2018年6月6日（水）
9月に北海道オホーツク沿岸の遺跡見学などを予定、当初、レンタサイクル＋公共交通などで検討していたが、中標津から知床、網走までなら何とかなりそうだったが、紋別や枝幸などまで足を延ばそうとすると車でないと時間がかかりすぎて、今回の日程では無理と考え、この際ペーパードライバーを返上してレンタカーを使おうと考え、講習を受けることにする。今回北海道では続縄文からオホーツク文化、擦文時代など先史時代から古代くらいまでの遺跡巡りとアポイ岳、樽前山などを息抜きに少し歩くつもり。私自身は若いころ（40年近く前）に免許を取り、それから6年くらい、仕事でほぼ毎日運転し、高速も使ったことがある。その後仕事を変え、ペーパードライバーとなった。それ以来、旅先などで2−3回乗ったことがあるだけで、最後に乗ったのは10年近く前、現在の家の建て替え時に庭の資材をホームセンターから軽トラを借りて資材を運んだ時だった。若いころよく登山をしていたが、当時はマイカー登山は多くなかった。1970年代以降、奥山の伐採がピークを迎え、奥山まで林道が作られて以降、山へのアクセスが容易になり、マイカー登山が盛んになった。自然破壊が登山ブームを呼んだのは皮肉だ。私はその後自然保護などに関連した仕事をしており、毒ガスを吐き出す車を使って山に登るなど考えられず、あくまで公共交通と50代以降はマウンテンバイクなどをアクセスに使ったが、近年足を痛めて、低山歩きや遺跡巡りなどを中心に行うようになり、今回、レンタサイクルからレンタカーに変えて、長距離移動しようと思い立った。教習所を持たない会社の車と新宿で待ち合わせ、講習が始まる。最初に、今日の車について説明を受ける。オートマチックのコンパクトカーだった。まず私は過去、オートマチックカーに乗ったことがなく、その不安や北海道旅行のことをを申し込みの中で書いた。私の若いころはオートマチックはまだ出始めで、まだ性能がいまいちで評判は良くなかったが、それから40年近くたつと、全く別物のようによくできているので驚く。いまやオートマチックでない車は少数派で、レンタ―カーも大半がオートマチックなのでなれる必要がある。まずオートマチックカーの基本的なことから教わる。内部のハンドル、ウィンカー、ライト、ギアおよびブレーキとアクセルについて、基本を学ぶ。昔のアクセル、クラッチ、ブレーキの三つの操作を覚えなければならなかった時代とは大違い。ブレーキもアクセルも軽い。モーター回転2の表示のところを暗転して出せるよう微妙な踏み方を学ぶ。今日は雨で豪雨になったらどうしようかと思ったが、北海道でも9月には雨があるやもしれず、まあこの程度ならかえって練習に良いかとそのまま受講する。雨だとキャンセルする方もいるという。山でも自転車でも旅行先で大雨でもたいてい進むので、雨を恐れてはいけないが、スピード出しすぎでスリップしないように気を付ければよいことーー？？おおよそ安定して2の表示を踏めるようになると、最初はまっすぐ走る練習でしばらく方南道路を進む。車線に沿った走り、車線変更、路上駐車や停車バスの追い越しなどを行い、途中で走行に問題がないことを確認し、左折の練習。まず社内で基本を学ぶ。ウィンカーの出し方、危険性のチェック（確認）、どこから曲がるか、ブレーキ、アクセル、ハンドル操作の基本を教わり、左折の講習。基本の講習で3時半を回り、いったんコンビニ休憩。再開して今度は右折練習。右折練習を行う。右折は基本的には左折よりも運転席に近いところを曲がり、かつ後ろからのバイクなどの心配はほとんどないので危険性はより小さい。私は過去、自転車で一回、交差点直進時に左折者との接触事故が一回、若いころの仕事で右折時に対向車が右折レーンから突然直進に飛び出しての衝突事故が一回、いずれも、けがはなかったが、スポーツサイクルも10年以上使っているので危険移管しては慎重ではある。右折もこなして今回の講習は終了、本当は高速運転まで行きたかったが、基本重視なので今回はこれまで。高速はむしろ通常の路上より優しい面もあるので、これでオートマチックカーの運転の地震はある程度ついた。後は何回か実際のレンタカーなどで練習すれば高速も問題なく乗れるであろうと考える。道中、北海道での運転や車種の選び方など様々な問題点を質問し、おおよそどうすべきかの回答を得た。すでに軽自動車を予約しているが、やはりコンパクトカーにすべきようだ。安全性を考えるとそれより上がよいのだがーー。コンパクトカーについても情報を得て、今日の講習は終わり。やはりオートマチックの基本を教わったことは大きな収穫で、ペーパードライバー返上の地震もわいてきたーー。
