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お天気ならみずほ台駅付近でシェアサイクルを借りて走るのだが、桜は開花したものの今日は1日雨、志木駅で下車して外を見るとやはり雨なので、風邪も完治してないので志木駅からバスで行くことにした。
九時過ぎのバスで貝塚公園入口で下車、すぐ先に水子貝塚公園がある。薄暗くて良く見えないが、向かいのお寺の桜は満開に近く見える。資料館にはいると早速ハヶ上遺跡展を見学。富士見市内には、草創期の遺跡が十一あるようだ。遺跡分布は、台地上の河川沿い、崖線上にあり、こうした場所を中心に狩猟採集生活を営んでいた。羽沢遺跡からは左右対称の美しい形の尖頭器が三点出土している。石器や土器の詳細を見れるように懐中電灯が置いてあり、実際照らしてみると見えなかった線や点などが見えてくる。三点ともほぼ同じ場所から出土していることから、狩りのための石器のデポ(物資在庫拠点)とも考えられる。1本は先が少し折れて欠損している。
また打越(おっこし)遺跡からは尖頭器が数本出ているがそのうち1本は細長い「本ノ木型」と呼ばれるタイプでやはり下半が欠損している。通常タイプ(木の葉型)の尖頭器で欠損部に抉りがあるものは、後の時代の縄文人が手を加えてタテ型の石匙に転用したのではと推測している。面白い資料だ。
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