朝８時20分にメトロプラザ駐車場に集合し、四台の小型バスで白滝ジオパークへ。ジオパークセンターで白滝ジオパークと黒曜石原産地に関するガイダンスがあり、一階のジオパークの展示を見ながら出発を待つ。2グループに別れ、私はBグループなので最初に十勝沢に向かう。林道を三十分ほど走り沢手前で止まり歩いて沢に入ると大小の黒曜石が川原や川のなかに落ちている。ここの黒曜石は黒く光るものだ。主催者から小さなプラスチックバッグが配られ、許可された範囲で黒曜石を採取した。この上流を二時間ほど歩き、斜面を一時間ほど上ると巨大な黒曜石の露頭があるようだが許可を取るのも容易でなくよほどの良い機会がないといくことは難しい。私らのグルーブのリーダーはこの辺りの地質を研究する佐野氏で、今回の会議の資料集の後半に白滝の黒曜石に関する学術的で包括的な解説論文を書いておられ、大変参考になった。
次に八郷沢ににある黒曜石露頭に向かう。車は標高800メートルまでどんどん上って行く。これらの道はあちこちで豪雨のために崩壊し、開通したのはつい一週間ほど前らしい。数年前に遠軽町に来たときには白滝遺跡、露頭に向かう道は閉鎖され、いくことはできなかったが今回初めて見学することができ感激した。八郷沢の露頭は道路から少し先に巨大な岩があり、流紋岩の岩の間に数メートルの黒曜石の層が挟まれていた。その岩の周辺には大小の黒曜石が落ちており、ここでもこの地点が書かれているブラスチックバッグが配られ石を採取した。最後に赤石山の平坦地まで上り二ヶ所で石を採取、最後のひろばでは、赤鉄鉱の入った赤やオレンジの黒曜石が多数落ちており、、ここが最後の採取地点で昼食もここで取った。その後ジオパークセンターに戻り、二階の考古展示を見学、展示解説もあった。
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