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電車を乗り違えて途中ロマンスカーに乗り２時半前に渋沢到着、もう十数分待てばバスがあったが今回の展示は日曜が最終日なのでタクシーで向かい、少しでも多くの資料のスケッチを試みた。
今日は二時間半しか時間がなく、限られた時間内で目につく土器や土偶などを写す。相模原市域など、中部高地、山梨に近い遺跡には明らかに人面や動物紋様のある把手付き土器や土偶があり、房総など東関東に近い遺跡では、こうしたものはあまり見られない。千葉県域は、土偶がほとんどでないエリアだ。先月千葉市埋蔵文化財センターの「貝と人」展で見た内野第一遺跡出土土偶などは、珍しい貴重品だ。これらの地域は豊かな海に囲まれて食料の心配が余り無かったなど、心配ごとが少なかったのだろうか？海に出ると伊津何時遭難事故があるやも知れず、また継続的な魚介類利用で貝など資源枯渇もあり、心配ごとがないとは思えないのだが？？メンタリティは少し異なるようだ。
千葉市埋蔵文化財センターの西野氏によれば、東京湾岸の縄文集落は、前期には余りなく、中期になって条件が整い、茨城など、各地から入植して、大きな貝塚が作られたが、無計画な資源乱獲で中期後半には一旦崩壊し、後期になってから再び集落が現れ、今度はかつての過ちを認め、計画的な資源利用が行われて千年近く継続する集落が見られたようだ。こうした社会変動が土器などにどのように表されてきたのか？謎は多い。
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