学問に王道なし、登山に都合の良い近道なし（基本、カッコ悪い姿しか見られていない男）

題名のように思ったのは、ピストンの帰りで小ピークを巻こうとした時です。
「尾根歩きで小ピークを踏んで、北西に足を進めてから北東に向かうのね。遠回りだよ。東側から小ピークを巻けば近道じゃね？」
と、自分にとって都合の良いルートを紙地図を見て思いつきました。

が、東側を巻いているうちに「うーむ。3回くらい『アッー！』になれば通過できるかもしれないけど、そんな危険を冒（おか）すのと慎重に足を進めるなら戻って素直に小ピークを踏んだ方が良い」になりました。
結局、無駄な時間と体力を消耗しただけでした。

現地で自分に都合の良いルートを思いついて歩くほど愚かな事はないと思います。
過去に道迷いをした経験のある方は道迷い前に戻らずに何とか登山道に復帰できないか地図を見て考えた事があるのでないかしら？

スマホの登山地図アプリがあるので道迷いなんかしないですと？
そうですか、そうでしたか。
後から考えると道迷いは悪い経験でもないよ（遭難者のおちいりやすい心理が分かるので）。

GPSを頼りに秩父で小黒のピークを南に巻いた時は鹿道に入り込んだのか倒木にしがみついたりと散々な思いをしました。
実際には小黒直下に危険を伴わない小黒を巻くルートがあります（分かりにくいけど）。
倒木にしがみついた時はトラバースしながら標高を下げすぎていました（GPSの情報を見ながら小黒を越えた鞍部にショートカットしようとしていた）。
鞍部でゼェハァしていたら「酉谷山避難小屋の管理人さん」（と、勝手に決めつけているお方）に偶然にもお会いできて結果オーライな出来事になりました。

そういえば、外秩父七峰縦走（歩）をした時も両足にマメ作ってヒョコヒョコ歩いているところをヤマレコユーザーさんに見られたんだっけ・・・（基本、カッコ悪い姿しか見られていない男）。

saitama-nの日記：そんな都合の良い近道などない（「こんなこともあろうかと」精神）
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-264872
saitama-nの日記：浦山大日堂-酉谷山避難小屋ピストンの帰り道で道迷いして散々な目にあった話
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-223111
saitama-nの日記：僕には先生がいる（酉谷山避難小屋の師匠）
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-251119
saitama-nの日記：山で両足にマメを作るとこうなる（舗装路恐るべし）
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-272522

コメント

カピさん

saitama-nさん、こんにちは。
地図で見て軽く巻き巻き出来そうだと思っても、実際やってみるとトンデモなかった😭という場面が多いです、秩父は😱
幸い40〜50m以上あるような長ーいロープを出して頂いたのでなんとか巻けましたが、ソロだったら確実に遭難案件です💦
鹿道も辿って行ったら岩＆崖とかだし。
地図にない岩場も多いし😥
バリ予定ならロープ必須だと思います。

saitama-n

登山道になる理由がある
kapibara様。
何だかか遠回りな道なんだけど・・・と思っても、登山道にはそれなりの理由があります。

秩父の赤岩ノ頭（矢岳の先）から長澤背稜へ向かう一部分に巻き巻きな尾根ルートがあります（どうしてトラロープがあるの？という斜面のあるところ）。
最初に挑んだ時はそんなの分からなくて南へ足を進めてハマって巻き巻きな尾根に登り直しました。