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写真��古墳時代の川津集落ー上牧遺跡の井戸祭祀
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いはらきから高槻に戻り、駅前のマイケルでチャリを借り、今城塚古代歴史館に向かう。今日は今までと違う徒歩るーとをチャリで進む。たぶん一番近くて楽なルートのはす。大通りにはでずに住宅街の道を進み、芥川を渡って川沿いの道を進み、途中で川から離れて今城塚の前にでる道にでる。
今城塚では、まず淀川に関する企画展を見る。午後の講演会講師は近つ飛鳥博物館の学芸員で現在川の道に関する特別展を開催して、相互に関連した行事を行っている。淀川水運と関係の深い古代遺跡を多く抱えるこの町の水系水運をめぐる古墳古代史を学ぶ機会となった。
展示は縄文時代に淀川沿いの微高地の集落から始まり、弥生時代の上牧遺跡は狭い土地ながら石包丁や灌漑水路の可能性のある溝が検出されている。古墳時代になると状況は一変し、外来土器が多く出る上牧遺跡では、朱の精製や玉生産が行われ、井戸の祭祀後も発見されている。淀川流域を行きかう様々な人々が通過する交通の要所となり、各地の開発が進んでにぎやかになった思われる。
古代に入ると、淀川沿いの鵜殿遺跡からは多くの土馬が出土し、水運と共に馬を使う陸上交通の発達を読み取ることができる。梶原南遺跡は８世紀代の大型掘立柱建物３０棟以上、井戸８基、墨書土器、硯、帯金具，木簡などが出土し、摂津国嶋上郡に設けられた山陽道の駅家「大原駅」の有力候補らしい。安満山東麓には古代寺院梶原寺と梶原瓦窯跡も調査されている。奈良時代の「正倉院文書」には、天平勝宝８年（756)に造東大寺司が四天王寺に瓦１４０００枚、梶原寺に６千枚発注した記録が残っているそうだ。淀川・木津川を遡行し、東大寺まで運ばれたのであろう。
この「淀川の考古学」展は、近つ飛鳥博物館の「川の道」展とも連携し、午後の講演も近つ飛鳥博物館の市村先生の「船橋と交通の要衝」というお話だった。
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