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2018年03月18日 08:54博物館、展示会、美術館など全体に公開

篠山市歴史美術館、兵庫陶芸美術館の弥生土器展と講演

写真1)中山荘園古墳(宝塚市の八角形の古墳)
写真2)真南条上古墳群
写真3)兵庫陶芸美術館内の丹波焼の展示室(丹波焼作品と最古の登り窯の写真)

西日本の弥生土器を見ようと兵庫県まで出かけてみた。夜行バスで梅田まで行き??阪急宝塚線に乗って中山観音駅に向かう。鉄道は山裾をはしり、丘陵部から海岸部方面まで良く見渡せたのではなかろうか?かつては海まで見渡せたのではないか?中山観音駅から中山寺方面に出て、中山荘園古墳に向かう。丘陵に向かって緩やかな登り。最後は斜面に向かって急坂を登るとマンション手前に中山荘園公園を見つける。公園の中に入り階段を登るとその古墳に到着。この古墳は発掘したときに八角形に近い多角形の後期古墳のようだ。八角形墳は天皇家など特別な人びとの墓なので、被葬者はそうした人びとと特別な関係のあった人と思われる。おそらく被葬者が治めた地域を見おろす国見の場所でもあったのだろうか?自宅で詰め込んだお弁当を食べ、すぐに引き返す。駅の近くの中山寺に立ち寄ったが次の電車が気になって観音様を見ることなく、駅に向かった。一本早い電車に乗
ったが、結局同じ快速になるのでもう少しお寺の境内を散策すればよかったのだが-正確なスケジュール確認を怠り失敗。宝塚に
出てJRに乗り換え、快速丹波路で篠山口に向かう。車窓から眺める山並みは低く緩やかな稜線で、山深いとはいえ新潟や長野のような山深さとは違う。ここからさらに日本海に抜けるともう少し山深いのだろう
か?篠山口で下車して、東口にある駐輪場でレンタサイクルの手続き。電動車をゲットし最初に条南古墳を探す。六キロ位走って自然薯庵という蕎麦屋付近を探すと目と鼻の先にそれらしいマウンド、地元の人に尋ねるとそれとその先に見える高まりもそうらしい。発見時はもっと沢山の墳丘が見つかったようたが、壊されてしまったか、埋め戻されて分からなくなっている。次の篠山城址に向かう。これまでは登り基調だったがこれからは下り基調だ。篠山は観光地のせいか、あるいは独特の文化を維持してきたためか、交通量もそこそこ多いしまた何か人びとの表情が生き生きしているように感じる。山の中に登リ窰があったり県立の陶芸美術館があったりするからか?篠山城址に到着し本丸跡にあった大書院を見学、歴史美術館など4ヶ所の共通券を購入し中を見る。甲冑や残された書画、陶芸などを見て、篠山城址の歴史を語る映像を見て次の目的地歴史美術館に向かう。ここは残念ながら戦国時代以降の展示が大半で考古資料は古墳時代の鏡などごくわずかだった。最後にもう一ヶ所寄ろうとしたかが場所が分からず、時間も無くなり、慌てて駅に戻る。五キロ位だったので予定時間前にチャリを返却し最後の目的地兵庫陶芸美術館に向かう。篠山口駅から相野駅に移動し十一時五十分の直通バスで美術館に。美術館ではまずは弥生土器の美展を見る。九州から北海道まで全国各地の土器を一度に見ることができるという点でかなりユニークだ。あるようでなかった企画で美術的視点と考古学的視点をクロスさせたこともユニークだ。講演の石野博信氏の言うように美術史的視点に重心があるため煮炊き用の生活用具としての土器は少なくかったという点に今回の展示の特徴があるということだ。それでも、あるいはそれ故と言うべきか、各地の貴重な土器が多数一堂に会したことは特筆すべき展示と思う。弥生式土器発見第一号土器は東大博物館から滅多に出ないものだしそうした滅多に出ない逸品か多数展示されたことは素晴らしい。
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