぷにで好い物語でした。和菓子職人さんも喜んだでしょうね♬

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)」七月 隆文
先ず馴れ初めを♬ back numberのハッピーエンドって曲が何気に出てきて聴いたら、なんだかこう胸のあたりが くっ っとなりましてね…。 皆さんは好きなのかな?この感覚 なんかイイですよね♪記憶の底に在るであろう感覚が浮き上がって来る懐かしく切ない感じ。。。 画面上にはアマプラで見れる映画のタイトルが出てくるわけですが、、当然の如く原作だろと.ww いや〜好かったね♫あの時期の恋愛って本当大事だなと♡ あと、愛美ちゃん側からの物語も読みたいなと本気で思いました。ありがとうございました。
これあとから映画も拝見しましたが、原作に近くて七月氏も喜んだでしょうね。

「平場の月 (光文社文庫)」朝倉かすみ
気の強い跳ねっ帰りさぁ それはそれで可愛いよな って事です、そういう方もいますよね〜♪ その時々の気持や考えに真摯に選択行動した結果がどうであろうと受け入れて来たであろうこれまでは、軽蔑に値すると吐露するほどに弱った身体と心から通じ合えた恋人。最後の期間も自分で決めたんだろうけれど 合わせる顔がないんだよって心根ではどうなんだよ、最後まで拗らせて。。 須藤の「ちょうどよくしあわせなんだ」のちょうどよくには響くものがありました。、覚えておきたい言葉ですね。

「巨鯨の海 (光文社時代小説文庫)」伊東 潤
江戸期、大型鯨を獲る方法が確立されてからの和歌山県太地での物語。 内燃機関などもちろん無く、その全てを人力に頼る漁法。よって村人たちは強固な社会性を形成せざるをえない職業集団となるが、その村中での人々の様々な思いが描かれている作品でした。広くない限られた世界で生きていく人々の生活風景を読ませて頂きました。

「となり町戦争 (集英社文庫)」三崎 亜記
季節がゆっくりと移り変わろうとする9月にとなり町との戦争が始まった、自分の知らないところで増えていく戦死者、修路は偵察員としてとなり町に潜入する事になる市役所職員の瑞希さんと夫婦として。この瑞希さんは戦争を行政や市民の為に必要な事業として捉えていて(というか市民の大多数も)人の生が終わる事も必要悪として許容している、のか? 時折見せるその横顔に、涙に、そして笑顔に、葛藤と女性の柔らかさを感じる。歳月にかき消される事の無い真実の思い出としてその生が終るまで。。 好い物語でした♬文章も簡素で的確で美しかった。

画像のプリザーブドフラワーは僕が初めて作ってみたやつ♪
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