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博物館遺跡ツアー二日目、大鹿窪遺跡、千居遺跡と遺跡見学をして、千居遺跡出土品を収蔵している大石寺宝物館にお坊さんの先導で向かう。宝物館の中の一室に案内され、そこに遺跡出土の縄文中期後半の曽利式と思われる土器が４点、机の上にクッションを敷いた上に置かれていた。撮影は許可制で、SNSに出す場合は申請が必要ということのようだ。一応撮影し、スケッチを３点急いで描くが時間がないので雑な出来だ。よく見ると各土器には底がない。もしかしたら埋甕だろうか？破片を張り合わせたものもあるが、関係に近いものもありそう。中央の机の上に横倒しで置かれた逆三角形の土器が関係に近いものだったか？
閲覧した曽利式土器にはハの字状の沈線が多い。太い沈線か隆帯で区画された空間をハの字状やタテ、ヨコの短い沈線で施文したり、渦巻き模様を施文したりしている。これらは曽利�梗阿箸澆蕕譴討い襪茲Δ澄�
富士宮市埋蔵文化財センターによれば、遺跡は火山灰などに埋もれていることから、富士山噴火によって埋もれたために廃絶された集落、配石遺構であったようだ。
千居遺跡と出土品に関しては「富士宮市文化財調査報告書第４２集「国史跡千居遺跡範囲確認調査報告書」
file:///C:/Users/hirok/Downloads/44174_1_%E5%9B%BD%E6%8C%87%E5%AE%9A%E5%8F%B2%E8%B7%A1%E5%8D%83%E5%B1%85%E9%81%BA%E8%B7%A1%E7%AF%84%E5%9B%B2%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8.pdf
が、最近の調査報告となっている。宝物館に見た土器はおそらく１９７５年の加藤学園などの調査で出土したもののようだが、富士宮市埋蔵文化財センターの
「埋文ふじのみや」７号（2019年）にも掲載されている。
https://www.city.fujinomiya.lg.jp/sp/citizen/visuf8000000adwr-att/visuf8000000u6t0.pdf
参考：よみせんごいせき指定区分、指定種別国指定/記念物 ・ 史跡指定日1975年6月26日員数所在地静岡県富士宮市上条1818他一般公開有無有駐車場の有無無公開情報要事前連絡 随時 午前9時-午後5時 遺跡一帯は保全のためフェンスで囲われている
所有者情報
大石寺
〒418-0116 静岡県富士宮市上条2057
電話番号：0544-58-0810
文化財の説明
富士山麓を代表する縄文時代の遺跡である千居遺跡は、潤井川右岸の標高400mほどを測る丘陵上に営まれた比較的高地に位置する遺跡です。
この遺跡では、縄文時代中期後半の竪穴住居と呼ばれる半地下式の住居と壮大な配石遺構と呼ばれる石の構造物が発見されています。竪穴住居は20数軒確認されていますが、それぞれは中央の広場を囲むように馬のひづめのような形で規則的に並んでおり、典型的な縄文集落（ムラ）を形成している様子がわかりました。
この集落が富士山の火山灰で薄く覆われ、その運営が終了した後、集落よりやや西側にずれて配石遺構が築かれました。
配石遺構は、手ごろな石を様々な形に並べた遺構で、”墓”や”まつり”の跡だといわれています。千居遺跡では、東西・南北方向ともに約50mの範囲にわたって配石遺構が確認されています。遺跡の南西側には帯状の配石が2本、北東側には環状の配石が6ヶ所みられました。このような整然とした形や規模の雄大さは全国的にも屈指のものであり、集落の発見とともに、当地における縄文時代中期の社会が、いかに繁栄していたかを如実に表しています。（「文化財ガイドブック原始・古代の史跡編」（静岡県教育委員会発行）抜粋）
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