9月2日（土）村上ー瀬波温泉散策

2017年09月18日 21:05史跡ウォーク全体に公開

グループツアーのバスが出発する前、朝食前に瀬波温泉のある海岸まで散策―朝5時前に起床し、5時15分頃出発、かなり距離があるので急いで歩く。瀬波温泉に向かう坂町鼠ヶ関街道に出ると、観音寺という即身成仏の寺がある（写真1）。日本最後の即身成仏のミイラ寺だという。まだ5時半なのでお寺は空いておらず、ミイラを見ることはできないが、お堂をのぞいてみた――暗くて何も見えない。先を急ぐ。速足で30分ほど歩くと瀬波温泉の一部が見えてきた。6時を過ぎ、日帰り入浴施設の先の「笹川の流れ」方面への道を右折すると松林が見え、海岸方面に進む。何かの施設の脇を進み、海岸へ下る道を見つけたが蜘蛛の巣だらけの階段でえらい目に合う。何とか海に出て遠くの島を見る。右方の島は佐渡ではないようだ。何かのイベントの準備をしている人に尋ねると「粟島」（写真2）だという。縄文遺跡は数か所あるが、弥生から古墳時代の遺跡はなく、9世紀以降、蝦夷のグループや松浦党、越前の本保氏らが島の支配に乗り出したという伝承があるらしい。
（wikipedia:古代の粟島は史料が残っていないためよくわかっていないが、以下のような伝承がある。大和朝廷の蝦夷征伐によって土地を追われた蝦夷が粟島に上陸し、東海岸（現在の内浦地区）で生活をはじめた。しかし9世紀初め、北九州の松浦党の一族が粟島東海岸へ上陸し、蝦夷を西海岸（現在の釜谷地区）へ追い払って生活をはじめた。その半世紀後、今度は越前国の本保氏一族が粟島東海岸へ上陸し、松浦一族を西海岸へ追い払い、そこで生活をはじめたという。追われた松浦一族は西海岸で生活していた蝦夷を北に追い、西海岸を開拓してそこを拠点とした。やがて北の蝦夷は絶滅し、島には東海岸の本保一族と西海岸の松浦一族のみが残ったという）。

一方、南側の海上をよく見ると雲やガスの向こうにかすかにより巨大な陸地が見える。これが佐渡らしい。粟島と佐渡を見て満足し、帰路に就く。帰りは元の道をそのまま帰らず、松林の丘に登り、散策。なかなか楽しい道だ（写真3）。ただし少し長く松林を歩きすぎ、下の道に降りるのに少し苦労する。民家の裏庭のようなところを強引に下り、なんとか元来た道に出て、ホテルまで急いで戻る。7時過ぎに到着し朝食を食べて何とか出発に間に合わせた。

2017-09-16 9月1日、山形県立博物館で縄文

2017-09-19 9月３日（日）新潟県長岡の朝散

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