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写真�∋勸廖�中川原遺跡
写真��上粕屋、秋山遺跡出土土偶
三都県(東京都、神奈川県、埼玉県)の埋蔵文化財センターが合同で開催するセミナーも今年で27年目？ーなぜか千葉県は入っていないー高度成長聞の急激な大規模開発に対応する文化財行政の対応策として動き出した埋蔵文化財センター、一方ではその大規模な遺跡の破壊、消滅を前に失われる文化財を記録する役割を果たした。その活動を広く市民に知らせる活動だ。
今回のセミナーは、縄文時代最盛期と見なされる中期後葉と、次の繁栄期の後期中葉以降との間の端境期を考える企画で、あまり人気のない時期でも大勢の人が集まった、と主催者は感謝の念を述べていた。
中期の終わり頃から後期の始め頃、世界的には寒冷化の波が押し寄せ、縄文社会でも遺跡の数、人口が減少したと考えられている。
この時期、住居も壁際に多数の柱穴のある小屋掛のような住居となり、また柄鏡加太配石住居、建物や配石遺構などが現れる。三都県や、関東各地に現れる地域差、東北起源と見られる配石遺構や出土品から、変化する精神生活、縄文社会を地域ごとの共通性や違いを考える試みだ。また、東北や中部高地の文化のえいきょうや東京湾沿岸は、房総側と共通性があり、配石遺構などもなく、別の文化圏、別の精神文化を持つ社会だったか？こうした地域差も時期が進むと共通性が現れる、次の繁栄期の後期中葉のあらたな集落を形成していくことになるようだ。
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