11月１日(水)盛岡市遺跡の学び館ー大島遺跡に見るエミシ社会の変容

秋田県立博物館の「払田柵」に関する企画展見学のため、秋田に向かう途中盛岡で途中下車して、駅前の駐輪場でシェアサイクルを借り北上川を渡って遺跡の学び館に向かう。９時頃到着、９時過ぎても開かないのでドアを叩いて清掃のオバサンに開けてもらう。９時開館なのに受付にも人が出ていない。やむなく企画展示室に向かうと慌てて館の職員が入館料を求めてきた。戻って支払うと向こうから謝ってきた。
　大島遺跡は、同館によれば、いわて盛岡ボールパーク北西にある大規模な古代集落。9世紀後半から10世紀を中心とした多数の竪穴建物群、高床倉庫、畑作地が発見され、多数の土器群、木製鍬、柱材、石帯など貴重な資料が出土。また盛南地区の大規模区画整理事業により、発掘されてきた多数の遺跡では、九世紀後半の多数の竪穴建物、高床倉庫(飯岡才川遺跡)、10世紀の官衙的な大規模掘立柱建物群(林崎、大宮北遺跡)などは、志波郡の有力者が、律令国家の技術や文化を取り込み新興在地有力者へと成長したことを示すとしている。