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写真�∪孤弊庄左妬�群の馬具など
写真��西野原遺跡古墳群出土羽口や鉄滓
前橋市の総社古墳群は、ずいぶん昔訪問したが、まだ考古学駆け出しの頃であまりその意味を理解できていなかった。今回の展示を見て改めて、なるほどこれを上毛野国造誕生を示すものと解釈可能と理解した。時は飛鳥時代、蘇我氏の系統を示す切り石積みの大型方墳が次々に造営されたのは、群馬ではここしかない。
次に、七世紀ー古墳終末期＝飛鳥時代の西毛、中毛、北毛、東毛各地の終末期古墳が紹介され、それらと後の評、郡(こおり)との関係を示唆される。各地の終末期古墳、群集墳を見ると、横穴式石室からは、多くの武具や馬具、製鉄関連品がでており、この地域がヤマト王権にとり、東日本支配の上で重要拠点であり、馬の生産、製鉄や武器武具生産のための開発、そのための渡来系技術者集団の派遣などを行い、地域の再編成を行ったと考えられる。例えば、八幡台地北端の剣崎長瀞西遺跡群は、牧の開発のために派遣された渡来系集団と理解でき、高崎市本郷町の榛名山南麓の奥原古墳群(七世紀以降)からは多くの武具や馬具、中毛勢多郡の長者塚古墳からは羽口や鉄滓、北毛地域では、沼田市奈良町の奈良古墳群の無袖あるいは両袖型横穴式石室から多数の馬具−飾り金具、壺鐙などが出土、利根郡川場村生品の生品西浦古墳群は、小規模な円墳五基の両袖型横穴式石室から豊富な馬具が出土し、馬匹生産に関わる集団の古墳群とされる。利根郡昭和村の川額軍原�軌篝弩妬�群からも豊富な武具、馬具がでている。
東毛の太田市東今泉町の厳穴山古墳からは近くにある今泉口八幡山古墳に連なる在地首長系譜を追える数少ない古墳群でで6世紀後半に本格的に始まった須恵器生産に関わる集団の古墳群とされる。また、太田市西長岡町、藪塚町にある八王子丘陵上の西野原遺跡古墳群の円墳は大半が削平され、残りが悪いが多くの製鉄関連遺物が出土している。
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