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写真��金華山対岸の金華山神社一之鳥居＝女人禁制の金華山を対岸から遥拝した場所
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第４章は憧れの金華山へ
金華山は中世以来の霊場で、牡鹿半島の東南に突き出た標高４５０m近い山を持つ島で、海上からの目印となる。地質は２億年前（白亜紀）の花崗岩主体で、金脈はないそうだ。中世以来、金華山信仰の中心は真言宗「大金寺」で、江戸時代には仙台の龍寶寺の末寺となっていた。
１４７３年（文明５年）、蓮如が奥州に下向した時には、松島とともに金華山が目的地の一つとなっていた（願正御坊縁起）。また尾州威徳院らが、日光山の弟子たち数十人率いて金華山に護摩参篭した記録などが残され、金華山が一大聖地とされていたことがわかる。また多くの修験者が訪れ、修行の場ともなっていた。
大金寺のある金華山の山頂にある奥社には弁財天が奉納され、この周辺の海の航海安全を祈願する場であり、多くの人々の信仰を集めた。弁財天の造営・修復には仙台藩珠が助力しているようだ。今回欠航で行くことができず残念だ。
写真��の弁財天曼荼羅は大金寺がかかわった曼荼羅で、その木版図は金華山礼拝講中に配布されたという。この曼荼羅には、聖武天皇時の事績、陸奥国司だった大友家持の和歌が添えられているようだ。
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