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写真�∨鳴粍篝彌佚擇量鐇源�代後期の土器と大形鉄剣
写真⓷縄文後期の称名寺式土器の製作過程（友の会による土器製作はよく知られている）
杉並区郷土資料館分館から新宿に戻り、kvillageで韓国語のレッスンを受けた後、新大久保駅まで歩き、池袋から東武東上線でみずほ台駅に出る。ここで予約したシェアサイクルに乗り、2km先にある水子貝塚へは、この駅が一番近い。新河岸川を渡って水子貝塚に到着。
遺跡公園の中の施設の前に自転車を止め（駐輪場の場所がわからず）、施設に入るとそこは貝塚を復元する広い円形施設で埋葬人骨や犬の骨が発見された状況を示している。だが、企画展の資料室はもう一つの別の施設で外に出て隣の建物に向かう。ここは数回来ているのによく間違う。
資料館の展示は水子貝塚資料館の前身、富士見市考古館開館50周年を記念して、その歩みを振り返るもの。最初に初期の重要な遺跡であった打越遺跡の出土品の展示が、開館当時の考古館でも展示されていたこと、当時東小原遺跡とも呼ばれていたことなど、出土品とともに、出土土器が並んでいる。打越遺跡の縄文前期関山式土器、早期の茅山式土器、古墳時代の鬼高式土器（打越遺跡は旧石器時代から古代〜戦国時代まで幅広い時代の出土品がある）、南通遺跡出土弥生時代中期の中里式土器など。その左脇には初期の富士見市考古館の大きな木の看板が立ててある。
続いて考古館の設計図、展示室の内容の変遷、縄文土器展示と後期の称名寺式土器の製作工程の復元ー水子貝塚保存会（考古館友の会）は保存活動や土器製作など、その活動は全国的に知られ、数々の賞を受賞している（ 建設省「手づくり郷土ふるさと賞」、シラコバト賞＝彩の国コミュニティ協議会＝など）。
さらに考古館らによる遺跡調査や整理活動、報告書作成などの経過を展示し、考古館、資料館と関係する人々の活動の様子を当時の資料、発行物、出土資料などを通して、現代に伝える展示会だった。
富士見市考古館・水子貝塚資料館の歴史
水子貝塚関係事項年表
紀元前 4000 年頃 大規模な環状集落として繁栄
明治 27 年（1894） 阿部正功（マサコト）氏が、10 月 25 日に水子貝塚を発見。
大正 6 年（1917） 安部（アンベ）立郎氏が“遺跡”として水子貝塚を再発見する。
昭和 12 年（1937） 酒詰仲男氏が“貝塚”として水子貝塚を再発見する。
昭和 13 年（1938） 12 月 東京考古学会縄紋式部会が初めて発掘調査を実施する。
昭和 14 年（1939） 10 月 東京帝国大学人類学教室が人類学会の遠足を兼ねて発掘調査を実施。
昭和 17 年（1942） 古代文化学会「関東縄紋式文化各期標準的遺跡調査報告表」で“水子期”が提唱される。
昭和 18 年（1943） 杉原荘介『原史学序論』の編年表に“水子式”が記載される。
昭和 25 年（1950） 江坂輝弥氏が“水子式”を解説する。
昭和 42 年（1967） 富士見町教育委員会が発掘調査を実施。
昭和 44 年（1969） 9 月 9 日付けで国指定史跡に指定される。
パンフレット『国指定史跡水子貝塚（大応寺前貝塚）―5000 年前の私たちのふるさと』発刊。
昭和 45 年（1970） 水子貝塚保存会発足。水子貝塚土地公有化事業を開始する。
昭和 46 年（1971） 水子貝塚仮整備計画事業を水子貝塚保存会に委託する。
昭和 48 年（1973） 富士見市立考古館開館
昭和 52 年（1977） 『水子貝塚保存管理計画』策定事業を開始。（航空測量による地形図作成・貝層の分布調査）
昭和 54 年（1979） 『水子貝塚保存管理計画策定報告書』発刊。
昭和 57 年（1982） 『 文化財シンポジウム ―わたしたちのくらしと史跡― 』を開催し、資料集を発刊する。
昭和 58 年（1983） 『 文化財シンポジウムの記録 ―わたしたちのくらしと史跡― 』（記録集）を発刊。
パンフレット『水子貝塚』を発刊する。
昭和 59 年（1984） 『水子貝塚保存整備基本計画』事業（試掘調査・貝層分布調査・花粉分析）を実施する。
『史跡水子貝塚保存整備基本計画基礎調査報告書』発刊。
『埼玉県民が選ぶふるさとさいたま 100 選』10 位に入選する。（入選祝賀会を開催）
市教委主催で“水子貝塚史跡公園づくりを考える市民学習会”開催される。
平成 元年（1989） 市民有志による地域シンポジウム「遺跡の街、富士見」、水子貝塚まつりが開催される。
平成 3 年（1991） 専門調査委員会が発足し、整備計画の検討を開始。発掘調査着手。
文化庁の史跡等活用特別事業の採択をうけて環境整備事業に着手。
平成 4 年（1992） 水子貝塚保存会がシラコバト賞受賞。人骨・犬骨が出土する。発掘調査を終了する。
平成 6 年（1994） 水子貝塚公園が竣工し、6 月 1 日に“縄文ふれあい広場”としてオープン。水子貝塚まつり開催。
平成 7 年（1995） 建設省「手づくり郷土ふるさと賞」受賞。
平成 8 年（1996） 第 1 回星空シアター開催。
平成 10 年（1998） 考古館を現在地に移転。
平成 12 年（2000） 考古館を水子貝塚資料館に改称、市民学芸員活動開始。
平成 14 年（2002） 南駐車場竣工。
平成 16 年（2004） 開園 10 周年記念展示「水子貝塚の 6000＋10 年」を開催。
平成 19 年（2007） 「日本の歴史公園 100 選」に入選。
平成 26 年（2014） 開園 20 周年記念関連行事開催（児童絵画展・水子貝塚まつり＆星空シアター・熱気球の係留フライト＆野外コンサート）。
※「史跡水子貝塚環境整備事業報告書／富士見市教育委員会」（1994 年発行）などをもとに作成
参考：打越遺跡（富士見市HP）より
39 打越（おっこし）遺跡 最終更新日：2019年1月25日
42 打越（おっこし）遺跡の画像
時代：旧石器・縄文(草創・早・前・中・後・晩)・弥生(後)・古墳(後)・奈良・戦国
種別：礫群等・貝塚・集落跡・城館跡
所在地：埼玉県富士見市大字水子 字山崎、水谷2丁目、東みずほ台3丁目・4丁目
占地：舌状台地基部の平坦面。北西は江川低地、北東は桜井谷に面する
面積：約93000平方メートル
調査地点数：34地点
調査面積：41282平方メートル
主な遺構・出土品：各時代にわたって重要な遺構・遺物が発見されている富士見市を代表する遺跡。旧石器時代では、後期の前葉から終末期まで各段階の文化層が発見され、良好な石器資料が得られている。縄文時代早期後葉から前期前葉では関東地方でも指折りの大規模な貝塚集落跡が残されており、早期後葉の土器は「打越式」の名称があたえられている。縄文中期・後期の集落跡も残され、後期中葉の注口土器は優品である。県内でまれな縄文晩期終末ないし弥生前期の土器もまとまって発見されている。また、弥生時代後期末の集落跡や古墳時代後期の集落跡もほぼ全体が調査されている。奈良時代住居跡は1軒のみ発見されている。戦国時代頃の溝跡や地下式土坑がまとまって発見され小規模な館跡とされている。
発見の経緯：1938年(昭和13年)酒詰仲男が発見。以後、変更増補を重ねて現在に至る
地目：山林・畑・宅地
現状：一部開発済、その他は良好
周辺の開発状況：区画整理事業を完了し、宅地化が進行しつつある
文献：人類学雑誌56-7，「水子・打越 鶴馬・宮脇」，考古学年報24，富士見市文化財報告7・11・13・14・19・21・24・28・40・41・43，富士見市遺跡調査会研究紀要3
備考：別称 東小原、山崎貝塚
参考（wiki):水子貝塚（みずこかいづか）は、埼玉県富士見市にある貝塚および環状集落の遺跡。国の史跡に指定されており、水子貝塚公園として整えた。
武蔵野台地の新河岸川沿いの縁に位置する縄文時代前期（約5500〜6000年前）の遺跡である。1894年（明治27年）10月25日に阿部正功によって発見され、1917年（大正6年）の安部立郎による報告、1937年（昭和12年）の酒詰仲男による再発見、および和田誠一等による数回の調査の後、「学術上価値が高く状態が良好」として1969年（昭和44年）9月9日に国の史跡に指定された。出土した土器の一部は江坂輝弥によって「水子式土器」と提唱された。
水子貝塚公園
大規模な環状の貝塚と集落跡があり、これを再現する形で全体が整備された歴史公園で、「縄文ふれあい広場 水子貝塚公園」として1994年（平成6年）に開園した[1]。園内には地表に白い陶片を用いて貝塚の規模や分布がわかるように表示されており、中央に大きな芝生広場を設け、5棟の竪穴建物が復元されている。一部は内部が公開されており、そこに縄文人の生活の様子が展示されている。公園周囲には全長582メートルの遊歩道と、発掘調査で出土した植物の種などを基にして「縄文の森」を復元した。園内南側に木製の展望台があり、再現された「縄文の村」の様子を一望できる。また、園内の一角に水子貝塚から出土した土器などの考古資料を展示した展示館と、富士見市内のその他の遺跡から出土した考古資料を収めた資料館が設けられている。秋には園内で「縄文の森コンサート」と称したコンサートも催される。
平成7年（1995年）度手づくり郷土賞（歴史・文化部門）受賞
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