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長瀞アルプスは、歩きやすく道に迷いそうな場所もほとんどなく怪しげな分かれ道には道標がある。
7時半過ぎに野上駅に到着し、万福寺の梅が咲き始めたのを見ながら登山道に入る。冬枯れの道を緩やかに登ると一時間ほどで稜線にあがり、左右の山々や時折見かける集落や巨大なソーラーパネルを見ながらなおも登り基調の道を進むとやがて野上峠に出る。ベンチもないので少し先に進んで座れそうな石を見つけ軽く行動食と水分補給。小鳥峠を過ぎると林道と合流しなおも進むと宝登山入口に出る。ここからが最後のキツイ階段の登りだが意外と短くやがて山頂に出る。山頂にはさすがにかなりのハイカーやケーブルで上がってきた観光客がそれなりに来ていた。水分補給と行動食をとり宝登山神社奥の院を参拝し、ロウバイ園を散策。つぼみが多く開花した花は萎れてやや冴えない。それでも良さそうなものを探して撮影しながらケーブル山頂駅にくだり、両神山を撮影し臨時ケーブルに乗り込む。三人しか乗らず眺めを独占する。駅に向かう途中に長瀞町郷土資料館があるが平日は休みらしい。駅まで出て観光案内所でチャリを借り自然の博物館に向かう。今回は蛇紋岩展を見学する。早池峰山、谷川岳、至仏山など蛇紋岩の山々の記憶もあり、カンラン岩のアポイ岳もまた蛇紋岩化したものが多く見られた。縄文時代には、糸魚川のヒスイ製勾玉や大珠が全国各地に運ばれ、これも蛇紋岩との関係が深い。今回の展示ではそんな蛇紋岩の成り立ちや地殻変動との関係、関連する様々な石、鉱物など実物展示とともに詳しく解説している。図録は好評で売り切れ、近いうちに増刷される見込みだ。
久しぶりの秩父、久しぶりの自然の博物館を堪能して家路を急いだ。
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